翌日の放課後。俺はかすみと共に、いつもの公園に向かっていた。公園に着くと、既に来ていたのか侑が座っている。しかし、歩夢の姿はどこにも見当たらない。
「こんにちは、侑先輩。歩夢先輩はいないんですか?」
「こんにちは優樹くん、かすみちゃん。歩夢は自主練習してから来るって」
「そうなんですか……」
かすみは残念そうにしている。やはり昨日のことが尾を引いて、早く謝りたいのだろう。
「まぁ、気長に待とうぜ。歩夢先輩ならきっとわかってくれるさ」
「…うん!」
俺はかすみの肩に手を置き、励ますような口調で話し掛ける。
「はぁ、はぁ……遅れてごめんなさーい!」
それからしばらく雑談していると、歩夢が走って息を切らしながらそう言ってきた。
「あ、歩夢先輩…昨日は、その……」
「あの、自己紹介なんだけど…今、撮ってもらっていい?」
かすみが謝ろうとする前に、歩夢がスマホを取り出してそう提案してきた。
「は、はい」
「ありがとう、じゃあいくね?」
そう言って歩夢は、カメラに目線を合わせる。
「虹ヶ咲学園、普通科2年上原歩夢です。自分の好きなこと、やりたいことを表現したくてスクールアイドル同好会に入りました。まだまだ出来ないこともあるけど、一歩一歩頑張る私を見守ってくれたら嬉しいです。よろしくね!」
そしてカメラに向かって、にっこりと笑顔を見せた。
(凄いな……)
このシーンはアニメでも見たが、歩夢の人柄の良さや頑張り屋な所がよくわかる素敵なシーンだと思う。昨日までとは全く違うその自然な自己紹介に、俺もかすみも圧倒されていた。
「うわぁー、すっごく可愛い!ときめいちゃった!」
そう言って侑は目を輝かせ、歩夢に抱きつく。歩夢はそれに対して少し困った表情を見せるも、どこか嬉しそうだ。
「ちょ、ちょっと侑ちゃん……恥ずかしいよぉ」
「ゴホン……かすみんの考えてたのとは少し違いますけど、かわいいから合格です!」
「本当!?、よかったぁ〜」
歩夢は安堵した様子で胸を撫で下ろす。俺は侑に話しかける。
「お互いのやりたいことが違っても、それを尊重できる同好会にしたいですね」
「そうだね、これからも一緒に頑張っていこうね!」
俺の言葉を聞いて侑も大きく同意してくれる。本当に、原作と同じくらい良い同好会の始まりになったと思う。
「でも、歩夢先輩!どんな素敵な同好会でも、世界で一番可愛いのはかすみんですからね!」
かすみがそう言って人差し指を上に掲げる。かすみが何をしたいのか理解した俺は、慌ててそのタイミングでCDレコーダーのスイッチを押し、曲を再生させる。
曲が流れ出すと、昨日練習してきたのか、曲のリズムに合わせてかすみが歌いながら踊り出す。
その踊りはとても引き込まれるもので、制服だと言うのにまるでレモンのような可愛い服を着ている錯覚を覚え、踊っている場所も公園ではなく、まるでライブ会場のように感じさせた。
(これがかすみんワールド……)
この時俺は、完全にかすみの世界に入りこんでいた。
(俺が書いた曲もいつか歌って欲しいな……)
今は前世での既存曲のコピーしか作れないが、いつかは俺自身が書いた曲も…。俺は改めてそう決意するのだった。
「うわ〜、すごいよかすみちゃん!」
数分間の踊りが終わった後こちらに笑顔を向けるかすみに、侑は走り出して抱き締める。
「ふふんっ、かすみんの実力を思い知りましたか?」
「うんうん、こんなパフォーマンス出来るのかすみちゃんだけだよ!」
「えへへぇ……」
かすみは侑に褒められて満更でもないようだ。顔がにやけきっている。
「ゆう男は?、かすみんのダンスどうだった!?」
「ああ、すごく良かったぞ。また今度俺にも見せてくれないか?」
「うん!!もっと練習して、かすみんの虜にしてあげる!」
俺がかすみに感想を伝えると、彼女は俺の手を取ってブンブン振ってくる。
「じゃあ、その内ネットにアップしようぜ。きっとファンもかなりの数出来ると思うし」
「うん、私もかすみちゃんなら皆ときめいちゃうと思う!」
俺の提案に、侑も目を輝かせてそう言う。
「かすみの次は歩夢先輩の曲も作りますからね。その内歌詞とかで話し合いしましょうか」
「うん、ありがとう。これからよろしくね、優樹君!」
「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
(これから長い付き合いになるからな…)
こうして俺たちは、新生同好会の一歩を踏み出した。
「ねぇゆう男!ちょっと時間ある?」
俺が荷物をまとめて帰ろうとしたところ、かすみがそう尋ねてきた。ちなみに侑と歩夢はバスの時間とのことで、先に帰っている。
「ああ、大丈夫だけど……」
「ならついて来て!」
俺はかすみに連れられていつもの公園に向かう。そしてベンチに座ると、かすみが少し緊張したように口を開いた。
「あのね……今まで本当にありがとう…」
今までとは一体何なのだろうか。別れの挨拶でもする気か?
