「これは……『祝福』なのです。とても、気持ちがいいのですよ」
シャロンは微笑んだ。その笑みに、イースは蛇を連想した。
「あなたの命と引き換えに、ユージさんの全てを私に差し出す。それが彼とわたくしの契約。さあ、イース。ユージさんの願いを叶えてあげなさい」
「命?! 命ってなによ! そんなの……」
身動きの取れないイースに、ユージがのしかかってくる。
「イース様、俺のものに……なって下さい」
「ユージ! なぜこんな事をするの! お前は……私の……私の……部下……でしょう?」
「はい、俺はイース様の部下です。でも、イース様のことが好きで好きでたまらないんです……。だから俺は、シャロンに言われなくても、いつかは!」
「そんな……!」
「俺のものになってくれますか?」
「ううっ……。モノなんて、そんなのいやよっ!」
「分かりました。じゃあ……無理矢理にでも」
ユージが服を脱ぎ捨てる。筋肉質な褐色の肉体が露になる。
「いや……いやっ……いやぁああああああ!」
イースは泣き叫んだ。だが……。
ユージがイースの首筋を舐めてくる。イースは、電流が流れたような衝撃を受けた。
「あっ……うっ……あああっ……! な、何、この痺れは……」
「それが、「祝福」……快楽というものです」
「ああ……ユージ……! ユージ!」
イースは体を震わせて喘いだ。ユージはイースの胸元を開いていく。
「やっ……やめて……!」
「大丈夫、怖くないですよ」
ユージの手が、ショートパンツから露出したイースの太股を撫で回す。イースは14歳という年齢に似合わない、成熟した体つきをしていた。露出した白い乳房が、ユージを誘うかのように揺れ動く。
「うう……ユージ……お願い……もう、許してぇ……」
「イース様、綺麗です。可愛いです。もっと気持ちよくしてあげますからね」
「うぅ……ユージィ……!」
イースは涙を流して懇願するが、ユージはイースの胸にしゃぶりついた。そこを揉み込むように刺激されると、切ない感覚が腰の奥から湧き上がってくるようだった。
「あっ……あっ、あぁっ」
「イース様、すごく柔らかいです」
「い、言わなくていい! ばかぁ!」
「ごめんなさい」
照れ隠しのように叫ぶイースを見て気をよくしたのか、ユージはさらに手を動かしてくる。
「あっ……ユージ……♡」
乳房全体を捏ね回され、反射的に甘えた声が出てしまう。ユージはイースの乳首を口に含むと、舌先で転がし始めた。
「ふわぁ……ああ、だめ! それダメェ、おかしくなる、わたしおかしくなる……ユージ……ユージ♡」
(なんだこれ、なにこれ、知らない、こんなの!)
全身が熱くなり、思考能力が低下する。今まで感じたことの無い快感に翻弄されながら、イースは身をよじらせた。体が熱く火照っている。
脚を少しでも閉じようともがくが、強引に膝を割り開かれてしまった。男の力強さに、イースの女が反応して背筋がぞくぞくと震え、頭がくらくらしてきた。乳首をキュッと摘まれて引っ張られると、「ひゃん!」と情けない悲鳴を上げてしまう。思わず両手で口をふさいでしまった。
「うう……!」
(どうして? なんで私はこんなことをされてるの? ユージが……私を……好き……だから?)
イースは羞恥で顔を赤く染まらせながら、涙目でユージを睨みつける。しかし、ユージはイースの視線を受け止めると優しく微笑んでくれた。
(あんなに優しい顔で、私を見てる、やっぱり私が好きなんだ、だから、こういうことを……!)
