翌朝目が覚めると、俺の隣に璃奈の姿はなかった。
(あれ、璃奈はどこだ…?)
昨日のことを思い出しながら、リビングへ向かう。するとそこには璃奈がエプロンを着て料理をしていた。
「おはよう」
「おう、おはよう」
俺は挨拶を返しつつ、璃奈の隣に座った。
「体調は大丈夫なのか?」
「うん。平気だよ。むしろいつもより調子が良いかも」
「そうか、良かった。今日は学校休みだし、もう少しゆっくりしてもいいんじゃないか?」
今日は休日なんだ、少しぐらいゆっくりしてもバチは当たらないだろう。
「ううん。せっかくだし優樹君と色々なことしたい」
「ん?」
少し含みのある璃奈の発言に、俺は疑問を浮かべる。
「……なんでもない。ご飯食べる?」
「ああ、食べようかな。」
「分かった。少し待っててね」
そう言って、璃奈はキッチンに戻っていく。
「できたよ」
30分もしない内に璃奈が持ってきてくれた料理は、トースト、スクランブルエッグ、ウィンナー、サラダと、シンプルだが美味しそうな洋食だった。
「いただきます」
「どうぞ召し上がれ。」
一口スクランブルエッグを食べると、サクッとした食感の後に来る卵のまろやかな味。そしてウィンナーはしっかりとした歯ごたえで、噛む度に旨みが出てくる。
「うん、おいしい!」
「ほんと? よかった。作った甲斐がある」
俺が絶賛していると、璃奈は自分の分の朝食を持ってきて横に座り、一緒に食べた。
「うん。おいひい」
「そうだな」
朝から美少女と一緒に食事とか、ここはまるでアニメの世界だな。 アニメの世界だったわ…。
「ところでさ、今日の予定はどうする?」
「どうしよう……」
正直まだ眠たいが、折角の休日だ。それに璃奈がわざわざ早く起きて朝食を作ってくれたんだし。有効活用しなくては。
「あ、そうだ。璃奈、今日はデートしてみないか?」
「うん。私も優樹君としたい…」
「じゃあ決まりだな」
そうと決まれば早速準備に取り掛かるとしよう。俺は璃奈に家で着替えてくるように言って、自分の部屋に戻って着替える。服は適当でいいだろう。
「よし、行くぞ。」
俺は玄関から出て璃奈の待つ場所に向かう。そこには私服姿の璃奈が立っていた。ピンクのトップス、黒いミニスカート、茶色いショルダーバッグだ。璃奈の華奢な体格にとても似合っていて可愛い。さては、センスあるな?
「お待たせ。それじゃ行こうか」
「う、うん。」
俺は手を差し伸べる。璃奈は照れながらも手を握り返してくれた。
「はぐれないように、しっかり握っとけよ。」
「……うんっ」
こうして俺たちのデートが始まった。
私は今、すごく幸せな気分だった。それは何故かというと、私の横で楽しそうな表情を浮かべてる優樹君のせいだ。
「ここら辺に良い感じの店があるんだよ。行ってみるか?」
「うん」
こんな風に会話をしながら、私たちはショッピングモールを歩いている。たった一週間で友達からこんな関係になるなんて、夢にも思わなかった…。
「あ、そうだ。俺ちょっとトイレ行ってくるから、ここで待っててくれ。」
「わかった。いってらっしゃい。」
優樹君は小走りでどこかへ向かっていった。
「…………」
一人になった途端、急に不安になってしまう。高校に入ってずっと一緒だったから、こういう時に何をすればいいのか分からない。一人でいる時は、本を読んでいた。でも今は本を持っていなくて、やることが無い。
「暇……かも。」
私はこの時間を潰すかのように、彼のことを思い出していた。
正直、最初の会話は到底いいといえるようなものじゃなかった。彼も、最初に声を掛けたのが私で、若干後悔してたかも知れない…。
でも優樹君は、毎日私に話しかけてくれて、友達になってくれた。そして昨日……私は彼に初めてを捧げた。もう身体は彼との行為を覚えていて、あの時のことを思い出すだけで下腹部がきゅんきゅんしてくる。
「……優樹君」
彼の名前を口に出すと、胸の奥が温かくなるような感覚を覚える。これが好きってことなんだろう。表情の乏しい私だけど、最初の笑顔は彼に見てほしい。そう思った。
「おまたせ」
彼が小走りで帰ってきた。
「おかえりなさい」
彼は私を見て微笑む。その顔を見ると、心臓がドキドキする。
「どうかしたか?」
「ううん。なんでもないよ」
「そうか。じゃあそろそろ行こうぜ」
「うん」
