吾輩は催眠おじさんである。
名前はまだない。いや、あるのだが今は便宜上そう名乗っておこうと思う。
今日はガンゲイル・オンラインというVRMMOゲームの中で知り合った女の子との待ち合わせ場所に向かっているところだ。
このゲームの運営会社には少しばかり世話をしたこともあり、その礼として彼女を紹介してもらう約束をしたのだ。しかし彼女はリアルでの連絡先を教えてくれなかったので、こうしてゲーム内で会うことにした次第である。
さて、そんなこんなで待ち合わせ場所である公園に到着した。噴水の前で一人の少女が佇んでいるのが見える。あれだろう。彼女の前まで歩み寄り、声を掛けた。
「すまない、待たせたかな?」
「いえ、私も今来たところです」
少女──シノンは振り向きざまにそう言った。
美しい娘だった。水色の髪と同じ色の瞳を持った小柄な少女だ。
まるで精巧に作られたビスクドールのような印象を受ける。しかしその表情にはどこか影があり、人形めいた美しさの中に人間味を感じさせる。
「それで、どういったご用件でしょうか? あぁ、自己紹介が遅れましたね。私はシノンといいます」
「吾輩は……そうだな、催眠おじさんとでも呼んでくれればいいよ」
そう言って、催眠アプリを起動したスマホを見せる。
「ふぅん……………………………………………………………………なるほど。わかりました。それじゃあ行きましょうか」
催眠アプリを見た瞬間から、シノンの顔色が変わった。
まさに催眠術にかけられたかのごとく虚ろになった目つきで、フラフラとした足取りで歩き出す。
そのまま公園を出て、近くのラブホテルへと入った。
部屋に入り、ベッドへ腰掛けるよう促すと、彼女もそれに従った。
まずは服を脱ぐよう指示を出す。シノンは言われるままにコートとマフラー、そしてショートパンツに手をかけ、スルリと脱いだ。下着姿になる。
しかしそこで躊躇するような素振りを見せ、「あの……先にシャワーを浴びさせてもらえませんか?」と言った。
「いいとも。ただしあまり時間をかけるんじゃないぞ」
「はい、わかっています」
バスルームへ向かう後ろ姿を眺めながら考える。
この世界にはハラスメントコードというものが存在していて、それが働くとプレイヤーはシステムによって強制的にログアウトさせられるようになっている。つまりハラスメントコードを無視して行為に及んだ場合、現実世界においても犯罪が成立する可能性があるのだ。
もちろん催眠アプリを使えばそんなことは関係ない。せっかくなのでこのままプレイを続けさせてもらおうと思う。
しばらくするとシノンが出てきた。白い肌がほんのりと赤く染まっている。「お風呂ありがとうございます。とても気持ち良かったです」と言いつつ隣に座ってきた。
次に指示したのは自分の股間を触ることだ。シノンは一瞬だけ驚いたような顔をしたが、すぐに手を伸ばしてきた。やがて彼女の細い指先が膨らみに触れた。ゆっくりと撫でるようにして愛おしむように触れてくる。
「……すごいですね、これが男の人の……」
シノンはうっとりとした様子で呟いた。その視線は既に吾輩の下半身に集中しているようだ。
「ねぇ、催眠おじさん。これ舐めてもいいですか?」
「ああ、構わないよ」
吾輩が答えると同時に彼女は身体を寄せてきて、スラックス越しにペニスの先端部分にキスをした。そのまま布地ごと口に含み、吸い付くようにして刺激してくる。舌先で裏筋の辺りをチロチロと舐められる感触に思わず息を漏らしてしまう。
彼女が顔を上げる。唾液で濡れた唇が光っていた。
「ふふっ、すごく大きくなってきましたね」
そう言いながら今度はジッパーを下ろそうとする。だが上手くいかないのか手間取っている様子だったので手伝ってやることにする。
スラックスとトランクスを同時にずり下ろす。
既に勃起しきったペニスが姿を現し、空気に晒されて少しひんやりとする。
「うわぁ……大きい……」
シノンは興味深げにまじまじと見つめている。
「……さっきよりもずっと硬くなっているみたい。それに熱くて脈打ってる……」
