食べ物の『味』を司る妖精レシピッピ。支配者となったユージの新たな課題は、レシピッピを盗んで国民を苦しめる『ブンドル団』への対処だった。
ユージとイースは、イースが裏の事情を知ったこと、およびユージの真剣な告白により一先ずの和解を果たす。お互いの心が繋がっていたことを再確認した二人は、吸い寄せられるように抱き合い、少しずつ情を深めていく。
その後、二人はブンドル団の怪盗ジェントルーを懐柔するための作戦を実行に移す。計画は一見順調な経過を辿ったものの、ユージの心はジェントルーに惹きつけられていた。
ブンドル団を裏切らせる事には成功するが、ユージとジェントルーは少しあやふやな男女関係で結び付けられる結果に。少なくともイースにとっては目算違いの結果に終わったのだ。
1/4 (エロ無し)
シャロンのたおやかな指が、銀のフォークを動かす。サクッと音を立てて生地を切り分けると、つやつやとした光沢を放ちながら黄金色のクリームが現れた。
「これは……」
シャロンはそう呟きながら、ゆっくりとフォークを口に運ぶ。
口の中に広がるのは、優しい甘さ。舌の上でとろける食感。鼻腔をくすぐる上品な風味。
「いかがでしょう、シャロン女王。我がパルミエ王国に古くから伝わるスイーツ、シュークリームです」
そう言って手ずから淹れた紅茶を差し出したのは、ココと言う青年だ。
紅茶の素朴な香りを楽しみながら、シャロンは優雅に笑う。
「とても美味しいですね。素晴らしい技術と素材の選定。パティシエの腕が良いのはもちろんのこと、素材の厳選にもこだわりがあるように見受けられます」
「恐れ入ります」
口では恐縮しながらも、ココは顔を笑みに崩す。線の細い優男だが、彼こそがこのパルミエ王国の国王、ココ=デ=ドリーム=パルミエ13世だ。
「ですが、これらの材料は全て我がパルミエ王国で生産されたもの。他国より輸入したものではありません」
「存じております。貴国は肥沃な大地に恵まれ、『世界の食糧庫』とさえ呼ばれていますね」
シャロンはそう称賛して、ティーカップを手に取った。そして、優雅にそれを口に含む。
ココの隣に座っていた金髪の青年が、皮肉げに言った。
「そこに突然攻め込んできたのが貴方だ、シャンティア連合共和国のシャロン女王。我々の国土を荒らした侵略者め」
「止すんだ、ナッツ。彼女を客人として招いたのは僕だ。僕たちの平和主義が疑われるような発言は慎んでくれ」
「……申し訳ありません、陛下」
ナッツ=ド=ミント=パルミエ。パルミエ王国の宰相である彼は、シャロンに対し並々ならぬ敵意を向けている。だが、シャロンは涼しげな顔で、彼の言葉を受け止めた。
「いえ、構いませんよ、ココさん。むしろ、率直な意見を聞かせていただきたい。ナッツさん、わたくしはどのような評価を受けていますか?」
「……世界征服を企み、1万2千年の時を経て復活した、古代シャンティア王国の亡霊。我がパルミエ王国の城塞を難なく陥落させ、国民たちを絶望に陥れ、今こうして俺たちに降伏を迫っている……!」
ナッツは拳を強く握って言った。その瞳からは、怒りの色が見える。
「成程。つまり、あなたはこう言いたいのですか? わたくしが、世界を恐怖に陥れる邪悪な存在だと」
「そうだ! お前のような怪物に好き勝手させるほど、我々は甘くはない……! 『ドリームコレット』さえあれば、お前たちなど一瞬で……!!」
音を立てて立ち上がったナッツを、ココが制する。
「ナッツ、いい加減にしろ! 僕は君にそんなことを言わせるために、この部屋に呼んだわけじゃない」
「ココ! しかし……っ」
「君は席を外せ。少し頭を冷やすといい」
「……失礼します、陛下」
ナッツはそう言って、退室していった。それを見送った後、ココはシャロンに向き合う。
「お騒がせいたしました。ですが、貴女も挑発はお控え下さい。彼はこの国を愛しているのです。どうか、その気持ちは汲んでやって頂きたい」