この思いはまだ取っておこう、そしていつか表情が作れるようになったら…。私は決意を胸に隠し、彼との会話に参加するのだった。
「うーん、どこに行くか……」
俺は腕を組みながら考えていた。最初はいい感じの映画館に行って映画を見ようと思ったのだが、生憎今日は休館日らしい。間が悪すぎる…。
「璃奈はなんかやりたいこととかないのか?」
「私? ……特にはないかな」
「そっかぁ……」
璃奈は少し考える素振りを見せた後、「あっ」と声を出した。
「行きたいところあるんだけど、いい?」
「ああ、もちろん」
俺達は行き先を決め、その場所に向かった。
「ここは…」
そこはジョイポリスだった。ジョイポリスには行ったことがなく、正直璃奈がライブをした場所ってことしか分からない…。イメージだが、多分ゲームセンターと遊園地を足した感じか? 。(璃奈とジョイポリスでデートか…)俺はワクワクした気持ちを抑えながら、璃奈と話すことにした。
「じゃあ入ってみようぜ」
中に入ると、色とりどりの光と音が飛び交っていた。音だけ見たら完全にパチンコだな…。
「すごい……」
「ははは、確かに凄いな」
璃奈は目を輝かせて、辺りをキョロキョロしている。よほど楽しみだったのだろう。
「私、ずっと誰かとここに行きたかった」
「え?」
璃奈は昔を思い出しているのか、懐かしそうな顔をして話し始めた。
「小さい頃、家族と近くまで来てて、それからずっと来るのが夢だったの」
「だから、来れて嬉しい。ありがとう」
「あ、ああ」
そんな話をされたら、急に恥ずかしくなってきた。俺は頬を掻き、照れ隠しをする。すると璃奈は俺の手を取って歩き始めた。
「おい、いきなりどうしたんだ」
「手、繋ぎたい……」
「ま、まあいいけど」
璃奈は嬉しそうにしながら手を繋いできた。俺達はそのまま歩き、受付へと向かう。そしてチケットを買い、入場する。え〜っと、パンフレットによると、デジタル技術を使ったアトラクションが多い、らしい。
「さて、どこに行くんだ?」
「うん、まずはあれ乗りたい」
「ジェットコースターか」
璃奈はこくりと首を縦に振った。ふむふむ、リズムゲームを楽しみながらジェットコースターが出来るのか、画期的だな。それにしても最近のアトラクションってこんなに進んでるんだな…、前世は行く友達もいなければ金も無いから行けなかったな…。…よし、その分今生で思う存分楽しむとしよう。
「よし、行くか」
俺達は乗り場に向かい、順番待ちをしていた。
「そういえば、優樹君ジェットコースター大丈夫な人?」
「まっ、まあまあ得意だぞ!」
「本当に?……」
「本当だぞ!、いや〜楽しみだなっ!」
嘘である。実は俺はジェットコースターが大の苦手だ。その理由は、前世で子供の頃に乗ったジェットコースターがオンボロだったせいで事故になりかけたからだ。それ以来ジェットコースターに乗った後は気持ち悪くなってしまう。しかしこの世界では恐らく大丈夫だろう。幸いこれはファミリー用のコースターだし。
「お待たせしました。次の方〜」
ついに俺達の番が来たようだ。覚悟を決めるしかない。
「はい」
「二人ですね。それじゃあこちらへ」
スタッフさんについていき、席に着く。いよいよ始まるのか……「それでは出発しまーす」ガタンガタンと音を鳴らしながらレールを登っていく。正直怖い、こういう時はどうすればいいんだ? (落ち着け、とりあえず落ち着くんだ! )俺は深呼吸をし、落ち着こうとする。ふとその時、璃奈の顔が目に入った。
「うわぁ……」
隣では璃奈が楽しそうな声を上げていた。まだレールを登ってるだけなのに、こんなに楽しそうってことは、本当に楽しみだったんだな。しかし俺が璃奈に気を取られている間に、コースターはすでに落ちようとしていた…。
「うぷ……」
予想通りと言えばいいだろうか。俺は案の定酔ってしまっていた。
「うぅ……」
「優樹君、大丈夫?」
「あ、ああ。なんとか……」
「ごめんね、無理させちゃって」
「気にしないでくれ……」
俺は吐き気が収まるまで、ベンチに座って休憩することにした。少し休めば酔いは治まりそうだ。
「うっぷ……」
「まだ調子悪い?」
「ああ、ちょっとだけな」
「……これ飲んで」
璃奈は俺にペットボトルの水を渡してきた。俺はそれをありがたく受け取り、蓋を開けて飲んだ。
「んぐ、んぐ、んぐ……」
「ゆっくり飲んでね……」
「ああ、ありがとな」
俺は水を飲み干し、息を整える。そして璃奈に向き直り、キメ顔でこう言った。
