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柔らかい。
それが、甘露寺さんを抱いた時に最初に浮かべた感想だった。
頭頂から肩口までは桜色、そこから先に行くに連れて緑色の三つ編みの桜餅を思わせる髪型が特徴的な彼女。
そんな彼女は力は強く、抱き締められた事によって、その力は強いが、同時に柔らかく、俺の身体を締め付けていた。
だが、その締め付けは心地良かった。
「紘汰さん、本当に素敵です。
皆が好きになって、夢中になるのも、分かる」
そう、甘い言葉と共に、より一層力を込めると、俺は彼女の背中に手を回して抱きしめ返した。
柔らかな感触と温もり、そして耳元で囁かれる甘く蕩けるような声。
それだけでも、昇天しそうなくらい気持ち良いのだが、もっと欲しいという欲が湧いてくる。
それは、甘露寺さんも同じだった。
甘露寺さんは頭に手を回して、唇をより深く重ねた。
舌を差し伸べ合い、唾液を絡ませて巻きつけ合った。ディープキスが心地よくてたまらない。
彼女の、その名を表すように、その唾液は甘く、舌を絡めると共に、喉の奥へと流れ込んでくる。
脳髄まで溶かされてしまいそうだ。
そのまま押し倒してしまいたい衝動を抑えながら、彼女を離すと、今度は首筋に顔を埋めて、思い切り吸い上げた。
すると、そこには赤い花びらのような跡が残る。
「はぁふぅ、んっ、凄い」
その跡を撫でながら、興奮したように荒い息を吐きながら、甘露寺さんは俺の首筋にキスを行う。
「ああっ!」
その刺激に耐え切れず、思わず大きな声を出す。
その声を聞きながら、笑みを浮かべている甘露寺さんは更に舐めたり、噛んだりを繰り返す。
俺はその度に大げさに反応してしまう。
全身性感帯になったかのようにどこを触れられても反応してしまうのだ。
まるで麻薬のように、一度味わうとその快感を忘れられない。
「こことかどうですか?」
そう言って、甘露寺さんは自身の胸元をゆっくりと撫でる。
甘く実った果実如き膨らみを見せつけるように、服越しではあるが触れてきた。
彼女の豊満な胸を見ただけで、もう既に下半身には血が集まっているのを感じた。
「じゃあ……失礼しますね」
彼女はそう言うと、ボタンを外して、上半身だけ脱ぐ。
震えるその胸はまさしく桃を思わせる瑞々しさだ。
「あの……あんまり見ないでください……」
恥ずかしそうにしている彼女が可愛らしく思えた。
俺は視線を逸らす事なく凝視していたが、それが恥ずかしかったのか、両手で隠す仕草をする。
「そうですか、とっても綺麗ですよ」
「もぅ、そういう事を言われると余計に恥ずかしくなりますよぉ~!……でも嬉しいです。ありがとうございます」
はにかんで笑う甘露寺さんを見て、こっちまで嬉しくなる。
「だから紘汰さんのも見せてください」
「えぇっと、それって、俺の?」
その言葉に少し疑問に思いながらも、従うように上着を脱ぐ。
甘露寺さんのような女性と比べたら、男の上半身なんて、それ程価値はあるのだろうか?
