「あうあー……土曜日ー」
銀河警察にも非番の日はある。謎の社畜XXである彼女もたまにはちゃんと休める時が来るのだ。そんなわけでぐったりとソファに寝転がってテレビを見つめている姿はスライムに酷似している。
気持ちはよくわかる。普段が辛い業務であればこそいざ休日、しかも午後になるとやりたい事よりも何もせずにじっとしている方が心地よいのだ。特に今日は雲一つない快晴、外に出てもいいかな?いやでもこんなに良い天気なのだから少しのんびりしようかな?という悪魔の囁きが湧き上がる陽気である。
かくいう自分も今日はゆっくりしたい気持ちである。XXの隣に腰掛けてため息をつく。以前の暑さも今日ばかりは控えめで、それが非常にありがたい。
と、インターホンが鳴った。宅配を頼んだだろうか?XXと顔を見合わせるが向こうも身に覚えはないらしい。
玄関へ向い覗き穴から廊下の様子を見てみる。女性が一人、こちらに向けて手を振っている。ブロンドの髪に、西部劇?を思わせる非常に露出の激しい格好で……一目でXXの関係者であると見当が付いた。
「えっ私の知り合いですか?どれどれ……あ、本当だ。よくわかりましたね」
いやまあこんな明らかにアブノーマルな世界観に生きていそうなルックス、ユニヴァース関連でない方が恐ろしい。そこまで世界というものは異端に溢れていないはずである。
ともかく知り合いだと言うのなら顔を見せた方が良いだろう。玄関の鍵を解いてドアを開ける。その直後、
「ヤッホー!!XX元気してるー?遊びに来たよー!」
恐らくXXが迎え入れると考えていたのだろう。女性はドアが開くや否や凄まじい勢いで突撃をしかけてきた。軽くジャンプしながらやってくるものだから思い切り谷間が顔面に押し付けられ、勢いそのままに床へと押し倒される。首が衝撃のあまり歪な音を立て、ほんの一瞬だけ意識が飛びかける。
顔を挟んでいる柔らかな感覚、痛みの後に訪れるほんのわずかな喜び……いや、普通に死ぬ!窒息する!
ジタバタしながら肩を掴んで女性を引き剥がす。お互いの顔を見てようやく彼女は人違いだった事に気付いたらしく、
「あれ、XXじゃないや」
と、呑気な声色で言うのだった。
※
「えー、紹介します。私の友人で、カラミティ・ジェーンと言います」
「ジェーンでーす!さっき首折りかけてごめんねー♪」
なんとまあ、個性的な人物である。漫画から飛び出してきたのかと言うテンションに先程命を奪いかけた件をさっと片付けてしまう嵐のような性格は、ヒューマノイドタイフーンとでも評するべきか。ブロンドの髪をなびかせて、申し訳なさそうに首を傾げる仕草は可愛らしく、XXと並んでいるだけで気のせいか二人とも眩く見えてしまう。
「XXが新居に引っ越したって言うからさ、顔出してみようかと思ったんだよねー。そしたら間違って彼氏クンに抱きついちゃった」
「ジ、ジェーン彼氏だなんてそんな……」
「いやいや、同棲してるなら彼氏でしょそれー!ねー彼氏さん」
首をさすりながら苦笑いを返す。はつらつなのは結構なのだが悪くいえば破天荒と呼ぶ他にないのだ。XXの友人らしいといえばらしいのだが、第一印象から怖いと言うのが今のところくだせる評価だ。
「そうだ、実は私に銀河警察を勧めてくれたのはジェーンなんです。彼女がいなかったらこうして君と会う事はなかったかもしれないんですね」
「え!やだ、じゃあ私キューピッド?二人の仲を取り持ったって解釈していいのかな!嬉しいー!」
「いやいやそれは流石に拡大解釈じゃないですか……?」
穏やかな日曜日から一転して、賑やかになり始めた。とはいえXXも友人と再会できて気のせいか昔の彼女らしい明るさに戻っているようにも思える。自分とは違う、友人だからこその距離感とでも言うべきだろうか。
