ある行商人が砂漠を歩いていた。背負う荷物は重く、一歩一歩歩くたびにしっかりとした足跡が砂漠につけられていく。
男は旅をしながら物を売買する生活を行っており、数年は変なことも起きずに安全に砂漠を渡ってきた。そのため、先輩行商人のポケモンを持っていた方がいいという助言を無視してポケモンを持たずに砂漠を渡っている。
そんな男だったが、今日の砂漠が少しおかしことに中ほどまで来た時に気が付いた。変な音が不定期に鳴り、踏んだ場所に気絶しているポケモンが埋まっていることもあったのだ。
「これは……まずいか?」
流石の男もまずいのではないかと心配になり、歩く速度を上げようとしたその時だった。背後から凄まじい音が鳴ったかと思うと頭痛で動けなくなったのだ。頭痛はどんどん酷くなり、遂には視界がぼやけていき、気絶してしまった。
少しして、男が目覚めるとそこは砂の中。完全には埋まっていないが胸や足に掛けられた砂の量は多く、動くことも出来ない。
男はそれでもどうにか動こうとするが、上空には大量のビブラーバが飛行していて男が動き出そうとすると音波で動きを中断させてくる。
実はこの日、ビブラーバの大量発生が起きており、数万ものビブラーバがどこからともなく砂漠に現れていたのだ。そんなこと男は知らなかったのでビブラーバの獲物として砂に中途半端に埋められてしまった。
男がもがいていると、一匹のビブラーバが飛ぶのに疲れて男の股間に降り立った。その瞬間、ビブラーバの嗅覚がオスのフェロモンを察知する。
人間のオスとビブラーバのオスのフェロモンは違うものだが、このビブラーバは欲求不満だったのか気にせずにズボンを噛み千切った。
露出した男性器からはズボンの上から感じたものをはるかに超えるフェロモンが放たれ、ビブラーバは我慢できずに男性器を咥え込む。
やや小さめのビブラーバの口内は窮屈で、消化液が詰まっている。
咥えられた瞬間、男性器に消化液が付着してじわじわと痛みと僅かな快感を与えていく。消化液を高濃度に分泌していないため、すぐさま男性器が溶かされることは無いが、数時間も咥えられれば溶けるだろう。
ビブラーバは上下に顔を動かし、男性器を責めていく。その機械的な動きと精液を求める動きによってしばし男は消化されていることなど忘れて快感に溺れていった。
咥えられて数十分。男は我慢しきれずに射精した。ビブラーバの口内に精液が注ぎ込まれ、ビブラーバの栄養になっていく。
ビブラーバは口を離し、周囲にいる仲間に何らかの合図をすると別のビブラーバが男性器を咥え込んだ。
それからしばらく男性器から精液を出すだけの装置となっていた男だが、何もでなくなってしまった。
するとビブラーバは我先にと男の皮膚に牙を立て、高濃度の消化液を流し込むと溶かして啜りだす。
もう使えなくなった男はその命すらビブラーバに啜られていく。
麻酔も沈痛作用もない完全に消化するための消化液によって、男の肉も臓腑も完全に溶かされてジュースになった。
それをビブラーバの大群が啜り終わるのには時間はかからない。
ビブラーバは啜り終わった男の残りかすに完全に砂をかけて隠滅すると去っていくのであった。