※この作品はR-18です。

アースガルズの次期当主   作:ボルメテウスさん

90 / 100
鏡合わせの2人

それは、まさに鏡合わせというべき戦いだ。

 

俺自身が今、変身している鎧武と鎧の色がまるで血のような赤いアーマー、兜飾りが赤く、クラッシャー内部が黒くなっているほとんど同じである武神鎧武。

 

武器もほとんど同じである俺達は校庭で睨み合いながら、ゆっくりと構える。

 

静寂が支配する中で、俺達は互いに合図をした訳でもなく、同時に走り出す。

 

互いに持つ同じ武器である大橙丸と無双セイバーの二つの刀が、ぶつかり合うと同時に火花を散らす。

 

しかし、その火花は一瞬で消え去り、再び互いの剣戟が始まる。俺は何度も打ち合った後に一度離れると、すぐに無双セイバーをすぐさま引き金を引いてエネルギー弾を放つ。

 

だが、武神鎧武は即座に無双セイバーを振るってエネルギー弾を弾き飛ばしてしまう。そして、武神鎧武はそのまま俺に向かって駆け出してきて、勢いよく大橙丸を振り下ろしてくる。

 

俺は無双セイバーを使って防ぐも、あまりの力に吹き飛ばされて地面へと叩きつけられる。

 

なんとか受け身を取って立ち上がると、今度は武神鎧武の方から斬りかかってきた。武神鎧武の攻撃を防ぐ度に激しい衝撃が腕に伝わる中、俺は必死に反撃の機会を狙っていた。

 

すると、武神鎧武は大橙丸を大きく振り上げると、そのまま力任せに大橙丸を叩きつけてきた。俺は咄嵯の判断で無双セイバーを盾にして攻撃を防いだが、それでも衝撃を殺すことはできずに大きく後退してしまう。

 

地面に膝をつくような体勢となった俺に対して、武神鎧武はすぐに追撃を仕掛けようとしてきた。しかし、それを見た瞬間に俺は素早く起き上がると共に無双セイバーを引き金を引こうとした……のだが、その時だった。

 

【ザクロ】

 

「っ!」

 

そのロックシードを取り出すと共に武神鎧武はそのまま戦国ドライバーに装填する。

 

それが何をしようとしたのか、察して、俺はすぐにレモンエナジーロックシードを取り出す。

 

【ソイヤッ!ブラッドオレンジアームズ!邪ノ道・オンステージ!ブラッドザクロアームズ!狂い咲き・サクリファイス!】

 

鳴り響くと共に、武神鎧武の姿は大きく変わる。

 

ボロボロの赤い鎧を身に纏い、その手には黒い弓矢、セイヴァーアローを手にする。

 

【ミックス!オレンジアームズ!花道 オンステージ!ジンバーレモン!ハハーッ!】

 

それに合わせるように俺もまたソニックアローを手に持つ。

 

互いに手に持った弓を向け合うと、俺達は同時に矢を放った。

 

放たれた矢はそれぞれ一直線に飛んでいき、衝突した直後に爆発を起こす。それによって煙が巻き起こり視界が悪くなるが、その中で俺達は互いの姿をしっかりと捉えていた。

 

そして、次の瞬間には煙の中から飛び出していき、再び矢を放ち始める。矢を放っては避け、時には防御し、また放つを繰り返す中で、次第にお互いの距離が縮まっていく。そして、ある程度近づいたところで俺達は同時に矢を放つ。二つの矢がそれぞれの方向に飛び、校舎を破壊していく。その結果を見て俺は思わず笑みを浮かべてしまった。

 

やはりこの男との戦いは楽しいなと思いながら、俺は矢を放つと同時に駆け出していく。

 

「やはり、貴様は私と同じようだな。

 

血を求め、戦う!

