モルガンさんが俺達の家に来た。
その時はロスヴァイセさんとマリアさんはその事に対して、強い警戒心を抱いていた。
それとは反対にレンは特に気にした様子もなく、むしろ膝枕をされながら、寝ていた。
そうして、互いに牽制し合うように睨んでいる。
だが、その牽制の終わりは早かった。
「まったく、こうして夜を過ごすのも一苦労だな」
そう言いながら、モルガンさんは呆れたように、ドアを見つめる。
そこは、俺の部屋のドアであり、その先には借金取りを思わせる勢いでドアが叩かれている。
ドアの先にいるのはロスヴァイセさん達である。
俺が部屋に入るのに合わせるように侵入してきたモルガンさんの魔術により、その強度は異常までに強化されており、入る事ができなかった。
そして、モルガンさんはそのまま俺を壁ドンを行いながら、見つめ合う。
「どうした、我が夫、そんなに不思議そうな顔をして」
「いや、例え俺が黄金の果実を持っていたとしても、ここまでする価値はあるのかなぁと思って」
未だにモルガンさんの考えを読む事ができず、俺は思わず言ってしまう。
ロスヴァイセさんからの話でも、彼女の最終的な目的は世界の支配。
その為の一歩として、アースガルズの支配を目論み、その手段として、俺を支配する。
そう思っているが
「くくっ、確かに我が夫は私が支配する為の手段の一つだ。
だがな、世界を支配するのと、お前を支配するのでは、少し違うな」
そう言いながら、彼女の冷たい手が俺の頬を優しく撫でる。
「世界を支配するのは、私にとってはかつてのブリテン支配への渇望から来たものだ。
だがな……私はお前を支配したいのだ。私の物にしたくてたまらないんだよ」
彼女は俺を抱き寄せる。まるで愛おしいものを抱くかのように。
そして、耳元で囁いた。
「子供はいても、愛する夫はいない。
政略結婚を行ったが、奴はそこまで魅力はなかった。
だが、お前の、あの鎧武への憧れは純粋の体現とも言える」
それと共にゆっくりと近づくモルガンさん。
「それと同じか、それ以上に向けられ、愛される。
それはどのようなのか、考えれば考える程に、この思いは止められない。
だからこそ、私は、愛し、支配したいのだ、我が夫よ」
「俺はそんな大した男では」
そう言おうとしたが、モルガンさんは、そのまま俺を押し倒す。
その視線はどこまでも俺を逃さないように見つめており、彼女が俺の上に乗る事で、その支配欲が高まるように笑みを浮かべる。
「私をここまで支配させたいと考えさせておいて、そんな事を言うな、我が夫。私がどれだけ我慢していると思っているんだ?」
そう言いながら、モルガンさんは自分の唇を舌舐めずりしながら、俺を見つめる。
それと同時にモルガンさんの瞳の奥にある炎が燃えるのを感じた。
彼女もまた、俺と同じように何かしらの感情を抱いている事は確かであった。
それと共に、既にモルガンさんは我慢ができなくなったのか、俺の服を魔術で吹き飛ばすと共に、その胸元に口付けをする。
軽く触れる程度に、柔らかな唇の感触を受ける。
そう、ゆっくりと離れると、そこにはモルガンさんがキスした事を示すように、青いキスマークが刻まれていた。
「ふふっ、どうだ。
支配されるのも、なかなかに心地良いだろ」
その言葉と共に、モルガンさんはキスを続けていく。
最初は胸元だけだったが、次に首にキスをし、次は耳にキスをした。
その度に、軽い刺激を受けた事により、俺は体を震わせてしまう。
それでも、彼女は満足しなかったのか、今度は俺の手を掴むと、自分の胸に押し付けた。
柔らかい胸の感触が手に広がると同時に、モルガンさんの体温を感じ取る事ができる。
「私の体温を感じ、私を堪能し、私を知れ。
