下手にストーリー仕立てにしたせいでうまく描けなくなったので今回はこういうシーンいいよね!という気持ちを前面に押し出して行きたい。
「ただいまです~……」
同居人である謎のヒロインXXが帰ってきたのは夕食を作っている最中である。壮絶な勤務だった様で魂が抜けた様にふらふらと覚束ない足取りでリビングへと入ってきたが、すぐに室内に漂う香りに鼻を動かし笑みを浮かべた。
「良い匂い……えへへ、帰ってきたら食事が待ってくれているなんて夢の様です!」
荷物をそこら辺に放り出し、手洗いうがいを済ませたXXは先程とは打って変わって弾む様な足取りで席へとついて手を合わせて「いただきまーす!」と元気な声に続いて食べ始めた。あんなに疲れていたと言うのに現金な事である。本人の言う通り、食事が待ってくれているという状況がありがたいのだろう。もしも自分が彼女の立場だったら、きっと同じ事を思う。
「もう聞いてくださいよぉ、ウチの上司がですね……」
いつの間にかビールを片手にXXは紅潮した顔で今日何が起きたのかを話し始める。職場で同僚と小競り合いを起こし上司に叱られた事、通報を受けて飛んでいけば酔っ払いに遭遇しやたらめったらに絡まれた事……銀河警察の日常はいつもの様に辛く険しいようだ。
いつもお疲れ様です、苦笑いしながらそう言うとXXは誇らしげに微笑む。
「はい!やりがい搾取だなんだと言われる昨今ですが私は私なりに頑張っています!でもお給料はもう少しあげて欲しいかなあ、なんて……旅行とか一緒に行きたいですし」
そういえばお互いのスケジュールが噛み合わずにしばらく旅行には行っていない。二人でどこかに出かける事はあるが、それだけと言えばその通りだ。
「あの……もし良かったらこの後一緒にお風呂に入りませんか?」
XXは照れくさそうに笑いながらもじっとこちらを見てくる。何を言わんとしているかは考えるまでもなく、頷きで返すとこれまた恥ずかしそうにテーブルで指でなぞってもじもじし始める。思っている事はズバッと言うタイプの彼女がここまで恥じらいを見せるというのはギャップを感じて、少しだけ昂った。
※
夕食を食べ終え、食器を片付けてから二人で浴室へと向かう。今すぐにて互いを求め合いそうになる衝動を堪えて、自然と口数は控えめになってしまう。
「は、恥ずかしいですから見ないでくださいね」
XXは顔を真っ赤にしながら背中を向ける。言われた通りにこちらも背中を向け、衣服を脱いでいく。
全部脱いだよ、と振り返ればそこには一糸まとわぬXXがいた。程よく肉のついた体を恥ずかしそうに両手で隠しているが、細い腕を挟む事で乳房が強調されて見える。
「そんなにじっと見られると恥ずかしいです。それに……」
言葉を濁しながらXXが見つめるのは一点。彼女の全裸を目にしてから屹立が緩まない愚息である。膨張しピクピクと跳ねるその猛々しさに、XXが息を飲むのが聞こえた。
今すぐにでも押し倒してしまいたい、そんな熱に突き動かされそうになるのを堪えて精一杯作り笑いをしながら浴室に入る。XXもおいでよ、そう声をかけると彼女は何かを期待するような眼差しを向けながら頷きついてきた。
二人で入ると少し狭めの浴室であるが、むしろ距離が近いおかげで胸の高鳴りは更に強まっていく。
吸い寄せられる様に見つめ合う。吐息が当たるほどの距離で、唇が触れそうになる。そこでXXがハッとして視線を横にそらした。
「体をを洗いますね!あっち向いてくださいほら!座って座って」
口ではそう言いつつも彼女の手が股へと這っていたのを見逃さない。期待し、興奮している事をXXの体が証明している。
言われた通りに背中を向けて椅子に座ると、泡立てたシャンプーが頭に乗せられ、シャカシャカと音を立て始まる。どこで習ったのやら頭皮にほどよく力が込められ、気持ちがいい。頭皮マッサージという奴だ。
「ふふふ、こういう風にマッサージすると頭皮の脂が取り除きやすいんですよ……よし、それじゃあ流しますよ。目を閉じてください」
言われるがままに目を閉じ、シャワーを浴びせられる。自分でやるよりも心なしかスッキリした様な気もするが、定かではない。
「じゃあ次は体ですね。体、はい。それじゃあ立ってください。今度はこっちを向いてください」
振り返ればXXが乳房にボディソープをこれでもかというほどかけて泡立てていた。一体何をしているのか、と問いかける前に彼女が動き、胸板に柔らかい感触が押しつけられる。思わず声が出そうになったのを見て、XXは喜ばしさに目を細めて体を動かす。
