レシピッピの再生に成功したドリームは、現在が西暦15,000年、自分が生まれた時代から見て遥かな未来世界であることを知る。共に街を歩く中で、相互理解を深めるドリーム・イース・ジェントルー。
一方、シャロンはユージを危険に晒したことでひどく落ち込んでいた。夫から優しい慰めと激しいセックスを施された後、子育てという概念について初めて夫婦で話し合う。
後日、シャロンは避妊具や婦人薬をイースに委ねる。イースは、ユージの子供を産もうとして生理痛に苦しんでいたのだ。この時イースは、シャロンに生理が無いことを知った。
少しだけ、シャロンに対するわだかまりを解いてしまうイース。好奇心で近寄ってきたドリームを巻き込んで、イース達は避妊具を使った素股性交に耽る。少しずつ、本当のセックスが近づいていた。
1/4 (ジェントルー)
そろそろ太陽が昇る頃ではないだろうか。別宅の浴室には、男と女の性臭が立ち込めている。
ユージの腕の中で、ジェントルーが絶頂の予感に震えていた。
「んんっ……んっ……イクっ……」
ほっそりとした腰を弓なりに反らせ、背中を仰け反らせる。あくまで気品ある淑女。そう主張したいのか、少女は快楽に身悶えしながらも、優雅さを失わないように堪えていた。
しかし、そんなジェントルーの気高さも、もはや風前の灯火だ。
コンドームに包まれたユージの男根が、割れ目の上を何度も往復する。亀頭でクリトリスをこねくり回すように愛され続け、ついに彼女は陥落してしまった。
その瞬間、ジェントルーの口から漏れたのは悲鳴のような喘ぎ声ではなく、歓喜の声だ。
「あっ、あぁぁぁぁ〜っ……♡ イクっ……もうダメっ……イクっ……イクっ……んんっ……んっ……♡」
秘所からは愛液が溢れ出し、ユージの股間を濡らす。それはまるで、彼の男根を受け入れる準備ができた証のようだ。本能が知らせる幸福の予感にか、ワインのような赤い瞳から、ポロっと透明な水滴がこぼれ落ちる。天を仰いだ彼女は、はしたなく腰を突き出した。
彼女の乱れっぷりに、ユージは思わず喉を鳴らす。
「俺もそろそろ限界……! 出すよ……!」
「ああ、出せっ……熱いのを、ゴムの中にぶ、ぶぅ、ぶちまけて、わた、わたしをイカせろっ……♡」
「言われなくても……! うおっ、おっ、おお……!」
「んんっ……♡ あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あぁぁぁ~っ……♡♡」
ユージは射精の直前、思い切りジェントルーを抱きしめた。シャワーで濡れた熱い肌が、絶頂感を大きく高めてくれる。吐き出された精液が、コンドームの先端を膨らませた。
「あぁ……はぁ……はぁ……はぁ……そ、そんなに出したのか……」
まだ呼吸が整っていないのに、文句を言う。しかし、そんな彼女の表情はどこか満足げだ。
自分の体が男を満足させたことが嬉しいのかもしれない。
そういう顔を見ると、ユージの胸中には、得も言われぬ満足感が湧き上がってくる。
「ありがとう、ジェントルー」
「んん……? 突然なんだ。礼を言うより、もっとすることがあるだろう」
そう言って、ジェントルーはキスしてきた。ユージの形を確かめるように、ゆっくりと舌を絡めてくる。
「ん……ちゅ……れぇ……んむ……んっ……はぁ……あ……ん……」
くるりくるりと、互いの舌先を回転させるように舐め合うと、甘くぬめる感覚に脳髄まで痺れるようだった。
(ああ、やばいなこれ……。キスって、やっぱり覚えたら癖になる)
ユージがそんなことを考えていると、ジェントルーが両腕を首筋に回してきた。しっとりとした唇が密着する。柔らかさと弾力が絶妙なバランスを保っているようで、いつまでも触れていたくなるほど気持ちいい。
(そうだな。今は、余計なこと考えずに、彼女との時間に集中しよう……)
凛とした美少女が、ユージにしか見せたことのない甘い顔をしてキスしてくれているのだ。この世で、この顔を見る事ができる男はユージだた一人。優越感がこみ上げてきて、自然と笑みが浮かぶ。
「んっ……んっ……んんっ……ふふふっ……♪」
「なんだよ、いきなり笑って」
「いや、君は本当に幸せそうな顔をするなと思って。そんなにキスが好きなのか?」
そう言いながら、ジェントルーはユージの首を解放する。目を細めた彼女は、まるで猫のようだ。
