色々なことがあり町に着いた俺は、数日ぶりに野生のポケモンに怯えずに歩くことが出来た。
町にもポケモンはいるが、ほとんどのポケモンは誰かが捕まえているポケモンであり、俺に性的な目を向けることはないのだ。
(俺がポケモンを捕まえたらそのポケモンは性的な目を向けることはなくなるのか?)
そんなことを考えながら歩いていると、人にぶつかってしまった。
「すいません!」
俺はそのぶつかった人に謝った。
その人は大丈夫なことを俺に言い、遠ざかっていく。優しい人でよかったと俺は安堵した。
その後俺は、なけなしのお小遣いで傷薬と食料等を購入した。この前のように辛い目に会いたくないのだ。
野生のポケモンを捕まえたらどうなるか検証するためにモンスターボールも購入し、準備は万端だ。
俺は森に戻りポケモンを探した。捕まえても俺に性的な目を向ける可能性が0とは言いきれない。その場合でも自らが射精してもいいと思えるようなポケモンがゲットしたい。
そうして気配を消しつつ、様々なポケモンを観察した。
(ベロリンガ、キノココ、パラス……。どれも自ら射精したいと思えないなぁ……)
こうしてポケモンを選んで数時間が経過した。俺が一旦諦めて町に戻ろうとした時、そのポケモンに出会った。
黄緑の髪のような部分。隠れた瞳。それはラルトスだった。こちらに背中を向けて歩いている。
俺はラルトスにボールを投げつけた。モンスターボール特有の音がし、ラルトスがボールに入った。
そしてカチリと音がして捕獲に成功したのだ。
俺ははじめての自分のポケモンに喜んだ。すぐにボールを拾い、町に戻った。ポケモントレーナーであれば無料らしいポケモンセンターの部屋を取り、中でラルトスを出してみる。
ラルトスは可愛らしい声で鳴き、ボールから出たことを俺に伝えてくる。その姿は可愛らしく、俺への性的な目も無いため捕まえて正解だと感じた。
俺はラルトスが発情していないと分かったため、ボールに戻し、数日ぶりのベッドでゆっくりと体を休めた。俺の考えは正しく、俺に欲情するのは野生のポケモンだけだった。これからは危険を感じたらポケモンを捕まえればいいのだから幾分、気は楽になった。
俺は次の日、数日の疲れはそう簡単に癒えないのか少しの気怠さを感じてはいた。野外で寝るのはそこまで疲れが癒えないものだろうと考えた。
そして俺の初めての手持ちポケモンであるラルトスの技を確認するためにボールから出す。覚えている技に変わったものはたぶん無い。そしてラルトスと朝食をとった。
朝食を食べ終わると、俺はラルトスをボールに戻してポケモンセンターを出る。仲間が増えた俺はポケモンに怯えて過ごすことはもう無いだろう。そう俺はこの時考えていた。