※この作品はR-18です。

虹ヶ咲発情スクールアイドル同好会   作:カラカラダ

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エロはありません…。


中須かすみの後悔

「スクールアイドル同好会……。私、高咲侑です!」

「上原歩夢です。でも、同好会って廃部になったんじゃ…?」

 

 2人の発言に俺はこう返す。

 

「そうですね……。だから俺たちは同好会の残党と言うか、復活するために再起を図ってるって感じです」

「うんうん、諦めなければ同好会は永遠に続くのです!」

 

 俺とかすみはそう交互に話す。そこでかすみは何かに気づいたのか、目を光らせる。

 

「お近づきの印に〜、これどうぞ!」

 

 そう言ってかすみはチキン南蛮だろうか、揚げ物にタルタルソースをかけコッペパンで挟んだものを2人に渡す。

 

「「あーん……。美味しい!」」

 

 コッペパンを口に含んだ2人は、目を輝かせてそう言う。それにしても美味そうだな…丁度小腹も空いてきたことだし……。

 

「なぁかすみ、俺にも一つ……」

「残念、もうないでーす!これで全部食べ終わっちゃいました〜」

「まじかよ……」

 

 俺は落胆の表情を隠せずそう言う。

 

「ははは……それより優樹君って、どんなお仕事してるの?」

 

 侑が苦笑いしながら、俺にそう聞いてくる。

 

高咲侑。

 

普通科。二年生。『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の主人公である。

黒髪のツインテールに、先っぽが緑のメッシュ?が入っているのが特徴。上原歩夢の幼馴染で、好きなものはスクールアイドル。自分なりの基準が『ときめき』らしく、それで物事を評価するらしい。ちなみに笑い上戸なのもポイント。一期の最終話で音楽家に転部したらしいが…。

 

 

 

(二期の情報何も知らないから、受かったかどうかすら分からないんだよな…)

 

せめてpvだけでも見た後に死にたかった。許すまじ、俺を轢いた車。

 

(おっと…質問受けてたんだよな)

 

 車に恨みを募らせる前に、まずは質問に答えなくては。

 

「俺はスケジュールを見たり、作曲したりしてるって感じです。あと雑用も…」

 

 俺が侑にそう答えると、かすみは腕を組みながらうんうんと納得したような顔になる。

 

「えっと、曲も全部1人で作ってるの?」

 

 そして歩夢が質問してきた。

 

上原歩夢。

 

普通科。二年生。セミヘアの赤ピンク色の横髪を団子状に編んでいるのが特徴。高咲侑の幼馴染である。真面目な努力家であり、ファンのための努力を怠ることは絶対にしない。性格はおっとりしていて優しいが、侑のことになると多少重い感情を覗かせる。

 

 

 

「歌詞はメンバーと考えて、曲は自分で作ってます。まだせつ菜先輩の曲しか発表していませんが……」

「せつ菜ちゃん!?せつ菜ちゃんの曲を作ったの!?」

 

 侑はいきなり興奮したようにそう言い、俺に近づいてくる。

 

(男でも距離感近いんだな……)

 

 アニメで散々知っていたが、ここまで距離の詰め方が早いとは思わなかった。しかも異性だと言うのに。これが高咲侑なのか。

 

「ゆ、侑ちゃん……優樹君に近いよ……」

 

 歩夢が慌てたように侑を抑える。

 

「はい、一応…。歌詞は一緒に考えましたが……」

「すごいよ!私、せつ菜ちゃんのライブを見て、これ以上無いくらいのトキメキを感じたの!ってことは音楽科?」

 

 侑は羨望の目で俺を見て、そう聞いてくる。

 

「いえ情報処理学科です。あくまで作曲は趣味で楽しいからやってるので」

「趣味で作曲なんてすごい!」

「ははは……」

「むぅ……だったらかすみんの曲、早く作ってよ!」

 

 俺が何にでも肯定してくる侑に苦笑いしていると、かすみが不満げにそう言ってくる。最近は作曲なんてしてないと思われているからな、それが不満なんだろう。

 

「はいはい……もう作ってあるぞ」

 

