突如、『鏡の国のクリスタル』に取り込まれたユージ・イース・ジェントルー。鏡の世界で、イース・ジェントルーは『自分ではない自分』と。そしてユージは『キュア
コピーの少女はオリジナルとの別れを経て、自分自身の『大好きな人』を求めるようになっていた。だが経験の不足から暴走し、『ダークプリキュア5』にユージを輪姦させて彼の心を手に入れようとする。そこに現れたイースは、ジェントルーと共に少女──ドリームを殺害しようとするも、コピーとは言え『プリキュア』の力を持つ彼女に一蹴されてしまう。
イースは『せつな』と名乗る自分ではない自分の助言を思い出し、自分にとってユージが必要だと強く訴える。それは紛れもなく愛の告白だった。愛の力で奮い立ったユージは、『ダークプリキュア5』に逆襲し、消滅させる。
ユージは過ちを悟ったドリームを許し、クリスタルの外に連れ出す。こうして、ユージ達は『プリキュア』の力を手に入れたのだ。
1/4 (エロ無し)
ドリームはワクワクしていた。今行われている検査を終えれば、いよいよこの部屋から出してもらえるらしい。未知の世界が待っていると思うと、居ても立ってもいられなかった。
「……ねえ、まだ終わらないわけ? いつになったら外に出られるの?」
呼びかけてみるが、答えはない。小さなロボットたちが、白い検査着の上を這い回って彼女を検査する。
ドリームからすればSF映画のようで物珍しかったが、検査される側にとっては不快なことに変わりはない。
特に胸や尻を触られるのは嫌だったが、我慢しなければならない。これも新しい人生のためだ。
「うう、くすぐったい」
「我慢しなさいドリーム。これで最後の検査よ」
見守っていたイースが言う。
分かったわよ、と返事をする。彼女にも大変な迷惑をかけてしまったと反省しているので、できるだけ文句を言わないようにしたい。
「外に出られるの、すごく嬉しい。私ね、あなた達に酷いことをしちゃったでしょ? だから色んな事を勉強して、みんなに償いたいと思ってるんだ」
本心だった。
彼女の意識は、長い間クリスタルに閉じ込められていた。より正確に言えば、クリスタルは彼女自身だ。
だが、はるか昔、生みの親である怪人シャドウの攻撃からオリジナルであるキュアドリームをかばい、致命傷を受けた。それにより人の姿を保てなくなって休眠状態にあったのである。
そうして、長い時を経て蘇ったドリームは、生まれて始めて自分の人生を自分で選ぶチャンスを得た。だから、償いたいのは本心だ。
今度こそ、オリジナルのように友達を作って、笑って、成長して、もっといい自分になりたいから。
♡プリキュア♧じゃない彼女たち
と
◆世界を征服する話◆
第5話 かぞくけいかく
「そう。殊勝な心掛けね」
イースは褒めてくれた。とは言え、彼女にも思惑や打算があるのだろう。ドリームは世間知らずだが、元々は戦闘のために作られたのだ。そういう奸智には敏感だった。
(それでもいい。最初は罪滅ぼしを頑張って、いつかユージやイースに認めてもらえればいい)
イースは、クールで尊大な雰囲気の女の子だ。オリジナルと同じくらいの年齢だが、おっぱいが大きい。格段に大きい。
「イースって、胸が大きいよね。すごく魅力的だと思う」
率直に言ってみた。とりあえず、褒め言葉で仲良くなるところから始めようという作戦だ。イースは眉一つ動かさず言った。
「当然よ。この私の身体なんだから」
自信たっぷりの口調だ。やはり自分のスタイルの良さは分かっているようである。
「そうだな、イースはスタイルがいい」
口を挟んだのは、ジェントルーだった。イースより小柄だが、とても頭の良さそうな少女だ。今はなぜかメイド服を身につけているが、それも様になっている。
「ついでに言えば、お尻も大きい。ユージもこのお尻にはご執心で……」