そんな不安を抱きつつ、上半身裸になると、甘露寺さんは俺の胸に手を当てた。
「うん、やっぱり紘汰さんも鍛えてるんですね。格好いいです」
「そっか、良かった」
ほっとしていると、甘露寺さんは、そのまま自身の胸を俺の胸元に寄せる。
むにゅりと柔らかな感触が、肌に直接伝わっており、その温もりを感じられた事に感動すら覚えた。
男にとってこれほど幸せな事はないだろう。
しかし、これだけでは終わらなかった。
今度は両腕を広げて、抱き締めた。
互いに互いの身体を密着させて、強く抱きしめ合う。
汗ばんでいるせいか、彼女の匂いがより強く感じられて、興奮を煽る。
そして、また彼女の唇を奪った。
先程のディープキスではなく、触れるだけの軽いものだ。
それでも、お互いの顔が近くにあり、呼吸や体温、そして心臓の音までも感じられる距離だ。こんなにも近い場所で彼女と愛を交わし合える事が幸せだった。
このままずっとこうしていたいと思うほどに気持ち良くて、満たされていた。
「んっ、ふぅっ」
そして、どちらからとも言わず、自然と舌が絡み合った。先ほどのものよりも濃厚であり、激しく貪るような口づけであった。
舌を絡ませると共に唾液を交換して飲み込む。
何度やっても飽きる事のない行為に溺れていった。
気付けば俺の手は彼女を求めて動き、その双丘を揉んでいた。
「ひゃうっ!?」
突然の出来事に驚いた甘露寺さんであったが、すぐに受け入れてくれた。
「あっ、ごめんなさい!」
慌てて手を離すが、彼女は気にした様子もなく笑顔を浮かべていた。
「いえ、大丈夫ですよ。むしろもっとして欲しいくらいです。紘汰さんなら、いつでも良いんですよ」
その一言を聞いて、俺はもう一度彼女の胸に触れた。
今度は遠慮する事なく鷲掴みにする。
服越しだが、はっきりとわかる大きさと柔らかさに俺は夢中になる。
「あっ、あんっ!……はぁ、あぁ……」
甘い声を上げる彼女に興奮しながら、俺はもう片方の手で彼女の秘部へと伸ばす。
指先が割れ目に触れると、そこは湿っており、熱を帯びているようだった。
そのまま何度か往復させていると、甘露寺さんはビクビクと震えている。
「あ、あの、もぅ、我慢できなくてっ」
その言葉と共に勃起した肉棒を、そのまま甘露寺さんに見せつける。
「あぁ、こんなに大きくて、堅そうでぇ……はぁ、はぁ、もう入れて欲しいです」
「わかった、じゃあ、行くぞ」
「はい、来てくださぃ!」
俺は一気に挿入する。
「あああっ!!」
瞬間、甘露寺さんは達してしまったようだ。
柔らかく強い締め付けは亀頭から根元まで包み込んでいて、油断するとすぐ出てしまいそうになる。
それに加えて、彼女は痙攣しているかのように、小刻みに震えていて、その振動が心地よく刺激を与えてくれる。
この快楽は何物にも代え難い幸福感だ。
もっと味わいたい。そう思った時、甘露寺さんの手が俺の背中に回される。
「私も、ギュッとしても良いですか?」
「あぁ、もちろん」
「ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えて……」
そう言うと、彼女は両足を腰に絡めてくる。それはまるで恋人同士がするような抱擁で、互いの顔の距離も更に近付いた。
「んちゅ、んふぅ」
甘ったるい吐息が耳元で聞こえて、ゾクリとする。
「紘汰さん、好き、大好きです」
「俺も好きだよ、甘露寺さん」
「嬉しい……いっぱい動いてくださいね」
「うん、動くね」
「はい!お願いします!ああっ、すごいっ!」
彼女の望み通りに激しく動かしていく。
「くぅ、甘露寺さんの中、凄いですっ」
俺の言葉に呼応するように、甘露寺さんは締め付けを強くしてくる。
その快感に負けないようにと、必死になって耐えながら抽送を続けた。
パンパンと肌がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。
その音を聞く度に、俺の興奮は増していった。そして、とうとう限界を迎える。
「出るっ!」
どくんっと脈打つように、大量の精液が解き離れていく。それと同時に、甘露寺さんも大きく仰け反って絶頂を迎えた。
「んああぁぁぁっ!!!」
その衝撃に耐えられなかったのか、彼女は気絶してしまっていた。
そんな彼女の身体を抱き締めて、俺は余韻に浸っていた。
「はぁ、最高だったな」
満足げな笑みを浮かべて、呟いた。