少し汚れている海で一人の男性が泳いでいた。
その男性は俗にいう海パン野郎というやつであり、海ならどんな場所でも泳いでいる。
この海パン野郎は少し汚いこの海で泳ぐのが好きだったのだ。
今まで数年泳いできたが、危なかったことなどなかったこともあり、気を緩めて泳いでいた男の元へ腐った海藻が流れてきた。
「いつものやつか……」
しかし男はそれを気にしていない。今までこの海を泳いでいてこんな腐った海藻などいくらでも流れてきたのでもう日常の一部に過ぎなかったのだ。
だからだろう。いつもと海藻の様子が違うのに気づけなかったのは……。
気にせずに泳ぐこと数分、男は異常に気が付いた。周囲に大量の海藻がぷかぷか浮かんでおり、その量は今までで一番多かった。
「何かおかしいぞ……!」
海パン野郎はすぐに砂浜まで泳ごうとしたが、それよりも速く海藻が襲い掛かってきた。
そして男はその海藻の正体に気が付いたのだがもう遅い。
周囲にいる海藻は全てクズモーであり、たまたまクズモーの大量発生ポイントに来てしまったのだ。
泳ごうとする男の手足にクズモーは尾を巻き付けて動きを封じていく。
それでももがいて逃げようとするのだが、海パンの隙間からたまたまクズモーの尾が入り込み、男性器に巻き付いて瞬間に男の抵抗は弱まった。
クズモーの海藻のような感触の生ぬるい尾による軽めの愛撫で男の生殖本能が目覚め、半勃起状態だった男性器がむくむくと大きくなっていったのだ。
そして男性器を触ると獲物が抵抗を止めることに気付いたクズモー達は次々に尾を男性器に絡めていく。
その感触は人間どころか性処理用の道具ですら味わえないもののため、よく分からないうちに男は一度目の射精をしてしまった。
白濁液がクズモーの茶色がかった尾を彩り、それと引き換えにクズモーの毒が男性器を通してじわじわ染み込んでいく。
男は死の恐怖で更に抵抗を強めるが、それと同時に生殖本能から男性器を大きくしていく。
そしてその大きくなった男性器にクズモーの尾が絡まると快感で動けなくなるのを繰り返していった。
そして何度目かの射精をしたとき、運よく大きな波が男とクズモーを襲い、クズモーが流されて行ったので男はすぐに陸地へ逃げて病院へと運ばれていくのであった。
入院すること数ヶ月、ようやく毒に侵された肉体が治ったので退院となった男はまたあの海へと行くことにした。男は入院している数ヶ月の間、性処理することもできなかったのでムラムラしていた。そして男の男性器にはクズモーの尾の感触で受けた快楽が未だに残って疼いているのだ。
こうして一人の男は死と隣り合わせの行為へと堕ちていくのであった。