After glow {アフターグロー}原作名仁川るい 作:山田山田小説版
帰る準備をしてる時に
母親からメッセージが来た
真由へ
今日は家にお客さんが来るから
遅めに帰ってきてね
母より
「はあ・・・・・・・」
またか 私の母はしょっちゅう家に彼氏を連れ込む
私がいると邪魔らしいのでこんなメッセージを送ってくる
どうせいつもと同じでセックスするのだろう
こちらとしては家に帰った時に
実の親の喘ぎ声を聞かされることもないからいいのだけど
「はあ・・・・・・・」
またも溜息を出す
退屈と窮屈で埋められた日常だ
友達の家に行こうかな・・・・
いや 余り他所の家にお邪魔するのも
申し訳ない
漫画喫茶とか?
今月のお小遣い余り残ってないんだよなあ
どうしよう
「図書室でも行こうかな・・・・・」
教科書や筆記用具をまとめて鞄に入れて教室を出る
怠い気持ちで廊下を歩き 図書室へ向かう
扉を開けると
やっぱりいつもいるなあ
同じクラスの村城だ
最近まで久原って苗字だった
親が再婚したのか離婚したのかは分からない
だけどいつも一人で暗くなるまで
つまらなそうに本を読んでいるあたり
居場所もお金もないのかなって思った
話したことはないけれど
私と同じ匂いがするな・・・
って
少しだけ話しかけてみたい気持ちが沸いた。
「・・・・・・・久原ってさあ」
「えっ」
急に話しかけれて戸惑った表情でこちらを見る。
「あゴメン 間違えた・・・・ 村城ってさ
いっつも図書室で時間潰してるけど
家帰りたくないの?」
「・・・・そういう藤堂さんこそ
毎日・・・・退屈そうにしてるね・・・・。」
「ウチの親しょっちゅう家に彼氏連れ込んでるんだよね
それで娘に遅く帰って来いって言うの 笑えるでしょ?」
「・・・・それは笑っていいことじゃないと思うよ。」
なんだ 意外と喋るじゃん
失礼だけど いわゆる根暗な陰キャラだと思った。
「本・・・・読むの好きなの?」
「・・・・やることないから読んでるだけ」
彼は目線を目の前の本に戻す。
「ふーん?
難しくてよくわかんないの読んでるんだね・・・・。」
その後は 二人で最終下校時間になるまで雑談をしてた。
最近見たテレビ番組とかドラマとか
好きなユーチューバーとか
今話題になっている映画やアニメとか
他愛もない話を続けてた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そうしたら急に村城が黙りこくって 唐突に
「ねえ 藤堂さん」
「僕と・・・・僕とセックスして欲しいって言ったら気持ち悪いですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は・・・・?」
頑張って最後まで書きたいです