そう言って亀頭にそっと手を添えると、まるで壊れ物を扱うかのように優しく握ってきた。そのまま軽く上下にしごかれる。
「……どう? 気持ち良いかしら?」
「あぁ、悪くないよ」
「よかった……。それじゃあ次はこうするから……」
言うなりシノンはぱくりと先端を口に含んだ。そのままカリ首のあたりまで飲み込んでいく。温かな粘膜に包まれて快感が走る。
シノンはそのまま頭を前後に動かし始めた。口内で肉棒が出し入れされる度にじゅぽっ、くちゅっと淫猥な音が響く。
「んっ……ふぅ……っ、んん……」
シノンは目を閉じて一心不乱にフェラチオを続けている。時折苦しそうな声が漏れるがそれでもやめる気配はない。
やがて限界に達しそうになったところで彼女の口から引き抜いた。射精寸前のところで止められたため、切なさを感じる。
「いいの? 出さなくて」と尋ねられたが、まだ我慢することにした。
シノンはベッドの上にうつ伏せになると、脚を開いてセクシーな尻を見せつけるような体勢を取った。そして「ここに挿れていいですよ」と言ってくる。
「おやおや、随分と積極的だね」
「だって催眠されてるんですもの。仕方がないでしょう?」
シノンは妖艶な笑みを浮かべながら言った。
「だから早くしてください。ほら、ここが疼いてしょうがないの」
そう言いながら自らの手で割れ目を広げる。ピンク色の陰部が露になった。
誘われるようにして覆い被さっていく。膣内へと挿入していくと暖かな体温を感じた。狭く窮屈な穴を押し広げていく感覚。
根元まで収まったところで一旦動きを止める。結合部から伝わるぬるついた熱い感触。
シノンはというと頬を上気させ、荒い呼吸を繰り返していた。
「動いても大丈夫かい?」
「えぇ、お願いします」
許可が出たのでピストン運動を開始する。
最初はゆっくりと、徐々に速度を上げながら突き上げていった。シノンの反応を見ながら腰を動かし続ける。
「あっ……! あぁっ、すご……いっ!」
彼女はシーツを掴みながら身を捩らせていた。
その姿はとても扇情的で、見ているだけで興奮が高まってくる。
「あんっ、そこぉ……もっと突いて欲しいの……!」
シノンが格好良いのに艶っぽい声で懇願してきたので望み通りにしてやった。子宮口をぐりぐりと押し潰すようにして何度も責め立てる。
「あぁぁぁぁぁぁッ!! イイッ、イク、またイカされちゃうぅぅぅ!!」
絶叫と共に絶頂を迎えたらしく、膣壁が収縮を繰り返し、ぎゅうぅぅぅぅぅと締め付けてきた。その強烈な刺激に思わず果てそうになるがどうにか堪えた。
「あぁ……凄かった……こんなの初めて……♡」
シノンは余韻に浸っているようで、うっとりとした表情をしている。
「ふふ、どうだいシノン。満足したかね」
「うん……最高。こんなに気持ちの良いセックス、催眠おじさんじゃないとできないわ」
そう言ってシノンは抱きついてきた。
「ねぇ、催眠おじさん……もう一回しようよ」
「もちろんだとも」
それから吾輩たちは何度となく交わり続けた。
「ふぅ、今日は楽しかったよ」
「私こそ。おかげですごく気持ち良くなれたわ」
シノンは微笑む。
「それじゃあ吾輩はこれで失礼するよ。約束通り君のことは誰にも言わないから安心してくれ」
「ええ、ありがとう」
吾輩は立ち上がり、衣服を身につける。
「それじゃあお休みなさい、催眠おじさん」
シノンの言葉を背にして部屋を出た。外はすっかり暗くなっていた。
「…………ふふ」
一人になった途端、思わず笑いがこみあげてくる。まさか本当に上手くいくとは思わなかった。
VRMMOゲームの中で知り合った女の子に催眠アプリを使って催眠状態にして、そのままホテルへ連れ込む──そんな夢のような出来事を体験できたのだ。
しかも相手はあのシノンである。あのクールでミステリアスな雰囲気の少女を自分の思うままに操ることができたのだ。これ以上の喜びがあるだろうか。
しかしここで浮かれてばかりはいられない。シノンとの逢瀬はこれで終わりではないからだ。
吾輩は再びスマホを取り出し、シノンにメッセージを送った。
『シノンへ。
今夜はありがとう。とても楽しい時間を過ごせたよ。
