イースは、前かがみになってカップをテーブルに置いた。重力に従って、胸元が少し緩みかける。
「ユージィ、お前はどこを見ているの?」
ユージは慌てて目をそらした。
「イース様の胸の谷間を覗こうなんて思っていませんよ」
「私に嘘をつくの? このヘンタイ。見てるんでしょう?」
イースは自分の胸元に指を這わせた。ユージの目は、その動きを追っている。14歳とは思えない豊満なバストが、軍服の隙間から見え隠れしていた。
「いや、これは……!」
「正直に言ったら許してあげようと思ったけど、やっぱり駄目。今日は、いつもより厳しく罰を与えることにする」
「お、お許し下さい」
「だめ。こっちに来なさい」
ユージは、怖怖しながらイースの隣に腰かけた。
ユージがイースを盗み見て、イースが罰を与えることは、別に初めてではなかった。子供同士の戯れだったが、ヒールで踏みつけるのが定番だった。
ただ、今の二人は昔とは違う。少年には妻がいて、少女は少年に愛の告白がてら性感帯をさんざん嬲られた仲なのだ。
「イース様、痛いです! 何をするつもりですか……!?」
「決まってるでしょ? お前の身体を虐めるのよ」
イースは、ユージの耳を引っ張ると、見下すように言う。
「お前がいけないのよ。私のことをいやらしい目で見るから」
「だって、イース様がそんなエッチな格好で挑発するから……」
イースは心外だった。ちょっと胸の形がはっきり分かって、おへそが見えて、ショートパンツの股下が短くてニーハイとの間に生足が覗いているだけだ。可愛いだけで全然エッチじゃない。
ユージは、イースの太ももに手を置いた。申し訳なさそうな表情をしながら、しれっとショートパンツから伸びる白い脚を撫でてくる。思わず、お尻をもぞりと動かしてしまう。
「こ、この、結婚したくらいで女慣れしたつもり? 私の手だって握ったことないくせに!」
「いつの話をしてるんですか」
ユージはイースの手袋を脱がせて、ちゅっとキスをした。
「ちょ、調子に乗るな……キスされたって、そ、その、虫唾が走るだけで……もう!」
イースは、ユージの股間を握った。
「うう、イース様ぁ」
「ひゃっ!」
ユージが声を上げる。彼のソコはズボン越しでも分かるほどムクムク膨らんで、イースの手を押し返そうとしてきた。
「ユージ、お前は総統なのよ、シャンティアの国民を導く責任があるのよ。こんなところで部下の女に急所を握られて興奮してどうするのよ……♪」
「ごめんなさい、イース様。もうしません」
「もうしない、もう見ないって、今まで何回聞いたかしら。……私ばっかり脚を見られたり胸を見られたり、挙げ句の果てにはいいようにイカされて……不公平だわ。脱げ。脱ぎなさいよ」
「え? ここで、ですか?」
「そうよ。私が命令しているのよ。お前は黙って言う事を聞けばいいのよ」
イースは、ユージのベルトを外しチャックを下ろすと、一気にずり下ろした。勢いよく飛び出してきたソレを見て、思わず息を呑む。
「うわエグっ」
(え、え、え? なにこれ? これがユージの? 血管浮き出てビクビク動いてて、まるで別の生き物みたい……。おっきいし、先っぽから汁が出てるし、なんかグロテスクだし……うわぁ、うわぁ。こ、これを、わた……女の中に挿れるの……?)
