No.27 サンド
これは昔、俺が砂漠を歩く旅人だった時の話だ。
その日は相棒のドンメルと一緒に砂漠にあるオアシスに向かっていた。
砂漠には湿気の無いからっとした風が吹き、日差しが鋭く俺の肌を突き刺していく。そんな砂漠を俺はドンメルに荷物を背負わせながら旅をしていたのだ。
砂山の上に立ち、オアシスへの距離を確認しているときにそれは起きた。足元の柔らかな砂に足を取られ、転がり落ちてしまったのだ。
「痛っ……」
揺れる視界と痛む全身に息を荒げつつ、俺は周囲を確認する。
ゴツゴツとした岩があり、少し涼しいその場所は砂漠の洞穴だった。
俺は少し休憩してから洞穴から出ようと息を整えていると、洞穴の入り口から黄色っぽいボールが転がってきた。
砂漠を歩く俺はその正体にすぐに気が付く、サンドだ。
サンドは俺のすぐ横を勢いよく通り過ぎると洞穴の壁に激突した。
俺はすぐに振り返ると、警戒しつつ痛む体で立ち上がる。
ポケモンに抵抗する術を持たない俺は、直ぐに距離を取ろうとする。しかし、足に凄まじい衝撃が叩き込まれた。
吹き飛ばされつつ自分に衝撃を叩き込んだ正体を確認しようと顔を動かす。
それは洞穴に新しく入ってきたサンドだった。運悪く俺は転がってくるサンドにぶつかったのだ。
尻から落ちた俺は、直ぐには立てないほどの激痛で苦悶の声を上げる。
俺をクッションにして止まったサンドは動けない俺を見て、心配そうに近づいてくる。
俺はサンドから距離を取ろうとしたが、まだ体が衝撃で動かすことが難しい。
すぐにサンドは俺のところまで到着してしまった。つぶらな瞳で俺の足の間から見てくる。
俺の体に登ってこようとするサンドを手で制するが、ポケモンの力に人が勝てるわけがない。
サンドが俺の股に足をかけた時、サンドが小さく鳴いた。
そして自分の足元を確認した。硬い感触があったのだろう。
そこには俺の男性器がズボンの中に存在する。衝撃と生殖本能からかわずかに大きくなっていたのだ。
サンドは不思議そうに足で何度も触って確認する。サンドの硬い足裏の感触が俺の男性器を更に大きく、硬くしていく。
サンドは大きくなっていく感触に自身の本能から答えを思いつく、人間の生殖器ではないかと。
サンドは急に恥ずかしそうにすると、俺の顔を見る。俺が痛がってなさそうなのを確認するといきなりズボンを爪で切り裂いた。
ベルトやデニム生地を簡単に布切れに変えると、もっこりとしたふくらみを手で触りだす。
硬い爪と少しツルツルとした掌は俺の男性器をフル勃起させるのには十分だった、
パンツの上からでも分かるほどに勃起した俺の男性器を、サンドは愛おしそうに擦る。
そうして数分の時が流れ、俺は射精した。パンツを濡らしつつ、パンツの中をベタベタに汚すそれの匂いを、サンドは嗅ぐ。
可愛らしい声を上げるサンドは発情しきっているのか、目を潤ませる。
そしてパンツを切り裂こうと腕を上げ、振り下ろそうとする。
その時、低めの声が洞穴に響きわたった。
俺もサンドも声の方向を見る。そこには荷物を背負うドンメルがいた。
ドンメルは怒りの声を上げ、サンドに襲い掛かる。体重の乗った体当たりでサンドは吹き飛ばされ、壁に激突して気絶した。
ドンメルは精液の臭いをさせる俺に呆れながら鳴き声で俺に立ち上がるように言ってきた。
俺は立ち上がると、ドンメルに引っ張られオアシスまで連れていかれる。
ドンメルはチラチラと俺の股間を見てくる。多分だが頼りない主に呆れているのだろう。
その後、俺はオアシスでパンツを洗ったり、ズボンを端切れで修復したりし、オアシスから離れる。
そうして旅を続けていった。