それでね、明日はクリスマスイブだね。君ともう一度会いたいと思っているんだけど都合はどうかな?』
送信してから数分後、返信が来た。
『こんばんは、催眠おじさん。
そう言ってくれて嬉しいわ。せっかくの日なのに一人ぼっちは寂しいもの。あなたの好きな場所で待ち合わせましょうか』
吾輩はすぐに返事を打ち込んだ。
『わかった。明日、駅前で待っているよ。
それじゃあ、おやすみシノン。良い夜を過ごしてくれ』
シノンは今頃何をしているだろう。吾輩からのメッセージをどんな顔で読んでいるのか。想像するとワクワクしてくる。
◆◆◆
翌朝、指定された時間より少し早めに駅へと向かった。改札前でしばらく待ってみるが、なかなか現れない。おかしいなと思いつつ、さらに待つこと数十分。ようやくシノンが現れた。
「おはよう、待たせてしまったかしら?」
「どうして遅れたんだい?」
「ちょっと準備に手間取ってね。下着とか着替えたり、あとは……」
シノンは悪戯っぽく笑ってみせる。
「あなたを喜ばせるための道具を揃えてたの」
「それは楽しみだ」
「期待してもらっていいと思うわ」
そう言いながらシノンは吾輩の腕に抱きついてきた。柔らかな胸の感触が伝わってくる。そのまま身体を寄せてくるので、自然と密着するような形になる。
「さぁ、行きましょ」
シノンは耳元で囁くと、吾輩の手を引いて歩き出した。
そのままエスカレーターで地下へと降りていく。辿り着いた先はいわゆる大人の玩具ショップだった。
店内には様々な種類のアダルトグッズが陳列されている。シノンはそれらを見て回りながら「これなんかどう?」と聞いてきた。手に持っているのはバイブレーターだ。スイッチを入れると振動するタイプらしい。
「それともこっちの方がいいかな?」
今度はローターを手に取る。
「どっちが好き?」
「そうだな、両方買おう」
「ふふっ、欲張りさんなのね」
シノンはクスリと笑うとレジへと向かう。会計を済ませて店を後にする。
「次はどこに行くんだい?」
「とりあえず近くの公園に行きましょう」
「了解」
吾輩らは並んで歩く。
目的地の公園に着くと、ちょうどベンチが空いたところだったのでそこに座った。
「さて、まずは何をする?」
「そうね……」
シノンは少し考えるような素振りを見せた。
「ローターを試したいかも」
「よし、そうしよう」
シノンはショートパンツを脱ぐと、紙袋からピンク色の卵型の物体を取り出す。それを片手に持ったままこちらを見つめてきた。
「ほら、よく見ててね」
シノンはそう言うと、電源を入れた。ブーンという低い音と共に震え始める。
「これがオモチャよ」
シノンはそう言うと、ゆっくりと股間に近づけていく。そしてクリトリスに押し当てると、そのまま前後に動かし始めた。
「んっ……ふっ……」
シノンは小さく喘ぎながら、腰を動かして刺激を与え続けている。時折、びくんと身体を震わせていた。
「気持ち良い、かな……っ」
シノンは切なげな表情を浮かべている。その光景はとても官能的だった。
「……ふふっ、見られてるとすごく感じちゃう……」
シノンは淫靡な笑みを見せると、激しく動かし始めた。激しい動きに合わせてパンティに染みができていく。
「あぁっ、だめっ、もうイッちゃう……!」
シノンが一際大きな声を上げた瞬間、彼女の秘所から愛液が噴き出し、辺りに飛び散っていった。
はぁはぁと息を荒げながら、シノンは余韻に浸っているようだったが、やがて我に返ったように恥ずかしそうな顔をした。
「公園でなんて……はしたない真似をしてしまってごめんなさい」
「気にしないでくれ。それより大丈夫かい?」
「えぇ、平気よ」シノンは微笑んだ。
「次は何をして欲しい?」
「そうね……。じゃあ、キスして」
「喜んで」
言われるがままに唇を重ねる。シノンの口内は温かく、そして湿っていた。舌を差し入れてみると彼女も応えるように絡めてくる。互いの唾液を交換しながら深い口づけを交わしていく。しばらくしてどちらからともなく離れた。
「……そろそろいいかしら?」
シノンは妖艶な表情を浮かべると言った。