ジェーンは顔を出しに来たと言うが、それならばすぐに帰ってしまうのだろうか?折角だから夕食くらいは食べていってほしい。
「んー……お言葉に甘えちゃおうかな、XXとは積もる話があるし!」
ぺっかー、なんて擬音が似合いそうな笑みを浮かべるジェーンにこちらも釣られてしまう。決して悪い人物ではない、短いやり取りでそう確信するに値する笑顔だったのだ。
※
ジェーンは自分が知らないXXの話を夕食で聞かせてくれた。宇宙を駆け回りながら、けれど空回りしてしまっていた事。そしてそんな中でとんでもない原初の神によるユニヴァース存亡の危機でジェーンと共に戦い、その後で銀河警察を斡旋された事。
まさに今日までの謎のヒロインXXを作り上げたと言っても過言ではない。何よりまだ右も左もわからなかった彼女に具体的な正義のビジョンを与えてくれたわけだ。
「うわーすっごい彼氏クン褒めてくれる♪もしかして私に気があったりして〜♪」
「あんまり煽てないでくださいね、ジェーンってばすぐに調子乗るんですから……感謝はちゃんとしてますけどね?それはそれとして君にあんまり変な粉かけて欲しくないというか……」
「あれあれ、XXなんて言っているかよく聞こえないかも?なーにー?」
「なんでもないです!ええい、もうこの際もっと飲んでください!」
口封じに酒を飲ませるXXと、朗らかに笑いながらそれを受け取って遠慮なく飲み干していくジェーン。女性同士だからできる関係性というべきだろう。自分に入る余地はない事を痛感しながら、けれどそれもまた良いものだ。
……ちょっとペース早くないだろうか?と言うくらいの隙間は欲しかったのだが、聞く耳は持たなかっただろう。
そういうわけで、色々話し込んでいる内にXXとジェーンの二人はすっかり酔い潰れてしまった。ジェーンはゴロリとソファーに寝転がって寝息を立てているし、XXはテーブルに突っ伏してしまっている。
起こさないように食器類を片付けてから、二人をどうしたものかと手をこまねく。特にXXは変な姿勢で寝かせてしまうと体を痛めそうだ。
とりあえずジェーンの横にでも運ぼうかと視線をそちらに向け、彼女の全身を視界に入れる。
XXと比較して無駄な肉がそこまでない、スマートなプロポーションをしている。露出の激しいカウガール的な服装のおかげで尚更肉体を観察できてしまうわけで、しばらく視線が釘付けになってしまった。
もしかしたら寒いかもしれない。そんな風に思い毛布を取ってソファへと歩いていったところで、パチリと目を開けたジェーンに目があった。
「あ、バレた。もう少し様子見るつもりだったんだけど。おはよう彼氏クン」
起こしてしまったのだろうかと考えたが、どうもこの口ぶりからして起きていたようだ。では何の為に?
「ちょっと二人きりで話してみたくなって。前からちょくちょくXXが同棲している人がいるっている連絡はしてくれていたから存在は知っていたけど、実際に話してみないとわからないものじゃない?」
自分はと言えばジェーンについてはあまりXXから聞かされていない。まだそれほど心を開いてもらえていないのだろうか?不意によぎったそんな不安を、彼女は笑い飛ばした。
「気にしなーい気にしなーい。XXなんて特に聞かれなきゃ答えない方だし。キミだってそんなに詮索したりしないわけでしょ?お互いそういう部分まで包み隠さず話す必要はナイナイ」
言われてみればその通りだ。同棲して、夜を共にする仲と言っても互いの全てを完全に見通す事など出来ない。互いに不干渉の領域を作るのは当たり前である。
「あとね、XXは私がキミに手を出さないか不安なんじゃない?私さー、可愛い人見かけるとついちょっかいかけたくなっちゃうんだよねー」
ここまでの話から考えるに、それは自分がジェーンの『可愛い』判定の対象という事になるのだがそれは間違いないだろうか?