「今までって何だよ、これからいなくなったりでもするのか?」
「ち、違うよっ!最近色々あったから……助けてくれてありがとうってこと。かすみん、ゆう男がいないときっとダメだったから……」
(まぁ、原作は一人でなんとか出来たんだがな)
俺がいなくても歩夢との仲直りも、1人で同好会を守ることだってできた。
でも、そんなことはかすみには言わない。言ったところで、かすみは信じないだろう。
(でもお礼を言われると照れるな……)
しかし、改まってかすみにそう礼を言われると、なんだかくすぐったい気持ちになってしまう。
「そっか……俺の方こそありがとな」
「なんでお礼を言うのさ!……もぉ、かすみんも言いたいことがあったのにぃ!」
かすみは少し頬を膨らませながら、不満げにそう呟く。
「だから……その、ね?かすみんは……ううん、私はゆう男のことが好きです、大好き!愛してます!」
「……」
俺は突然の告白に驚き、言葉を失う。
「返事はいいよ。ただ、私の想いを伝えたかっただけだから。これからもずっと、この気持ちは変わらないよ」
そう言ってかすみは恥ずかしそうに微笑む。しかし俺は、このまま何も言わずに去ってしまうと、かすみは消えてしまうのではないかと不安感を感じてしまう。
(俺の答えは、なんて言うのかなんてとっくの昔に決まってるだろ)
まさか告白されるなんて思わなかったため、戸惑ってしまった。しかし冷静に考えれば、俺がどうすればいいのかなんて考える時間など必要なく、答えはあっさりと口の中から出てくる。
「いや、俺もお前のことが好きだ」
「え……?」
「俺もかすみを愛してる。……その、俺と付き合ってくれないか?」
「……ッ!!」
「お、おい!?大丈夫か……?」
俺の言葉を聞いた瞬間、かすみの瞳から涙が溢れ出す。
「ごめん……嬉しくて……。その、ゆう男はかすみんのこと意識してないんじゃないかって思ってて……」
「そんなことないぞ。かすみはたくさん魅力的な所がある、可愛い女の子だ」
「……こっ、こんな可愛いかすみんのことを好きになるなんて、ゆう男は見る目あるな〜」
かすみは恥ずかしさを隠すためか、わざとらしくそう言う。だが、彼女の顔からは隠しきれない喜びが滲み出ていた。
そして、俺とかすみはお互いの顔を見つめ合う。
「その、ゆう男……キス、して?」
「ああ…」
夕日をバックにした2人の影が重なるのは、それから数秒後のことだった。
「んっ、ちゅぷっ、ふぅ……ぷあっ…」
かすみとのキスは、とても甘く、脳が溶けそうなくらい気持ちよかった。かすみの息が続かず唇が離れると、どちらともつかない唾液の糸が引いて、アスファルトに落ちる。
「なぁかすみ、今日俺の家に泊まらないか?」
「ゆ、ゆう男…?」
俺はかすみの肩に手を置き、発情を発動させながら耳元でこう囁く。
「今日……俺の家誰もいないからさ……」
「……うん。んっ……ちゅっ、ちゅぷ……」
どうやらかすみも了承してくれたらしい。揺れたかすみの目が俺と合ったとき、俺たちは再び唇を重ね合わせた。
時計が6時を回った頃、俺とかすみは家の中にいた。
「その……ゆう男の家って、大きいね…」
「まぁ、親父がやり手でな……」
うちの家は結構お金を持っている。前にも言ったが、指圧師でそれなりに名が馳せているため、金持ちと言っても過言ではないだろう。
「じゃあまずはご飯でも作るか。俺がご馳走してやるよ」
「えっ、ゆう男の手料理!?食べたい食べたいっ!」
かすみは子供のように無邪気に喜ぶ。その姿が可愛くて、思わず笑みがこぼれてしまう。
「ちょっと待っててくれな……」
俺はキッチンに行き、冷蔵庫を開ける。中には食材がいくつか入っているため、というより、あらかじめかすみを連れ込む予定だったため準備をしている。ちなみに作るメニューは、俺の好物であるオムライスだ。
(かすみの好物でも良かったんだが、コッペパンが夕食はちょっとな……)
俺は慣れた手つきで卵を溶かし、中火で炒めていく。
「へぇ〜、上手なんだね」