「ふぅーっ……♡ ふう……♡ ううん……♡ うぐっ……。くう……♡」
ユージが乳首を指でこねる度に、甘い快感に襲われて意識が飛びそうになってしまう。しかし、イースは歯を食い縛って耐えた。身をよじりながらなんとか逃れようとするが、ユージは逃がさないとばかりに強く抱き締めてきた。
「イース様、逃げないで……」
「ちが……違うの……。お願い……許して……」
イースの目尻には涙が浮かぶ。エッチな声を噛み殺しても、鼻息が荒くなるのを抑えられない。体がビクビク痙攣するのを止められなかった。
イースの体は汗まみれになっていた。ユージの愛撫は巧みで、イースの弱点を見抜いていた。弱いところを的確に責めてくる。性感帯を探り当てると、そこを重点的に攻め立てた。
「あひっ、ふうぅっ、ああっ、ああっ!」
(どうして、こんなに私のことを知っているの? それに、この気持ち良さは一体、なんなの)
イースは、自分の体に起きている異変に戸惑っていた。こんなに気持ちいい事は初めてで、心が混乱してしまう。ユージが触れてくると、そこからじんわりと温かいものが広がっていく。
「ユージさんは、あなたが思っている以上に、あなたのことを想ってくれていますよ」
シャロンが囁いてくる。愛撫されながら、イースはキッとシャロンを睨みつけた。
「やっぱり、貴様がユージに何かしたのか……! こいつは異性と関わる機会なんかほとんど無かったはずだ!」
「いいえ? ただ、わたくしの体で練習してもらっただけです。あなたを悦ばせるために……何度も、何度も♪」
カッときた。
「ふざけないで!」
「ふざけてなどいませんよ? わたくしはあなた達の、愛のキューピッドなのですから」
シャロンは可憐な笑顔を浮かべた。その顔に悪意は微塵も感じられず、むしろ慈しみすら感じられる表情だった。
「貴様……貴様が……貴様のせいで……」
絶句したイースの服を、ユージが脱がせていく。
「いやっ! ユージ、 お願い、それだけは……!」
イースの抵抗も虚しく、ユージはショートパンツをずらして、ショーツの中に手を滑り込ませてくる。そこは既に濡れており、ユージは嬉しそうな笑みを見せた。
「あぁっ……♡」
「イース様、こんなに濡らして……。嬉しいです」
「うう……! 待って。本当に待って……」
イースの声は弱々しくなっていく。濡れた秘所を弄られ始めたからだ。
「ああ……。いやぁ……。ユージ……やめて……。お願い……。ああっ……!」
ユージはイースの耳元に口を近づけ、熱い吐息を吹きかけながら囁く。
「イース様……。可愛いです」
「ひっ……!?」
ユージはイースの耳に舌を差し込んでくる。その刺激に耐えきれず、イースは涙を零した。
「ユージ……お前はずっと、私のために、真面目に働いてきたじゃない……。どうして……」
イースにできることは、もう泣き落とししかなかった。ずっと顎で使ってきた相手にすがるしかない自分の無力さが、そしてユージなら許してくれると考えた自分の弱さが悔しかった。
「イース様……」
ユージは、イースの頬を伝った涙を拭き取った。その手つきはとても優しいものだった。
「イース様は、俺の憧れでした。強くて、美しくて、いつも前を向いていて……。俺の理想の女性でした」
心臓が今までにないほど跳ねた。
「あ、あの……!」
「でも、苦しかった。イース様に近づきたいけど、俺なんかじゃ釣り合わない。だから、シャロンに頼みました。イース様に相応しい男になるために」
ユージはイースの髪をそっと掻き上げ、頭を撫でてくれた。その仕草はとても優しいもので、イースは少しだけ安心してしまう。
「大丈夫ですよ。イース様のこと、大事にします。俺も、精一杯頑張るから……」
ユージはイースの額に軽く口づけすると、再び行為を再開した。
「や……やだ……! やめて……! やだよぉ……! ユージぃ……! はぁあっ……き、気持ちいい……!」
ついに、イースは言ってしまった。大股を開かされ、乳首を捏ね上げられ、心が折れて、ついに本音を漏らしてしまった。その言葉を聞いたシャロンが微笑みを浮かべると、イースの耳元で囁いた。
「ほら、イース。あなたが望んでいたことでしょう? 偉大なる総統閣下に命を捧げ、奉仕することこそが、あなたの喜びだったはずです」
「ち、違う……こいつはユージで……ああ、ユージぃ♡ ……私の……私の……!」
「あなたはもう奴隷ではありません。自由になったのです。だから、ユージさんと一緒に幸せになりなさい」
「イース様、大好きです」
「あなたはもう自由なんですよ。わたくしはあなた達の幸福を願っています」
「ああん♡ だめぇ♡ そんなにされたら私♡ わたし♡」
「さあ、イース。ユージさんに全てを委ねてください」
イースはユージを見た。彼は唇にキスをしようと顔を近づけてくる。
咄嵯に、顔を逸らした。
「お願い、ユージ……それだけは……ほかは、何でもするから……だから、それだけは許して……」
「イース様……」
「キスって、大事なものなの。生殖許可が降りた男女にしか許されない、大事な儀式なの。それを、こんな、無理やりなんて……! どして……? どして、無理やり心に入ってこようとするの……?」
イースは涙をポロポロと流し、しゃくりあげながら訴えた。普段の高慢な彼女からは想像もつかない、子供のような姿であった。