「うん全然OK。ちょっと話しただけでも、むっちゃくちゃ健気で理解のある彼で私良いなって思うよ。XXの相手がキミで良かったと思う。あんなに楽しそうな彼女、久しぶりに見たくらい」
XXはいつもあの調子だ。たまに仕事が辛かった時はげっそりとして帰ってくるけれど、夕食の時には感謝の笑みを浮かべてくれる。自分に出来るのはその程度であるが、友人のジェーンから見ても問題は無いようだ。
だとすればホッとする。片や銀河警察で立派に働く刑事で、こっちはそこらで働く一般人だ。そんな自分の精一杯がXXを笑顔にしているというのは喜ばしい事だ。
「XXってね、たまに危ういところあるんだ。無理しすぎちゃう。だから隣に誰かいてあげて欲しいと前から思っていたけど、ドンピシャでキミがいる」
ジェーンの言いたい事がよくわかる。自分もXXのそういうところが好きだ。
仕事が辛い、そう言いながらも彼女は銀河警察を続けている。それはなんだかんだ言って今の在り方を好いているからであるし、同時にいつだって誰かの為にと戦えるXXだからだ。
そんなXXが好きだ。自分にとって永遠のヒロインだ。だから支えてあげたいと心の底から願っている。
「あちゃー、凄いビシッと言われちゃった。ねー聞いてたXX?寝たフリしててもバレてるよー」
えっと声をあげて振り返る。XXは突っ伏したままだが、ジェーンは何かを確信している様子だ。では本当に起きているのか?
肩を叩いてみようかと思ったところで袖を引っ張られた。ジェーンは名案を思いついた様なのだが、何をするつもりなのか聞く前に抱き寄せられてしまう。
「ねーXX、折角彼氏さんがあんな事言ってくれたのに起きないのー?私彼氏さんにちゅーしちゃうけど」
ちゅー、ちゅー?それってキスの事だろうか。また何故急に?必要なのか?
XXがもぞもぞと動き始めた。どうやらジェーンの言葉に反応を示したらしい。が、
「はい時間切れちゅーするね」
動きが遅いと判断したらしいジェーンは速い。気付いた時には口づけをされていた。彼女の舌はXXのものよりも素早くこちらの舌を捉えると蛇の様に絡みついた。離れようにもがっしりと抱かれているおかげで叶わない。
「んんっちゅ。ん~♪反応良くて可愛いっ♥」
「ん、んがああ!!ジェーン!?何本当にき、キスしているんですかあ!!!」
貪り尽くされそうなところでようやくXXの制止が入る。全くもって遅いのだが口が塞がれているので声にもならない。
「だって彼氏さんのあんなあっつぅい言葉を聞き耳立ててそのままなんてシツレイじゃなーい?」
「で、でもでも、だからって彼にキスする必要ありませんよね!?」
「ごめんそれはしたくなったからした。キスしたくなってちょうど隣に可愛い人がいたらしたくなるのは必然じゃない?必然って事にしよっか!」
凄い。何かのタガが外れたかの様にジェーンは加速し始めた。一体全体何事かと問いただすよりも先に床にごろんと押し倒されてしまう。
「大体さー、XX言葉濁しすぎー。私これでもスカウトだから室内の細かい匂いとか結構感づいちゃう方だから、彼氏クンと毎日えっちしてるのなんて丸わかりだからねー」
「くおっっ……!」
「そーんな仲なのに、堂々としないXXには罰として彼氏さんの恥ずかしい姿を見せちゃおう!」
待って欲しい。せめてちゃんと何かしらの攻撃を受けるであろう自分に許可というものを取ってくれないのだろうかこのスペースカウガールは。怒濤の展開につき絶賛混乱中なのだが。
「彼氏クンは何も悪くないんだけどねー、XXが当事者意識に欠けてるのがな~。はいそういうわけでちゅー二回目ね」