「黙りなさい、この犯罪者が」
「ふぐうっ!?」
ジェントルーのお尻を、イースが叩く。ぱあん、という軽い音がする。ジェントルーのお尻は、イースより小さいらしい。
「いたた……随分不機嫌じゃないか。何かあったのか」
「どうでもいいでしょ」
そう言いつつも、イースはため息を吐いて肩をすくめた。それから、ゆっくりとジェントルーに近づくと、耳元に口を近づけて囁きかける。
その様子はまるで秘密を打ち明けるようで、ドリームは少し怪訝な気持ちになった。
「……なるほど。詳しい話はまた後で聞かせてもらうぞ」
何事かを聞いていたようだが、その内容までは分からない。ただ分かるのは、2人が親密だということだけだ。ユージと二人同時にセックスしていたから、それも当然なのかもしれない。
そんなことを考えていると、検査を終えたのか、ロボットたちが体から離れていく。ようやく終わりの時が来たのだと、ほっと一安心だ。
「もう出ていいわよ。着替えて食事をとりましょう」
「やった! ありがとうイース!」
礼を言いつつ検査着を脱ぐ。全裸になって着替えを取ろうとすると、イースから注意された。
「少しは恥ずかしがりなさい。小さな子供じゃないんだから」
「え? どうして?」
「どうしてもこうしてもないわよ……」
「?」
「はぁ……やっぱりユージに任せるべきだったかしら」
イースは嘆いているが、ドリームにはよく理解できなかった。
「やっぱり、女の子は裸を見せちゃダメなの? どうして? 貴方はユージに裸を見せていたのに、私が裸になるのはいけないの? どうして? ねえねえ、どうして?」
矢継ぎ早に質問すると、イースは頭痛を覚えたように額を押さえた。
「あのねぇ……。とにかく、服を着なさい。どうしてダメかは、多分これから分かるわ」
「うん、わかった」
ドリームは素直に言うことを聞いて、手渡された服に袖を通した。飾り気のないシャツに、体操服のような短パンだ。下着もピッタリのサイズで用意されているが、これも飾り気がない。オリジナルが着けていた下着とは雲泥の差があった。
「ほら、行くわよ」
「うん」
廊下に出る。ドリームは鏡の前で、自分の姿を確認した。まだまだ幼い体型だ。ドリームはオリジナルが14歳の時にコピーされたから、仕方のない事かもしれない。
「……でも、きっと成長できる。私はあの子と同じ人間なんだもの。きっと……」
自分に言い聞かせるように呟く。自分はあの子のコピー。昔はあの子を威嚇する言葉だったそれは、今はドリームに力を与えてくれていた。
◆◆◆
「おいしくない……」
マッシュポテト(多分)、パン、それと潰した野菜のスープ。
ドリームにとって、それは生まれて初めての食事だった。だと言うのに、苦痛以外の何も感じられなかったのだ。
「贅沢を言うんじゃないわよ」
イースが小言を言うが、ドリームは納得できなかった。唇を尖らせて反論する。
「だってぇ……美味しいって感覚が無いんだよ? こんなの絶対おかしい。私だって、食事がおいしいっていう事くらい知ってるわ」
食事の経験はないが、ドリームはオリジナルの記憶を知識として受け継いでいる。あの娘は食べることが大好きだった。こんな、味もしないようなものを喜んで食べていた訳がない。
「確かに不味いわね。そこの犯罪者のせいだけど」
そう言って、イースはジェントルーにジトっとした視線を向けた。
「分かっているとも。だからこうしてプリキュアの世話にも協力しているではないか」
ジェントルーは悪びれずに答えたが、イースは頬杖をついて、呆れたように溜息をついた。
「全く……いいから、レシピッピを出しなさい。アンタにしかできない仕事なんだから」
「ああ」
ジェントルーが取り出したのは、弁当箱のような小さな入れ物だ。彼女は蓋を開けると、中身を指でつまみ上げた。