「まぁ、これでも結構料理歴長くてな」
前世では20歳の頃から料理を作り始めた。と言っても、せめて料理ぐらいしなきゃ追い出すぞっていう脅しから作り始めたんだがな…。それでも長年やってたこともあり、趣味と言っても良いぐらいには得意なつもりだ。
「よし……完成っと」
卵をチキンライスの上に乗せたら完成だ。俺はかすみと自分の席にオムライスを置く。
「わーい!いただきます!」
「召し上がれ」
かすみは目を輝かせながらスプーンを取り、ケチャップがかかったオムレツを割る。すると、半熟の中身がとろりと溢れ出し、食欲を刺激する香りが部屋に広がる。
「お、美味しい……こんなに美味しいオムライス初めてかも……」
「そう言ってくれると嬉しいよ」
俺はかすみの反応を見て満足する。自分で手間をかけて作った物を褒めてもらうのは、何であろうと嬉しい物だ。
「そういえば、かすみはなんで俺のことが好きになったんだ?」
俺はずっと気になっていたことを尋ねる。今までの態度から察するに、好意を寄せられていたのは間違いないが……。
「うーん、きっかけはね、同好会が廃部になって皆いなくなっちゃった時に、ゆう男だけが残ってくれたからかな」
「ああ、あの時のことか……」
(やっぱり俺の判断は間違って無かったな)
ニ週間ほど前からの計画が功を制したことを知り、俺は嬉しくなってしまう。
「それで、それから少しずつ2人でいる内に仲良くなって、いつの間にか好きになっていったんだよ」
「なるほどな……」
確かに、俺以外の部員は諸事情とはいえ辞めていった。だから残った俺に恋をするのは、ある意味必然と言えるだろう。
「ねぇゆう男、今度はかすみんの好きなところ教えて?」
そう言いながら、かすみは俺の方に身を乗り出してくる。その瞳は期待の色に染まっていた。
「そうだな……まずは見た目が可愛いだろ?あとは、いつも明るく元気なところとか、たまに見せてくれる照れた顔も好きだぞ」
「えへへ……」
「他にも、かわいいに全力なところとか、ぶりっ子で甘えん坊なところが可愛かったり、それから……」
「ちょっ……そんなに言われたら恥ずかしいよぉ〜」
俺が言葉を続ける度に、かすみの顔がどんどん赤くなっていく。
「ははは、まだまだいっぱいあるぞ?」
俺は意地悪っぽく笑いながら、かすみの耳元で囁く。
「もっと俺のことを好きになれ。俺無しじゃ生きられないようにしてやるから……」
「ゆう男のいじわる……」
俺の言葉を聞いたかすみの表情は、まるで発情しているかのように蕩けていた。
「その……お風呂入ってくるね!」
そう言ってかすみは、駆け出すかのように部屋を出た。
「お風呂はそこを出て左だぞ〜」
俺はかすみが部屋を出る前に言う。
(さすがに一緒に入るわけにはいかないからな……)
いくら恋人同士とは言え、さすがに今はマズイ。だが、一度堕としてしまえば何度でも一緒に入れるんだ。だから少しの間我慢すればいい。
「ふぅ……」
俺はソファーに腰掛けながら、一息つく。そしてスマホを取り出し、今日の出来事を振り返る。
「かすみ……」
告白された時、俺は正直戸惑ってしまった。かすみが俺にここまで早く惚れているなんて、夢にも思わなかったからだ。でも、正直発情の力で堕とそうと思っていたため、自分の力だけで惚れさせられたというのは凄く嬉しかった。しかし、問題はまだある。
「璃奈と愛のこと、どう説明するか…」
璃奈と愛はハーレムを共有してくれるからいい。しかし、かすみは2人と俺が付き合ってるのを知っても彼女でいてくれるのだろうか。
(まぁ、とりあえず言うのは保留にしておくか)
今日はもう疲れた。それに、これからやるべきこともたくさんあるしな……。
「よし……本でも読むか」
俺は読みかけの小説を開き、読書を始める。ちなみにこの本はしずくから借りた本だ。なんでも演劇入門の本らしい。他にも有名な人のエッセイや、著名人の演劇論なんてものも渡してきた。しずくは俺を演劇部に入部させようとしているのか…?
