夏休み。
それは学生にとっては貴重な青春の時間でもある。
そんな俺だが、今は旅行用のバックを持ちながら、空港に来ていた。
そんな夏休みになって、俺はロキのクローンを作り出す為のDNAがどこから入手しているのか。
それについて、詳しく知る為の調査を行う為に旅をする事になった。
「それと共に、詳しく知らないといけないからな」
以前の三大勢力で戦った相手である武神鎧武。
奴は俺の細胞を元に作り出したクローンという事だが、奴が変身で使ったロックシードについて気になる事が多い。
その事についてをアザゼルから聞いたが、様々な仮説が出た。
俺の持つロックシード自体を量産はアザゼルでも難しい事は既に本人から聞いていた。
しかし、それは通常のエネルギー量ならば不可能に近いが、今でも伝説に残っているだろう果実ならば、その可能性がある。
そして、その可能性が一際大きいと思われる物に一つ心当たりがあった。
「ザクロにヨモツヘグリ」
それらの果実は、原作でも出てきたが、ここで俺は注目したのは、この果実に大きく関連した神話である。
ヨモツヘグリに関しては日本の地獄に大きく関係している事もあり、日本に戻れば、調査する時間は多くある。
だが、それ以上に気になるのはザクロが大きく関連する場所だ。
「それで、向かうのですね。
ギリシャに」
そう言いながら、ロスヴァイセさんも荷物を持ちながら、問いかける。
今回の調査において、あまり大人数での行動は危険という事で、基本はロスヴァイセさんが共に行動しながら、必要なった場合はモルガンが用意してくれた転移魔術で他のヴァルキリーを呼ぶ事になった。
「まぁな。
未だに確証はないけどな」
「確かにギリシャ神話に登場する春の女神ペルセポネ様は、冥界にてザクロを食べてしまいます。
12粒あったなかの4粒を食べた彼女は、1年のうち4カ月を冥界で過ごすことになったという伝説もあります」
「だからこそ、ギリシャで、特に冥界での調査が必要になる」
未だにこちらが極アームズを習得していないが。あの時の鬼神鎧武の強さは現時点で最強のカチドキアームズと同等の強さを持っている。
しかも、あちらは強化形態まで持っている上に、まだ他にも何かを隠しているような気配もある。
それに、あの武神鎧武が持っていた剣に関しても気になる事がある。
「ですが、ギリシャ神話の神々が果たして許可してくれるんでしょうか」
「……とりあえず、行ってみようか」
「行き当たりばったりすぎませんか!!」
ロスヴァイセさんのツッコミを受けながら、俺はギリシャへと向かう事にした。