ユージは悲しげな表情をした。イースの拒絶は、ユージの心を深く傷つけたようだ。
「ごめんなさい、イース様。俺、どうすればいいか分からなくて。でも、どうしても伝えたくて」
「うう……ううーっ……」
(違う……。ユージは何も悪くない。ただ、あいつが、あの女が……)
それは、弱ったイースの心が生み出した
「イース、どうして彼を拒むのですか? 彼はあなたの命を救うために、全てを投げ出したのです。その気持ちを汲んであげて下さい」
「貴様には関係ない……! ユージが私のために全てを差し出すなんて、そんなの当たり前の事よ!」
「────―へえ」
シャロンの笑みが、まるで悪魔のように歪んだ。
「ユージさん、こうまで言うのだから、キスは許してあげましょう。心配する必要はありません。時間の問題ですから」
「分かった。シャロンがそう言うなら」
ユージはイースの瞳から流れる涙をチュッと吸い取ると、ゆっくりと愛撫を始めた。
「イース様……。んっ……ちゅっ……」
「ふぅ……♡ ふぅ……♡」
ユージはイースの顔中に優しくキスを落としていく。唇だけは避けながら、愛情をアピールするキスを何度も繰り返した。
「ふふっ……。お上手ですよ、ユージさん」
シャロンが微笑む。その顔には余裕があった。
「イース様……。愛しています」
「ふぅっ……♡ ユージぃ……♡ お願い、許して……」
「イース様……。お願いします。どうか、俺の想いを受け容れて下さい」
「ユージ、私は……」
ユージはイースの陰部に優しく触れると、ゆっくりと愛撫を始めた。
「んっ! くぅぅぅっ……!」
イースは唇を噛んで声を殺した。ユージの愛撫は巧みで、既に濡れていたイースの秘所は、持ち主に代わって歓喜の蜜を垂らす。
「んっ♡ くっ……♡ あっ♡」
ユージの指先が、イースのクリトリスに触れる。オナニーもしたことが無かったイースにとって、そこは未知の領域だった。今まで感じたことの無いような強烈な刺激に、涙で濡れていた顔が、さらに紅潮していく。
「ああっ……♡ そこ、変になるっ……♡」
「ここが気持ちいいんですね」
ユージは執拗に責め立ててくる。イースは押し寄せる快楽の波に耐えきれず、今までで一番大きな声で喘いでしまった。
「あああっ……!! だめッ♡ そこダメぇ♡」
「イース様、気持ちいいですか?」
「ううっ♡ 気持ちいい♡ すごくいいの……♡ あっ、ユージぃ……そこ、そこ好きっ♡」
ユージの巧みな手淫によって、絶頂寸前にまで追い込まれている。優しく語りかけられ、体をビクビクと震わせながら、イースは自分の感情を素直に口に出していた。
「あ、ち、違う……! これは、その、えっと……」
慌てて否定しようとするが、上手く言葉を紡げない。ユージはそんなイースを見て微笑んだ。
「恥ずかしがらないで。俺は嬉しいです。イース様の幸せは、俺の幸せですから」
「うっ……! ううっ……。ああぁっ……♡ ユージ、もっと、もっとして!」
ユージが優しく囁いてくれる。イースはとうとう自分から愛撫をねだった。
「イース様、イクんですか? イキたいときはいつでもイッていいですよ」
「あああっ……♡ ユージぃ……♡ なに? イクって……何……?」
喘ぎながら答えると、ユージはさらに愛撫を強めてきた。
「イース様、可愛いです。イース様、俺のものになってください。イース様、俺だけのものに……」
「あっ……モノなんかじゃない……。私は、お前の……」
ユージはイースの耳元で囁いた。イースの心に響くように、甘い毒を流し込む。
「イース……俺のものになれ……」
ユージの言葉がマゾヒズムを刺激して、脳髄が痺れる。思考能力が低下していき、イースは初めての絶頂を迎えた。
「うっ……! ううっ……。ああぁっ……♡」
「イース様、イッたんですね。俺は、イース様をイカせることができたんだ……!」
ユージは感動に打ち震えながら、イースの頭を優しく撫でる。イースの全身が汗ばみ、腰がガクガクと痙攣している。最後に残ったショーツはぐしょぐしょで、まるで蜂蜜に漬け込んだパンケーキのようになっていた。
シャロンはその様子を見て満足気に微笑む。ユージはイースの耳元に口を寄せた。
「イース様、好き……」
「ひぃいっ……♡」
ユージは震えるイースの耳を甘噛みした。その刺激にイースは仰け反る。
「はーっ……はーっ……はーっ……♡」
イースの目は完全に蕩けており、ユージを誘うかのように舌を出している。ユージはイースの口の中に人差し指を入れ、口内を弄ぶ。歯茎や上顎をなぞり、唾液を掻き混ぜるように動かす。
「んーっ……♡ ちゅぱ……じゅぷ……あ……」
ユージはイースの口から引き抜いた指を舐め、再びイースの口に突きつける。
「イース様、舐めて。間接キスくらい、許してくれますよね?」
ユージの問いかけに対して、イースは舌で答えた。
「れろ……ちゅっ……れろ……れろれろ……れりゅ……♡」
「そう、上手です。もっと、舌をねっとりさせて……」
ユージの言う通りに、丹念に、ねっとり、夢中になってしゃぶっていく。
「きっと、イースはこう言いたいのでしょう。"もっとして欲しい。ユージの与えてくれる気持ちよさを味わいたい"と」
シャロンはイースとユージを眺めながら、愉悦に浸っているようだった。
(そう……そうなの……!)