そして、私に支配される快感を、その身体を刻み込んでいけ」
そう言いながら、モルガンさんは俺の手に力を込めていく。
柔らかくて、弾力のある胸の感触を感じる。
その感覚は強く、気を抜けば、一気に揉んでしまいそうになる。
それを堪えているのを知ってか知らずか、モルガンさんは微笑む。
「ほら、遠慮する事はないぞ? 好きなだけ触れても構わん。
なんなら、直接触れてくれてもいいんだぞ?」
「いや、流石にそれは……」
「ふんっ、まあいいだろう」
モルガンさんは少し残念そうな表情を見せつつも、俺の手を離す。
しかし、その代わりに、再び顔を近づけた。
先ほどまでとは違い、俺の顎を持ち上げるようにして、こちらに向ける。
そして、そのまま唇を重ねた。
重ねるだけのものではなく、モルガンさんの舌が入り込み、俺の舌と絡み合う。
水音が響く中、俺はただひたすらにモルガンさんから与えられる快楽に身を預けるしかなかった。
しばらくすると、モルガンさんはようやく俺を解放してくれた。
彼女は俺の顔を見ながら、笑みを浮かべる。
「どうだ、私の味は? 最高だったろう」
「えぇ……モルガンさん」
「ふっ、ならば良かった」
モルガンさんは俺の答えを聞いて、満足そうな顔を見せる。
だが、それだけでは終わらなかった。
モルガンさんは自身の下着を脱ぎ捨て、剥き出しになった秘部。
先程まで俺はキスされていた事で、既に勃起している肉棒に向けて、飲み込むように神秘の園へと入り込んでいく。
それは、これまでの行為では感じた事のない、肉棒をどこまでも支配するような感覚。
そして、俺の全てを吸い尽くすようなモルガンさんの腰の動き。
「あぁ、この熱さ、心地良い」
そう言いながら、モルガンさんは俺の上で動き続ける。
その姿はまるで蛇のように、俺の全てを飲み込もうとしていた。
「うっ……ぐっ」
膣肉は肉棒を締め付けるように包み込み、動く度に俺の口から声が漏れる。
それと共に、モルガンさんは笑みを浮かべる。
その笑みは妖艶で、それでいて、美しく見えた。
そして、モルガンさんは再び俺にキスを行う。今度は触れるだけではなく、舌と唾液を交換しあう。
その最中でも、モルガンさんは俺に覆いかぶさるようにして、上体を倒す。
その結果、モルガンさんの大きな胸が俺に押し付けられる形になる。
その柔らかさと暖かさを全身に受けながらも、モルガンさんは腰を動かし続ける。
それによって生まれる快楽は凄まじく、今にも果ててしまいそうになっていた。
「いいぞ、我が夫よ。
お前の全てが欲しい。
お前の全てを奪いたい」
モルガンさんはそう言うと、より一層激しく動いた。
それにより、限界が近づいてきた俺は、思わずモルガンさんの体を抱きしめる。
「あぁ、良いぞ、私の溺愛に溺れるが良い」
モルガンさんはそう言いながら、俺の耳元で囁いた。
そして、それと同時に彼女の中にいる俺の肉棒が脈打ち、モルガンさんの中に精液が放たれる。
それと同時にモルガンさんは絶頂を迎えたのか、「んっ、あっ!」という甘い言葉が、部屋に鳴り響く。
そのせいで、余計に興奮してしまい、またすぐに俺の肉棒が固くなってしまう。
「ふふっ、まだまだ元気だな」
モルガンさんはそう言って笑うが、その瞳の奥には欲望が渦巻いているように見えた。
「ふふっ、我が夫」
そうして、見つめるモルガンさん。
だが
「いい加減に、してください!!」
「むっ」
その言葉と共に部屋に入ってきたのは、ロスヴァイセさんだった。
「ふむ、絶頂と共に、少し緩んでしまったようだな」
それに対して、モルガンさんは冷静に自分の状態を分析する。
まさに、それは修羅場という状況である。
その事もあって、俺は思わず冷や汗をかいてしまう。