ユージは苦笑いを浮かべる。
「キスは好きだよ。それ以上にジェントルーが好きだけど」
「う。そ、そうか……」
ストレートな物言いに、ジェントル―は頬を赤らめて視線を逸らす。
その仕草が可愛くて、ユージは再び唇を寄せたが、指先で止められた。
「君からのキスはルール違反だ。何回言ったら覚えるんだ? 全く」
そう言いながら、ジェントルーはユージの唇を舐めた。嬲るように、けれど優しく、何度も。
♡プリキュア♧じゃない彼女たち
と
◆世界を征服する話◆
第6話 わたしはだあれ
ユージはされるがままになって、怪盗少女の愛情表現を堪能した。それからしばらくして、ジェントルーはようやく満足したらしい。唇を離すと、小さくため息をついた。
「はぁ……キスと言えば、イースがあれほど女好きとは思わなかった。ドリームが気絶するまでキスするとは思っていなかったぞ」
「ああ……そうだね」
それはユージも同感だった。今日のイースは情緒不安定だったが、ユージとの行為は受け入れてくれた。
ただ、ドリームと絡み始めると、のめり込むように夢中になっていった。ユージをそっちのけで、二人で盛り上がっている様子は、ちょっと嫉妬してしまうほどだった。最後には二人して意識を失ってしまったので、誘いをかけてきたジェントルーと抱き合っている次第だ。
(やっぱり、シャロンのお香のせいで理性が飛んでいたのかな? それとも、ドリームが魅力的すぎた?)
お香の効き目は、中々のものだった。ユージも、気がついたらドリームとキスしていた。
ドリームは、猫の目のようにくるくると表情を変える。幼い顔と、狩猟者のような鋭い眼差しのギャップにクラリときた。それに、彼女から漂ってくるミルクのような甘ったるい匂いにも。
「俺も楽しかったけどね。ドリームの可愛いところも見れたし」
「ほう。どんなところが可愛いと思ったのだ」
ジェントルーは興味深そうに尋ねてきた。
答えにくい質問である。裸で抱き合っている時に、他の女性の話をするのはマナーに反するだろうか。
「ごめん、失言だったかな」
「今更だろう? 君は多くの女を弄んできたのだから。私もその一人だ」
「うっ……」
「ほら、早く話せ」
「えーと……」
観念したユージは、素直に感想を述べた。
「色々と危ういところかな。まだ子供っぽくて何でも飛びついちゃう感じが、こう、守ってあげたくなって……」
「ふむ。確かに、彼女はまだ未熟で世間知らずで無知で幼稚で、その辺の子供と大差ない。それは事実だ」
ユージの言葉を遮り、ジェントルーは言った。ここ数日、ジェントルーとドリームは一緒に暮らしている。そこから見えるものが、彼女にはあるようだ。
「ドリームは、ドリームなりに努力しようとしている。自分が何者か、何をすべきかを考えようとしている。可愛いから、ただ可愛がるようなことは、少し控えてやって欲しい」
意外な言葉だった。
彼女の声色は真剣そのものだ。その表情には、母性のような慈しみが滲んでいる。
「ジェントルー……共感してる? ドリームに」
ユージはジェントルーを抱き起こした。あぐらをかいて、自分の上に座らせる。
「うっ……んっ……!」
勃起したものが尻の谷間に当たって、彼女はビクッと体を震わせた。しかし、ユージの腕の中にすっぽりと収まると、安心したように力を抜いた。そして、背中を預けたまま口を開く。
「ああ。しているさ。私が何に悩んでいるかくらい、君ならお見通しだろう」
彼女の口調は、まるで拗ねる子供のようだ。
ユージは思わず笑ってしまった。
ジェントルーは、ある女の子を洗脳して作られた、仮初の人格だ。ユージも理解はしている。洗脳を解かれたブンドル団の団員が、完全な別人になってしまう。その光景をこの目で見た。
だが、腕の中にいるジェントルーには、紛れもない実在感がある。口にはしないが、この娘は自分を愛してくれている。ユージには確信があった。
「わかったよ。変に可愛がらないようにする。ちゃんと一人の女の子として向き合う。それでいい?」
「ああ、約束しろ。破ったら承知しないからな」
「了解」
ユージは、ジェントルーの頭にキスをした。いるとかいないとか、今はどうでもいいことだ。
彼女は一瞬だけ身を強張らせたが、すぐに体の力を抜いてくれた。そのまましばらく抱き合っていた二人だが、ユージはおもむろにジェントルーの膝を割り、股間に手を伸ばしていった。