「私のおまんこに挿入れてくれない?」
「もちろんだとも」
吾輩はズボンとトランクスを下ろし、肉棒を取り出した。既に勃起しており、先走り汁で濡れていた。
シノンのショーツに手をかけると、脱がしていく。露になったそこはヒクついており、物欲しげにしていた。
そこへ亀頭を押し付ける。膣内は既にトロトロになっており、いつでも挿入できそうだ。
「挿れるよ」
「きて……っ」
一気に貫いた。
「ああぁっ! 入ってきたぁ……!」
シノンは大きく仰け反り、ビクビクと痙攣しながら達してしまったようだ。その締め付けによって射精してしまいそうになるがどうにか堪える。
ピストン運動を開始すると、膣内がうねるようにして絡みついてきた。膣壁がペニスに吸い付いてくる。あまりの快感に意識が飛びそうになるがどうにか堪えた。
「あっ、あぁ……すごい……!」
シノンは艶っぽい声で鳴いている。
抽送を繰り返すうちに、段々とペースを上げていった。
「あぁ……ダメッ、またイっちゃうぅ……!!」
絶頂を迎えたらしく、ぎゅうぅぅと締め付けてきた。その刺激に耐え切れず、吾輩は欲望を解き放った。ドクンドクンと脈打ちながら大量の精液を流し込んでいく。
「あぁ……熱い……♡」
シノンはうっとりとした表情をしている。
「気持ち良かったよ」
「私もよ」
シノンは微笑むと、吾輩に抱きついてきた。
「ねぇ、もう一回しようよ」
「もちろんだとも」
それから吾輩たちは何度も交わり続けた。
◆◆◆
ランチタイムになり、シノンと一緒にレストランに入った。
「ねぇ、催眠おじさん」
「なんだい?」
「私、催眠おじさんのこと好きよ」
「ありがとう。吾輩もシノンのことが好きだよ」
「嬉しい」
シノンは嬉しそうに微笑む。
「私、ずっとあなたに会いたかったの」
「どうしてだい?」
「私、催眠おじさんのことをもっと知りたい」
「吾輩について教えて欲しいってことかな?」
「ええ」
シノンはこくりと首肯する。
「例えば趣味とか、普段何して過ごしているのかとか……」
「いいだろう。じゃあまずは吾輩の自己紹介からだね」
吾輩は語り出す。
趣味は読書で、最近はミステリ小説をよく読んでいること。普段は大学に通いつつ、アルバイトをしたりしているということ。
シノンとのセックスで興奮して、ついついやり過ぎてしまうこと──などを話して聞かせた。
シノンは真剣な面持ちで吾輩の話を聞いていた。
食事を終えた後、シノンを連れて映画館へ向かった。観たのは恋愛映画だ。上映中、シノンは終始無言でスクリーンに見入っていた。ラストシーンでは目尻に涙を浮かべていたほどだ。
ヒロインが主人公に対して「私はあなたのことが好きなの」と告白するシーンがあったのだが、シノンはその台詞を聞くと、吾輩の腕にしがみつき、身体を密着させてきた。どうやら感動の場面が苦手らしい。
「……っ」
シノンは声にならない嗚咽を漏らしている。吾輩はそんな彼女を優しく抱きしめてやった。シノンはしばらくの間、吾輩の腕の中で泣き続けていた。ようやく落ち着いたところで、シノンは吾輩の胸に顔を埋めたまま言った。
「ごめんなさい、取り乱したりなんかして」
「構わないさ」
「でも、どうしてかしら? この場面で泣いちゃうなんて……」
「きっとシノンの心が純粋なんだろうね」
「心が……?」
「うん。だから人の心に共感できるんだよ」
「そうなのかしら……」
シノンは納得できないといった様子だ。
「さて、そろそろ行こうか。ホテルの最上階にある展望レストランが予約してあるんだ」
「本当? 楽しみだわ」
シノンは目を輝かせる。
エレベーターで展望台まで上がると、夜景が一望できた。シノンは窓際に駆け寄ると、「綺麗……」と呟く。
「気に入ったかい?」
「ええ、とても」
シノンは振り返ると、こちらに向かって手招きをした。
「ねえ、こっちに来てよ」
「どうしたんだ?」
「ここに座って」
シノンは自分の隣をポンと叩く。
言われた通りに腰掛けると、彼女は身を寄せてきた。肩と肩が触れ合う距離になる。
「こうしてると、まるで恋人同士みたいじゃない?」