「ふふ……、もちろんです。母国を愛するがゆえ、激情に囚われる。それは、わたくしとて同じこと」
「そう言ってもらえると助かります。ところで……本題に入りましょう。我々への宣戦布告は、どういう意図があってのことでしょう?」
ココの問い掛けに、シャロンは肩をすくめた。
「もちろん、世界征服です」
◆◆◆
世界征服。
それこそが1万2千年の時を経て蘇ったシャロンの野望だ。
この世界、この地球に、主要な国家は3つある。
パルミエ王国。
多数の魔法つかいと強力な防壁、そして肥沃な大地を有する平和と繁栄の王国。
ホープキングダム。
古代の技術を今に伝える神秘の国。夢と希望の立憲君主国。
シャンティア連合共和国。
かつての三大国家、管理国家ラビリンスがクーデターで再編された独裁国家。
総統ユージ、女王シャロンの夫婦が治めるこの国は、今や世界中から注目されている。
その理由はシャロンという一個人が持つ恐るべき戦闘能力にあった。
たったひとりで周辺国に乗り込んでは、最新兵器も最優の魔法つかいも軽々と打ち破り、シャンティアへの忠誠を誓わせている。
そんなシャロンのことを、人々はいつしかこう呼ぶようになったのだ。
──ギードラの化身。1万2千年前に地球を滅亡寸前に追い込んだ妖星ギードラ。その再来だと。
◆◆◆
「具体的な要求についてお尋ねしています。我が国の資源、あるいは領土でしょうか? それとも……」
ココは唾を飲み、緊張した面持ちで尋ねる。
「……あらゆる願いを叶える我が国の秘宝、『ドリームコレット』ですか?」
シャロンは微笑み、首を振る。
「いいえ。わたくしの願いは、ある一人の男性にしか叶えることができないものです。そうですね……ちょうど、貴方のご先祖であるココ1世と、その王妃様の恋物語のように」
そう言いながら、シャロンは艶然と目を細める。
ココの頬が紅潮した。
「1万年以上も前の伝説を、よくご存知で」
「あら、かつてのシャンティアでは、文字通りの
「きょ、恐縮です……会ったこともない先祖ですが、その、恥ずかしい限りです」
「ふふふ……。もちろん、わたくしもね。映画にもなったのですよ? キャッチコピーは、確か……そうそう、『生まれ変わっても、また貴方に会いに行くこと、けってーい!』でした。本当に素敵な話だと思います。……そう、まるで、夢物語のよう」
そう言いながら、シャロンは遠い目をする。幼い日の彼女が憧れた、夢と希望の物語。地球滅亡による死と別れ、そして再生と再会の物語に胸躍らせた少女時代。
その横顔を、ココは不思議そうに見つめていた。
♡プリキュア♧じゃない彼女たち
と
◆世界を征服する話◆
第3話 ゆめのでんせつ
「あの、シャロン女王。それでは、一体何を求めて……?」
「要求は二つ。1つ目は、安全保障条約の締結」
「安全保障?」
「ええ。貴国が他国の侵攻を受けた際には、我がシャンティア連合共和国が防衛に協力する。代わりに、パルミエ王国は基地と軍事費用の提供を行う。いかがでしょう?」
「我が国は、理想の下に長く平和を保ってきた国です。そのような不平等条約は……」
「現実に、今、わたくしに侵攻されておられます。この危機的状況をどう説明なさるのですか? まさか、平和ボケで判断力が低下していた、などと仰りはしないでしょうね」
自分で攻撃しておきながら、いけしゃあしゃあと説教をするシャロンに、ココは歯噛みした。
「確かに、パルミエへの侵略行為は止めさせなければならない。しかし、我が国には豊富な資源があり、小なりとは言え軍事力もあります。貴国の属国に成り下がるつもりはない」
「そうですか。ですが、我が国の外交部と一度話をされる事をおすすめします。条件交渉に応じる用意はございますよ」
「……いいでしょう。パルミエの外交力を甘く見たことを後悔させて差し上げますよ」