イースは顔を赤らめた。ユージのアレは、イースにとって未知の物体であり、彼女の知識にある男性器とは別物だった。
「イース様、俺のコレ、そんなに変なんでしょうか……?」
「あ、いや、そういうわけじゃなくて……。ご、ごめんなさい。お前のがあんまり大きいから、ちょっとびっくりしちゃったの」
「そ、そうですか。よかった」
ユージはほっとした様子で、イースの頭を優しく撫でた。
「イース様、触ってほしいです。お願いします」
「う、うん」
イースの指先が、ユージのモノに触れる。熱くて硬い。ドクンドクンと脈打っている。
(すごい、熱い。それに、すごく硬いわ。男のって、みんなこうなのかしら。それとも、ユージのが特別? なんだか、ドキドキしてくる……)
「あの、イース様?」
「な、なに? ああ、ごめんなさい。触るわね」
イースの細い指が、ユージの肉棒に絡みつく。
「イース様……あの、できればツバを垂らすとかして欲しいんですが……」
「う、うん。唾を出せばいいの? ……んんぅっ」
「うぁっ!」
イースの口から唾液が流れ落ちてきて、それが亀頭に垂れ落ちると、ユージはさらに気持ちよさそうに身体を震わせた。
(ユージの、ビクビク震えてる。なんか、可愛い)
「ねぇ、ユージ。痛かったら、ちゃんと言うのよ。言わなかったらもっと虐めるからね」
「はい、イース様に虐めてもらえるなら嬉しいです」
「……馬鹿」
イースは、ユージの肉棒をゆっくりと上下に擦りはじめた。最初は恐る恐るといった感じだったが、徐々に動きが大胆になっていく。
「はぁ、はぁ、イース様……!」
「ユージ、凄い……どんどん硬くなってくる。熱くて、先っぽが濡れてて、臭いも……」
イースの顔が赤く染まっていく。この前は、一方的に嬲られるだけだった。いま彼女は、自分の手がユージを感じさせていることに、これ以上無いほどの喜びを感じていた。
「イース様、俺にも触らせてください」
「だ、駄目! ユージは動いちゃ駄目!」
「うぐっ」
イースの指が裏筋をなぞる。ユージが声にならない悲鳴を上げた。
「すごい、ガチガチで、太くて……うわぁ、ピクッてした」
イースはユージのを両手で包み込み、その感触を確かめるように動かした。
「イース様、あの、先端の方を触って欲しいんですけど……」
「だめ」
「どうしてですか!?」
「これはお仕置きなのよ。お前が他の女にうつつを抜かした罰なんだから。ユージはただ黙って、されるがままになっていれば良いの」
「そ、そんな理由でしたっけ? ううっ」
ユージは情けない声を出した。イースは、久しぶりに精神的上位に立ったことで、ゾクゾクするような快感を覚えていた。
「お前を虐めるのって楽しいわ。ねえ、新総統様? 私のこと、嫌いになった?」
「なる訳ありません。俺はイース様のことが大好きです。愛しています。何をされても、イース様のことが好きです」
「あう……♡ そ、そうなんだ……ユ、ユージのくせに生意気よ……♡」
シャンティアの迷宮や、メビウスの部屋で好きと言われた時とは、感じるものが全く違っていた。
理由は明白だ。今のイースは自由で、ユージの力強さや逞しさを知っていて、何より二人きり。何をしてもいいし、きっとユージは何でもしてくれる。
ユージが、イースの手を握る。
「な、なに? お仕置き、イヤなの? お前は私のしもべなのよ。ご主人様に逆らうつもり? あのクソ女、旦那の躾がなってないのね!」
「いや、じゃなくて、イース様の胸を触りたいなって」
「胸? う、うん。お前がどうしてもっていうのなら、少しだけ触らせてあげようかな」
胸を見られたお仕置きだったはずだが、とっくにどうでも良くなっていた。とにかくユージの願いを叶えてやりたかったのだ。
イースは、ユージの手を取り、自分の胸に誘導した。
「あ……♪ ど、どうかしら。私のおっぱい、柔らかい?」
「はい、柔らかくて温かくて、最高です」
ユージは、イースの乳房をそっと撫でてきた。体温を直に感じて、イースは身体の奥がじんわりと疼く感覚を覚えた。身体全体が敏感になっている気がする。
「あ……♡ ユージの手つき、いやらしい……うう、いつの間にこんな……♡」
「イース様は、どんな触り方が好きなんですか?」