 俺はそう言ってカバンからCDケースを取り出し、かすみに向かって投げ渡す。

 

「うわっ!って、もう作ったの!?」

「ああ、サプライズプレゼントだ」

 

 俺は昨日侑や歩夢を見た時から、明日2人が来ることを察して、すぐ作曲を開始していたのだった。作曲と言っても、原作にある曲とほぼ同じなんだがな…。かすみはCDケースを持つと、大事そうに抱えこんでいた。

 

「えっと…ゆう男、ありがとうね!」

「ああ、気にするなよ」

「ゆう男…?」

 

 歩夢は突然のけったいな名前に驚いたのか、そう聞いてくる。

 

「あー、俺のニックネームみたいなものです」

 

 俺は頭を掻きながらそう言う。流石に他の人の前で呼ばれるのは恥ずかしいな…。

 

「ああ、そう言う…」

「かすみんが付けたかっこいいニックネームですぅー!」

 

(いやどこがだよ…)

 

俺はそう思うが、言ったら面倒なことになる未来が見えているので、何も言わないことにする。

 

「それより先輩方〜、かわいいかわいいかすみんと、スクールアイドル一緒にやりませんか?」

 

 かすみは2人に肩を近づけて勧誘を始めた。

 

「大丈夫かな……」

 

 歩夢は心配そうな目で、侑を見ながらそう言う。

 

「大丈夫です!かすみん、最強に可愛いスクールアイドル同好会にして見せますから!」

 

 かすみは自信満々にそう言う。その発言が功を制したのか、少し考えた後歩夢はこう言った。

 

「可愛い……だったら、やろうかな」

「入部決定ですね!」

「あ、ちなみに私はアイドル志望じゃないから。歩夢を応援したくって」

 

 侑はそう言って歩夢の方を見る。

 

「えぇ〜!こんなに可愛いのにマネージャーなんて、勿体ないですよぉ〜!」

 

 確かに俺もそう思う。だが、侑がアイドルをやることはないだろう。なぜなら彼女はスクールアイドルを見ることにトキメキを感じる、俗っぽい言い方をすれば見る専なのだから。

 

「ありがとう。でも私は歩夢の手伝いがしたいんだ」

「侑ちゃん……」

 

 歩夢は感激したような顔で侑を見つめる。

 

「歩夢の為なら頑張れる気がするからさ。それに……スクールアイドルにトキメキを感じたからね!」

 

 侑は笑顔でそう言い、右手の親指を立てる。

 

「侑ちゃん……大好き!!」

 

 そして歩夢は、侑に飛びつく。

 

(なんだこの光景……)

 

 俺はこの状況に少し困惑していた。でも2人が入ってくれたから、とりあえず良しとするか。

 

「でもマネージャーするんでしたら、かすみんのサポートもしてくださいよ!スクールアイドルとしては、かすみんが先輩なんですからね〜?」

「わかったよ、中須さん」

「もっと気軽に呼んでくださいよ〜」

 

 かすみは駄々をこねるように、侑にそう言う。

 

「だったら、かすかすだね」

「かすかすはやめてください!」

 

 歩夢の笑顔で言ったあだ名に、かすみは慌ててそう返す。

 

「中須かすみだから、かすかすかなって」

「もう、二度も言わないでください!かすみんって散々アピールしてるんだから、それで呼んでくださいよ!」

「アピールだったんだ……」

 

(かすかす可愛いと思うんだけどなぁ……言ったら拗ねるから、ほどほどにしなくちゃな)

 

 俺がそんなことを思っていると、かすみは何か思い出したように俺に話しかけてくる。

 

「そうだ、ゆう男。今日は何の練習をするの?」

「ああ、今日は軟体だったけど……」

 

 そう言って俺はカバンからノートを取り出す。ノートには『スクールアイドル同好会練習ノート』と書かれていた。

 

「そこに練習メニューが書いてるの?」

「はい、そうです」

 

 このノートには、せつ菜や皆へのアドバイスや、練習メニューやその種類などが、事細かく書かれている。

 

「ですが、今日やるのはここに書いているメニューじゃありません」

「えっと…じゃあ何やるの?」

 

