※この作品はR-18です。

アースガルズの次期当主   作:ボルメテウスさん

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庭での冒険

 冥界にある果実の解析の為に呼んだライザ。

 

 彼女と共に、俺達はすぐに果実の解析を行い、ある程度の事実が分かった。

 

 それ以上の事実を確認する為に、ハーデスさんから教えて貰ったある所に向かった。

 

「これは幾ら何でも予想外すぎるだろ!!」

 

 そう言いながら、俺達はなんとか隠れながら、やり過ごしていた。

 

「けど、ここに確実に謎はある、と思います」

 

 そう言いながら、俺と一緒に来てくれたライザはそう言いながら、隠れながら周りの様子を伺う。

 

 俺達が現在いる場所は、ヘスペリデスの庭。

 

 そのある物が俺達の負うのに大きな手掛かりになる。

 

 だが、問題なのはそのある物を厳重に監視しているアトラスだった。

 

『こちらハーデス、ハーデス。

 

 応答せよ、紘汰』

 

「こちら紘汰。

 

 ハーデスさん、なんですか、それは」

 

『以前、人間界にあるゲームというのを見て、興味があってな。

 

 1度やってみたかった』

 

 それはおそらくはメタルギアソリッドだろう。

 

 思わず、テレビの前でゲームをやっているハーデスさんの姿は見てみたいが、今はそれよりもこの状況をどうにか打開しなければならない。

 

「ハーデスさん、何か情報はありませんか? 

 

 俺達はアトラスについてもほとんど知らないので」

 

『ふむアトラスか。

 

 奴はその昔、ヘラクレスの奴に騙された恨みもあって、未だに根に持っているようだぞ』

 

「えっと、なぜ、ここでヘラクレスが?」

 

 俺は思わず疑問に思っていると、ライザが本を開く。

 

「その昔、アトラスは、たどり着いたヘラクレスに、自分の背負っている天空を持っていてくれたらある物を取ってきてやろうと言いました。

 

 基本的に人のいいヘラクレスが代わってあげた途端、アトラスは「もう天空を支えるのはごめんだ、一生持っていろ」と言い捨てながら、ある物を取ったそうです。

 

 ヘラクレスは、あきらめたふりをして、「持ち方が悪いので持ち直すから手を貸してくれ」とアトラスに頼みました。

 

 アトラスが手を貸した瞬間、ヘラクレスはその肩に天空を返しました。

 

 そして、そのままそのある物を取ったようです」

 

「……それって、逆恨みじゃない?」

 

『まぁ、そうだな。

 

 間抜けなアトラスが悪いからな』

 

 ライザの説明を聞いて、思わず呟くとハーデスさんも同意したように言う。

 

 するとその時、地鳴りが聞こえた。

 

 恐る恐る、俺達は見てみると、そこにはアトラスが俺を見つめていた。

 

 両手は先程の話に出てきた天空と呼ばれる物で支えている事で塞がっているが、その足はゆっくりと俺に振り下ろそうとしていた。

 

「逃げるぞ、ライザっ!」

 

「はっはい!!」

 

 そう言って、俺達はその場を離れた。

 

「でも、どうします!? 

 

 あれを取らないと、解析もっ」

 

「こうなったら、逃げるついでに取ってやる!! 

 

 ライザ、捕まっていろよ、変身!!」

 

【ソイヤッ! オレンジアームズ! 花道・オンステージ!】

 

 その音声が鳴り響くと共に、俺は鎧武へと変身する。

 

 それと共に、ロックビークルであるダンデライナーを召喚し、それに跨る。

 

 エンジンをかけ、同時に俺の背中にライザが乗る。

 

「準備は良いか!」

 

「はいっ!」

 

 ライザからの声を聞くと共に、俺はそのまま操作する。

 

 ダンデライナーはそのまま空へと飛ぶ。

 

 目指すのは、アトラスが持つ、例のある物。しかし、それを邪魔するようにアトラスの体の一部が襲ってくる。

 

「うぉおおおおお!!!」

 

 俺は必死になって避けながらも、なんとか攻撃する隙を狙う。だが、それでもなかなかうまくいかない。

 

 そう思い始めた時だった。

 

「えっと、もしかしたら、いけるかもしれません」

 

「えっ何を」

 

 その疑問に思っていると、ライザがダンデライナーに手を触れる。

 

 すると、ダンデライナーの形が多少変わり、チューリップホッパーを思わせる足がダンデライナーから生えた。

 

「えっどういう事!?」

 

「えっと、その、紘汰さんの事を事前に調べていまして、錬金術で少し変えてみました。

 

 さすがに紘汰さんのように無から作り出す事はできませんけど、こうして少し形を変える事はできます」

 

「それは、結構凄い事だぞ」

 

 そう言いながら、ダンデライナーの足がアトラスの身体に着地する。

 

 そして、そのまま壁走りをするようにアトラスの持つある物に向かって、走り出す。

 

 迫り来る攻撃の数々だが、ダンデライナーが空を飛べる事に加えて、チューリップホッパーのように足によって、迫り来る攻撃を蹴り飛ばしたり、踏み台にして、飛び越えるなど、かなりのアクロバティックな動きを見せた。

 

 そしてついに、ダンデライナーが目的の場所に到着する。

 

 そしてその手には、一つの果実が握られていた。

 

 それを、ライザは手に取り、確認する。

 

「これは、やっぱり間違いないです」

 

「よし、ならば、ここには用はない。

 

 と言う事で、失礼しましたぁ!!」

 

 その言葉と共に俺達はすぐにその場から離れていった。しばらくした後、アトラスの断末魔のような声を聞きながら。

 

「それで、解析して、少し分かった」

 

「はい、アトラスが持つとされている黄金のリンゴ。

 

 その力は紘汰さんの黄金の果実と比べれば弱いですが、皆さんからの情報を照らし合わせても、武神鎧武が持つロックシードとかなり似ています」

 

「だとしたら、ロキの奴は、色々な所から果実を盗んで、ロックシードに変えているのか」

 

 ライザの言葉に俺は思わず舌打ちをする。

 

「けど、他の果実の事についても調べてみないといけません」

 

「そうだな、とにかくそれらも探っていくか!」

 

 そう言った後、俺達はそのままヘスペリデスの庭から離れていった。

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