「ん……おい……もう朝だぞ。これ以上は……」
「ジェントルーの可愛い声が聞きたいんだ。頼むよ」
「うぅ……仕方のない奴め……」
ユージは、愛液の滴る秘所に指を差し込んだ。毛の薄いそこは、つるっとした触り心地だった。ジェントルーは恥ずかしそうに顔を伏せる。それでも抵抗はしなかった。
「あぁっ……あっ……! あ……ん……んっ……!」
「気持ちいい? もっと聞かせてくれないか」
ジェントルーの声は張りがあって、大人びたクールさがある。それが少しずつ、甘くとろけるような熱を帯びていく。
ユージの手が敏感な部分を撫で回すと、「はぁ……ん……」と吐息を漏らした。指の動きに合わせて小刻みに腰を動かして、切なげな喘ぎ声を上げるジェントルーは実にエロティックだ。
ユージはジェントルーを抱きしめながら、彼女の耳元に囁きかける。そうすると、さらに感じやすくなるのだ。ユージだけが知っている、怪盗ジェントルーの秘密である。
「気持ちいいだろ? ほら、もっと乱れていいんだよ」
「あ、あ……そんなことを言われたって……あ……はぁ……うっ……」
羞恥心に駆られたように、ジェントルーは首を横に振るが、その仕草さえ色っぽい。普段の姿からは想像できない姿だった。
ユージは指を動かし、ゆっくりと掻き混ぜるように動かす。それから強く押したり擦ったりすると、途端に彼女は仰け反り、大きく反応を示した。
「うっ、くっ、うっ、うっ」
声を抑えるのが難しいらしく、彼女は両手を口に当てていた。
ユージの肩を掴む彼女の手に力がこもる。必死で耐えようとする姿がいじらしい。
ユージはそんな彼女を愛しく思いながらも、責め立てる手を緩めなかった。
(可愛いな……。俺だけがこの顔を見れるんだ。俺だけの……)
ユージの頭の中で嗜虐心が膨れ上がっていく。
指を激しく抜き差ししながらGスポットを刺激すると、一際大きな声が上がった。
「あぁっ……!! だ、ダメだ……それ以上は……んっ……ああぁっ!!」
絶頂に達しそうになったのか、ジェントルーは両脚を跳ね上げる。ユージはそれを強引に押さえつけた。
「イキそうになってたの?」
「わ、悪いか……」
そう言いながら、ジェントルーは涙目でユージを睨みつける。だが、その顔は快楽で蕩けていて迫力がない。むしろ、可愛くてそそるだけだ。
まるで触ってくださいと誘惑するかのように、太ももが痙攣していた。指を引き抜くと、名残惜しそうに糸を引いた。
「謝ることなんてないだろ? 俺の手でイクところを見せて欲しいんだ」
「うう……バカ者……」
「俺にイカされるのが嫌? 俺は、君をイカせるのが好きだよ」
「い、いやではない……だが、こんな夜明けからというのは……少し恥ずかしいな」
彼女の言う通り、窓からは朝日が差し込んでいる。まだ夜が明けて間もない時間帯だった。
ユージは、彼女の髪を優しく撫でると、額にキスをする。それから目を合わせて、そっと囁いた。
「ジェントルーと一つに繋がりたい。君の中に入って、君を感じて、俺のものだって確かめたい」
「う……うむ……」
「お願いだ。許してくれるかい」
「……」
ジェントル―は黙り込んでしまった。
拒絶されたわけではない。ただ、不安そうにしているだけだ。
「イースが、どう思うかな……自分より、私が優先されたら。私の事を、嫌いになりやしないだろうか」
ジェントルーは、自信なさげな声で言った。最初は敵で、今は同じ男に抱かれている。それを友人と呼べるのだろうか。難しい関係に、思う所があるらしい。
やがて、彼女は意を決したようにユージを見た。
「ユージ。私のことは、イースの後にして欲しい。先に彼女を愛してやるのが、やはり筋だろう」
「わかった」
ユージはジェントルーの頭を撫でる。濡れたロングヘアーは、重みを増して垂れ下がっている。その一本一本が絹のように滑らかで、いつまでも触れていたくなるほど美しい。
「でも、そこまで言うならジェントルーにはイース様と同じになってもらう。絶対に逃さないよ。ここも、俺のものだ」
ジェントルーの、へその下を親指で押す。そこには彼女の子宮がある。
「聞いてるだろ? イース様、妊娠の準備をしてるって。俺のために。俺を愛してるから、俺の子供を産みたいって」