「次はもうちょい、楽しそうなの乗ろうぜ!」
そう言うと璃奈は微妙そうな顔をした。我ながらクズである。もうちょっとまともなこと言えば良かったな…、これじゃあ俺の株が下がり続けちまう。このまま大暴落する前に何か手を打たなくては。
「そういえば、もうすぐパレードが始まるらしいぞ」
「え?、そうなの?」
「おう、だから行ってみないか?」
「うん」
俺はパレードで璃奈を釣ることにした。パレードなら恥を晒す心配もないだろう。俺達は再び並んで歩き始める。そして、パレードがやるであろう場所に座った。
「どんな感じのパレードなんだろうな?」
「分からないけど、楽しみ」
俺達はワクワクしながら待っていた。そうしておよそ5分後、パレードが始まった。
「おおっ!」
「綺麗……」
俺達は今、夜空を彩るかのようなイルミネーションに感動していた。辺りには音楽が流れていて、とても心地が良い。すると、花火のようなライトまで上がり始めた。
「おぉ……」
「凄い……」
次々と打ち上げられていく花火もどきを見ながら、俺は思った。この世界に来て、本当に良かったな……と。
「さて、そろそろ帰るか」
「うん、楽しかった」
夕食時になったので、俺達は家に向かって歩いていた。最寄りの駅から徒歩十分。都会の便利なところだ。ただし出費がすごいが…。まぁ、親が金持ちだから無問題なんだけど。
「なぁ璃奈?」
「どうしたの?」
「今日は楽しめたか?」
俺は楽しかったが、璃奈が楽しめてなきゃ意味がない。
「うん、すごく」
「そっか、なら良かった」
「でも、私よりも優樹君の方が楽しんでた」
「…そんなことあるかもな。今日はめちゃくちゃ楽しかったし」
本当に楽しかった。彼女と遊園地でデートなんて、生まれて初めてだからな。
「えへへ、良かった」
「もしよかったら今日、泊まらないか?」
俺はボソッとそう言ってしまう。正直今日はオナニーで我慢しようと思ったにだが、あいにく俺の息子は限界だった。前世ではここまで性欲は強くなかったのに…。これも神様からの特典の影響なのだろうか。
「……うん、分かった」
「じゃあ決まりだな!」
こうして、俺は璃奈を連れて家に帰った。
「おじゃまし……んっ!? ……っん……」
俺は玄関に入るや否や、璃奈の唇に口を付ける。最初は軽く触れるだけのキスだったが、だんだんと舌を入れ込みディープなキスをしていく。
「……っん……」
「……ん……っ…はぁ…ふぅ……」
時間が経過し、俺達は口を離す。お互いの口からは唾液の糸が引いていた。
「……いきなり過ぎない?」
璃奈は、少し怒ったような口調で俺にそう言う。
「嫌だったか?」
「……別にそういう訳じゃない」
「じゃあ良いじゃん」
俺はもう一度璃奈に顔を近づけようとする。しかし、それは手で止められてしまった。
「……先にシャワー浴びさせて」
「お、おう……」
「覗かないでね……」
「あ、当たり前だろ」
「……じゃあ行ってくる」
璃奈はそう言って、浴室に向かった。…………俺はベッドに寝転がりながら、ボーっと天井を見ていた。
(流石に帰ってすぐにキスは不味かったか? )
もうすこしいい雰囲気を作ってからすれば良かったかも知れない…。俺は少し反省していた。
(後で謝るとするか)
せっかく出来た彼女で、しかも推してるアニメのキャラなんだ。絶対に手放すわけにはいかない。多少プライドを捨てて恥を掻いてでも、彼女の機嫌を取ろう。俺はそう決意する。
……ガチャリと扉の方から音が聞こえた。俺は急いで起き上がる。そこにはバスタオル姿の璃奈がいた。
「……見た?」
「み、見てねぇよ!」
「本当に? …」
俺は視線を逸らす。そして、なるべく意識しないようにしてこう言う。
「ほ、本当だって! それより服着ろって!」
「むー……」
俺は目を手で隠す。すると璃奈がこう言った。
「……優樹君、目瞑ってて」
「え? ああ、分かった」
俺は言われた通りにすると、なんと璃奈は俺の唇にキスをしてきた。
「……んぷっ!? …り、璃奈!? 何を……」
「優樹君、さっきの続き、しよ?」
「え? いや、あのな? ちょっと待ってくれよ」
「ダメ、私が満足するまで、ずっと付き合ってもらう」
「そ、それってどういう意味だ?」
「こういう事」
「うおっ!」
璃奈は俺を押し倒し、俺にキスをしてくる。
「……ちゅっ……はぁ………んっ……」