「……? 変わった妖精だね。初めて見たよ」
ドリームの言葉通り、中に入っていたのは親指ほどのサイズの小さな生き物だった。背中には蝶の羽のようなものがついているが、虫ではないようだ。
「これは、『料理の妖精』レシピッピだよ。人間が食事をする時、美味しさを守ってくれているんだ」
ジェントルーの説明を聞きながら、ドリームはまじまじと観察する。妖精はぐったりとした様子で、目を閉じていた。
「眠っているみたい。大丈夫なの? 死んでいるんじゃないよね……?」
「死んではいない。だが……いや、実際に試した方が早いだろう。ドリーム、レシピッピに触れてみてくれないか?」
「いいけど」
言われるままに、ドリームは小さな妖精に手を伸ばす。そして指先が触れた瞬間、異変が起こった。
「ひゃうっ!?」
全身を電気が流れたような衝撃を受け、ドリームは思わず手を離してしまう。
「な、なんだったの今の!?」
「ドリーム、お前は今、自分の身体に何が起きたのか分からないだろう。だが、その疑問はすぐに解消される」
そう言って、ジェントルーは自分の皿に乗ったスープをスプーンで掬い上げると、そのままドリームの口に運んだ。
「なにをやって……あ、おいしい。うそ、おいしい!」
驚きだった。先程まで何を食べても砂を噛むようだったのに、今では舌の上で踊るように旨味が弾けている。
ドリームは感動して、何度もおかわりを繰り返した。その様子を見て、イースは感心するように言った。
「本当にレシピッピを再生できるのね。アンタ、本当にプリキュアだったのね」
「再生? 私、コピーだよ? 本物じゃない」
「それで十分よ。ほら、レシピッピを見なさい」
言われてみると、先程の妖精がテーブルの上に座っていた。まだぐったりとしているものの、意識を取り戻しているようだ。
『ぴい~』
弱々しい声を出す。ドリームは興味津々で尋ねた。
「さっきのは何だったの? この子はどうして動けるようになったの?」
「レシピッピ達は、生命エネルギーを奪われていた。コピーとは言え、プリキュアである君が触れたことで、命を取り戻せたんだ」
「じゃあ、私がこの子に触ったから元気になったの?」
「そういうことだ」
「へー……プリキュアってすごい! すごいわ、私!!」
興奮気味に叫んで、ドリームはもう一度レシピッピに触れた。手のひらで包み込むようにして、自分のエネルギーを注いでいく。すると、すぐに変化が訪れた。
『ぴぃ! ピィイ!』
小さな手足を動かしながら、嬉しそうに鳴き始めたのだ。どうやら、すっかり調子を取り戻したらしい。
「わっ! わわ! 動いた! 生き返った!」
「やった……!」
ジェントルーが小さく叫ぶと、小さな妖精はパタパタと飛んで、彼女の胸に飛び込んだ。それから肩に止まると、甘えるように頬ずりする。
「あ……わ、私を許してくれるのか? ……すまなかった。本当に、申し訳ないことをしてしまった」
ジェントルーは懺悔するように謝罪すると、涙をこぼし始めた。ドリームは、彼女が何を言っているか分からなかったが、とりあえず泣き止んで欲しかった。
「ええと……よく分からないけど、泣かないで? 貴方が泣いていると、悲しくなっちゃう」
「すまない……ありがとう」
「うん」
ジェントルーは涙を拭って、ドリームに感謝する。それから、真剣な顔でスープを口に運んだ。
「うまい。うまいな。イース、君にも感謝する。私が清算の機会を持てたのは、君のおかげだ。この恩は必ず返す」
「別にいいわよ。それより、アンタはこれからどうするつもりなの? もうブンドル団には戻れないんでしょ」
「そうだな……」
ジェントルーは少し考える素振りを見せた後、口を開いた。
「私には、どうしても盗みたいものがある。それを盗めるまでは、ここにいるよ」