ユージはそこに自身の分身を埋め込むことで、彼女を支配したいと思った。後戻りのできない深い穴へと突き落としたいという欲望を抑えられない。堕ちてしまえば、きっとずっと自分の側にいてくれるはずだから。
「あ……ああ……」
ユージの言葉を聞いて、ジェントルーの目つきが変わった。恐怖と期待が入り混じったような瞳だ。
彼女は無意識のうちに体を震わせているようだった。それは寒さのためではなく──。
「は……はああぁぁぁ……♡」
ぐいっと、おとがいを反らす。ジェントルーは、期待と想像の中でエクスタシーに達したようだ。だらしなく口を開けている。その端から唾液がこぼれ落ちた。彼女はそのままの姿勢で固まり、しばらくの間動けなくなっていた。
しばらくして、彼女は長い息を吐き出す。浴室に漂う湯気にも負けないほど、熱い吐息だった。
「……ああ……はあ……はあ……ふぅ……はあ……」
「大丈夫かい?」
「んっ……んんっ……う、うむ……問題ない」
ユージが声をかけると、彼女はハッとした様子で返事をした。白い肌は桜色に染まって、艶やかな色香を放っている。
「本当に? 無理してないか」
「だ、大丈夫だと言っているだろう! しつこいぞ!」
「わかったよ」
ユージは苦笑した。彼女が平静を装っているのは明らかだったからだ。こちらを見つめて、何かを言いたそうにしては、また目を逸らす。そんな動作を何度も繰り返していた。
可愛い。ユージはジェントルーに欲望を吐出したくてたまらなくなった。
「じゃあ、練習しようよ。俺に処女をくれる練習」
「あ、あげるとは言ってないが……君がどうしてもと言うのであれば、まあ、練習くらい、仕方がないから付き合ってやってもいいが……」
そう言うと、ジェントルーはいそいそと新しいコンドームを持ってきた。包みを破って、中身を取り出す。
ユージの股間は既に再勃起している。彼女はそれに視線を落としてから、顔を赤らめた。
「ほら、大人しくしろ。私が着けてやる」
ジェントルーはユージのペニスに手を添えた。そして、亀頭に被せていく。その動きはぎこちなかったが、それが逆に興奮を煽る。
ゴムを着け終わると、ジェントルーは満足そうに微笑んだ。
「これでよし。君のようなひどい男は誰かが管理しないとな。私こそ、その役目にふさわしい。そうは思わないか?」
「もちろんさ」
手を引くと、ジェントルーは喜々としてユージを押し倒した。馬乗りになって、キスをしてくる。
「ほら、君のお口を頂くぞ……んっ……んちゅっ……んんっ……れろっ……んんっ……♡」
舌を入れて、激しく絡みついてくる。口の周りをよだれでベトベトにしながら、彼女はユージを求めてきた。
「ユージ……私の……んっ……もっと……欲しい……んん……」
ジェントルーは主導権を握りたいようだ。ユージの体に触れて、指先で弄ぶように撫でてくる。胸板に頬ずりした後は、首に噛み付くようなキスをしてきた。
「ほらユージ、何をして欲しいか言え……っ、君のコレを、どうすればいい? んん?」
彼女の尻の下で、ユージの剛直は脈打っていた。
早く挿れたいと言わんばかりに猛り狂っている。それを見て取ったのか、彼女は妖しく笑う。それからユージの乳首を甘噛みした。同時にもう片方の手で、ユージ自身を握り込む。ゆっくりと前後に扱きながら、耳元で囁いた。
「君の望み通り、私の中でたっぷり可愛がってやるぞ……ほら、素直に懇願するがいい……っ」
そう言いながら、彼女の腰が動いていく。尻の谷間と手で男根を挟むと、擬似的な騎乗位で擦り上げてきた。ぬちゃっと音がする。ユージからは見えないので、本当に挿入しているような錯覚を覚えた。
「うぁ……気持ちいぃ……」
ユージは喘いだ。彼女の秘裂から漏れる愛液が潤滑油となって滑りを良くしていた。絶妙な力加減に快感を覚える。
「はあっ……くっ……はぁっ……んんっ、熱すぎるんだ、もうちょっと冷ませないのかっ、この粗末なものは……」
そう言いながらも、彼女は夢中でユージの分身を貪っていた。ぷりっとしたお尻を擦り付けて、前後左右に動かしている。
(凄いな……こんな風にされたら)
射精欲が高まっていく。だが、もっとジェントルーを感じていたい。清楚な乳首を刺激してやり、割れ目に手を伸ばした。指で肉芽を探し当てると、そっとつまむ。
「ひゃあん♡ そ、そこは……だめだ……はあぁ……♡」