「そ、そんなこと聞くな! お前は私の言う通りにすればいいのよ! んあっ♡」
イースはユージの手を取ると、自らの乳首に持っていった。そして、そのまま押し付けるように動かす。
「ふあっ♡ あっ、はっ♡ はっ♡」
ユージの手のひらが動くたびに、イースは甘い声で喘いだ。
「イース様、そんなに激しくしたら、痛くありませんか?」
「う、うるさい! ユージの手が私のここをイジメるから、我慢できないのよッ」
「ははっ。イース様、可愛いですよ」
「ば、馬鹿ぁ……♪ 可愛いなんて言われても嬉しくないのにぃ……♡」
「じゃあ、綺麗です。イース様は、とても美しい」
「ひゃうっ!」
ユージは、イースの耳元で囁いた。イースの背筋に電流が走る。
「そ、それぇ……ずるいっ……! あ、もっと、もっと強く揉んで……!」
「こうですか?」
「あぁっ……! そう、そうよぉ…………!」
ユージは、イースの胸を強く掴んできた。痛みすら覚えるほどの刺激だが、その痛みが快楽に変わる。マゾヒズム的快感に酔いしれていると、ユージが指先で胸の先端を摘み上げてきた。
「んんっ!?」
突然の強烈な刺激に、イースは思わず目を見開いた。ユージはそのままコリコリと弄り続ける。
「んんんっ! んっ、んっ!」
「イース様の肌、白くてきめ細やかで、すごく魅力的です」
ユージはイースの肩口に口づけをした。ちゅっと音を立てて吸い付く。イースの白い肌に赤い痕がついた。
それを満足げに見つめると、今度は反対側に同じことをする。
イースの身体に次々とキスマークが増えていく。
「あ……あ……あ……」
イースは、自分が征服されていくような気分になっていた。
ユージの唇が触れる度に、自分の中に新しい何かが生まれてくるような気がした。
「イース様、キスマーク、隠さないでくださいね。俺とイース様の愛の証なんですから。イース様が俺のものだって印をつけられるのが、たまらなく幸せなんです」
「ユージィ……」
ベタな口説き文句が、イースの心を揺さぶる。目が潤むのが、自分ではっきり分かる。
「イース様は俺だけのものです。だから、俺のお願いを聞いてくれますよね?」
「モ、モノじゃない。モノじゃないけど……お前のお願いも、たまには聞いてあげないとね。お前にとって、私は特別な存在なんだから」
「ありがとうございます」
ユージは、イースの頬に優しく手を添えた。
「じゃあ、俺のもお願いします」
「うん」
イースは身をよじりながら、ユージのを握り込む。
(はぁ……熱い……それに、硬い……ユージの匂いが濃くて、頭がクラクラしちゃいそう……)
たくましい男性器の存在感に圧倒されながらも、イースはそれを愛おしそうに扱いた。
「んっ……あ……イース様……」
「ユージ、気持ちいい? 私の手で感じてくれてる? ねえ、どうしたらいい? どこを触ればいいの? 教えて……」
「んぅ……えっと、その……もう少し下の方を握って、上下に擦ってみてください。一緒に玉袋を触られると気持ちいいです」
ユージの言葉に従い、イースは肉棒と陰嚢を手で包み込んだ。
ユージの呼吸が荒くなる。
「イース様、それ、すごくいいです……もっと、強く握ってください」
「うんっ、強くするね、私のも、私のもっ、強くするから、ユージも私を、あ、あ、あ!」
ユージが、乳首をぐりぐりと押しつぶす。イースは悲鳴を上げた。
「ああぁー! ダメェ、そこぉ、ユージに虐められてるところなのに、感じすぎちゃう……!」
「イース様の乳首、コリコリしてて、エッチすぎます! こんなに勃起させて、いやらしい!」
「ううっ、ユージがいっぱいイジメたからだもん……! ユージのせいで、こんな身体になったんだからぁ……責任取りなさいよ……! お前がこんなにしたんだからぁ……!」
イースの言葉が幼くなって、口調が乱れる。それは彼女の理性が怪しくなってきている証拠だ。
ユージのモノを扱く手の動きが激しくなる。同時に陰嚢を弄る指にも力が入った。
「ユージ、ユージ♡ ユージのおちん〇ん、硬くなってる♡ ビクビクしてる♡ 私の手に犯されてる♡」
「うぁっ! イース様、俺もうダメかも……! イース様も一緒に!」