ぬるりぬるりと泡に包まれた乳房が体を滑る。タオルとは似ても似つかない肉の弾力に言葉が出ず、感嘆の声が漏れた。している側のXXも自身の行為に昂っているのか、ピンと立った乳首が肌をなぞっては声を漏らす。
「はあっ、ん、どうですか、気持ち、いいでしょう?背中も洗ってあげま……っ!?」
堪えるつもりでいたのだが、淫らに赤く染まったXXの表情に何かが破裂してしまった。強く体を抱きしめ、唇を重ね合わせる。全身を駆け巡っている熱を逃すかのように唇に吸い付き、舌を突き入れてXXの口内を犯す。
「んむぅ!?んん、っ、ちゅっ……んん」
腕の中でXXが何度も体を震わせる。けれどすぐに彼女の舌が侵略者を迎え入れ、絡め始めた。
XXの手が首に回され、ピッタリと体を密着させてみると互いに荒々しい鼻息がかかりますます舌を吸い合う速度を早めた。
勃起した男根が意図せずXXの腹部へと押し当てられ、その熱にXXは一際強く体を震わせた。
唇を離すと銀色の糸がいやらしく垂れる。理性が吹き飛んでいるせいか、自分とXXは言葉を発せずにただ肩で息をして落ち着こうと試みるが、つい視線は彼女の股へと落ちてしまう。
「……良いですよ」
照れ臭そうに笑いながらXXは壁に片手をつき、こちらに尻を突き出してくる。空いている手で閉じている陰唇を広げると、キスをしただけで愛液が溢れる膣が覗けた。
びくんびくんと震える男根が精を吐き出す場所を求めている。挿れていいか?と問いかけるまでもなくXXの腰に手をかけ、ゆっくりと彼女の中へと肉棒を突き入れる。
「ああっ❤︎くぅっ❤︎」
ずぷずぷと肉棒が飲み込まれていくのに合わせ、嬌声が漏れる。まだ全部入っていないのというのに、もうXXは絶頂を迎えてしまったらしく腰がガクガクと震えていた。
少し乱暴だったかもしれない。そう言うと彼女は首を振り、
「最近シてなかったからずっと君の事を考えていたんです。君の、君とのエッチの事も……そしたら、体が熱くなって、どうにかなってしまいそうでした❤︎もっと、もっとかき混ぜてください!」
言われた通りに根元まで肉棒を突き入れると、XXは「はぁっ❤︎」と喘ぎ弓の様に体を反らせた。
ゆっくりと腰を動かす。抉る様に、膣全体を刺激する様に。一度、二度、三度と亀頭が奥をつくたびにスイッチを押しているのかと錯覚するほどにXXは声を上げた。
「んおっ❤︎んんっ❤︎んうっ❤︎」
疲れ果てて家に帰ってきた時とは打って変わって快楽に歪む表情に男根は更に強く膨れ上がり、大きくなったそれを膣は締め上げた。
「今日は❤︎絶対エッチするって決めてました❤︎だから嫌味を言われても、変な人に絡まれても、我慢できました!んん❤︎帰ってきたら君がいるから、君が笑って待ってくれているから❤︎」
それはこっちのセリフだよ。君が帰ってきてくれるから俺も頑張れるんだ。どんなに仕事が大変でも、XXがいるからもう少しってなるんだ。
「こ、告白ですか!?最後まで一緒にいたいとか、お味噌汁を毎日作りたいとか、そういう!?あん❤︎」
XXが手をついている壁に設けられた鏡に彼女の顔が映る。湯気でハッキリとは見えないが、そこに映っているのは交わっていると言うのに漫画みたいな驚きに満ちた顔だ。
「じゃ、じゃあ絶対旅行に行きましょう!海でも、山でも、君と一緒なら絶対楽しめますぅあ❤︎」
熱が股間へと流れていく。何もかもが混ざり合っていく。
うん、旅行に行こう。彼女を何処へでも良いから連れて行きたい。きっと二人なら楽しいに違いない。
「愛してます❤︎私の、私の、かけがえのない……!」
その時、XXの膣内へと何もかもが吐き出された。彼女という存在への愛情、彼女と言う肉体への欲望、それらが全て精液に込められて送り込まれていくのだった。
「んうううう❤︎好き❤︎好き❤︎大好きですううううう❤︎」
※
一度最後までやってしまえば後はすっかり落ち着いてしまうもので、気付けばXXと共に湯船に浸かっていた。二人で同時に入るとなると自然と彼女が上になる様にして入る事になってしまう問題があるが、こっちの方がいいというのでそうしている。
「さっきの話なんですけど、君は何処に行きたいですか?私個人としては、出来れば海が良いです。一度ハワイに行った事があるんですけど天気が良くて海も綺麗で、あれが仕事でなければ……」
