リアスの兄サーゼクスを含めた各勢力のトップがトライヘキサの討伐に向かい、義姉グレイフィアのように残された者達は独自に動き出して久しい時期の事だった。
……。
気付かなかった。
甘く見すぎていた。
三大勢力が手を組むキッカケとなった二天龍の片割れの持つ力の魔魅を……。
もう、そのような事では済まされない。
ヴァーリ・ルシファーに忠告された。過去に二天龍に関わる者は録な生き方をしていなかったと。
自分達は、イッセーと共に居て後悔なんかしない……それこそ、傍目には依存する事に。それが、赤龍帝の力は影響かは関係は無いと言い切れた。ただひたすら前向きなイッセーの気質が好ましかった。
しかし、自分は見逃していた。
そう、居たのだ!
イッセーが禁手に至った直後の時期に赤龍帝の力を危険な形で表し始めた頃から、龍の力を実は最も危険な形に数えられる形で身体に取り入れてしまっていた者が、しかも自分が同じ事をしていたハズなのに……。
何故?何故、自分ではないの?とすら思ってしまうのは、単なる嫉妬か、それとも自分にも回っているからなのか?赤龍帝の魔魅が……。
不確かな思考の海に溺れたリアスの意識が半覚醒する……。
リアスは、一糸纏わぬ姿にされ上半身を90°屈ませて、尻を後方に突き出しながら両手は天井から伸びる魔力の鎖で拘束されたあまりにも無様な姿勢である。そのリアスに後方から声を掛ける者がいた。
「あら、お目覚め?」
「朱、乃……」
ピシャアンッ!
不敬に親友は容赦はしない、ただ軽快な音が響く。
リアスの尻が朱乃の振るう龍の尾を模した鞭に打たれて小気味良い音を響かせたのだ。
「あ、朱…っ」
二発、三発と鞭が振られる。
尻を叩かれる度に秘所からは涙や涎以上にはしたない液体が溢れて飛び散る。感度が増幅されているリアスはそれだけで達してしまいそうだという現状を暴き出されているような有り様だ。
「ゆ、許して……下さいっ!もう、許して下さい……女王、様ぁぁ」
リアスは恥も外聞も無く泣き叫んだ。プライドよりも鞭で尻を叩かれた続けただけで達してしまう女になりそうな羞恥心と恐怖が勝ってしまったのだ。
「ふふ、無様ですわ……眷属の女王に、違う意味で女王になられた気分はどうなの?」
親友に初心者向けの攻めを一通り味合わせて失神させ、戻った意識を鞭で完全に覚醒させた朱乃は哀れな得物の視界に入り顎を掴んで上向きにさせる。
リアスの目には、いつの間にかボンテージ姿となり、身体からは赤い魔力が怪しげに立ち昇り眼の色も妖艶な赤に光り始めた親友の姿が映る。
「うふふ♪イッセー君の魔力を吸ってあげていたのは貴女も同じなのに……これは私が貴女より頑張った成果ですわね」
そう、ある時期から朱乃は父バラキエル譲りの力を気付かぬ内に、どこか自然に馴染んでしまった気を交えて増大させていたのだ。
イッセーから吸い続けたドラゴンの力。
擬似的にイッセーと同種の鎧すら纏える朱乃は最早、自分と同様に戦闘面ではイッセーや佑斗の影に隠れがちだった頃の面影が無い。
その気になれば、自分も可能だったのではないのかと考えても後の祭りである。
そして、過去の赤龍帝の記憶すら朱乃には流れていた。
ドライグが言うところの異性どころか同性すら侍らせた赤龍帝の気すら取り込んでしまい、小猫とは違った発情をしてしまった朱乃を女子高生同士のスキンシップ感覚で落ち着かせようとして不用意に近付いた自分の甘さがこのような事態を招いたのだ。
「ふふ、安心なさいリアス?私はイッセー君に先んじて貴女の処女を奪う気は無いわ、それはイッセー君のもの……最も、貴女が我慢出来るかは保証は出来ないけど……」
「イ、イッセーは……」
「そうね、イッセー君は上級悪魔として計画性を身に付け始めた。もう軽はずみに関係を迫れば良いなんて考えは……あらあら♪そんなのは、実は元から通用しないのは私達が良く知ってたわね、自分から名前で呼んでとすら言えなかったリアス姫は特にね」
返す言葉も無い。
そもそも、自分はいつもそうだった。
猫可愛がりしていたイッセー相手に、都合の良い考えしか抱いてなかった。
だからこそ、イッセーの変化にも気付かなかった。オーフィスの影に隠れてはいるが、朱乃と何かしらの繋がりを持ったイッセーは堕天使しか持ち得ない力が僅かにだが宿ってしまった。副次的にそれを使って力押し以外の戦術の幅を広げ始めたイッセー……本来は歓迎すべき力だが、結局はイッセーが自分から遠ざかる要因になりかねないのだ。
「リアス?都合の良い立場に甘んじていた後悔は、おやめなさい……心配しなくてもイッセー君には、私達の旦那様にもご主人様にもなってもらいますわ、彼と同じ力を持てるチャンスを掴んだ私が保証します♪」
「……っ」
リアスは涙した。
完全なる敗北。
自分の過失から始まった敗北。
朱乃の言うように、イッセーは自分達の一番として君臨するだろう……ただ。イッセーから見た一番に数えられるであろう域、アーシアやオーフィスは別格と割り切るしかない類いに数えられる域に先に辿り着かれたリアスの矜持は戻らない、その口惜しさすらも消える程の甘美さを知らされるであろう自分の現実を予感する。近い内に親友に告げられた未来に自分は辿り着く予感に期待までしてしまう惨めさに、声を殺して涙を流すのみであった。
違う作品の考え方を取り入れたら最悪の事態を招くような危険な事を初期からやってしまっていたリアスと朱乃ではあるが、やはり最初に『至る』要素が無いリアスの悲劇?でイッセーばかりではなく女側が発動させる場合なエロパワー?ネタ。
朱乃さんの女王様化は原作の実績のせい(笑)
リアスの体勢は某騎士王が囚われた時のを全裸にした感じ。
つか、別に投稿してるイッセーポジション?にオリキャラな場合でもリアスっていっぺん負ける事からは避けられないイメージからの産物。