「そうだな」
催眠アプリを使えば、いきなりシノンと付き合っているという設定にすることも可能だ。だが、吾輩はあえて使わなかった。これはあくまで仮想世界なのだ。だからこそ、シノンとは本当の意味で付き合いたいと願っている。
「ねぇ、キスしよう?」
「喜んで」
吾輩らは唇を重ねた。最初は触れるだけの軽いものだったが、次第に舌を絡ませていくディープなものへと変わっていった。シノンの吐息がくすぐったい。たっぷり三十秒以上は続いただろうか。やがて離れる頃にはお互いの顔は真っ赤になっていた。
「ふふっ、照れちゃった?」
シノンは悪戯っぽく笑う。
「シノンだって赤くなってるじゃないか」
「仕方ないでしょ。こういうのは初めてなんだから」
「そうだったね」
「さて、レストランで食事にしましょう。予約した時間はもうすぐでしょ」
「了解」
席に着くと、コース料理を注文した。しばらくして運ばれてきたのは色鮮やかな前菜たちだ。シノンは美味しそうに食べていた。
食事を済ませると、会計をしてから店を出た。
シノンは満足そうな顔をして歩いている。
「楽しかったわ。誘ってくれてありがとう」
「喜んでもらえたようでなによりだよ」
「催眠おじさんはこの後、何か用事はあるのかしら?」
「このホテルのスイートルームを取ってあるんだけど……」
「……っ」
シノンは一瞬だけ驚いた表情を見せたが、すぐに平静を取り戻した。
「そう……そういうこと」
「嫌かな?」
「ううん、嬉しい」
シノンは首を横に振ると、上目遣いで見つめてきた。
「催眠おじさんの好きにしていいよ」
その言葉を聞いた瞬間、全身の血が沸き立つのを感じた。気がつくとシノンを抱き寄せていた。そのまま唇を奪う。
「んっ……ちゅっ、はぁ……っ」
シノンは積極的に舌を動かしてきた。互いの唾液を交換し合いながら、情熱的なキスを交わしていく。しばらくして唇が離れた時には、どちらのものともわからない唾液が糸を引いて垂れ落ちていった。
「はぁ……はぁ……」
シノンは呼吸を整えている。
「さあ、エレベーターに乗ろう」
「ええ」
部屋に入るとベッドの上にシノンを押し倒した。
「きゃっ」
シノンは可愛らしい悲鳴を上げる。
「ごめん、びっくりさせたかい?」
「ううん、大丈夫よ」
シノンは微笑むと、吾輩の首に手を回してくる。
「来て……♡」
吾輩はシノンの首筋に吸い付いた。舌先で舐め上げると、甘い味がする。シノンは「あんっ♡」と艶っぽい声を上げた。
「催眠おじさん……っ」
シノンは潤んだ瞳で吾輩を見上げてくる。
吾輩は彼女のブラウスのボタンに手をかけると、ゆっくりと外していった。胸元が見え隠れする。シノンは恥ずかしそうにしていたが、抵抗はしなかった。全てのボタンを外すと、ブラジャーに包まれた可愛い乳房が露になった。
「すごく綺麗だよ」
「……ありがとう」
シノンは嬉しそうに微笑む。
吾輩はシノンの背中に両手を回すと、ホックに手をかけた。それを外してやると、ぷるんと柔らかそうな膨らみが飛び出してきた。
「触ってもいいかな?」
「ええ、もちろん」
シノンはこくりと首肯した。吾輩は右手を伸ばすと、その柔らかい感触を楽しむようにして揉んでいく。
「あっ……♡」
シノンはビクンと身体を震わせた。
「んぅ……はぁ……♡」
しばらく続けていると、乳首が固くなってきた。そこを摘むと、「ひゃぅ!?」とシノンは大きく仰け反った。
「気持ち良いかい?」
「ええ、とても……」
シノンはうっとりとした表情をしている。
今度は左手でもう片方のおっぱいを責めることにした。親指と人差し指でクリッと挟んでやる。
「あぁっ♡」
シノンは一際大きな声で鳴くと、ガクンガクンと身体を痙攣させる。どうやら軽く達してしまったようだ。
吾輩は一旦手を止めると、シノンのショーツを脱がせた。秘所からは愛液が溢れ出している。吾輩はそこに顔を埋めると、ペロリとひとなめする。
「あぁ……ダメッ……!」
シノンはイヤイヤするように頭を振る。構わず続けていくうちに、膣内へ舌を差し込んだ。
「あぁ……そんなところ、汚いわ……」