 俺はかすみにサインを送ると、2人に移動することを伝える。

 

「ついてきてください、とっておきの練習場所があるんです」

 

 

 

 

 

 俺とかすみは、2人をいつもの練習場所へ連れて行く。

 

「あれ……誰もいない?」

 

 歩夢が不思議そうにそう呟く。

 

「この時間帯は、運動部はしっかりしたところで練習してますからね。辺鄙な公園になんて誰も来ないんですよ」

 

 俺とかすみが屋外で活動する時は、ここの公園を使うようにしていた。理由は単純、人がめったに来ないからだ。

 

「じゃあ、自己紹介動画を撮りましょう!」

 

 かすみがそう言うと、2人は首を傾げる。

 

「自己紹介動画?」

「それって何?」

 

 2人ともわからないようだったので、俺は説明する。

 

「簡単に言えば、自分たちの好きなものや特技を紹介する映像のことです」

「へぇー」

「それを撮ってネットにアップするんですよ。もちろん、本格的なダンスなんかはまだまだきついですけどね」

 

 俺は苦笑いしながらそう言う。すると侑がこんな提案をしてきた。

 

「せっかくだし、歩夢もやってみない?」

「うん、面白そうかも」

 

 歩夢もそれに賛成する。よし、これなら……。

 

「わかりました。では早速始めましょう、かすみ」

「うん!」

 

 俺がカメラを構えると、かすみは公園の中心まで走り出し、あざといポーズを取る。

 

「やっほー!みんなのアイドル、かすみんだよー!かすみん虹ヶ咲学園のスクールアイドル同好会の部長になったんだけどー、そんな大役が伝わるかとっても不安…、でも応援してくれるみんなのために、日本一可愛いスクールアイドル目指して、頑張るよっ!」

「は?」

「うわぁ!」

「はは…」

 

 歩夢は意味が分からない表情、侑は感激したのか目を輝かせている、対して俺はこう考えていた。

 

(やっぱりかすみは素のほうがかわいいよなぁ…)

 

普段ぶりっ子をしている時よりも、たまに見せる普通の時の方がかわいい。これはギャップ萌えという奴なのか。いや、同好会で普段ぶりっ子かと言うと違うかもしれないな…。しかし、きっと素の面を見せた方が人気ももっと出るのだろう。だからと言って、素をファンに見せて欲しいなどとは到底思わないが。

 

(かすみの素を知れるのは俺たちだけでいいんだよ)

 

 かすみのアイドルじゃない素の表情、あいつが同好会にしか見せない感情は、俺たち同好会のものだ。

 不特定多数のファンたちは、あいつのアイドルとしての面だけ見てガチ恋でもしてればいい。俺はつい黒い感情を募らせてしまう。

 

「ゆう男!どうしたの?」

 

 侑から散々誉められたからなのか、俺の顔を見てそう聞く上機嫌なかすみに、俺は笑顔でこう答える。

 

「なんでもねぇよ、それより自己紹介かわいかったぞ」

「えへへ、ありがと!」

「…ああ」

 

 俺に対する不信感を1ミリも感じさせないその笑顔に、俺は少し優越感を感じる。

 

(かすみが今一番信頼してるのも、この笑顔を向けてくれるのも俺だけなんだ…)

 

そう思うと、更にかすみの色々な面、具体的に言うと色欲に溺れる様を早く見たくなってしまう。

 

(ただ、今は我慢だ。かすみが一番幸せそうな時に堕とすんだ)

 

果実が熟した時が一番美味しいように、女の子もしっかりと待つことが重要だと俺は知った。だからそれまでは、焦らずじっくりと待とう。

 

「次は歩夢先輩の番ですよ。今みたいな感じでお願いしますね」

「えっ、えぇぇ…むりむり、むりだよっ…恥ずかしいよぉっ!」

 

 そう言いながら顔を赤くする歩夢の可愛さに、俺は危うくノックアウトされそうになる。

 

「何が恥ずかしいんですか、自己紹介はスクールアイドルの第一歩ですよ!」

「目が怖いよかすみちゃん…」

「大丈夫です。かすみんほどじゃないですけど、歩夢先輩も十分可愛いんですから。はりきっていきましょ〜!」

 