イースはユージの指をしゃぶったまま、シャロンに視線を送る。シャロンはイースのアイコンタクトに気づいたようで、にっこりと笑った。
「ええ、まだ、これからですよ。今日はこれを使いましょう」
シャロンが取り出したのは、赤い宝石だった。トランプのダイヤ型にカットされていて、中には白い光が宿っている。
「これは、わたくしが生み出した……そうですね、〈パッション・ルビー〉とでも名付けましょうか」
「な、なに……それ……?」
「ふふっ……。イース、これは、あなたをより淫らにしてくれるものなのです」
シャロンはルビーをイースの胸に近づけると、むき出しの乳房に押し当てた。
「なっ……!? なにするの……?」
「大丈夫ですよ。痛くはありませんから。これね……震えるのです。それも、とても速く」
言葉とともに、〈パッション・ルビー〉は小刻みに振動し始めた。ブーンという低い音が響き渡る。
「ううっ……! うううううっ……!」
イースは未知の感覚に戸惑っていた。胸から伝わってくる微弱な刺激に、全身を緊張させてしまう。
「そんなに怖がらなくても……わたくしもユージさんに使ってもらいまいたが、それはもう蕩けるような快感でした。試してみる価値はあると思いますよ?」
(嘘よ……。絶対、騙されない……!)
イースは必死で心を奮い立たせるが、体は正直だった。乳首はビンビンに勃起しており、秘所からは愛液が溢れ出している。
そんな彼女を見て、シャロンはクスリと笑う。
「ユージさん、お願いできますね」
「ああ、あの時のシャロンみたいに、イース様をメロメロにしてみせる」
ユージは〈パッション・ルビー〉を受け取ると、まずイースの下腹部に当てた。
「ひゃ……あ……?」
刺激の弱さに、イースは戸惑った。だが、決して休むことのない刺激はお腹の奥に浸透し、じわじわと熱を帯びさせていく。
「どうですか? イース様」
「ああ……な、なんだか……。おなかが熱い……」
「そうでしょう? 怖くないでしょう? 気持ちいいはずです」
「ううっ……気持ちいい……?」
ユージの言葉にイースは困惑する。確かに、このお腹が疼く感じは、気持ちいいと表現できるかもしれない。しかし、それが快楽なのかと聞かれれば、首を傾げざるを得ない。
「それは下拵えのようなものです。あなたを天国に連れて行ってあげるための」
シャロンはそう言ったが、イースには理解できなかった。
「じゃあ、次はここかな……」
ユージは〈パッション・ルビー〉をイースの乳房の形に沿って、なぞるように動かす。その動きにイースの体が反応し、震えるような嬌声が上がった。
「はうっ♡ ううううっ♡ ふぅーっ♡」
(何……? 今の……?)
今までに味わったことの感覚に、イースは戸惑いを覚えた。ユージは優しく微笑む。
「気持ちいいですか? イース様」
「ううっ……♡ き、きもちいい……♡」
「良かったです。それなら、こっちも……」
ユージはイースの乳首にも押しつけるようにして振動を与える。
「や〜〜〜〜〜っ♡ あう〜〜〜〜〜うっ♡」
(なにこれなにこれなにこれ! 気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい気持ちいい!)