今度はマウントを取られ、ジェーンはわざとらしく乳房を押しつけて口づけしてくる。少しだけ口中を犯した後、生暖かい舌が首筋を這い胸元まで降りていく。着ていたシャツをたくし上げると、ジェーンはこちらの乳首を舌先でチロリと舐めた。
びくんっ、と体が跳ねる。ガチガチに固まったままボーッとしていたXXは顔がみるみる内に赤くなっていく。
「彼氏さん、乳首弱いんだ♪XX見ててね、こういう風にしても男の人って喜ぶんだよ」
「ふおお……え、えええ、えええ」
これまで感じた事のない、電撃が走るかの様な感覚に声が漏れる。舌で乳首が舐められるだけでなく、口に含んだ状態で吸い付かれる。段々と声は大きくなり、立派な嬌声となってしまっていた。
「は、そんな、私こんなの知らない……」
「ちゅるるっ、ぢゅるる。彼氏クン、アソコがっちがちになってるー」
「ちょわっ!?駄目ですジェーンどいてー!」
慌ててジェーンを引き剥がし、XXは自分を守る様にして彼女の前に立ちふさがった。もう少し早くそうしてくれたら嬉しかったのだが、それは野暮だ。
「か、彼はですねえ!私の、私の恋人です。フィアンセなんです!なので手出し無用、駄目です!」
そのままXXにジェーンと入れ替わる形でマウントを取られ、口づけされる。先程よりもぎこちないけれど、よく知る舌触りだ。
「んんんん、んっちゅ……ぷふっ。そうです、君は私のフィアンセです。君が大好きです。遅くに帰っても嫌な顔一つしなくて、ちょっとわがまま言っても許してくれて、毎日いちゃいちゃさせてくれる君が私も大好きです!」
「遅ーい。XX遅ーい。でもまぁいっか」
「ええい!ジェーンがちゅーしてたのはここですか!」
加減を知らない赤子の様にXXは男の乳首へとしゃぶりつくと舌で舐め回し、ちゅうちゅうと音が鳴るくらい強く吸い付いてくる。いつの間に自分は授乳をする側になってしまっているのか、と困惑しながらとりあえず引き剥がした。
ジェーンがXXの口から自分への告白をさせたかったのはよくわかったが、少し強引すぎるのではないだろうか?
「んー?でもこうでもしないとXXヘタレな時あるからさー。キミにイタズラしたのはシンプルにそうしたかったからだけど」
「ほらー!ジェーンやっぱりほらー!彼は私の、彼氏、です!」
「わかってるわかってる。それじゃあ、二人とも両思いなのがわかったところで……最後までシちゃおっか」
XXはそう言われて、ぐぎぎと歪な音を鳴らしながら乳首を責められたばかりに赤面している恋人へと目を向ける。目の奥にハートが見えるのは気のせいではない。
とはいえ自分もこのまま収まるか自信はない。ジェーンの言葉通り既に股間はいきり立ってしまっているのだ。
「こ、これはジェーンに取られたりしないようにという名目ですからね。わかってますよね?」
ジャージのファスナーを勢いよく下ろしながらXXはそんな風に宣う。そういう言い訳で自分がしたいと考えている事を曖昧にしてしまうのはやめてほしいと以前言ったはずである。
「じゃあ言いますよ!もうこの際ジェーンに見せつけてやろうじゃありませんか私達の仲むつまじさをぉ!」
ジャージを脱ぎ捨て、下着も放り投げたXXとまた口づけをする。首に手を回し、ぴったりと体を押しつけ合って。
隣にジェーンがいる事などすっかり忘れて、互いを貪り合う。唾液を絡め合って、水音を立てながら。
「ちゅっ、ちゅっ。んふっ、ふぅ、ふう……」
一度口づけをやめ、それから乳房へと舌を走らせる。白い肌に唾液が垂れてテカテカと妖しく光を放つ。乳首を頬張り、舌の上で転がすと小さな体が震えて嬌声があがる。