シノンは羞恥に耐えかねた様子で訴えかけてきたが、吾輩はそれを無視して続けた。
十分に濡らしたところで、いよいよ挿入することにした。ズボンとパンツを同時に下ろすと、すでに勃起していたペニスを取り出す。シノンは物欲しそうな目で見ていた。
「入れて欲しいかい?」
「ええ……」
シノンはこくりと首肯した。
「じゃあおねだりしてみて」
「お、お願いします……私にあなたのモノを入れてください……」
「よし、よく言えたね」
シノンの両足を掴むと、左右に広げてから腰を沈めていく。
「は、入ってくる……っ」
シノンは苦しげな声を出した。吾輩は一気に突き入れると、激しくピストン運動を開始した。
「あ、ああ、すごっ、すごいぃっ」
シノンは喘ぎ声を上げ続ける。
「昨日よりずっと感じてるっ、ああ、イっちゃいそうっ」
「くっ、出るぞっ」
「出してぇ、いっぱい中にちょうだい……ああ、イク、イッちゃう、ああああああ!!!」
シノンは絶頂を迎えると同時に、大量の潮を吹き出した。結合部からは白濁色の液体が漏れ出ている。
「はぁ……はぁ……」
シノンはぐったりとしている。
「大丈夫か?」
「うん、平気」
シノンは力なく笑った。
「それより、お風呂に入らなきゃ……」
シャワーで汚れを流した後、二人で湯船に浸かった。シノンは吾輩の膝の上に乗っている。
「どうだった?」
「とても良かったわ」
シノンは満足そうにしている。
「それは何よりだ。君みたいな綺麗なお嬢さんを抱けるなんて、吾輩は幸せ者だよ」
「ふふ、ありがと」
シノンは吾輩の頬にキスをしてきた。
「ねぇ、催眠おじさん」
「なんだい?」
「催眠おじさんはどうして私のことを好きになってくれたの?」
「そうだな。お尻が魅力的だったからかな」
シノンのお尻はとても形が良くて素晴らしいものだ。あれほどの美尻は滅多にない。吾輩は今までに数多くの女性とセックスを経験してきた。だが、シノンのような極上のケツの持ち主はなかなかいない。
「もう、またそういうこと言うんだから」
「本当のことなんだから仕方ないだろ」
「でも、嬉しいわ。ありがとう」
シノンは微笑むと、キスをしてきた。舌を絡ませ合う濃厚なキスをする。やがて唇を離すと、彼女は言った。
「ねぇ、そろそろいいんじゃない?」
「そうだね」
吾輩はシノンのおまんこへと手を伸ばし、指で弄っていく。
「んっ……ふぅ……っ」
シノンはピクンと反応した。
十分に解れたところで、ゆっくりと挿入していく。
「あ、入ってきた……」
シノンの中はかなり狭かったが、少しずつ奥へと進んでいくにつれて、徐々に柔らかくなっていった。やがて全て収めると、ゆっくり動き始める。
最初は控えめだったが、次第にペースを上げて強く打ち付けていった。
「あっ、あぁっ! いいよぉっ♡」
シノンの口から甘い声が漏れる。
さらにスピードを上げると、パンパンという音が浴室内に響き渡った。
「はぁ……はぁ……催眠おじさんの凄いっ、こんなの病みつきになる……っ」
シノンはすっかり蕩けた表情になっている。
「シノン、好きだよ」
耳元で囁いてやると、シノンは「私も好き……大好き……っ」と答えた。
「出すよ」
「きて……っ」
ラストスパートをかけると、子宮口に向かって思い切り精を放った。同時にシノンも果てたようで、全身を痙攣させている。
しばらくして引き抜くと、ゴポリと音を立てて大量の精子が流れ出てきた。
「はぁ……はぁ……気持ちよかったわ……」
シノンは息を整えている。
「吾輩もだよ」
吾輩はシノンの頭を撫でてやった。
「ありがとう」
それから少ししてベッドルームへ移動すると、ルームサービスで飲み物とクリスマスケーキを用意してもらった。
「おいしい?」
シノンが聞いてきたので、吾輩は「最高だよ」と答えておいた。
「催眠おじさん、あのね……」
シノンは何かを言いかけたが、途中で口をつぐんでしまった。
「どうかしたのかい?」
「ううん、なんでもないの」
シノンは首を横に振ると、残りのケーキを食べ始めた。
「ごちそうさまでした」
食べ終わる頃には時刻はすでに22時を過ぎていた。