「ユージ?」
「ふ……勘違いするな。ユージが私を盗みたがっているのだ。私が狙うのはもっと別のものさ」
二人の間に、不穏な空気が流れる。しかし、それは一瞬のことだった。二人は微笑み合い、手をグーにしてぶつけ合う。
ドリームは二人の関係がよく理解できなかったが、二人の心が通じ合っていることは分かった。
「まあいいわ。それならせいぜいユージに愛想尽かされないように頑張りなさい。あの女に全部盗られる前にね」
イースは冗談めかして言うと、椅子から立ち上がった。ドリームは慌てて尋ねる。
「どこに行くの?」
「おかわりよ。せっかく食べ物がおいしくなったんだもの。もっと食べないと損でしょ」
「あ、待って。私ももっと食べたい」
ドリームは急いでイースの後を追いかけた。
◆◆◆
「すごい街だね」
ドリームはキョロキョロと辺りを見回した。
建物はどれも見上げてしまうほど高いし、空にはいくつものドローンが飛んでいる。地面は金属で覆われていて、汚れ一つ無い。
ドリームたち三人が向かっているのは、街の外れにある居住区だ。そこに、大量のレシピッピが眠らされているらしい。
「ここは『ローザシャーン』と呼ばれてるわ。この国、シャンティア連合共和国の首都。もっとも、その名前になったのは最近だけど」
「ふーん。ローザシャーンってどういう意味なの?」
何気なく尋ねたドリームに、イースは苦虫を噛み潰したような顔で答えた。
「……シャロンの薔薇、という意味らしいわ」
「薔薇かあ。ねえ、花言葉って知ってるかしら? 薔薇だと、愛とか恋っていう意味があるんですって!」
「ふん、虫唾が走るわ」
そう言って、足早にイースは歩き出す。
「あ、待って。ねえ、ローザシャーンになる前はなんて名前だったの?」
イースの代りに答えたのはジェントルーだった。メイド服から着替えて、今は黒いジャケットにパンツスタイルだ。
「管理国家ラビリンスの首都、A-001。かつてはそう呼ばれていた」
「そうなんだ……なんだか嫌な名前だね。街を番号で呼ぶなんて、寂しい気がするんだけど……」
ドリームがそう言うと、ジェントルーは首を振った。
「いいや、そんなことはない。むしろ、この街とこの国には相応しい名前だ。少なくとも、かつてはそうだった」
「どうして?」
「……この国は、機械に支配されていたからよ。メビウスという、人工知能によってね」
イースがぽつりと答える。その顔は、どこか哀愁を帯びていた。
「この国の住民は皆、機械に管理されていた。生まれてすぐに親から引き離されて、それぞれの素質に相応しい教育を施される。食事、睡眠、生殖に至るまで、全てが決められていたのよ」
「そして、その全てを管理するのが『メビウス』と呼ばれる存在だった。メビウスは、その管理と支配を全世界に広げようとしていた」
イースとジェントルーの説明を聞いて、ドリームは息を呑んだ。
国中が、一つの大きなコンピューターに操られていたということだろうか? ドリームが黙っていると、イースは話を続けた。
「世界を支配するのに、自然に生まれてくる人間だけでは足りなかった。だからメビウスは、国民を洗脳するだけじゃなく、思うがままに操れる人造人間を作った。それに……」
「それに、合成人間だ。一種のクローン……コピー人間と言ってもいいかもしれない。ユージも、元はと言えば合成人間の一人だよ」
ジェントルーが補足する。ドリームは混乱してきた頭を整理しながら質問する。
「つまり……? えっと……この国の人達は、みんな機械に監視されていて、決められたことしか出来なかったの?」
「そういうことだ。しかし、それだけではないぞ。合成人間とは……」
「はいはいストップ! そこまでにしなさい。アンタの話は長くて面倒臭いのよ」