「うんっ♡ ユージと一緒にイクッ♡ ユージと一緒がいいのっ♡ ユージの精液ちょうだいっ♡ お前の赤ちゃんの素を全部出してっ♡」
「ううっ、イース様ぁ……! イース様、イース様ぁ!!」
ユージが叫ぶ。同時に、彼のソレは爆ぜた。
「あ、イク! イッ……く……!! ♡♡」
ユージの射精を受け止めた瞬間、イースもまた絶頂を迎えた。勢いよく飛び出た白い液体が、震えるイースの手を汚していく。
「はぁ、はぁ……イース様、すみません。手、汚れちゃいましたね」
「ハーッ、ハーッ……♡ ……そうね……私、ユージに汚されちゃったわ。ふ、ふふ……♪」
ユージが申し訳なさそうに言うと、イースは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。初めて、ユージを射精に導いたのだ。
「ふん、ユージ、お前は総統なのよ。総統の精液は、シャンティアの至宝じゃないの? それを無駄撃ちするなんて、この役立たずが。そんなに私の手がよかったのかしら?」
「はい、最高でした! イース様の綺麗なお手を、俺ので穢してしまったと思うと……すごく興奮します」
「へ、ヘンタイ……♡」
イースの顔が真っ赤に染まる。ユージは、イースが恥ずかしがるのを見て満足げに微笑んだ。
「ユージ、その顔やめてよ。なんかムカつく」
イースは、ユージの頬をつねる。しかし、ユージはニコニコしたままだ。
反撃するために、イースは精液まみれの手を突きつけた。
「この手。どうしてくれるの? 私の手はもうお前のでベトベトなのよ。このまま放っておくわけにはいかないでしょ? 舐めなさいよ。お前の精液を舐めて、キレイにしなさい」
「えっ」
「えっ、てなに? お前はユージなのよ? 総統? シャンティア連合共和国のトップ? お前は自分の立場を理解しているの? いい? お前は私のしもべなの。だから、私の命令は絶対。わかった?」
「は、はいっ!」
「そう。それでこそ私のユージよ。ほら、早くしなさい。お前のせいで、私の手が汚れてしまったわ。綺麗にして」
「わかりました。イース様」
ユージは自分の精液で汚れたイースの手を捧げるかのように持ち、舌を這わせはじめた。
「んんっ……ちゅぱっ……んむっ……」
「あ……あ……ユージ……!」
イースは、ユージが自分に奉仕してくれるのが嬉しくてたまらなかった。ユージが必死に自分の手についた精液を舐める姿を見て、思わず身震いしてしまう。
「ユージ……私も……! ジュルっ、んんっ……」
イースも負けじと、自分の手についた精液を、ユージと共に舐め始めた。
「んっ……ユージの味……苦っ……ジュルル……自分の精液なめるなんて、この変態♪」
「だ、だってイース様が……れろっ、んんっ……」
「はぁっ……んっ……ユージ……んんっ……んっ……」
精液はすぐに無くなって、二人は夢中になって、イースの手を舐めしゃぶる。時々、二人の舌が触れて、ピリピリとした感覚が走る。
「はぁ、はぁ、イース様、ちゅうっ、イース様……」
「ユージ、んんっ、ちゅっ、ユージぃ……」
「イース様、キスしてもいいですか。れろっ……もういいですよね、舌も、唾液も、もうこんなに絡み合ってるんですから、ね、ねっ」
「う、それは駄目……ちゅぅっ、舌だけ、舌だけにしましょ。じゅっ、それ以外はまだ早いから……!」
何が早いのかイース自身も説明できないが、とにかくユージとイースは舌だけを絡めて、濃厚な舌キスを交わした。お互いの頭をしっかりと固定して、決して唇を合わせず、舌だけを絡ませる。
イース自身でさえ(これエッチすぎない?)と思ったが、彼女は彼女なりに節度を保とうと懸命だった。
「れろっ、えるっ、れーっ」
「れるっ、ちゅっ、ちゅるっ」
とにかくしつこく、舐めて絡めて、吸って出して吸い取って。その度に、頭の中に電流が流れるかのような快楽が襲ってくる。
「はーっ♡ ……ユージ♡ ……はっ、はーっ、えるっ、れるっ、はぁ、はぁ、ユージ♡ ユージ♡」
「イース様、ちゅぷっ、んんっ、んむっ、好きです。大好きです、イース様」
(ああ、ユージが私を見てる、見てくれてる! キスしたい♡ ほんとのキスしたい♡ でもだめ、もっと、もっともっと仲良くなってからじゃなきゃだめ!)