XXは楽しそうに今後の予定について話している。疲れが取れたかどうかは定かではないが、少しは憂鬱な気持ちは晴れただろう。
思わず後ろから抱き締める。「ひゃっ」と可愛らしい声に続いて彼女は振り返り、
「……ありがとうございます。君といられて、幸せです」
ニッコリと微笑んだ。釣られてこちらまでほくそ笑んでしまう。
と、何かを思い出した様にXXが湯船から立ち上がる。どうかしたの?と尋ねてみるとキラキラと光る眼差しがあった。
「私、やってみたい事があったのを思い出しました!ちょっと待っていてください!」
はしゃぎながらXXは浴室から出ていった。何か見せたいものがあるにしても、何故よりにもよってここで待たなければならないのだろうか。
数分ほどしてドアがノックされた。
「準備が出来ました!体を拭いてから裸のままリビングに来てください!」
一体全体何をしようというのか。全く分からないものの断る理由もなく、浴室から出るとタオルで体の水気を拭き取り、何も身に纏わずリビングへと出た。
リビングは僅かに明かりが灯っているが薄暗い。けれどXXがコートを着てこちらに背中を向けているのは判別できた。ゆっくりと振り返った彼女はアイマスクをつけていた。
「一度やってみたかったんです、こういうの」
コートが脱ぎ落とされ、薄暗い室内にXXの白い肌が晒される。クリーム色の灯りに晒され、桃色の乳首と僅かに水滴が浮かんだ四肢が飛び込んできた。
「私は君のモノですよ?なんちゃ────」
そこから先は聞こえなかったし、聞かなかった。一体どうやって覚えたのかは知らないが、アブノーマルとしか言えないシチュエーションでのプレイを要求してきたXXに何も感じないはずがない。かつて純真無垢であった彼女が自分を喜ばせようと行った事に、勃起しない理由はなかった。
「はぁっ、怖いですよ、そんなフーフー言って❤︎私は逃げませんから……」
浴室で交わった時はまるで異なる興奮に突き動かされ、XXを床に押し倒す。しっかり手で後頭部を守り床にぶつけないように気をつけ、それから赤ん坊の様に乳房へとむしゃぶりついた。
「こういうの好きなんだろうなって見当をつけていて正解、ですっ。だって君は私のカラダ、大好きですもん❤︎」
そうだとも。愛していると同時に好きあらば後ろから抱きしめたいと思っている。隅から隅まで味わいたいと思っている。誰にも渡したくないとさえ思うほどに。
全身に舌を這わせる。彼女は自分のものだとマーキングする様に、ベロベロと。
「くすぐったいですっ、赤ちゃんの次はワンちゃんですか?って、ストップストップ❤︎イクッ❤︎イクッ❤︎」
これでもかというほど秘部を舐める。味があるかどうかなど気にせず、XXを感じさせるために。
寝転がっていたXXは床を跳ね、両足が全身を走る快感に抗おうと暴れる。そんな事などお構いなしに舐めていると、蓋を開けた様にプシャっと愛液が吐き出された。
「んっ、くっ……はあ……」
さっき尽き果てたと思い込んでいた精が再び湧き上がるのに合わせ、男根が勃起する。
あんなに笑顔が眩しいXXを一方的に犯す。有無を言わさず、性の捌け口とする。
ほんの僅かに湧いた罪悪感に目が覚め、視界を塞ぐアイマスクを取る。頬を赤く染めたXXはプレイが中断された事にきょとんと首を傾げた。
「あ、あれ……どうかしましたぁ?」
最後は顔を見たい、と返して挿入する。途端にXXの表情が歪み、苦しいのだか嬉しいのだか分からないものに変わった。
杭を打つ様に腰を動かす。体を密着させ、熱を伝わらせながら。
「んっ❤︎んっ❤︎顔、見られると恥ずかしいです」
それで良い、XXを見ていたい、と返す。ぱちゅんぱちゅんと卑猥な水音を立てながら彼女は恥ずかしさそうにしながらも首に手を回し、絶対に離さない様にと足を絡めてくる。
ラストスパート。舌を絡め合いながら、XXを突く。
「はっ、はっ、はっ……くうっ❤︎」
二度目の絶頂。短時間でこれでもかというほどの精液がXXの膣へと注がれていく。
折角風呂に入ったというのに、体は汗でびっしょりと濡れていた。時計を見ると一時間ほど床の上で貪り合っていた様だ。
と、XXの手が顔に伸びたかと思えば視界が真っ暗になる。どうやら今度はアイマスクをつけられる番らしかった。
「明日は休みです。もう少し、あともう一回……ね❤︎」
それまで体は保つのだろうか、疑問に思いはしたけれどすぐに駆け登ってくる快感によってすぐに頭の隅へと追いやられるのだった。
次回は馴れ初めになります