 かすみは歩夢にそう言って詰め寄る。

 

「わ、わかったよ…。あ…えっと、虹ヶ咲学園、普通科2年の上原歩夢です。私…スクールアイド…」

「声が小さすぎます!」

 

 かすみがそう指摘すると、歩夢は慌てて口を塞ぐ。そして俺の方を見て助けを訴えてくるが、俺は目を逸らす。

 

「だってぇ……」

「じゃあもう一回やりますよ?今度はもっと大きな声で、自信を持ってください」

「うぅ……」

 

 かすみの言葉を聞いた歩夢は、深呼吸をしてから自己紹介を始める。

 

「虹ヶ咲学園、普通科2年の上原歩夢です!私スクールアイドルやりたくて!」

「今度は声が大きすぎます!」

「っ…ははは…」

 

 かすみがまた注意するが、一々極端な歩夢に俺は思わず笑ってしまう。笑い声が聞こえたのか、歩夢から非難の目が飛んでくる。

 

「なんで笑うの!?」

「ごめんなさい、でもおかしくって」

「もう……」

 

 歩夢がこっちを見て、少し頬を大きくし睨んでくる。が、全然怖くない。むしろ可愛いくらいだ。

 

 

「もっと可愛くしなきゃ、ファンの心は掴めませんよ!」

「ファン……」

「仕方ないですね〜、それでは両手を頭の上に」

「えっ?」

 

 そう言いながらも歩夢は、両手を頭の上に付ける。

 

(やっぱり真面目だな……というか、あれが見れるのか!)

 

俺は、アニメで見た展開と同じなことに感動をしていた。

 

「語尾にぴょんを付けてみましょう」

「ぴょ、ぴょん……?」

 

 そう言った瞬間、歩夢の頭の上の手がピクッと動いた。まるで本物のうさぎのようだ。

 

「おおっ!」

 

 侑も興奮したのか、目を輝かせている。

 

「あ、歩夢だぴょん……」

「ぷふ……」

「声が小さい!」

「あ、歩夢だぴょん!」

「ふふっ…」

 

 俺は顔を赤くしてあゆぴょんになっている歩夢を見て、少し脇腹が痛くなってくる。

 

(ここで笑ったら好感度がまずい……耐えろ、耐えろ!)

 

俺はハーレム計画のため、何が何でもここで笑ってはいけない。

 

「もっとうさぴょんになりきって!」

「うさぴょんだぴょーん!」

「ぶははっはは、はははは!」

 

 うさぴょんには勝てなかったよ…。

 

「ゆう男……笑い過ぎだよ……!」

「優樹君……」

 

 歩夢は、顔を真っ赤にして俺に抗議をしてくる。が、そんなことは気にせず俺は大爆笑する。

 

「だ、だって……はははっ!!あー腹痛い……」

 

(やべぇ……こんなの耐えられるわけねぇよ)

 

 今までの歩夢のキャラとのギャップもありすぎて、面白すぎる。前世で見た展開とはいえ、思っていたより10倍は面白かった。

 

 

 時刻は夕方になり、俺たちはベンチに腰掛けて休憩をしていた。

 

「はぁ……。ゆう男、次笑って邪魔したら許さないからね?」

「わ、悪い……」

 

 かすみに釘を刺され、流石にふざけすぎたかと思い、俺は歩夢先輩に謝ろうと話かける。

 

「歩夢先輩、その……」

「カワイイコワイ、カワイイコワイ、カワイイコワイ……」

 

 が、どうやら聞こえていなかったようだ。

 

(完全にさっきのがトラウマになってるな…。ほとぼりが冷めてから謝るとするか)

 

俺は心の中でそう決めた。

 

「ねぇ、優樹くん」

 

 突然侑が話しかけてくる。一体どうしたのだろうか。

 

「どうしたんですか?」

「気になってたんだけど、何で同好会って廃部になったの?」

「ああ、それは……」

 

 そういえば、まだ説明していなかったな。

 

「まぁ、方向性の違いみたいなものですよ」

「へぇー、そうなんだ」

「元はといえば、せつ菜先輩がいけないんです…」

 