説明を続けようとするジェントルーを遮り、イースはドリームの手を取った。そして強引に引っ張っていく。
「とにかく行くわよ。こんな辛気くさいところ、長居は無用よ」
「え、でも、まだ全然回ってないのに」
「うるさいわね。いいから来なさい! あんまりワガママ言ってると置いてくわよ?」
ドリームの抗議を無視して、イースはどんどん進んでいく。仕方なく、彼女についていくことにした。
「……? なにあれ」
よく見ると、街のあちこちに破壊の跡がある。何か巨大なものが暴れ回ったかのような跡だ。
「あれが、シャンティア名物『女王の鉄槌』だ。君も戦ったナケワメーケと、女王シャロンが戦った痕跡だよ」
「ナケワメーケ……、ああ。そんなに強くなかったけど」
ジェントルーの言葉に、ドリームは戦いを思い出す。
イースが繰り出したナケワメーケという兵器、動きは素早いが攻撃力に欠けていた。体内から撃ったエネルギー波の一撃であっさり撃破できた。
「あんなデクノボー、私の敵じゃないわ」
「君の強さは知っている。だが、シャロン女王は一人で100を超えるナケワメーケを倒したそうだ。しかも一晩でな」
「ふーん。まあ、強いならいいんじゃ…………ちょっと待って!? ひゃ……ひゃくぅ?! 一晩で百体も倒したのぉ?!」
ジェントルーのとんでもない発言に、ドリームは目を丸くする。
シャロンが誰かは知らない。しかし、たった一人の人間が、ナケワメーケを百体以上も倒してしまうとは……。
「そのシャロンって人が今の女王様なのよね? どんな人なの? やっぱり怖いのかなぁ……」
「いや? 意外に純情な女の子だよ。ただ弱虫で、だから強くなりすぎただけだ。ユージもそんな所が好きで結婚したのかもしれない。なあイース?」
「私に振るな」
ジェントルーの言葉を、イースは冷たくあしらう。彼女はそっぽを向いていた。
「……ユージ、奥さんがいたんだ」
ドリームが呟くと、イースは顔を背けたまま言った。
「ユージは、合成人間として、ずっと真面目に働いてきたわ。でも、あの女にそそのかされて、メビウスを倒して、総統になったの」
「話を端折り過ぎではないか? 君と共に古代シャンティアの遺跡を調査し、君が事故で死亡したからシャロン女王と契約して蘇生させ、それからメビウスを倒したのだろう。そして、今のシャンティアを建国した」
「もうっ、いちいち細かすぎよ、このポンコツメイドは!!」
イースが怒鳴りつけるが、ジェントルーは動じず淡々と話す。
「メイドではなく怪盗だ。よしんばメイドだとしても、主人であるユージについて適当な事を言われれば訂正するのが当然だと思うがね」
「はいはいその通りね! ……ちょっと、誰が誰の主人よ!」
「ユージが私の主人だ。それ以外にあるまい」
「この泥棒猫!!」
「やれやれ。相変わらず君は子供だな」
「はあ?! アンタよりは大人よ! ろくすっぽブラジャーも着けられない幼児体型の癖に!!」
「なにぃ!!?」
イースの挑発に、ジェントルーは顔を真っ赤にする。
(……なんか、
ドリームのオリジナルは、その番組が結構好きだった。一人っ子だったから、親のいない時にリビングの大きなテレビを点けてはゲラゲラ笑っていたものだ。
「私はちゃんと下着を着けている!! 失礼なことを言うな!」
「あら、そう? じゃあ見せてみなさいよ」
「うぐ……」
「ほら、どうしたの? できないんでしょ? あーあ、私ったらなんて大人げないのかしら。ジェントルー様がお子ちゃまなせいで、ついつい意地悪しちゃって」
「こ、の……言わせておけば……!」
ドリームの目の前で、二人の美少女が言い争っている。
あまりにも喜劇じみていて、オリジナルから受け継いだ記憶が刺激されて、だからドリームはこう聞いたのだ。
「ねえ、今って平成何年なの?」
(続く)