どっぷりと暗くなった夜。古びた塔の中で一人の男がこそこそ移動している。
薄汚い格好で、一目見るだけで盗賊の類だろうと思ってしまう外見だが盗賊ではないと本人は否定するだろう。自分は盗賊などという下賤な者ではなく、盗掘者という古代の代物を人々に与える善人だと。盗掘者だろうが悪人なのだが、男の脳内では違うらしい。
塔の中を自分以外に誰もいないというのに足音を立てないように男は移動していき、塔に残された金目の物を探していく。
「この塔は外れだな……俺様という偉大な者に見つかる栄誉を得る宝はいないのか?」
自己評価の高い盗賊は陶酔したように呟くと、地下へと降りて行った。
地下はどこかひんやりとしており、男は身震いをして部屋を漁り始める。しかし部屋にあるのは経年劣化している机や椅子ばかり、それと使われていない昔の銅貨のみ。銅貨は歴史的な価値こそあるのだが、この王朝ではそれこそ嫌となるほど出てくるので金にはならない。
男は椅子を蹴り壊して怒りを発散し、最後の部屋の前まで来た。扉には当時の王朝の文字が刻まれており、男には読めないが何か重要な建物だろうと扉を開いた。
中に入ると小さな部屋となっており、そこにあるのは一つの古ぼけた宝箱。男は内心しけているなと思いつつ、宝箱の周囲をくるりと見回る。何の変哲のない宝箱なので男は開けてみるかと蓋に手をかける。
そして開いた瞬間に男の体は動かなくなった。
男は慌てるが、もう遅い。宝箱をよく見てみると中に入っているのはコレクレー。コインの風呂と化した宝箱の中で男を笑っているかのよう。
男は抵抗しようとするが、コレクレーは何度もこういったことをしているのかゴーストエネルギーを操る力が強くて抵抗などできない。
コレクレーは男を操作して、全裸にしていく。男は汚い服を自ら脱いでいき、男性器を露出すると自慰をするように刺激する。
少し汗でにちゃにちゃ音をさせながら男は自らの手で男性器を刺激し、すぐに勃起した。
すると男の手は男性器から離され、コレクレーが入る宝箱へと男性器を近づけていく。
箱の中に男性器を持って行った瞬間に、コレクレーは宝箱を閉める。蓋の縁で男の男性器は挟まれ、激痛が走るが、コレクレーのゴーストエネルギーによって腰を退くことなどできない。
箱の内部ではコレクレーが男性器へとコインをぶつけて刺激をしている。コインの海にもみくちゃにされる男性器は意外と気持ちが良く、ビクビクと痙攣を始めて男もよく分からないが快感を覚えた。
しばらくコインに虐められた男性器は精液を吐こうとしたが、出てこない。その代わりに男が感じるのは疲労感。コレクレーは別に精液が欲しいわけではなく精気が欲しいだけのなので射精させる気など無いのだ。
精気を吸われてへなへな座り込んだ男だったが、その日から男の生活は一変した。今までは何でもいいから宝を探していたのだが、コレクレーに会ってからは一つのコインを集めるだけの人生となったのだ。
男はゴーストエネルギーによって射精を禁じられており、コレクレーが射精させてくれる可能性にかけてコインを集め続けていく。そしてそのまま一度も射精できないまま、その人生をコレクレーに貢ぐだけで終えるのであった。