※この作品はR-18です。

RosenkreuzstiletteバッドルートSS   作:(略して)将軍

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魔女を喰らうツルギ_02

 

マルクの突然の斬撃を、間一髪のところでかわしたティア。

 

―――ピラリ

 

だが、確かに交わしたはずなのに胸のブラウスが横一文字に切れ

そこから豊満な胸と、それを包むブラジャーが露わになってしまった。

 

「きゃっ!?」

 

ティアは思わず、胸を手で隠すも、

マルクはそれを意に介さずにティアに向かって語り始めた。

 

「……神聖帝国はもうおしまいだ

 争いの元凶を倒しても、燃え広がった戦火は消える事はない

 神聖帝国をすべて焼き尽くすまで、決して……」

 

そう語るマルクの瞳には、どこか虚ろめいたものと悲しみが宿っているように見えた。

ティアはその様子を見て戸惑うが、マルクは彼女に剣の先を向けてなおも続きを語る

 

「このまま神聖帝国に拘れば、遅かれ早かれ皆死に至る

 ……だからティア、キミを迎えに来たんだ。」

 

マルクの表情が狂気の顔から一転、再び優しい笑顔に戻る

しかし、その瞳からはなおも奥深い悲しみと狂気が感じられた。

 

「それは……神聖帝国を……

 そこに住まう人達を見捨てろってこと?」

 

「そう捉えてもらって構わない。

 ……ティア、キミにも判っているはずだ

 キミがいくら頑張っても、人々はそれに報いる事は決してないって」

 

マルクの問いには、思い当たる節がいくつもあった。

 

自身と親友の放浪生活、保護された組織の暴走、それを必死の覚悟で止めた上でのマギ狩り。

 

その度に、ティアを含む仲間達がどれだけ傷ついて来たか

辛い目に合う度、頭の中にもう逃げてしまおうと思った事でさえ、一度や二度ではない。

 

だが……

 

「……それでも、私は困っている人達を見捨てる事は出来ない!」

 

そんな辛い思いを重ねてもなお、ティアはここまで歩き続けてきたのだ。

なまじの説得で、その思いを動かす事は不可能とも言えた。

 

マルクはその返答を聞き、軽くため息をつくが……

 

「思った通りの返答だ……変わってないね、ティア

 ……でも、そんなキミだからこそ、僕もむざむざその先に行かせたくはないんだ。」

 

そう言ってかるく微笑んだ後、剣を構えながら目線を鋭くしていき……

 

「ティア、キミを止める。 たとえキミを更に傷つけても。」

 

先ほどとは全く違う、背筋に冷たさすら感じるほど冷徹にそう言うと

マルクから感じる重圧がこれまでにないほどに増大していく……

 

「マルク……! 貴方を、このままにしておくわけにはいかない!!」

 

ティアは、それを直に受けて思わずたじろいでしまうが、

すぐさま真剣な表情をし、己が手に魔力を集中させながら構えた。

 

「貴方を……ここで止めて見せる!!」

 

狂気に落ちた彼の意志を否定し、何とかマルクをそこから救い出す為に。

 

……だが、その行動はティアにとってあまりにも無謀だった。

 

1年前は単なる一兵士だったマルクは、

今では、戦いを重ねて来たティアが太刀打ちできない程の力を得ていたのだった。

 

「こ、こんなはずじゃ……」

 

初対面の頃からは想像もつかない重圧を放つようになったマルク、

そして彼の扱う魔剣と思わしき怪しき剣。

 

遠近問わず、放った魔力は全て的確に切り払われるか相殺され

ティアの放つ攻撃は、そのいずれもがマルクに届く事はなく……

 

「ッ!?」

 

斬撃をかわすため、距離を撮ろうとするも、すぐさま詰められ

ティアは幾度も彼の放つ不可思議な斬撃をその身に喰らう羽目になった。

 

「があああああああっ!?」

 

最初の斬撃は右手首、その次が左腕、そして右足、腹。

まるで彼女を端から切り取っていくように次々と襲ってきて直撃し、

耐えがたい痛みが襲ってきたが、触って確認してみると

切り裂かれた箇所には痛みに一致するような傷はついていなかった

 

「驚いたかい? この魔剣ツェアシュトーレンは、僕の思うがままに切り裂くんだ

 痛み、対象、物質……なんでも思うが儘にね

 もっとも、これだけ戦いが激しくなると、それ以外が原因で

 小さな傷がつく事は避けられないみたいだけどね」

 

そう言われ、ティアは今の自分の姿を確認してみた。

ブラウスもスカートも、度重なる斬撃を受けた結果、

胸元周りと腰回りをかろうじて隠しているぼろきれになり果てており

その中のブラジャーとパンツも、いくつも切れ目が入っており

何時千切れて中身が露わになりそうなくらいにボロボロだ。

 

それ以外の露わになった素肌には、マルクの攻撃の余波か

はたまた自分の攻撃で破壊した岩などの飛び散った破片でついたのか

流血するほどには大きい傷がいくつもついている

 

そして、勝ち目が無いと悟り何とかこの場から逃れようとも考えたが

痛みだけの斬撃を受けた結果、今の状態は残った左足と、激痛の走る右足で踏ん張って

辛うじて倒れてない状態であり戦闘の継続も、逃走も不可能で、

腕から魔力を放つ事も出来ない、もはや抵抗する事すら不可能な状態だった

 

マルクはそれを確認すると、剣を収めてティアに近づいていく。

 

「ティア、もうどうしようもない事くらい、キミにはわかってるはずだ

 ……僕に従ってくれ」

 

そして、ティアの頬に触れながらなおも説得しようとするが

ティアは彼の事をにらみつけ……

 

「マルク……! いい加減に目を覚まして!

 貴方は、こんな事をする人じゃないはずだよ!!」

 

なおもマルクを説得しようと叫ぶ。

 

それを聞いて、マルクは一瞬落ち込んだような表情を見せ……

 

「……ティア、痛みだけじゃダメなんだね

 だったら……」

 

そう言いながら、彼女の胸元に手を伸ばすと

ボロボロのブラウスとブラジャーをまとめて強く握りしめる。

 

「マルク!? なにを……

 いや! やめて……」

 

その行為が何を意味するのか、即座に理解したティアは

怯えながら、マルクにそれをやめるように叫んだが……

 

―――ビリビリィッ……ぷるんっ!

 

「いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

マルクが腕を引いたその瞬間、大した抵抗もなくぼろきれは破れちぎれ

隠すものの無くなった彼女の胸元には、大きな乳房が露わになったのだった。

 

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