「あんっ♥ん、激しいっ。ああ、そんな吸っても、何もでま、せぇん♥」
「わー、彼氏さん赤ちゃんみたい。なんだか私までムラムラしてきたかも……」
へたへたになったXXを床に組み敷いて、秘部に指を入れる。まだ始まったばかりだというのに膣内は愛液に濡れ、銀色の糸を引くほどだ。
男根は既に耐えがたいほどに怒張している。今すぐにでも発散しなければ爆発しかねない。
「へえっ!?なんでもうそんなに大きく、んんん♥あっ♥挿入れる時は、いつもみたいに優し、くぅ!」
「ん♥これ見てるだけでやば……いつもこんな調子なのXX?」
「ち、違いますぅ♥いつもはもっとぉこう、ゆっくりと、おっ♥」
煩悩がオーバーロードし、一周回って無心で腰を振る。一度動く度にXXの乳房が揺れ、音が出るおもちゃかと言うほどの声をあげる。快感と男としての悦び、何もかもがない交ぜになりただ目の前にいる女性を犯し尽くしてやりたいという衝動があった。
XXの言う通りである。いつもならこうではない。では何が原因かと言われたら、ジェーンに焚きつけられたせいだ。XXが好きだ、健気で負けず嫌いで頑張り屋さんのXXが好きだ。だからこうしてしまう。激しくなってしまう。
「うっ、うっ、んうう♥これ、私に主導権がないいい♥でも気持ちいぃ♥もっと突いてください、ラブラブってところ、もっと♥もっとぉ♥イく、イくイく♥友達に見られながら、大好きな彼氏にイかされちゃ、うううう♥」
絶頂を迎え射精すると同時にXXは海老反りになって、下半身を小刻みに震わせた。このまま小便まで漏らしかねないガタガタな様子にやり過ぎてしまったかと不安がよぎるものの、まあ大丈夫だろうと冷静に片付けてジェーンへと視線を向けた。
XXの乱れ具合に興奮してか、彼女は自ら秘部に指を入れて自慰に耽っていた。ぐちゅぐちゅと水音をかき鳴らしている姿は先程までの余裕とは異なり、一人の女性としてのカラミティ・ジェーンをありありと見せている。
無言でジェーンへと近付き、服を脱ぐようにお願いする。ここまで来れば据え膳食わねばなんとやらだ。
「い、良いの彼氏クン?浮気になっちゃうよ?」
むしろ男としてやらねばならないと、そう思う気がする。自意識過剰と言われたらそこまでだが。
ジェーンの目が揺れ動いた後に、カチリとスイッチが入ったのかおもむろに服を脱いでいく。元から露出の激しい服装であったが、それでも一糸まとわぬ姿となれば興奮度合いはまるで違う。
「OK。じゃあ思いっきりヤっちゃおっか!」
まだ射精して間も無いというのに、男根は昂ぶりを抑えられない。鎮めてくれる事を期待してジェーンへと突き出してみると、うっとりとした眼差しで亀頭を指先を撫でられる。
「へぇ~……デッカいマグナムっ。XXがああなっちゃうのも納得かも。あーん、むっ」
がっぷりと竿まで飲み込み、ゆっくりとストロークが始まる。XXとは大きく異なり、手慣れた動きに股間へと力が入る。
「じゅっぷぅ、ぐぷっ♥んんふぅ、んん♪」
男根にしゃぶりつきながら、ジェーンは上目遣いで視線を送ってくる。妖艶なその仕草に心なしか怒張が増したかの様に感じた。
絶え間ない口中での責めに限界を迎え、さほど時間が経っていないというのに二回目の射精へと至る。思い切り吐き出された精液をジェーンはしっかり口で受け止める。
「うっわぁ♥これ凄い、体がジンジンしちゃう♪こんなのいつもナカに出されてるとかXXが羨ましくなってきたぁ!」
XXとは異なり、ジェーンは尻を突き出して後背位の姿勢を取ると、自分で秘部に触れて大陰唇を僅かに開く。トロトロとこぼれる愛液に、思わず唾を飲む。彼女はいつでも受け入れる態勢が出来ているらしい。
