※この作品はR-18です。

アースガルズの次期当主   作:ボルメテウスさん

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転校生の雪

俺の通う駒王学園。

 

そこは昨年までは女子校だったらしいが、共学につい最近なった。

 

その事もあり、学費が安くなったのもあり、俺はそのまま駒王学園に入っていた。

 

「にしても、ここ最近は面倒な事、ばかりだな」

 

俺の身体に宿る黄金の果実によって、次々とロキの刺客が襲ってきている。

 

その事もあって、今日も、先程まで行っていた特訓で、既に疲れていた。

 

未だに高校生活が始まったばかりなのに、これじゃ、身体が保てないぞ

 

「おいおい、紘汰。

朝から、そんなに疲れているのかよ」

 

「朝から五月蠅い、イッセー」

 

そう言いながら、俺は隣にいる同級生であるイッセーに向けて、言う。

 

入学してから、なぜか隣にいる事が多い。

 

まぁ、この変態はどうせすぐに覗きに行くから、どうでも良いか。

 

それにしても、ここ最近は本当にロキの刺客が多い。

 

そう机の上で寝ていると

 

「お前達も知っていると思うが、転校生を紹介する」

 

担任の教師の言葉と共に、教室のドアが開かれる。

 

入ってきたのは銀髪の小柄な少女。

 

だが、その小柄ながら非常にグラマラスな少女に、クラスの男子は思わず声をあげる。

 

「雪音クリスだ。

急に入って悪いが、これからよろしく頼む」

 

独特な口調も相まって男勝りな言葉使いをする雪音。

 

しかし、そのギャップもまた良いらしく、男子達は興奮していた。

 

まぁ、俺は興味ないが。

 

そう思っていると

 

「おい、お前が紘汰か」

 

「えっ?」

 

突然、話しかけられ驚く。

 

すると、雪音が俺に向かって近づいてきた。

 

疑問に思っていると

 

「放課後、面貸せよ」

 

それだけ言って去って行った。

 

……なんなんだ?

 

だが、そんな疑問を余所に

 

「紘汰っ、てめぇ!」

 

「あぁ」

 

クラスの転校生である雪音が、俺に話しかけた事によって、クラス中の男子達の殺気が向けられた。

 

イッセーだけじゃなく、他の奴らも、俺に対して敵意を抱いているようだ。

 

正直、意味不明すぎる。

 

別に、俺は何かしたわけじゃないんだが。

 

その後の授業はいつも通りに進んでいく。

 

そうして、放課後、俺はどういう訳か雪音の指定された場所へと向かう。

 

クラスの連中には話せない内容らしく、学園から少し離れた公園へとやって来た。

 

そこには既に雪音の姿があった。

 

ベンチに座っており、こちらを見つめてくる。

 

すると、雪音は不敵な笑みを浮かべながら言った。

 

「それにしても、マリアから聞いていたけど、本当に黄金の果実の所有者か?」

 

「マリア?

 

という事は、もしかしてヴァルキリー、なのか?」

 

それはロスヴァイセやマリアと同じヴァルキリーと考えて良いだろう。

 

「まぁな。

 

一応、お前の護衛という事で来たけど、本当にただの一般人だとは思わなかったけどな」

 

そう言いながら、雪音はそのまま続ける。

 

こちらを見定めるような目つきで見ているが。

 

「にしても、まさか、ロキの野郎、さっそく刺客が来やがったみたいだな」

 

それと共に雪音は魔方陣から取り出したのは赤いボウガンだった。

 

同時に襲い掛かってきたのは、また神話に出てくる魔物のクローンだろう。

 

その姿は巨大な体躯を持つカラスを思わせる怪物だった。

 

だが、一瞬にして吹き飛ばされる。

 

それは俺ではなく、目の前に現れた雪音によるものらしい。

 

「おい、油断するな。

まだ来るぞ」

 

その言葉と共に爆煙の中から、カラスは現れる。

 

「まったく、こういう事ばっかり起きる」

 

