※この作品はR-18です。

サリアとサイレンスがイチャイチャ(意味深)するだけの話   作:駄馬

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そして日常へ

「まだ……逝けるな?」

 

 身体の痙攣が止まり、熱が冷め。

 汗をじっとりとかいた体が、寒さを覚える頃。

 それまで静かに見守っていたサリアが、また。

 私の割れ目に指を這わす。

 

「無理♡ 無理ィ♡」

 

 既に二桁回数。

 立て続けに逝かされ、既に私の体力は限界……のはずなのだが。

 誰よりも私を知るサリアが言うのだ。

 きっと、私はまだ絶頂を迎えられるのだろう。

 ――もちろん、サリアの手を借りれば、の話だが。

 

「そうは言いながらも、尻を振って誘っているじゃないか」

「違っ!? 力が入らないの!!」

 

 膝が……というか、脚全体が笑っている。

 絶頂の時に、無意識に力を入れすぎたらしい。

 立ち上がりたくても震えるだけ。

 ……なのに、それを誘ているなどと勘違いされては困る。

 

「そうか。では終わりにしよう」

 

 そう言って、私の割れ目から指を離したサリアは。

 

「えっ?」

「汗が凄いな。シャワーで流すぞ」

 

 困惑する私を余所に、私をお姫様抱っこで持ち上げると。

 

「シーツも変えないとな」

 

 私の形に汗を……色々な液体を吸って色の変わったシーツを見ながらポツリ。

 

「誰のせいでこうなったと……」

 

 サリアの腕の中で悪態をつくと、サリアは小さく笑い……。

 

「んちゅ♡」

 

 私に、キスを落とす。

 そして、宣言通りに浴室へ向かい……。

 

「どれ、私が洗ってやろう」

 

 私を座らせると、シャワーを出して温度を調整。

 私の体に、少しずつシャワーを当てながら、片手でボディソープを準備し……。

 

「こことか、特に汗をかいただろうからな」

 

 私の胸を、泡だらけの手で揉みしだく。

 

「サリア♡」

 

 たったそれだけで、私の体に一瞬でスイッチが入り。

 すぐ後ろのサリアにもたれかかり、なすがままに受け入れる。

 

「また固くなってきた」

「それはあなたが弄るから――ああぁぁあぁっ!♡♡♡」

 

 揉みしだかれ、固くなった乳首が摘ままれ、転がされ。

 電気のような鋭い刺激が、胸から伝わってくる。

 

「本当に弄りがいがある身体だな」

「誰のせいだと!!」

「そう、私のせいだ。私の為に、そうなってくれたんだろう?」

 

 フッと、耳に息が拭きかけられる。

 ビクンッ! と背筋が伸び、体が強張る。

 そんな瞬間に。

 

「ここも奇麗にしないとな」

 

 サリアの泡だらけの手が、私の股間へ。

 足に力は入らない。泡のせいで滑りは良好。

 結果、サリアの手は、ほとんど抵抗なく私の秘部へ。

 そして、

 

「ひだの周りは垢が溜まりやすい。しっかり洗わないとな」

「じ、自分で出来ますから!!」

 

 わざと私が恥ずかしがるように、実況しながら洗い始めた。

 ひだを人差し指と親指で揉む様に洗い、割れ目を何度も往復して。

 陰核も剥き、皮の内外を執拗に洗う。

 

「サリア♡♡ ダメぇ♡♡」

「ここは浴室だ。好きなだけまき散らすと良い」

 

 などと言う、ムードの欠片もない言葉。

 なのに、その言葉通り、私はサリアの手によって、色々とまき散らすことに。

 

「ひぐっ♡♡ もう無理♡♡ 手、ダメ!♡♡♡」

 

 どれだけ頼んでも止めてくれない。

 降りたいのに、絶頂から下がりたいのに。

 サリアの手が、それを許さない。

 

「ふふ、サイレンス、気付いているか?」

「何を?♡♡」

「本当に無理な時、サイレンスは『止めて』と言うんだ」

「へ?♡♡」

「つまり無意識にダメ、や無理、と言っている間は、まだ余裕があるという証拠になる」

「そんな――」

 

 ことはない、と反論しようとした。

 けれど、私より私の事を知っているサリアの事だ。

 きっと、本当の事なのだろう。

 だから……、

 

「じゃあ……もっと♡」

 

 私が、私の本能が。

 『止めて』と言うまで、彼女に委ねよう、と。

 シャワーの音に嬌声を溶かし、流れる体液をシャワーに混ぜて。

 私は、本当に限界まで。

 サリアに楽しまれることになった。

 

*

 

「力が……入らない」

 

 叫び過ぎたか、声がかすれる。

 結局、何度絶頂させられたか、自分ではわからない。

 サリアだけが――私の限界を知る彼女だけが。

 私が何度絶頂したのか把握しているだろう。

 

「少々、無茶をさせ過ぎたようだ」

「本当に」

 

 シャワーを終え、ぐったりとした私の身体を拭き、ベッドまで運んだサリアは、私に添い寝する形で抱き寄せて。

 湯冷めしないように、と布団の中で、私を抱きしめる。

 同性でありながら、私よりも傷のある身体。

 けれど、私と同じように、柔らかく、温かい身体。

 そんな身体に包まれ、抱き締められ。

 幸福と、安心感を覚えてしまう。

 

「あぁ、そうだ」

 

 と、私を抱き締めていた力が抜け。

 

「どうし――」

 

 何かあったかと尋ねる前に、サリアは、私のお腹へと吸い付いた。

 お腹……と言ってもへそではなく。

 脚の付け根……とでも言えばいいのだろうか?

 そんな場所へ、布団に潜って吸い付いた彼女は。

 そこに、私とサリアしか知らない痕を刻み込む。

 時間にすれば短い、けれども、私にとっては長い時間。

 熱を残して口を離した彼女が、私と同じ目線に戻ってきたとき。

 

「同じ場所に、印を付けた」

 

 私にしか理解出来ないであろうことを、まるでいたずらを終えた子供のような顔で私に微笑む。

 彼女がキスマークを付けたその場所は。

 彼女が普段、羽根の装飾をぶら下げている場所。

 自分には私を。私には自分を。

 いついかなる時でも、常に傍に。

 彼女が言い出し、始めたこの些細なおまじないは。

 私には、もはやなくてはならないものになっていたりする。

 

「今回は間が開き過ぎた。また、その痕が消える頃に」

「時間が取れるといいですね」

 

 そう言って、また私を優しく抱きしめて。

 まるで、子供を寝かしつけるように私の頭を撫で、背中を撫でる。

 そんな、心地の良い刺激に身を任せ。

 限界まで吐き出された体力を回復するため、私は眠りにつく。

 サリアの匂いと、温もりを、眠りに落ちる瞬間まで間近に感じながら。

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