「期待しております。……では、もう一つ」
シャロンはそう言って、少し姿勢を正した。
「先程のお話の続きを。貴方のご先祖であるココ1世は、『転生者』だった。滅亡前の地球を生きた記憶を持ち、生まれ変わった存在。伝説の戦士プリキュアであった王妃様と同じように」
プリキュア、と口にした途端、シャロンの周囲が、蜃気楼のように揺らめいていく。彼女の中にある、かつて人類を滅ぼしかけた妖星ギードラが、怯えているのだ。
「貴方がた子孫からすれば荒唐無稽な昔話でも、わたくしにとっては実際にあった出来事なのです。ですから、笑わずに聞いてくださいね?」
ココ=デ=ドリーム=パルミエ13世は、冷や汗を流しながらもシャロンの言葉に耳を傾けた。
その態度に満足しながら、シャロンは口の両端を吊り上げる。それは、とても美しい笑顔でありながら、同時におぞましい笑みでもあった。
「さあ、教えていただけますか? あなたの先祖でもある伝説の戦士、キュアドリーム。その希望の光を写し取った、『鏡の国のクリスタル』。その在処を」
◆◆◆
目覚めたユージは、ベッドの上で上半身を起こし、隣で眠るシャロンを見た。
昨晩は激しかった。久しぶりの逢瀬で、お互いに歯止めが効かなかった。
「う……ん……」
シャロンは寝返りを打ち、ユージの方へ体を向けてくる。雪の白さを持つ髪がシーツの上に広がり、窓から入る朝日に照らされた。
彼女の長いまつげや細い鼻筋、艶やかな唇が、美しい造形物としてそこにあった。ユージは彼女の頬に手を添えると、軽く口づけをする。
(綺麗な女性だよな……本当に)
改めてそう思う。美しさを形容する言葉はたくさんあるが、この妻に対して「女神」だとか「妖精」だとかいう単語では、あまりにも陳腐であるように思えた。
シャンティア連合共和国の首都〈ローザシャーン〉。
ユージとシャロンが住む公邸は、官邸から少し離れた超高層ビルの最上階にあった。朝日が差し込む寝室は、広さの割に調度品は少ない。夫婦ともに多忙のため、キングサイズ・ベッド以外の家具はほとんど置かれていないのだ。
「おはようございます、旦那様」
不意に、瞼を開いた彼女と目が合う。いつの間にか起きていたらしい。
「ああ、おはよう。よく眠れたか?」
「……うー、まだ眠いですぅ〜」
ユージが聞くと、シャロンは子供のように甘えて抱きついてきた。ユージは苦笑して、彼女を抱きしめる。素肌を通して、体温が直接伝わってくる。
「ごめんよ、少し無理をさせすぎた」
「いいんです。わたくしも、すごく幸せでしたから」
「ははっ。俺もだ。久しぶりの休暇だもの、今日は一日ゆっくりしよう」
「はい。……はあ」
ユージの胸の中で、彼女はため息をつくように言った。
「女王って、なってみると大変ですね……。毎日、仕事に追われてばかりで、好きな人と触れ合える時間なんてほとんどなくて……」
ユージは、彼女の髪を撫でる。絹のような手触りだった。
「シャロン、少し変わった気がするよ。前はこんな風に弱音を漏らすことなんてなかった」
そう言われると、シャロンは顔を赤らめた。
「だってぇ……仕方がないじゃないですか。生き返って、メビウスを倒して、ラビリンスを乗っ取って、イースを手籠めにして、結婚したかと思ったら外交して戦争して……もう、休む暇もないんですから」
「ははっ、そうだね。確かに、俺たちは忙しい。何しろ、世界を牛耳ろうとする大国の総統と女王だから」
この1ヶ月、シャロンは国外で女王としての仕事に精力的に取り組んでいた。何しろ彼女は最高権力者の片割れであり、数少ない外交を心得た者の一人であり、そして最強の兵器でもあるのだ。
シャロンが掲げる世界征服のためにも、彼女の存在を知らしめるのは必須条件だ。その一環として、各国首脳との会談を毎日こなし、時には敵国の軍や暗殺者を相手に大立ち回りを演じてきたのだ。