しばらく読んでいくうちに、風呂場からかすみの声が聞こえて来る。
「ゆう男〜!あがったよ〜」
「わかった」
俺は栞を挟んで本を閉じ、脱衣所に向かう。しかし扉を開けると、バスタオルを巻いただけのかすみがいた。
「ちょっ、ちょっとぉ!何で入ってくるのさぁ!」
かすみは顔を赤くしながら、声を荒らげそう言う。
「あっ、悪い…。今出るよ」
俺はそう言って慌てて部屋を出る。
「まったく、油断も隙もないんだから……」
俺はリビングに戻り、ソファーに座る。すると着替えが終わったのか、かすみが俺の隣に座ってくる。黄緑のふわふわとしたパジャマがよく似合っていて可愛い。それにシャンプーのいい匂いが漂ってくる。
「じゃあ、風呂入ってくるな」
「うん、いってらっしゃい」
俺はかすみに見送られながら、浴室へ向かう。
「ふう……」
俺は湯船に浸かり、大きく伸びをする。
(まさかこんな日が来るとはな……)
2か月前、つまり自分の前世の時は、誰かと付き合うことになるなんて思いもしなかった。ましてやそれが美少女たちであるとは……。
「人生何が起こるかわからないな……」
俺はそんなことを考えつつ、体を洗うために立ち上がるのだった。
「あがったぞ〜」
そう言ってゆう男は、かすみんのいる居間に入ってくる。
「かすみ、何か飲むか?」
「じゃあお茶がいいかな。冷たいのね」
「了解」
ゆう男は自分のコップを持ってキッチンに向かい、冷蔵庫の中から麦茶を取り出してくれる。そして、それを2つのグラスに注ぐ。
(こんな高そうな家に住んでるのに、飲むのは麦茶なんだ……)
思えば意外とゆう男には質素なイメージがある。スポーツドリンクも粉だったり、コンビニに行ってもなにも買わなかったり…。
「はい、どうぞ」
「ありがと……」
ゆう男がかすみんに渡してくれたグラスを受け取り、中身を飲む。うん、美味しい。やっぱり夏といえば麦茶だ。
「ぷは〜!美味しい……」
「そりゃ良かった」
そう言いながらゆう男も、自分の分の飲み物を飲み始める。
(ゆう男って距離感近くない…?自分の家だからかな…)
ゆう男はかすみんの隣のソファに座っている。それは別にいいんだけど、肩がくっつきそうな位置にいるのだ。
「ねぇゆう男……」
「ん?」
「もう少し離れてくれない……?」
「えぇ……なんでだよ……」
「だって……なんか近いじゃん……」
「嫌なのか……?」
別に嫌と言うわけじゃない。むしろ近い方がすきだ。でも、ゆう男とこんなにくっついてると、なんか恥ずかしい。
「そ、そういうわけじゃないけどぉ……!」
「なら良いだろ……」
「むぅ……」
かすみんが抗議しても、ゆう男は離れようとしない。それどころかさらに距離を詰めてくる。そしてそのまま頭を撫でてきた。
「よしよし……」
「ふぁ……」
気持ちいい。そういえばゆう男のお父さんは、あん摩マッサージ指圧師…?らしい。だからこんなに気持ちいいのだろうか。そんなことを思っていると、だんだん眠くなってきた。
「かすみ、まだ寝るなよ」
「うん……」
「じゃあ、眠気覚ましにキスをしようぜ」
「えっ……んぐぅ!?」
突然唇を奪われ、舌を入れられる。キスはさっきしたけど、舌を入れられるのは初めてだ。自分の口内で舌がうねる奇妙な感触に、くすぐったさや気持ちよさを感じてしまう。