イースは目を剥いて悶えた。体中に電流が駆け巡る。頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなる。
快感の波が止まらない。ユージはイースの反応を楽しむように、何度も繰り返した。
「やぁっ♡ だめぇっ♡ そこばっかりぃ♡ やだぁ♡ やめて……♡ やめろぉ…………♡ やめてよぉぉぉぉ………………♡」
イースは涙を流しながら懇願するが、ユージは聞く耳を持たなかった。
「あ〜〜〜〜〜っ♡ ああぁぁぁぁぁぁっ♡」
イースは絶叫とともに腰を高く突き上げ、ガクガクと痙攣しながら絶頂を迎えた。
シャロンはその様子を眺めながら笑った。
「イース、今度はおまんこを〈パッション・ルビー〉で楽しませてもらいましょうね。乳首とは比べ物にならないほど、気持ちよくなれますよ」
「ひいっ……!? 」
イースは恐怖で顔を引きつらせる。乳首でもあれほどの衝撃を受けたのに、それよりも敏感な部分を責められたら、自分は一体どうなるのだろう。
「イース様、大丈夫です。優しくしますから」
ユージはイースの耳元で囁いた。イースはビクリと体を震わせる。
「うう、ユージ……♡」
「ほら、行きますよ」
ユージはゆっくりと手を伸ばすと、イースのショーツに触れた。布越しとはいえ、ユージの手の温もりが伝わり、イースはドキドキしてしまう。
「あっ……ユージ……」
「大丈夫、優しく触りますから。俺に任せてください」
「うん……わかった……優しくして……♡」
ユージの言葉に、イースは安心したように微笑んだ。シャロンの与えた恐怖が、ユージへの信頼となって積み重なる。
ショーツ越しに陰唇を包み込んだユージは、そのまま全体を前後に揺さぶり始めた。
「うっ……!?」
布越しに感じる、痺れるような感覚。ユージの手の動きに合わせて、イースの腰が揺れる。
「ううっ……♡ くっ……♡ あっ……♡」
(なにこれ……♡ 気持ちいいのに、安心する……♡)
ユージの指が動くたびに、体の奥がキュンと切なくなっていく。そして、ユージの指先がイースの最も敏感な部分に触れると、脳天を突き抜けるような快感が走った。
「はっ……♡ はっ……♡ ああ……はぁ……♡ んっ……♡ くっ……♡」
イースは必死に声を押し殺そうとするが、それも〈パッション・ルビー〉を使われるまでだった。
呼吸のためにイースの力が抜けた一瞬に、ユージは〈パッション・ルビー〉をショーツ越しの割れ目に押しつけた。
「あっ……♡♡」
振動が、子宮を焼いて、脳を焼いて、イースの理性を溶かし、濁った嬌声を上げさせた。
「あ゛っ……♡♡ あ゛ッ……♡♡」
「気持ちいいですか? イース様」
イースはだらしのない緩んだ表情を浮かべたまま、くいくいと腰を振ってしまう。
「い゛ぃ……♡♡ ぎもぢい゛い……♡♡ きもぢい゛い゛い゛い゛いいい♡♡ ♡♡ 」
イースの頭は快感で埋め尽くされ、まともな思考ができない。ただひたすらに、快楽を求めるだけの生き物に成り果てていた。
「イース様……可愛いです」
ユージは一度〈パッション・ルビー〉を離すと、完全に快楽に屈服しただらしない美少女顔を覗き込んだ。
「ああ、だめぇ、だめだめ……! 見ないで……!」
イースは羞恥心を取り戻し、両手で自分の顔を覆う。しかし、すぐにその手をどけられてしまう。
(あぁ……わたし、なんて恥ずかしい生き物なんだろう……♡)
「イース、自分を卑下することはありません。女の子が好きな男の子に抱かれて気持ち良くなることは、自然なことですから」
シャロンは優しく言うが、そこには僅かな嘲りが含まれていた。
「ユージさんに可愛がってもらって幸せでしょう? 素直になってもいいんですよ?」
シャロンの言葉に、イースは羞恥で涙を零してしまった。確かに、ユージに愛撫されて、とても幸せな気分だった。
「イース様……可愛いです」
ユージはイースを背中から抱きしめて、再び〈パッション・ルビー〉をショーツ越しに動かし始める。
(ユージ、あったかい♡ あ、また……くる……!)