「そうですよ、全部ユージさんのせいですからね? わたくしのような悪い魔女を生き返らせて、愛してくれるなんて……」
「俺は悪い男で、君も悪い女だ。だからお似合いだよ」
「ふふ、そうでした。あなたはとっても悪い人♡」
そう言って、ユージの妻はキスをしてきた。舌を絡め合い、唾液を交換する。互いの体温を感じ合った。
「ん……ちゅ……れろ……ユージさんのキス、大好き……♡ これさえあれば、他に何もいらないかも……♡」
「シャロン、シャロン……! 嬉しいよ……! 君にそう思ってもらえるなんて……!」
二人は互いの唇を求め合い、舌を絡め合い、唾液を交換した。
朝一番の唾液は、蜂蜜よりも甘く感じられた。「んあ……♡」と、甘い声を上げて、シャロンは身を震わせる。
「ユージさん……♡ ユージさん♡」
「シャロン、君を愛してる」
「わたくしも愛しています♡」
そのまま、何十分もの間、濃厚に愛を交わし続ける。
「ぷはぁ……はぁ……はぁ……」
ようやく口を離すと、二人の間に銀色の橋がかかった。
「んーっ……幸せが胸に詰まって破裂してしまいそうですわ……♡」
シャロンはストレス発散ができたとばかりに、満足そうな笑みを浮かべる。その様子は、とても一国の女王とは思えない。
ユージも仰向けになって息をつく。シャロンとのキスは、いつも頭がクラクラする。
「あー……幸せです。ずっとこうしていたいくらい……」
そう言うと、シャロンはユージの胸に頭を預け、ハミングを始めた。機嫌が良い時の癖だ。
「♪ 〜♪ 〜」
ユージは、その歌に耳を傾ける。可憐な声が心地よい。
「それ、シャンティア王国の歌?」
「はい。国民が幸せである事を
「そっか。じゃあ、みんなに教えないとな。もう誰も、シャンティアの事を忘れないように」
「ふふ、そうですね。でも、その前に、ユージさんに覚えてもらわないといけませんね」
そう言うと、彼女はまた歌い始めた。
「♪ 〜♪ 〜」
シャロンの歌声には、不思議な力がある。聴いていると、心が安らいでいくような……。
ユージは目を閉じ、その旋律に身を委ねた。
◆◆◆
うとうとして二度寝しそうになった時、シャロンが顔を覗き込んできた。
「ところで、旦那様。わたくしがお世話できない間、イースとは進展がありましたか?」
「うっ」
ユージの顔が強張った。いかにシャロン公認とは言え、イースとは言わば不倫関係なのだ。後ろ暗い所はある。
「えっと……まあ、うん」
「どうなりましたの? 詳しく教えてくださいまし」
「いや……まあ、うん。その話は止めよう。せっかくの休日なんだから、楽しく過ごさないとね」
「駄目。ちゃんとお答えください」
シャロンは有無を言わせない口調で言うと、ユージの耳を甘噛みした。
「ひゃっ!」
「いいでしょう? わたくしとあなたの仲ではありませんか。夫婦として、隠し事はなしにいたしましょう。さあ、早く」
歯と舌を使って責め立てられる。吐息がかかってくすぐったい。
ユージは抵抗しようとしたが、すぐに諦めた。いくら綺麗な顔をしていても、シャロンは独力で国家を転覆させるほどの怪物なのだ。力づくで勝てるわけがなかった。
「分かった、話すから、ちょっと待ってくれ……」
「ふふ、素直な人は好きですよ」
シャロンはユージの耳を舐めるのを止め、彼の頬に口づけをした。
「んっ……さあ、話してくださるかしら?」
「ああ……実は……ええと、ペッティングができるくらいには、心を許してもらえたと思う」
「ペッティングって……ただ身体に触れ合うだけ? もう処女くらい奪ったのかと思っていました」
シャロンは意外そうに目を丸くする。
「それはまだだけど……」
「むぅ……それじゃあ、まだまだ先は長そうですね……」
ユージは恥ずかしくて死にそうになる。自分の妻は、夫の浮気に対して寛容すぎるのではないか?