その言葉と共に俺は戦国ドライバーとオレンジロックシードを取り出す

 

【オレンジ】

 

そして腰に当てると自動的にベルトが伸長し装着される。

 

続けてカッティングブレードを倒す。

 

【ソイヤッ!】

 

頭上にクラックが出現しそこからオレンジアームズが現れると同時に展開され被さり鎧となる。

 

【オレンジアームズ!! 花道・オンステージ!!!】

 

変身を終えると共に右手には無双セイバーが握られる。

 

それを見たカラスはそのまま、翼から黒い羽をまるで弾丸のように、俺に向けて襲い掛かる。

 

それに対して、俺は無双セイバーと大橙丸の二刀流で応戦していく。

 

次々と翼を切り裂きながら、無双セイバーに装填されているエネルギー弾をカラスに撃ち込んでいく。

 

数発を撃ち込むとカラスは地面に落ちる。

 

それと同時に爆発が起きるが俺は気にせずそのまま、カラスに向かって走り出す。

 

爆風の中を突っ切り、手に持っている二振りの剣を振るう。

 

だが、それをカラスは防ぐ。

 

だが、その瞬間に俺は右足を突き出し、カラスを蹴り飛ばす。

 

その衝撃によりカラスは大きく吹き飛ぶ。

 

さらに追撃を加えようとするが、それよりも早く、カラスは空へと飛び立った。

 

「ちぃっ!」

 

空に逃げられたら、俺の攻撃が通じない。

 

「どうするつもりだ」

 

「今の方法がなければ、別の方法を考えるだけ」

 

その言葉と共に、俺は黄金の果実で、新たな力を想像する。

 

以前のバナナロックシードの精製で、多少のコツを覚える事ができ、比較的負担が少なく新たなロックシードを作成できた。

 

【ブドウ】

 

俺はそれによって作成したブドウロックシードを起動させる。

 

【ソイヤッ! ブドウアームズ!! 龍・砲・ハッハァ~!!】

 

電子音声と共に俺はブドウロックシードを戦国ドライバーに装填し、変身する。

 

同時に手に持っていた大橙丸は紫色をした銃口が特徴的な武器へと変化した。

 

「なんだそりゃ?」

 

「まぁ、仮面ライダー鎧武ブドウアームズだ。

 

という事で」

 

その言葉と共に俺はブドウ龍砲をカラスに狙いを定める。

 

「まずは一発」

 

引き金を引くと、無数の実弾が発射されていく。

 

その攻撃に対し、カラスは回避しようとするが、その動きに合わせて、俺はトリガーを引いて、命中させていく。

 

それにより、徐々にだが、ダメージを与えていった。

 

「へぇ、面白い力とは聞いていたが、まさかここまでとはな」

 

雪音は不適な笑みを漏らす。

 

だが、それが油断となっていたのか、カラスが新たに放った羽に気づかなかった。

 

俺はすぐに無双セイバーで、その迫る攻撃を雪音から守る。

 

「油断するな」

 

「えっ、おっおぅ」

 

雪音は戸惑いながらも返事をする。

 

その間にも俺はカラスに対して、ブドウ龍砲による銃撃を繰り返していき、次第に弱らせていく。

 

「一緒に決めるぞ」

 

「あぁ、分かったよ」

 

その言葉と共に、俺は戦国ドライバーに手を伸ばす。

 

【ソイヤッ!ブドウスカッシュ!】

 

ブドウ龍砲のトリガーを引いてチャージする。

 

それと共にブドウ龍砲と雪音のボウガンを合わせる。

 

「「せいやぁー!!」」

 

放たれた一撃は、カラスを貫き、そのまま爆発した。

 

すると、俺は変身を解きながら話しかけられる。

 

「その、悪かったな、さっきは助けて貰って」

 

「気にするなよ」

 

「それと、その、改めて、あたしの名前は雪音クリスだ。

 

そのよろしくな、リーダー」

 

「あぁ、よろしく」

 

こうして、雪音と俺は握手を交わす。

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