 

だからこそ、貴様よりも力を持つ私が黄金の果実に相応しい!!」

 

武神鎧武はそう言うと共に取り出したロックシードに俺は驚きを隠せなかった。

 

「っ」

 

【ヨモツヘグリ】

 

そのロックシードは劇中でも禁断のアイテムとされている物だった。

 

ここまで再現されたのかと、疑問に思っている間にも、武神鎧武はザクロの代わりに装填する。

 

【ソイヤッ!ブラッドオレンジアームズ!邪ノ道・オンステージ!ヨモツヘグリアームズ!冥・界!ヨミ・ヨミ・ヨミ】

 

鳴り響く音声と共に、武神鎧武の姿は大きく変わる。

 

頭から生えた巨大な角に全身を覆う緑色の鎧を身に纏った姿となる。その姿こそまさに鬼神と呼ばれるにふさわしい風貌だと思った。

 

「こいつを相手にするには、どうやら本気でやる必要があるようだな」

 

俺はその言葉と共にカチドキロックシードを外して、戦極ドライバーに装着させる。

 

【ソイヤッ!カチドキアームズ!いざ出陣!エイ・エー・アイ!!】

 

鳴り響く音と共に、俺はカチドキアームズへと変身する。

 

重厚感のあるカチドキアームズに身を包んだ俺は、一歩ずつ鬼神鎧武へと近づく。

 

それに合わせるように鬼神鎧武もまたゆっくりと近づく。

 

一歩進むごとに、まるで地震が起きたような衝撃を感じる中、俺は目の前の男を見据える。

 

拳は強く握り、いつでも動けるように構えている。

 

「「はぁあぁ!!!」」

 

その雄叫びはどちらか先が分からない。

 

しかし、俺は手に持った火縄大橙DJ銃を、鬼神鎧武は黄泉丸で激しく打ち合い、鍔迫り合う。

 

激しい衝撃が腕に走る中で、俺は一度距離を取るために後ろへと下がる。

 

すると、それに合わせて鬼神鎧武も後ろに下がり、再び接近してはぶつかり合う。

 

しかし、俺は火縄大橙DJ銃の引き金を連続で引くことで、エネルギー弾を連射する。

 

だが、鬼神鎧武はそんな攻撃など意に介さずに向かってくる。

 

だが、同時に俺は腰にある無双セイバーを火縄大橙DJ銃と合体させる事で、巨大な剣へと変形させ、振り下ろしてくる黄泉丸を受け止める。

 

一撃、一撃が地面に大きな亀裂を刻み込む程の威力火縄大橙DJ銃何度も防ぐ中、俺は無双セイバーを振り上げて反撃に出る。

 

その反撃に対して、武神鎧武は素早く後退することで回避すると、そのまま戦国ドライバーに手を伸ばす。

 

同時に俺もまた火縄大橙DJ銃にロックシードを装填する。

 

【ブラッドオレンジスカッシュ!ヨモツヘグリスカッシュ!】

 

【一、十、百、千、万、億、兆!無量大数!カチドキチャージ!】

 

互いの必殺技を発動させると、再び距離を詰めて、互いに必殺の一撃を放つ。

 

武神鎧武の放つ黒い斬撃と俺の放った巨大な斬撃。

 

二つの斬撃がぶつかった瞬間、凄まじい衝撃波が発生し、周囲にあった校舎を一瞬にして破壊する。

 

「くくっ、未だに完全ではないとはいえ、これが黄金の果実か!」

 

煙と共に晴れると同時に、鬼神鎧武は未だに健在だった。

 

同時にその姿が現れる。

 

そこには、俺とうり二つの男が立っていた。

 

違うのは俺とは違い、白髪だという点であり、気味の悪い笑みを浮かべた。

 

「ならば、今宵の勝負はここまでだ。

 

貴様との真の決着は、この場ではない」

 

「ならば、ここでの勝負は一体なんだ」

 

「決まっている」

 

その言葉と共に奴は光と共に

 

「前哨戦だ」

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