「へぇ、ここが気持ち良いんだ」
そう言いながら、俺の肉棒を握りながら、呟く紫穂。
ふわりと、ウェーブのある紫色の髪と共に、俺に尋ねる。
彼女が思考を読み取る力がある事もあり、先程から俺が気持ち良いと思う部分を的確に攻めてくる。
その度に俺は声をあげてしまうのだが……それを恥ずかしいとは思わなかった。
何故なら、この部屋は防音設備が整っているからだ。
今この瞬間だけは、俺と紫穂しか存在しない空間となっている。
だから、どれだけ喘いだとしても誰にも迷惑をかける事はないのだ。
「どう?これが、私の手の感触は?」
そんな言葉とともに、彼女は手を上下させるスピードを上げていく。
「それはっんっ」
思わず、声が出てしまった。
それに気をよくしたのか、彼女が更に刺激を与え続ける。彼女の手が動くたびに、快感が押し寄せる。
「ここが特に弱いんですよね」
それと共に亀頭部分を指で軽く擦られる。
「あああっ!」
それだけで俺は達してしまった。
しかし、それでも彼女の手の動きは止まらない。
「まだまだこれからですよ」
そう言うと今度は竿の部分も一緒に扱き始める。
敏感な部分を同時に攻められて、またすぐに限界に達しそうになる。
「ほら、我慢しないでください」
耳元で囁かれると同時に、思い切り先端部分を強く握られた。
その衝撃に耐えられず、そのまま二度目の絶頂を迎える。
だが、まだ満足できない。もっと欲しいと思ってしまう自分がいる事に気づいた。
「まだまだ欲しいなんて、本当い我が儘な人なんですね」
「それはまぁ、すいません」
「別に良いよ。
それに、それぐらいじゃないと、私も満足できないから」
それと共に紫穂は立ち上がり、自らの秘部を露わにする。
そこには愛液によって濡れており、ヒクヒクと物欲しそうにしている様子が見て取れた。
「じゃあ、挿れてあげる」
そして、ゆっくりと挿入されていく。
「うぅ……」
「やっぱり初めてだと痛いか……」
「いえ、そんな事は」
彼女の表情から既に分かりやすかった。
俺の思考を読む事ができる彼女は俺の考えも分かった、頬を赤くさせる。
「私の表情が分かりやすいって、そんな訳ないじゃないですか」
「いや、本当に」
思考が読める事もあってか、俺の言葉に嘘偽りない事は既に彼女も分かっている。
「だから、そんなっひゃぁ」
そう否定しようとした彼女に対して、俺はそのまま腰を軽く動かす。
それだけでも反応したのか、甲高い声を漏らす。
「ちょっと、いきなり何をするんですか!?」
「いや、折角だし今の内に感覚に慣れさせておこうかなと」
「そういう意味ではなくてっ!きゃっ!」
彼女が言い終える前に俺は再度動き出す。
最初はゆっくり動かしていたが、段々と早くしていく。
膣肉の締め付けは強い事もあるが、彼女自身が初体験である事もあってか、戸惑いを隠せない表情が見える。
「とっ戸惑ってなんて」
「本当か?」
俺の言葉に動揺しているのは間違いなかった。
それと同時に俺は更に激しく動こうとする。
それに対して、彼女が慌てて止めようとする。
だが、その行為は逆効果だったようだ。
むしろ、俺の興奮を高めるだけだったらしい。
俺の思考を読める事もあってか、彼女の戸惑いはすぐに消えていった。
それどころか、自分からも求めてきたのだ。
「もう良いです。さっき言った通り好きにして下さい」
「それじゃあ遠慮なく」
そう言って俺はさらに激しいピストン運動を始める。
今まで以上に水音が鳴り響き、彼女の顔はさらに赤くなる。
同時に俺自身も先程より大きくなっていた。
「こんなにも大きいだなんて……それにどんどん硬くなってますね」
そう言うと彼女は再び微笑む。
「そろそろイキそうなんでしょ?出しちゃっても良いんだよ」
「そっちも、既に限界に近いんだろ」
互いが互いに限界が近い事がよく分かる。
だからこそ、俺達は強く抱き締め合い、快楽を逃さないようにしていた。
「うん、そうだよ。私もそろそろイッちゃうかも」
「なら、一緒にイクぞ」
そう言うと俺はラストスパートをかける。
それに合わせて紫穂の方もまた動く。
「あああっ!!」
一際大きな声が、彼女の声を聞きながら、俺は彼女の膣内に精液を吐き出す。
同時に紫穂も達したらしく、お互いに身体を寄せ合ったまま余韻に浸っていた。
しばらくして落ち着いてきたところで、彼女に尋ねる。
「本当に不思議ね。
普通、思考を読まれたら不愉快にならないの?」
「まぁ、少し嫌な気持ちは確かにある。
けど、それって、反対に気遣ってくれる感じもあって、結構安心するかな」
人の事を気遣って、行動する。
それができる人間は、実は少ないのではないかと思う。
だからこそ、相手が考えている事が分かっていても、それを受け入れる事が出来る人間の方が多いだろう。
もっとも、それでもやはり恥ずかしくはあるのだが……。
何にせよ、この能力のおかげで先程助かった事。
今回の事もその一つだと言えるかもしれない。
もっとも、この能力を使えるようになったのは、最近の事なのだが。
「ふーん、面白い考え方をするのね」
「そうか? まぁ、そうかもな」
「そう、まぁそういうあなたならば、良いか」
そう呟いてから、彼女がまた口を開く。
それと共に、また抱き締めてくる。柔らかい感触を感じながらも、俺は彼女の言葉に耳を傾けた。