彼女を窓際まで連れて行くと、夜景を見せながら言う。
「綺麗だろう?」
「ええ、とても……」
シノンは目を輝かせている。
「君はこの世界が好きかな?」
「…………」
シノンは黙って俯いている。
「答えられないならいいんだよ」
吾輩は彼女の肩に手を置くと、優しく抱き寄せた。
「世界が嫌いなら、催眠アプリを使って、君の心の奥底に眠っている欲望を呼び起こしてあげるよ」
吾輩はシノンに暗示をかけ、バイブを使うように命令した。
「はい……」
シノンは従順に返事をしたあと、着ているものを脱いで裸になった。そして股間に手を添えると、割れ目にバイブを当てがい、そのまま押し込んでいく。
「んっ……」
甘い吐息が漏れた。
「気持ち良い?」
「はい……」
シノンは恥ずかしそうな顔をしている。
「もっと気持ち良くなりたいかい?」
「はい……っ」
シノンはこくりと首肯する。
「じゃあスイッチを入れようね」
吾輩はシノンの目の前にリモコンをかざし、自分でボタンを押すように指示する。
「わかりました」
シノンは震える手でボタンを押した。
ヴゥン……という低い振動音が聞こえてくる。シノンはビクッと身体を震わせた。
「どうだい?」
「んぅ……なんか変な感じ……」
シノンは戸惑いの表情を浮かべる。
「続けてみて」
「は、はい……」
シノンは再びバイブを押し込むと、出し入れし始めた。
「あぁ……んっ♡」
シノンは喘ぎ声を漏らす。
「あっ、んんっ♡」
「気持ち良いかい?」
「は、はい……すごく気持ち良いです……」
シノンは上気した顔で答える。
「どんな風に気持ち良いのか言ってみて」
「お腹の中に響くような感じで……身体中が熱くなってきます……」
シノンはうっとりとした表情で語り続ける。
「シノンはオナニーするのが好きなのかい?」
「はい、好きです」
シノンは躊躇うことなく即答した。
「どれくらいの頻度でしてるのかな?」
「毎日しています」
シノンは恥ずかしそうにしながらも、はっきりとそう告げた。
吾輩はシノンの乳首に触れると、指先で軽く摘んでやる。彼女はピクッと反応を示した。シノンのおっぱいは実に揉み心地が良い。吾輩は両手で乳房を掴み、その柔らかさを堪能する。
しばらく続けていると、固くなってきた。それを指で弾いたり、引っ張ったりする。シノンは切なげな声で鳴いていた。
「シノンはここを触られると感じるんだよね?」
「はい……」
シノンはこくりと首肯する。
次に、もう片方の手でクリトリスに触れた。シノンは「ひゃあん!」と大きな悲鳴を上げた。
「どうしたの?」
「そこ、敏感だから……だめぇ……」
シノンは涙目になりながらも必死に訴えかけてきた。
「そうなのかい? でも、ここはどんどん大きくなってきているよ」
吾輩は親指と人差し指を使い、突起を摘むと、クニクニと刺激を与えた。
「あぁっ……!」
シノンは身を捩らせると、背中を仰け反らせた。
「あぁっ……そんなにされたら……おかしくなっちゃいます……っ」
「シノンは変態なんだね」
「違いますっ」
シノンは即座に否定したが、説得力はない。吾輩は構わず続けた。
「シノンは吾輩のことが大好きなんだね」
「はい……大好きです」
シノンはあっさりと認めた。
「それじゃ、シノンの一番感じやすいところを責めてあげよう」
吾輩はシノンの背後に回ると、右手でおまんこに触れ、左手でクリトリスを弄り始めた。
「ああ……っ」
シノンは腰を浮かせると、艶めかしい声を出した。
吾輩は指先を動かしながら、耳元で囁いてやった。
「シノンはどこが一番気持ち良いんだっけ?」
「おまんこ……」
シノンは消え入りそうな声で呟いた。
「そうだね。おまんこだ」
吾輩はそう言いながら、バイブがシノンのGスポットを擦るように動かしていく。
「あぁっ、ダメぇっ」
シノンは甲高い声を上げ、全身を痙攣させた。
「イキたい?」
「はい……お願いします……」
シノンは懇願するように言った。
「よし、わかった」
吾輩はシノンの弱点を刺激し続けながら、耳元で囁いた。
「シノンは吾輩のことが好きかい?」
「はいっ、大好きですっ、大好きですっ、大好きですっ」