 かすみがそう、ポツリポツリと話始めた。

 

「グループを結成して、作曲してくれるゆう男も入ってきて、絶好調だったのに、お披露目ライブが始まったあたりから妙にピリピリし出して…」

「……」

 

 俺たちは無言でかすみの話を聞く。

 

「こんなパフォーマンスでは、ファンの皆に大好きな気持ちは伝わりませんよ!って…。だから、かすみんもムッキー!ってなっちゃって……」

 

 かすみはせつ菜の真似をしながら、当時のことを思い出しているのかプンスカ怒っている。

 

「そして、そのまま活動休止に……」

「かすみちゃんもせつ菜ちゃんも、ファンに届けたいものがあるんだね」

「当たり前ですよ!スクールアイドにとって、応援してくれる皆が一番大切なんですから!」

 

 侑の言葉に、かすみは力強く答える。

 

「お互いアイドルのイメージが違ったんだもん、仕方ないよ」

 

 歩夢はそう言って優しく微笑む。

確かに、アニメでもせつ菜は自分の理想を押し付けていた節があった。だが、それを理解していて何もしなかった俺にも、問題はあるかもな。

 

(俺も……ここで一応なんか言っておくか)

 

「俺も……俺が悪いんですよ……」

「え?」

 

 突然の俺の懺悔に、三人は首を傾げる。

 

「2人のなりたいスクールアイドルが違うのはわかってた……。先輩が自分の「大好き」を押しつけすぎていることも!でも俺は何も指摘しなかった……俺が何か言ったら、2人は妥協点を見つけれたかもしれないのに!」

 

 これは俺の責任でもある。もしあの時、原作知識がある俺が行動すれば、結果は明らかに変わっていただろう。まぁ原作からズレすぎるのが怖くて、結局ひよって何もしなかったのだが……。

 

「もしかして……かすみんも同じことしてる……?」

「かすみちゃん?」

 

 かすみの顔を見てみると、はっとした表情になっていた。恐らく自分の「かわいい」を、歩夢に押しつけていたことに気付いたのだろう。

 

(計画、成功だな)

 

 俺は内心ニヤッとする。わざわざ懺悔のようなことをして、恥を晒した甲斐があったというものだ。

 

 

 

 

 

 その後、2人は用事があるとのことで先に帰り、ベンチには俺とかすみが残されていた。

 

「ねぇゆう男、かすみんって部長向いてないのかな……」

 

 かすみは落ち込んだ表情を隠さず、俺の聞いてくる。

 

「向いてないってことはないだろ、ただ目標のイメージ像が違うってだけで」

 

 かすみは「かわいい」パフォーマンス、せつ菜は「大好き」を伝えるかっこいいパフォーマンス、お互い完全にジャンルが違うのだから難しい話だ。

 

「かすみん、歩夢先輩にかわいいを押しつけちゃった。自分がされて嫌だったことを人にしちゃった……」

 

 かすみは俯きながらそう言う。顔ははっきりと見えないが涙目になっていて、今にも泣き出しそうなのが感じられた。

 

「かすみ、明日ちゃんと謝ろうぜ。あんな風になるのはもう嫌だもんな」

「うん…。ううっ……うっうっ……うわーん!!」

 

 俺はそんなかすみを見て、頭を撫でながら話す。するとかすみは、堰を切ったように泣き出した。

 

(やっぱりかすみって原作より泣き虫になってないか?)

 

原作だと、落ち込みはすれど泣くことなんて無かったのだが…。同好会に俺という異分子が存在することが原因なのだろうか。

 

(でもまぁ、泣いてるかすみを慰めるのも悪くないな)

 

 俺はそんなことを考えつつ、しばらく彼女の肌触りのいい髪を撫でるのだった。




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今日もエロ無し…多分次回からエロに入れます。

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  • 貞操観念逆転世界でアイドルハーレム
  • ふたなり虹ヶ咲に死ぬほど犯される俺君
  • この作品のリメイク(いつかは出す)
  • ラブライブ!の短編集
  • 他の二次作品(エロ)
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