「ダメじゃないだろ?」
そう言いながら指を動かすと、華奢な体はビクビク震えて反応する。心底気持ち良さそうに、甘い声で鳴いた。
「うう……ううう……♡ ひっぃぃっ、だ、めぇ……♡」
たまらないエロティックさだ。彼女のこんな姿を知っているのは自分だけなのだと思うと、ゾクリとする。
普段は凛々しい表情をしている彼女が、快楽に溺れる様は最高だった。
ユージは指で摘んだ突起を転がしたり押し潰したりする。すると彼女は背中を仰け反らせて感じ入った。
「うううっ、ユージっ、凄い……いいっ、すごくいいぞっ……」
汗をしたたらせながら小刻みにお尻を動かし、ユージのモノを擦り上げる。そうすることで、自分も高みへ登っていくのだ。
喉をそらせて陶酔した声を出す。それは浴室に反響し、ユージの耳に届いて性感を高めてくれる。
「ああ……イクッ……私、イッてしまう……♡」
「うううっ、俺ももうすぐだ……っ、あともう少し……」
絶頂の瞬間は近い。ジェントルーは腰の動きを止め、手のひらとの圧迫でユージに止めをさした。
「あ、ああ……出る……出すぞ……ああ……!」
どくん、と脈打つ感覚があった。ユージは耐えきれずに果てる。
「んおぅっ、おォォ……♡ こっ、これ、スゴ、ああぁ、すごいぃぃ……♡」
大量の精が放たれ、コンドームの中に満たされていく。それはまるでゼリーのように重くて粘っこかった。
手のひらで精液を感じてか、ジェントルーはうっとりと目を細める。
彼女は自分の性器に手を伸ばし、愛おしそうに撫で回し始めた。
「ああぁ、いいぃ、ん、んんんっ……♡」
うわごとのように呟いている。まだ足りないというかのように、何度も膣内へと指を出し入れさせた。
しばらくそうしていたが、やがて名残惜しげにそこから引き抜く。
彼女は荒い息を吐いて、ユージの胸板の上に突っ伏した。
「はあ……はあ……ふぅ……んん……♡」
ユージはジェントルーを抱き寄せた。柔らかい体が密着して心地よい。色っぽい淫気に当てられて、再び欲望が高まりそうになる。
「ふう……ちゃんと練習になったかな。これでいつでも本番に臨めるだろう?」
「調子に乗らないでもらおうか……っ、一人しか女を知らないくせに」
「そんなの、時間の問題だよ」
ジェントルーは乱れていた髪を手櫛で整えると、立ち上がって浴室を出ていく。
ユージはその後ろ姿を眺めている。ミニマルなお尻がプリッとして、なかなか可愛い。思わず触りたくなって手を伸ばそうとしたが、ピシャリと手をはたかれた。
「いい加減にしろ、このケダモノ。私は髪を乾かすから、君はコーヒーでも用意しておいてくれ」
どこかで、電話の鳴る音がした。
◆◆◆
戦場の空は、薄暗い灰色をしている。今日は曇天だった。雲が垂れ込めて、今にも雨が降り出しそうだ。風も吹いていて、空気は湿っぽく冷たい。
ドリームは、震える膝を叱咤して立ち上がった。ここは荒野の真ん中だ。周囲に建物は一つもない。あるのは岩と石ころ。あとはナケワメーケと「ゼツボーグ」の残骸だけだ。
「ハァ……ハッ……ハアッ……!」
心臓の鼓動が激しくなる。全身から嫌な汗が流れ落ちた。視界がぐらつくが、必死に意識を保つ。だが、もう限界だと思った。
(お願い……誰か……助けて……)
そう思った直後、「ザリッ」という足音が聞こえた。
「その程度か、『ダークドリーム』よ。それでシャンティアを守るつもりなのか」
「くっ……!」
ドリームは歯を食い縛った。きっと見上げると、まず目に入るのは黒いブーツ。それから、黒尽くめのゴスロリ風ワンピース。そして、コウモリのような翼。
「敵」の中にある欠落を示すかのように、その翼は片方だけだった。
「私と同じプリキュアでありながら、その程度の力しか持たないのか。ならば、やはり。プリキュアは、私一人で十分だ!」
「……そんなこと……ない!」
殴りかかる。だが、片手で受け止められた。そのまま握り潰されるような勢いで掴まれる。
「ぐうううっ……!!」
「敵」は、紺色の瞳でドリームを射貫くように睨んだ。
「消えされ、粗悪品よ。お前には何の価値も無い。どう言おうが、貴様にはプリキュアの資格など無い!」
「あぐうっ……ダーク……プリキュア……!!」
敵は、ダークプリキュア。シャンティアで生み出された、最強の人造プリキュアだった。
(続く)