シノンは何度も繰り返した。
「吾輩もだよ」
吾輩はシノンのお尻を撫で回した後、再び胸を愛撫し始める。
シノンは嬉しそうな笑みを浮かべた。
「嬉しい……」
「シノンは吾輩とのセックスが好き?」
「はいっ、大好きですっ」
シノンは大きな声で答えた。
「もっと気持ち良くなりたいかい?」
「はい……もっともっと気持ち良くなりたいです……」
シノンは淫らに微笑んだので、吾輩はシノンの頭を撫でてやった。
「催眠おじさん……」
シノンは甘えた声を出すと、キスを求めてきた。舌を差し込み、絡め合う。
たっぷりと唾液を交換し合ったあと、唇が離れた。
「シノン、君を愛しているよ」
「私もよ……」
シノンは幸せそうな表情をしている。
「さあ、バイブでアクメを決めるところを見せてごらん」
吾輩はシノンの手に握られているバイブを操作すると、「あぁっ♡」シノンは甘い声を上げて身体を震わせた。
さらに振動の強度を上げると、シノンは身体を弓のように仰け反らせ、絶頂を迎えた。
「あぁ〜〜っ♡」
シノンはガクンガクンと激しく身体を揺らすと、その場に崩れ落ちた。
「はぁ……はぁ……はぁ……っ」
シノンは肩を上下させながら呼吸を整えている。
「シノン、大丈夫かい?」
吾輩は彼女の手を取り、立ち上がらせてあげた。
「ええ……なんとか」
シノンは弱々しく笑う。
「無理しなくていいんだよ」
吾輩はシノンの頭を撫でてやった。
「うん、疲れたからちょっとだけ休ませて……」
シノンはベッドの上に横になると、そのまま眠りについた。
◆◆◆
吾輩はシノンの寝顔を眺めていたが、いつの間にか眠ってしまったようだ。目が覚めると既に朝になっていた。隣を見ると、シノンの姿はなかった。
だが、布団が盛り上がっていることに気付く。めくってみると、シノンが吾輩のモノをしゃぶっていた。
「おはよう、シノン。メリークリスマス」
吾輩は挨拶をした。
「おふぉうひょ」
シノンはモゴモゴと答えた。
「気持ち良いよ。上手になったね」
「んん……ちゅぱ……」
シノンは口を離すと、先端をチロチロと舐めた。
「ありがと♡」
「どういたしまして」
吾輩はシノンの髪を優しく撫でた。
「そろそろいいかな?」
「いいわよ」
シノンは再び吾輩のモノをくわえると、ゆっくりとストロークを始めた。やがて射精感が高まり、限界に達したところで引き抜くと、顔にぶっかけてやる。
シノンの顔は精液まみれになった。
「催眠おじさん……メリークリスマス」
吾輩はティッシュで拭き取ってあげると、そのままバスルームへ連れていき、一緒にシャワーを浴びた。シノンの身体はとても柔らかく、触っているだけで気持ち良かった。
「ねえ見て、催眠おじさん……」
シノンは恥ずかしそうに言うと、自ら股間に手を伸ばした。割れ目に指を当てがい、そのまま押し込んでいく。
「あっ……入ってるぅ……」
シノンはそのまま出し入れし始めた。
「シノンはオナニーするのが好きなんだね」
「うん……好きぃ……」
シノンは快楽に溺れた表情を浮かべていた。
「シノンは変態なんだね」
「違うもん……」
シノンはムッとした顔で反論した。
「じゃあ、シノンはどうしてオナニーするのかな?」
吾輩は意地悪な質問をする。
「それは……」
シノンは口籠もり、黙り込んでしまった。
「言えないなら、シノンは変態さんだって認めるしかないね」
「……」
シノンは悔しげな表情を浮かべる。
「どうする?」
「認めます……変態です」
シノンは小さな声で答えた。
「よく言えたね」
吾輩はシノンの頭を撫でてやる。
「シノンは偉い子だ」
◆◆◆
ホテルのロビーで彼女と別れた。
「今日はありがとう」
彼女はそう言って去っていった。
部屋に戻ると、早速パソコンを立ち上げた。メールボックスを確認すると、一通のメッセージが届いている。差出人はシノンだった。
吾輩は急いで添付ファイルを開いた。そこには動画が保存されていた。再生すると、シノンが映った。
「催眠おじさん、次は大晦日に会えるかな?」
シノンがそう言って微笑むと、画面は暗転した。
(終)