「はぁっ♡ あぁっ♡ あぁっ♡ あぁっ♡ あぁっ♡」
愛撫は激しさを増していく。イースの丸いお尻は完全に浮き上がり、〈パッション・ルビー〉による快感を貪っていた。
「ぎもぢい゛い……♡♡ あ゛ーっ♡ 、あ゛ーっ♡ 、あ゛ーっ♡ 、あ゛ーっ!」
ぐい、ぐいとイースが腰を振るのに合わせ、ユージが位置を微調整して、的確に弱点を責める。
「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡」
イースの体は限界を迎えようとしていた。視界はチカチカと明滅し、意識が飛びそうになる。
「イース様、イクなら、イクって言ってください。そうでないと、イかせてあげませんから」
耳元で囁かれると、ゾクリとして身体が反応してしまう。
「あっ……♡ だめっ……♡ もう無理……♡ お願いだから……♡ イカせてください……♡」
(イキたい……♡ もっと、いじめてほしい……♡)
イースの口から、自然と懇願の言葉が漏れてしまう。ユージは嬉しそうに笑うと、イースを強く抱きしめた。涙で霞んだ視界に、こんなに気持ちよくしてくれたユージの横顔が写って、イースの心が歓喜で包まれた。
「イース様、気持ちいいですか?」
「気持ちいいィィィ♡ 気持ちいいですぅぅ♡ あぁっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜♡♡ ♡♡ ♡」
問いかけに、イースはほとんど反射的に答えてしまった。1つ目の頂きに達し、無意識のうちに膣内を締め付ける。〈パッション・ルビー〉の振動が激しくなり、イースの絶頂をさらに押し上げる。
「いいですよ、イッちゃっても」
ユージは優しく言う。その声を聞いて安心したイースは、全身の力を抜いた。
「あっ……ぁ、くるっ……♡ きもちいの……♡ ああぁっ……イッちゃう……! ダメ! 来ちゃう! 来る! すごいのが来る! ああ〜〜〜〜〜っ♡♡ ♡♡ ♡」
ユージの腕の中で、イースの体が仰反りビクンビクンと痙攣する。同時に、股間から潮を吹き出し、机の端に大きな滝を作ってしまう。
頭の中が、真っ白になる。イースはガクガクと痙攣しながら、多幸感に包まれていた。
「あぁ……♡ あっ……♡ あっ……♡」
甘くて、穏やかで、幸せな絶頂の余韻に浸りながら、イースは虚空を見つめていた。何も考えられないくらいに頭がボーっとしている。
(胸や、お尻や、おまんこ……ずっと邪魔だと思ってたけど……こんなに気持ちよかったんだ……♡)
女に生まれて良かったとさえ思える。こんなに気持ちいいことができるなんて知らなかった……。
「どうですか? 気持ちよかったですか?」
「うん……♡」
ユージの問いに、イースは無邪気に答えた。その姿はまるで子供のように純粋無垢だった。
絶頂の波が引いていき、イースはようやく我に返る。自分が今、とんでもない痴態を演じていたことを思い出し、顔が熱くなった。
(うう、ユージの前で、あんなに激しく……)
「イース様、可愛いです」
ユージはイースの頭を優しく撫でてくれた。それが心地良く、思わず目を細めてしまうが、理性を総動員してユージの手を払い除ける。
「イース様?」
「ユージ……! おっ、お、お前は……! 私を、玩具か何かと勘違いしているんじゃないでしょうね!?」
イースは怒りを露わにして叫んだ。しかし、それはただの怒りではなく羞恥の裏返しでもあった。なぜならイースは、未だにユージの腕の中にいるからだ。あまりに心地よくて、逃れるという発想が無かった。
「そんなつもりはないです。でも、イース様に俺のこと好きになって欲しくて、ちょっと強引になっちゃいました」
ユージは悪びれずに言った。そして、イースの顎に手を当て、自分の方を向かせる。
「イース様、俺のことが嫌いですか? 俺は、イース様が好きです。イース様は俺の事を、少しは好きでいてくれますよね?」
ユージはイースの瞳を真っ直ぐに見据え、真剣な口調で言う。その言葉に、イースはドキリとした。
「そ、そういうことを軽々しく言わないで。……お前はGOP-9362061、私はES-4039781よ。……身分が、違うの」
イースは顔を伏せて、自分の体を抱きしめるように腕を組んだ。
「あら、もう国民番号など意味を為さないのに。今のユージさんは、あなたよりずっと格上ですよ?」
「うるさい! 黙ってなさい!」
「いいえ、黙るのはあなたの方です。ユージさん、もう一度〈パッション・ルビー〉を使ってあげてください」
「あっ! ずる……あ゛あ゛──────―っ!」
突然、イースが大声で叫んだ。「パッション・ルビー」が陰核に押し付けられて、激しく振動しているのだ。
「イース様、クリトリス気持ちいいんですね。イクなら、イクって言ってください」
「イ゛ッ♡♡ イグゥ♡♡」
イースは絶叫しながら絶頂を迎える。しかし、それでもユージは手を休めない。
「イッでる♡♡ いまイッでるからぁ♡♡」