「でも、唇へのキスくらいは許してくれているんですよね? それなら進歩だと思いますけど……」
ユージは目をそらした。
「ええ……まさか、キスもまだなのですか?」
「いや、それはその……ほっぺとか、額にはしているんだけど……」
シャロンは真顔になって、ユージの股間を探り出した。
「インポテンツじゃない! だいたい昨夜は君とあんなに激しく……」
「わかっております! ただの確認です! ……ああよかった、反応していますわね」
ほっとしたような顔で、シャロンは言った。
「違うんだよ。イース様が思ってたよりウブっていう事もあるけど、ブンドル団との戦いでお互い忙しくて」
そう言うと、シャロンは合点のいかない顔になる。
「ブンドル団……確か、レシピッピとやらの再生方法を探るために、実行犯を捕獲する計画だったのでは? どうしてユージさんがそんなに頑張る必要があるのです?」
「それが捕らえた奴ら、精神を操作されていたみたいでさ。何を聞いても要領を得ないし、家に帰りたがって泣き出す子供までいる始末で……。それで仕方なく、全員解放することにしたんだ」
「あら、そうなのですか。でもそれ、質問の応えとしては不十分では?」
「うっ……まあ、色々あって……」
痛いところを突かれてユージは言葉を濁す。シャロンは眼尻を吊り上げた。
「また誤魔化そうとされるのですか? いけませんよ、そんなことをしたら。わたくしはあなたの妻なのですから、何でも正直に打ち明けてくれないと」
「はい……」
ユージは素直に頭を下げる。こうなった妻には逆らえない。
「実は……」
ユージは正直に話した。
-一ヶ月前から、ブンドル団のジェントルーを、かつて住んでいた居住区に匿っていること。
-彼女は洗脳を解かれておらず、「ブンドル団のジェントルー」のままであること。
-イースと示し合わせて、ジェントルーを懐柔する計画を立てたこと。
-発信機と囮の獲物を用意し、毎回イースに犯行を阻止させたこと。
-ほぼ毎日、今現在も食事を作ってやっていること。
それら全てを話した。
「……で、一緒にお風呂に入り、しかも身体を洗っても逆らえないくらいまで、あなたに依存させてしまったと」
「その……はい……」
「確認しますけど、総統の仕事をちゃんとこなしながら?」
「もちろん。君に任された国を放っておけるはずがない」
ユージはシャロンが怒り出すかと身構えたが、彼女はため息をついただけだった。
「……もう、何故そんな手間を? 誘惑なら適当に顔の良い部下でも使えばよろしいのに。あのサウラーという男など適役でしょう」
「サウラー様は無理だよ、あの人は顔もいいけど頭が回りすぎる。ジェントルーに警戒されて、逃げられるのが落ちだ」
「ふうん……そういうものでしょうか。じゃあ、体が大きい方の……ええと、ウエスターだったかしら。彼は?」
「ウエスター様はバ……いや、脳き……じゃない、体でものを考えるタイプだから、きっとすぐにボロが出るよ。むしろ絆されて寝返るんじゃないかな……”俺は今日からブンドル団のウエスターだぁ! ”って」
「うーん……」
シャロンは、何故かユージの陰茎を扱き始める。そして言った。
「それだけじゃ、ないでしょう? そのジェントルーとやらの事、女の子として気に入ったのですね」
(続く)