「……はぁ……はぁ……すき…すき…」
璃奈は何度も俺にキスをする。俺はされるがままになっていた。そして数分後、璃奈が俺から離れる。
「……ごめんなさい、調子乗った……」
「いや、大丈夫だ……」
(発情って凄いんだな…)
さっきのキスの効力がまだ続いているのだろうか。俺は思ったよりも積極的な璃奈に驚いていた。
「昨日の続き…するからな」
「うん、来て…」
俺は璃奈に了承をとり、そのまま璃奈の中に入れる。発情の効果か璃奈の中は既に濡れており、俺の性器はすっぽりと簡単に中に入った。
「んっ……お腹あったかい……」
「もっと熱くなるぞ」
俺の息子は、1日ぶりの膣内に歓喜に震えていた。今ならどこまでも大きくなりそうだ。
「んっ…やあっ……そこ突かないで…」
俺は本能的に、自分が気持ちいいところを突いてしまう。それが気持ちいいのか、璃奈は昨日よりも淫らな喘ぎ声を上げる。
「はぁ……はぁ……ふぅあっ…! これ…だめっ!」
俺は璃奈の感じてる声を聞くたびに興奮し、もっといじめたくなってしまう。俺は璃奈の二つの突起を指で掴む。
「はぁっ、ふぁっ!? 、そ、そこつかむのは……だめぇ……」
潤んだ瞳でそう懇願する璃奈に、俺の性欲は最高超に達した。
「あっ、あっ! そこ……っ! んっ、っん、あっ!」
俺は璃奈の股間に向かって、ただパンパンと腰を打ち付け続ける。
「あっ、ああっ……! 奥は……ダメぇ…!」
「ここが良いんだよな?」
俺は執拗にその部分を責め立てる。すると璃奈は体をビクビクさせながら絶頂を迎えた。
「……だめ……だめっ! …きちゃうっ………んっ! ……」
「くっ……」
俺は射精感に襲われ、彼女の中に出してしまう。
「あぅ……なか…出てる……」
(やべっ……止まらない)俺は精液を出し切るまで、ひたすらピストンを続ける。しかし、『性豪』の効果か、終わる気配がしない。
「あっ……っん……はぁぁ……っう…まだ出るのっ?」
「ああ、すまん。まだまだおさまりそうになくてな…」
俺は謝罪をしながら尚も璃奈の中に出そうとする。すると彼女は、俺の頭を撫でながらこう言った。
「謝らないで……私、嬉しいから……」
「璃奈……」
「好き……大好き、優樹君」
「俺も好きだ……愛してる」
俺は自分の璃奈への気持ちが強くなるのを感じながら、腰をさらに動かしていく。
「あぅっ……きもちぃっ……はぁ……あんっ……!」
「璃奈はここが気持ちいんだよな」
「んぁっ、はぁっ、はぁ、うんっ、そこっ、いいっ、あっ……!!」
俺は気持ちよさによがり狂う璃奈を尻目に、ピストンを再開していく。
「ふぁ……んんっ、はぁっ……んぁっ、あんっ!! も、もうむりぃっ!」
(うぐ、俺ももうキツい…)
「ゆ、優樹くんっ! も、もう……っ!」
「俺もだっ!」
俺は自分と璃奈の絶頂が近いことを悟り、出来るだけ精子がたくさん出るように子宮を擦るように突く。
「……っん………んんっ………はっ………あっ、あんっ、ふぁあっ!」
「くっ!」
ひくひくと締め付けてくる中に俺の精子は全て絞られていった。
「んぅっ……んんっ……はぁっ……んんっ、はぁ…」
「ふぅ…璃奈、大丈夫か?」
璃奈はトリップしていたのか、目の焦点があっておらず、肩も上下したままだった。
「う…うん、大丈夫…」
(やっぱりすぐに2回戦はきつかったか…今度は時間を空けた方がいいな)
俺はそう思い、璃奈の中から息子を引き抜こうとする。
「ま……待って……」
しかし俺の息子は璃奈の膣内から抜けなかった。いや、抜かしてもらえなかった。
「どうした?」
「……もう一回したいの」
璃奈はトロンとした目で俺を見つめながら、おねだりをしてきた。そんな彼女を見て、俺の息子は元気を取り戻していく。
(はは、我ながら単純だな…)
「わかったよ、ただしお風呂に入ってからな」
俺は璃奈を連れて浴室へと向かった。
しかし発情の効果を忘れていたため、璃奈が洗っているときに発情してしまい、三回戦をしてしまった。その後も、お風呂の後に四回戦、日を跨いで五回戦、六回戦、さらに七回戦へと突入してしまった。
そのあと俺達は死んだように眠ったため、起きた時はとっくに午後を過ぎており、せっかくの日曜日を無駄にしてしまったことを後から知るのだった。
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