「もっとイッていいんですよ」
「あ゛~っ♡ あ゛~っ♡ あ゛~っ♡」
ユージの愛撫は激しさを増していき、イースの意識は途切れ途切れに覚醒と失神を繰り返す。体を動かして快楽を逃がそうにも、シャロンの念動力が押さえつけているため不可能だ。
(きもちいい しぬ しぬ いくの ゆーじ ゆるし またくる つらい くるし いきたく いきたい くるし あ くる くる くる きた また あ くる くる くる きもち ゆーじ すき だい す ぎもぢい い)
「もう完全に堕ちましたねぇ」
シャロンは楽しげに呟く。〈パッション・ルビー〉による愛撫が止まらないため、イースの精神は壊れかけていた。
「さあ、イース、気持ちいいときは、イクって言うんですよ。大丈夫、ギードラの魔力があれば、何度壊れても元に治せますから」
「イギまずっ♡♡ イッでる♡♡ なんがいもイぎまじだがら♡♡ もうやべでぇ♡♡」
「イース様、まだまだイけますよ。もっとイキましょう。もっと、可愛いイース様を見せて」
ユージの愛撫が加速する。イースの頭の中では、快感が暴れ狂っていた。
(イク またのぼる まっしろ ましろ ああ おちる おち ち ち ち あ イク また のぼる まっしろ まっしろな)
「あぁっ♡♡ あぁっ♡♡ あぁっ♡♡ あぁっ♡♡」
ユージの言葉通り、イースは何回も何回も天国と地獄を味わった。何度も絶頂を迎え、その度に意識が飛んでしまう。
「イ……ク♡♡ イ……ク……イ…………ク……♡♡」
「はい、イッて良いですよ」
ユージはそう言うが、意識どころか心臓が止まりそうだった。喉が潰れて声が出なくなり、舌を噛み切ってしまいそうになる。
(しぬしぬ ゆーじ も しんじゃう)
絶頂の波がイースの心臓を止める寸前まで、ユージは手を止めなかった。ようやく手が止まると、イースは机の上に倒れ込んだ。
「ぁ……ぁ……はぁ……ぁぁ……」
息をするのすら苦しい。しかし、それなのにイースの体は満足していなかった。むしろ、先ほどよりも敏感になっている気がする。
(体が熱い……♡ 疼いてる……♡)
絶頂の余韻が残っているだけではない。子宮の奥がきゅんと震え、膣壁がヒダを伸ばしている。膣奥が痒くてたまらない。
(欲しい……♡ お腹の奥を、めちゃくちゃにされたい……♡)
イースは無意識のうちに腰を振ってしまう。何でもいいから、膣内に受け入れたかった。
(だめ! そんなこと言ったら、ユージに嫌われるかも……)
この時のイースには、これからユージにペニスを挿入されるだろう、という認識はなかった。
実のところ、イースはペニスの存在を知らなかった。いや、学習機械で焼き付けられた知識はあったが、無駄な知識として忘却していたのだ。ユージのことを異性と接触する機会もないと馬鹿にしていたが、イース自身も絵に書いたような
「イース様?」
ユージは不思議そうな顔をする。その表情を見て、イースは慌てて言い訳しようとしたが、喉は潰れて舌がしびれて、まともな言葉が出てこない。
「あ……あ……♡」
「もしかして、物足りないですか?」
ユージは優しく微笑みながら言った。図星を突かれて、イースの顔は真っ赤になる。
「ううーっ……♡」
ユージはイースのお尻だけを持ち上げて、秘所に自分の股間を押し付けた。ズボン越しでも分かるくらいに大きくなっているそれに、イースは驚きのうめき声を漏らす。
「おお……きい……あ……つい……これ……オトコの……まさか……これから……?」
イースはごくりと唾を飲み込む。今まで一度も見たことがないのだから、当然と言えば当然の反応だった。
「これを、イース様に挿れたいです。ダメですか?」
「あ……ごめ……もう、むり……つらい……ゆるして……」
未知への恐怖から、イースは懇願した。
だがユージは不満そうだ。それはそうで、好きな女をさんざん絶頂させて、喘がせて、それでお預けなど男が耐えられるわけがない。
「ユージさん、イースはもう限界です。今日はここまでにしてあげましょう。大丈夫、もうイースはあなたのモノです。いつでも次のステージに進めますよ」
シャロンが割り込んでくる。イースは思わず睨みつけた。
「シャロン……でも、俺もうこんなで……」
「もう、仕方のない人ですね。私がお相手しますから、少し待っていてください」
シャロンは呆れ顔でそう言うと、装飾品を外し始めた。
「どうぞ、私を使ってください……♡」
シャロンはユージの目を楽しませるように、豪奢なドレスをはだけさせた。ユージは躊躇なく、服の上から乳房を掴む。
「あん♡」
(あ…………!)
イースの心に、嫉妬心が湧き上がる。雪色の髪の少女は、ユージに体を弄ばれて、甘い吐息を吐き出しながら、イースを挑発するように視線を向けた。
「イースも、一緒に気持ち良くなりたいですか?」
シャロンは意地の悪い笑みを浮かべて言う。イースは悔しげに唇を噛んだ。
(こいつ……私をバカにして……!)
