腰をしっかりと癒した俺はそろそろ町に行きたいと考えテントをしまい、キルリアたちと共に町へ歩みを進める。
道中何回かポケモンに襲われたがキルリアとコジョフーが倒してくれたので俺自身は安全な移動であった。そうして歩いていくこと数時間で海沿いの町に着いた。
海沿いの町に入るときれいな砂浜と澄んだ海が目に入る。何度か写真やイラストで見たことはあるが、実際に見ると海の香りや潮風を感じる分写真やイラストよりもよく思う。キルリアやコジョフーもきれいな海に感動しているのか立ち止まっている。
俺たちは少しの間、海を眺めた後にポケモンセンターで少し休んだ。今までに行った町より少し日に焼けている肌の人が多く、受付のジョーイさんもわずかに日焼けしている。海という外で遊ぶ場所があるため日に焼けやすいのかもしれない。
俺はキルリアやコジョフーをポケモンセンターで預けると、海で遊ぶ準備をするために店に行き水着を購入した。そして海の様子を見ようと砂浜を散策する。夕方近くになっているため観光客も少なく、俺の砂を踏む微かな音と波の音しか聞こえない浜辺を歩いていく。すると観光客が置いていったであろうサマーベッドの上にポケモンが優雅に寝転がっているのが確認できた。野生のポケモンではなさそうと判断した俺は近づいてポケモンの姿をしっかり見ようとする。
頭にある王冠のような部分。すらりと伸びた白い脚。女王のような風格。それはアマージョだった。美容系の広告にも使われるほどの美脚は実際に見ると本当に美しい。
そうして見つめている俺に気づいたのかアマージョはこちらを見る。俺は目を逸らそうとしたが威圧感のある瞳が目を逸らすことを許さない。しばらく俺を見ていたアマージョはサマーベッドから起き上がると俺に着いてくるような手の仕草をして砂浜の隅まで歩いていく。俺もアマージョに着いていってみることにする。
砂浜の隅にある草むら付近でアマージョは足を止めた。そしていきなり俺に向かって蹴りを入れてきたのだ。鋭い痛みが俺の股間を襲い、その場に前かがみで蹲る俺の姿にアマージョは喜んでいるようだ。俺はアマージョに騙されていたのだ。アマージョは誰かの手持ちではなく野生のポケモンであったことが分かった俺だが股間の痛みで動くことができない。ただアマージョを頑張って睨みつけて敵意を示していく。
そんな俺の睨みにどう思ったのかは知らないが、アマージョは前かがみの俺を仰向けになるように蹴りを入れた。