「ちゅぱ……ぷはっ……はぁ、はぁ……」
「どうしたんだかすみ……もう目がトロンとしてるじゃないか……」
どうやらゆう男によると、かすみんは興奮しているらしい。その証拠か分からないが、ゆう男とキスがしたくてたまらない。ふとゆう男と目が合うと、ついおねだりをしてしまう。
「はぁはぁ……もっとぉ……」
「ほら、お望み通りしてやるよ」
そう言ってかすみんは、ゆう男に唇を塞がれる。今度は自分から積極的に、舌を絡ませてゆう男を求めていく。
「ちゅっ、じゅるる……んっ……」
「かすみ、好きだ……」
「私もぉ……んっ、ちゅっ……じゅぷっ……」
それから何分経っただろうか。長い時間キスをしていた気がする。かすみんは、ぼんやりした目でゆう男を見つめた。
「さて、そろそろいいか……」
「ふぇ……?」
「続きはベッドの上でしような」
「う、うん……」
そう言ってきたゆう男にかすみんは、ゆっくりと抱きかかえられる。ゆう男のあったかい手が、かすみんの背中に当たって心地いい。そして寝室に着くと、ふかふかのベットに降ろされる。
「あっ、ゆう男……そこだめっ……んっ!」
「大丈夫、優しくするから」
ゆう男はいきなりかすみんの首筋や鎖骨あたりを舐め始める。それと同時に、服の中に手を入れてきて胸も揉んでくる。
乳首を摘まれる度に体がビクビク震え、下腹部がきゅんきゅんとうずくのを感じる。
するとゆう男は、スカートを脱がせかすみんの下着に手をかけようとする。
(そこ……早く触って欲しい……)
しかし、突然ゆう男のスマホから通知音が鳴り響いた。音の大きさ的に電話ではなく、メッセージアプリの着信だ。
「かすみ……ごめん、ちょっと待って」
「うん……」
ゆう男は一旦手を離すと、ポケットからスマホを取り出す。
(誰からだろ……)
画面を見ることは出来なかった。一体だれと話してるんだろう。つい気になってしまう。
「もしもし……いまちょっといい所でさ〜、また電話するから。じゃっ」
ゆう男はそう言ってすぐ話を終わらせると、再びかすみんの方を向いてきた。
「悪いな、待たせて」
「別にいいよ」
そう言いつつも、内心はモヤっとしていた。
(もしかして今のって……女の子?)
「さぁ、今度こそ始めようぜ……」
「ちょっと待って!」
「なんだ?」
ゆう男は少し冷や汗を浮かべている。きっとさっきの相手は女の子だ。
「さっきの人ってだれ?」
「友達だけど?」
「本当?」
「ああ、本当だよ」
(怪しい……)
「それより、早くしようぜ……」
「むぅ……」
少し納得はいかないが、今はゆう男の言葉を信じるしかない。それにかすみんも限界だった。ゆう男にかすみんのアソコをすぐにでも触ってほしい。だから、ゆう男にこう伝える。
「ねぇゆう男……セックス、しよ?」
感想、お気に入り登録、評価、アドバイス、お願いします。
ここで言うことじゃないですけど、改めて二期のめばち先生の絵、めっちゃ味があって好き。
いつかこんな絵描いて見たいなぁ…。
かすみんとのエッチは次回にお預けです。
リクエストの方も、ぜひよろしくお願いします。
新作投稿するとしたらどういうの見たい?
-
貞操観念逆転世界でアイドルハーレム
-
ふたなり虹ヶ咲に死ぬほど犯される俺君
-
この作品のリメイク(いつかは出す)
-
ラブライブ!の短編集
-
他の二次作品(エロ)