しかし、今は反論もできない。ユージの手の動きは、どんどん激しくなっていく。胸を揉まれ、乳首を摘ままれるたびに、シャロンは歌うような嬌声で応えた。
「あっ♪ やんっ♪ 気持ちいいですぅ♫ ユージさん、素敵……♡」
シャロンは甘えるようにユージの胸に頬を擦り付ける。その仕草に、イースの心はますますざわついた。
(なんで……ユージに媚び売って……)
シャロンの口角がニタリと持ち上がっているのを見て、イースはようやく、これが拷問だと気付いた。身動きが取れないのに、子宮の震えや膣奥の痒みが残ったままの自分を、精神の側から痛めつけようとしているのだ。
「あぁっ♡ そこぉ♡ いいっ♡ ああっ♡」
シャロンは、ユージにクリトリスを愛撫されて、嬉しそうに腰をくねらせていた。
(あいつ……あんなに気持ち良さそうに……)
イースが羨ましそうな目を向けると、シャロンは勝ち誇った笑みを浮かべる。
「イースも、して欲しいんですか? ユージさんの愛撫、とっても気持ちいいですものね♪ わたくしのことは気にしないで、いつでも、ご自由にオネダリなさってくださいね?」
(なんでこいつは余裕ぶって……!)
イースの中で、憎悪が膨らんでいく。ユージは自分を好きだ、愛していると言ってくれたのに、どうしてこんな惨めな目に合わされるのかと。
シャロンはユージに抱きつきながら、首筋にキスをしたり、乳首を舐めたりする。
「シャロン、シャロン……!」
ユージはすっかりシャロンに夢中だ。その様を見ていると、気が狂いそうになる。
「あぁっ♡ ユージさん♡ ちゅっ♪ わたくしも、大好きですよ……♡」
シャロンはユージに愛情を示すために、彼の背中に腕を回す。そして、ユージに寄り添いながら、彼の耳に口を近づけた。
「愛していますよ……♡」
「ああ、嬉しい……ありがとう」
ユージは不幸な生い立ちのせいか、愛を囁かれるのに飢えている。そのため、こうして好意を示してくれる女性にすぐに靡いてしまうのだろう。
(そうよ、それだけよ……きっと……)
「ユージさん……♡」
「シャロン……んっ」
二人は情熱的なキスを交わす。舌と舌が絡み合い、唾液が混ざり合う音が響く。
「ぐっ……ぎぎぎ……!」
(私はキスさせなかったのに……我慢したのに……!)
拒絶したのは自分なのだが。
そうは言っても、ユージとシャロンが他人ではないことを見せつけられて、イースの自尊心は大きく傷つけられてしまった。
「ぷは……もう、イースとキスできなくて、そんなに寂しかったのですか?」
「だって、俺はずっと一人ぼっちだったから……シャロンに会えて本当に良かったと思ってる」
ユージの言葉を聞いて、イースは泣き出しそうになった。自分がユージを拒絶してしまったという罪悪感と、彼が自分を必要としてくれているという喜びが、同時に襲いかかってきたからだ。
「わたくしも、ユージさんと出会えたことを、とても幸せに思っています……♡」
シャロンはユージの首に手を回し、もう一度キスをした。今度は触れるだけの軽いものだったが、それでもイースの幼い心を抉るには十分だった。
(あぁ……)
イースの心を絶望が支配していく。目の前の光景が、まるで
(もう……いや……)
イースは涙を流しながら、震える両足を叱咤して立ち上がった。ユージとシャロンは驚いてこちらを見る。
「イース様、ど、どうしました?」
「…………さい」
「あら、もう限界ですか?」
「うるさい……!」
イースはなんとか服を身につけると、総統室の扉に手をかけた。
「……アンタ達の邪魔はしない。何もかも、好きにすればいい」
イースは強情を張った。本当は一刻も早くこの場を離れたかっただけなのだが、みっともなく喚くのはプライドが許さなかった。
「イース様……」
「その呼び方もやめて。新総統なんでしょ、ユージは」
イースは吐き捨てるように言うと、そのまま扉の外に出た。
「うっ……うう……!」
惨めさで涙が止まらない。イースは人気のない廊下で嗚咽を漏らしていた。
ほどなく部屋の中からシャロンの嬌声が聞こえてくる。
「あーっ♡ ユージさん、おちんちん気持ちいい! もっと! ああんっ! 好きぃ♡ 好きですぅ♡」
「シャロン! シャロン!」
「くそ……くそくそくそ……!!」
イースは壁に拳を叩きつける。その音は誰にも聞かれることはなかった。
「畜生……ちくしょう……!」
イースは涙で顔を濡らしながら、ひたすら壁を殴り続けた。その頭の中では、疑問と後悔がぐるぐると渦巻いていた。
(ユージは私を愛してるって言ってくれた……それなのに……あの女……!)
それなのに、あの女はユージに抱かれて、あんなに喜んでいた。
(許せない……!)
イースは拳を強く握りしめる。心の奥底から、理不尽な
"Passion"には、「受難」「激情」を始めとして、様々な意味があるが……その中には、「熱愛」という意味もある。
彼女の"Passion"がそこに到達するのは、少し未来の話だった。
(続く)