腰を鷲づかみにし、亀頭を押し当てる。そのままズルリと膣内へと突き入れると、ジェーンは高い声で啼いた。
「あっ♥くぅぅぅ♥すっごいよこれ、上手く言えないけど、とにかくイイっ!もっと突いてぇ♥」
杭を打つかの様に腰を動かす。肉が肉へと叩き付けられる気持ちの良い音にジェーンの嬌声が重なっていき、奇妙なリズムを刻み始めた。
「んっ♥んっ♥イイ、イイよぉ。フレー♥フレー♥か・れ・しっ♥がぁんばっれ♪やん♥」
口ではこう言いながらも、ジェーンの腰は少しずつ砕けていく。尻を突き上げる様な姿勢になって息を荒げているのがその証拠だ。
なのでしっかりきっかりこのハチャメチャカウガールを打倒するべく、後背位から正常位へと切り替える。抵抗するほどの力も残っていないようで、されるがままに彼女はマウントを取られていた。
「あっれぇ、おかし、あはっ♥体が全然、動かないっ♥すご♥手品なのかな?」
体勢を変え、強めに抉る様に腰を動かす。肉と肉をかき分けていく感覚に身をよじりそうになるものの、なお余りある征服欲に突き動かされていく。
ジェーンの事は好きだ。掴み所がないが、その実友人であるXXを案じてくれる優しい人物だ。だからこそそんな彼女が、男に抱かれ唾液を垂らしながら赤面している姿をもっと見たい。そのギャップを味わいたい。
「彼氏さん、さっきとテンション違くてびぃっくり……もしかしてクラスバーサーカー系だよね?って急にスピードあげたら困っちゃああん♥ 無理ぃ、壊れちゃうよぉっ♥おっおっ、おおっ♥」
完全にジェーンが崩れてきたところでちょうどこちらも限界が見えてきた。組み伏せた状態から射精しようものなら一滴たりとも零すことなく膣内へと流し込まれていく事だろう。
腰にジェーンの肉付きの良い足が絡みついたかと思えば、がっちりと性器同士の接続を固定する。ぐちゃぐちゃになりながらも彼女の意思が働いているのだと理解し、深く深く抉り込んでいく。
「んおおぉぉ♥イぐ、イっちゃう♥あっ、はあぁぁぁぁぁ♥」
どくん、どくんと脈打ちながら濁流の如く精液がなだれ込んでいく。腕の中で仰け反りながら絶頂していくジェーンを見ていると、凄まじい満足感に胸が充たされる。完全に堕とした、そんな男としての自信を確かなものとして実感できるのだ。
「はあ、はあ、はあ……彼氏さん、駄目コレ。私までキミの事好きになっちゃうってぇ」
「……う、ううん。あれ?私、気を失ってました?って、二人して何してるんですか!?私、蚊帳の外です?」
イッた衝撃で気絶していたらしいXXが遅く目覚め、裸で抱き合っている友達と恋人の構図に叫び声をあげる。驚きと悲しみでかき混ぜられた表情よりも、今の自分にはぶるんぶるんと揺れる乳房の方が気になって仕方が無かった。
「えっ、なんですその目。どうしたんです……?」
「XX、彼氏さんスイッチ入ってるから覚悟した方がいいよー……あっ、ナカからこぼれてきた」
「なんですと!?待ってください、カップルらしくもっとイチャイチャしたやり方じゃ駄目、あっ♥駄目ちょっとそんな、ふぁぁぁぁ♥」
ネジの外れた乱交が収まるのは、これから数時間後の事である。
目が覚めるとベッドの上で、両隣にXXとジェーンがぐったりと眠っていて、とにかく凄まじい事をやらかしてしまうのだと気付くまでにはそれなりの時間がかかった。
♥が多いの♥が。ヒソカみたいなの♥
当初はXXが寝てる横でバレない様にジェーンとヤる話にしようかと思ったんですがいやそうではない、と思ってこうなりました。