俺自身は未だにアースガルズの次期当主という立場は変わりないが、それでも数多くの戦いを潜り抜けた事もあってか、周りから反対する声はなかった。
何よりも、黄金の果実の影響もあってか、俺自身は人でも神でもない新たな存在であるオーバーロードへと進化した。
それでも、変わりない生活であり、現在は、俺は最大のイベントであるロスヴァイセさんとの結婚式を控えていた。
緊張しながらも、俺はその結婚式を行う前にとある人物と会っていた。
「綾波」
「・・・結婚、おめでとう」
「おめでとうか。
まぁな。
というよりも、これから先、まだまだやる予定だけどな」
一応、ロスヴァイセさんを始めとした数多くのヴァルキリー達と結婚式をあげる事になった。
一応は寿命の方は問題ないが、終わるのに、どれぐらいかかるのか分からない。
「あなたは、あの人とは結構違うのね」
「それは、アダムさんとか?」
なんとなく、オーバーロードとなってから、既に分かっていた事だ。
「気づいていたのね」
「もう、何年も付き合っているんだぞ。
綾波、お前はイブの生まれ変わりなんだろ」
「そう」
なんとなく察していた。
俺の黄金の果実しか作れないはずの戦国ドライバーとロックシードを作れた時点で。
「私の中には、彼女のイブが残した黄金の果実の欠片の力を引き継いでいた。
それは、幾年も賭けて、再び現れるアダムの為に」
「それで、俺だった訳か。
けどな」
「分かっている。
あなたはアダムじゃない。
それでも、今は良かったと思える」
そう言いながら、綾波は特に後悔していないように首を振る。
「私は綾波レイとして、紘汰にこれから一緒にいたい」
「・・あぁ、一緒にいよう。
皆と」
結婚式を終えた俺とロスヴァイセさんは、そのままベットへと向かっていた。
これから行う行為に関しても、何度も行っているはずだが、夫婦での初夜という事もあってか、俺達は緊張していた。
「紘汰さん」
そう、俺の名前を呼んでくれるロスヴァイセさんの言葉にゆっくりと振り返りながら、俺はその言葉を聞くのであった。
「今日から貴方を私の夫として迎えますが、宜しいですね?」
「はい! お願いします!」
俺は元気良く返事をすると共に、自分の意思を伝える。
それに対して、彼女は優しい笑みを浮かべてくれた。
「では、その誓いのキスを、改めて」
そう言いながら、ロスヴァイセさんは自分の唇を指差した。
それに対して、俺は顔を真っ赤にさせながらもゆっくりと近付いていき、彼女の唇へ口付けを行う。
そのまま数分程経過した後、ゆっくりと唇を離し、お互いに見つめ合ったまま微笑む。
そして、彼女がゆっくりと口を開いた。
それはまるでスローモーションのように、そして何故かはっきりと聞こえるものだった。
まるで脳に直接語り掛けられているような感覚すら覚える程の。
だが、そんな事は些細な問題だ。
何故なら、彼女の口から紡ぎ出された言葉によって、俺は歓喜に打ち震えていたのだから。
そうキスを行い、抱き締め合いながら、俺達はゆっくりとベットへと倒れ込んだ。
ふわりと、柔らかなベットに包み込まれる感触を味わいながら、俺は彼女と向かい合う形で寝そべる。
お互い、何も身に纏っていない状態ではあるが、それでも恥ずかしさよりも嬉しさの方が勝っている。
目の前にいる愛おしい人は優しく微笑み、両手を広げて迎え入れてくれているからだ。
俺も同じように手を伸ばし、ロスヴァイセさんの頬に触れた。
それだけで彼女は僅かに驚いた様子を見せるが、すぐに受け入れてくれたのか、目を瞑ってくれた。
「私に触れても、嫌じゃないんですか?」
思わずといった感じで呟くロスヴァイセさんに対して、俺は笑顔で答える。
「はい、大丈夫です。むしろ嬉しいくらいですよ」
「ふふっ」
俺の言葉にほんのりと頬を赤くしながら、俺はそのままゆっくりと彼女の胸を撫でる。
白いウェディングドレスに包まれているにも関わらず、その下に存在する乳房はとても柔らかい事がわかる。
俺は、少しだけ力を込めてそれを揉んだ。
すると、それに応じるようにロスヴァイセさんの口から甘い吐息が漏れ始める。
更に強く揉む事で、彼女は艶めかし声を上げた。
それに気をよくした俺はそのまま片方の手でもう片方の乳房を掴み、今度は下から上へと持ち上げるように揉みしだいていく。
そして時折思い出したかのように乳首へと触れ、摘まんでいく。
その度に彼女は体を震わせ、俺を強く抱きしめてきた。
「あっ……んっ、やぁ、紘汰さん」
既にロスヴァイセさんの顔からは羞恥心による表情は無くなっていた。
ただただ快楽を求めようとする女の貌だ。