イースは、自分が今どんな表情をしているかわかっていなかった。ただひたすらユージを求めて、舌を動かし続けていた。
「はぁ、はぁ、イース様、イースさまぁ……」
ユージもすっかりトロけきっていた。鼻の穴が膨らんで、目も血走って、完全に発情したオスの顔である。しかし、それでもギリギリ理性を保ってイースの言う通りにしてくれている。それが、何とも言えないほど嬉しかった。
(なんなのコイツ、ホント可愛い。 私の事を、どこまでも大事に思ってくれて、冷たくしても尽くしてくれて、愛を注いでくれる。私のこと好きすぎだわ。変態なのかしら。一途すぎてちょっと怖いくらい。でも、なんでもしてあげたくなっちゃう。ああっ、私も伝えたい。私も言いたい! けど、まだダメ。まだ、まだ……)
頭の中に、シャロンの勝ち誇った顔が浮かぶ。
(もっと早く、ユージとこうできてたら……ううん、あの迷宮で、恋するのは止めなさいだなんて、言わなかったら……! そうしたら、きっと私たちは……!)
シャロン。いつの間にか現れて、イースの大事なユージを掻っさらって行った憎っくき女。イースの思うシャロンは、とにかく血も涙もない悪魔のような奴だった。イースの大切なものを平気で奪っていく。イースがいくら頑張っても勝てない。そんな敵だ。
そんなクソ女が、仕事中の夫と楽しむために置いたソファに、イースの唾液がポタポタ垂れていく。でも、今はどうでもいい。
「れーっ、ユージ♡ れるれる〜っ……はあっ、ユージぃ♡」
ユージを求めるのをやめられなかった。ユージが欲しい。
あの時覚えた子宮の痒み、あの場所に、ユージの大きなモノが触れてくれたら、どれだけ気持ちいいだろう。そんな妄想が止まらない。
ユージが、欲しくて、たまらない。
「はぁーっ……はぁーっ……はぁーっ……はぁーっ……はぁーっ……はぁーっ……はぁーっ……」
「はぁっ。イース様、息が荒くなってますよ? 大丈夫ですか?」
興奮しすぎたのか、ユージが心配そうに言う。
本当は、ユージに抱きしめられたい。耳元で囁かれたい。お尻を撫で回されたい。胸を揉まれたい。でも、今はダメ。我慢しないと。
ジリリリ……と、ユージのくれた懐中時計が鳴りだした。
「…………………………………………………………………………はぁーっ。ユージ、時間よ。仕事に戻りなさい」
ユージは少し残念そうな顔をしたが、「はい」と返事をして、立ち上がった。
「また来てくださいね。待っていますから」
「そうね。時間ができたら……ううん、時間作れるように、お互い頑張りましょう」
「はい、楽しみにしています」
イースは服装を直して、ゆっくりとドアを開けた。そして、部屋を出る前に振り返り、
「ねぇユージ。お前って、私が好きでしょう?」
「はい。俺はイース様が好きです。心の底から愛しています」
「ありがとう。……嬉しい。またね」
イースはドアを閉じた。
(続く)