その変化があまりにもエロくて可愛い為、つい俺は更に調子に乗ってしまう。
片手では彼女の胸を弄りつつ、もう片方の手を下腹部へ伸ばしていったのだ。
そのまま茂みを掻き分け、割れ目へと手を近づける。
既に何度も行っている行為という事もあってか、ロスヴァイセさんは特に抵抗する事なく、そのまま足を拡げながら、俺の指を受け入れた。くちゃくちゃとした水音が室内に響く中、俺はゆっくりと指を出し入れする。
それによって生まれる快感を彼女は味わうと同時に、喘ぎ声を上げていた。
「ああぁ! はぁ、あん! いいっ! あ、ああ!」
そしてとうとう我慢できなくなったのか、自ら腰を動かし始める。
その姿はとても淫らであり、それでいて美しいものであった。
やがて絶頂を迎えた彼女は、大きく息を吐きながらこちらを見つめてくる。
そして蕩けた顔をしながら俺に向かって問いかけて来た。
「はぁ、はぁ、ねぇ、お願い、もう来て?」
その言葉を聞いた俺は一度生唾を飲み込むと、ゆっくりと自らのズボンを脱ぐ。
そしてパンツごと脱ぎ捨てた後、俺はそのまま彼女の両足を持ち上げた。
「入れますよっ」
それと共に彼女に同意を求めるように、ゆっくりと話しかける。
彼女はそれと共に頷くと共に、俺は真っ直ぐと彼女の秘部へと亀頭から入れ始める。
何度も入れているそこは、俺の帰りを待ちわびたようにひくひくと動き、歓迎してくれていた。
ゆっくりと奥まで挿入した後、俺はそこで一旦動きを止める。
そして互いに見つめ合い、どちらからともなく唇を合わせた後、俺は腰を動かし始めた。
「んっはむっんっ」
唇を重ね合わせながら行われる性行為に、ロスヴァイセさんも俺の動きに合わせるように自らも腰を振り始めた。
(やばい、いつも以上に気持ち良い)
彼女の膣内は熱く潤っており、それが絡み付くように俺自身を刺激してくる。
それだけでも十分すぎる程の快感だ。
そして、彼女が胸元をはだけさせながら抱き着いてきた事により、更に密着度が増す。
その所為でよりお互いの体を感じる事となり、興奮が高まっていく。
そんな彼女の体は、いつにも増して魅力が増していた。
まるで、結婚によって力が増しているかのようだ。
そう思いながらも、俺は彼女の体を貪るように突き続ける。
そしてとうとう限界を迎えようとしていた。
「やばいっそろそろ」
「えぇ、私もそろそろです。だから、一緒に」
俺の言葉に、ロスヴァイセさんも同意する。
その言葉が嬉しかった俺は、最後に一際強く突いた後、精を放った。
どくん、どくんっと脈打ちながら放たれた白濁液が彼女の子宮を蹂躙していく。その感覚に身を震わせながら、彼女は俺を強く抱きしめたまま離れようとしなかった。
お互いに余韻に浸ったまま、暫くの間抱き合っていた。
やがて、落ち着いた頃になってやっと俺達は離れたのだが、ロスヴァイセさんはそのまま俺の上に乗っかってきた。
「えっと、ロスヴァイセさん?」
戸惑う俺の事を無視して、彼女はそのままキスをしてきた。
そしてゆっくりと舌を差し入れながら、絡めてくる。
先程までのキスとは違う積極的なキスに俺はされるがままだった。
そのままどれくらい経っただろうか。ようやく彼女は満足したのか口を離してくれたので、俺は名残惜しかったが上半身を起こした。
「紘汰さん。
例え、あなたがアースガルズの当主となっても、この愛は変わりません。
私はいつまでも、あなたのお傍で共に歩んでいきます」
そして改めてプロポーズされる。
その言葉を噛みしめながら、俺もまたロスヴァイセさんに向けて返事をする。
「はい、俺も同じです。
ずっと、俺の傍で幸せにしてみせます」
「ふふっ、嬉しい」
そう言って笑い合うと、どちらからともなくまた口づけをした。
これにて、今作、アースガルズの次期当主は完結しました。
ここまで合計100話と言う事で、丁度良いと思い、終了させて貰いました。
気づけば100話。
ほぼ毎日投稿を続けて、何時の間にかという感じがして、あっという間でした。
正直に言うと、毎回のように途中で終わるかと思いましたが、ここまで続けられて、本当に良かったです。
そして、私自身の欲望が未だに終わりが見えない事もあり、これからも様々な新しい小説を書き続けると思います。
なので、これからも、こんな欲深い作者ですが、生暖かく、そして皆さんの欲望も込めて、色々な活動報告での協力、お待ちしています。
最後に宣伝になりますが、今作のような感じで、天界をメインにした小説「天使を堕とさず、惚れさせろ」とその活動報告でのヒロイン募集を行っています。
これからも皆様、よろしくお願いします。