最強TS転生者シャルロット=リリーホワイトの敗北~無自覚ドマゾメス堕ちチン負け願望持ち最強TS金髪巨乳美少女転生者が、弟子にした性欲とデカチンだけが取り柄のダメ男のオナホ妻になるお話~ 作:クマノミの実
日本妖魔対策機関――東京支部。
「ウチデシ――内弟子ですか」
「はい。宜しければ一考頂ければ……」
上質な、い草で作られた畳の上に敷かれた座布団の上。
極めて綺麗な正座の姿勢を取りながら、シャルロット=リリーホワイトは麗しい声を部屋に響かせた。
それが届けられる先に居るのは、同様の姿勢で対面しているスーツに身を包んだ人の良さそうな初老の日本人男性。名前を田中と言う。
「内弟子の1人や2人を育て上げてこそ一人前の退魔師。このニホンでの風習ですよね。ふふっ。実は何時、話が来るのだろうと思っていました」
「ははっ。いやはやこれは。古臭い意見です。シャルロットさんを相手にそんな馬鹿な事を言う者など日本に1人も居ないでしょう。この話も断っていただいてなんの問題もございません」
「いいえ。妖魔に対抗できる人材をキチンと育成するために考えられた、合理的な風習だと思います。ゴウに入ってはゴウに従え。ニホンの退魔師としての責務より逃れる気はありません。この話有り難く受けさせて頂きます」
妖魔とは、人の負の意志から生じたもの。
しかるにその戦いは永遠に続いていく。
されど退魔師の寿命は(場合によって1000年以上不老の者も居るが)永遠では無い。
よってしっかりと技を後世に残していく必要がある。合理的な話だ。
「勝手な皮算用ですが、シャルロットさんならば、そう言ってくれると思っていました。実は候補を予め選出しておりました」
そう言って田中が取り出したのは紙の束。
類まれなる実力を全く鼻にかけず、温厚で慈愛に満ちたシャルロットならば、提案を受けてくれるはずだと信じていたのだろう。
「見せていただいても?」
「勿論です」
シャルロットの厳しい戦いを幾度となく潜り抜けた人間の物だとは思えない程に、白く傷1つ無い綺麗な指が、渡された分厚い紙の束をペラペラと捲り上げた。
そんな僅かで一体何が見れるのか疑問なほどに僅かな合間だが、シャルロットの驚異的な動体視力を持ってすれば、書いてある全ての情報を頭に叩き込むのは容易だった。
「……むぅ」
「何かご不満な点がありましたか?シャルロットさんのご要望には出来る限り沿うようにと、上からの許可も取ってありますのでなんでも言って下されば」
シャルロットの口から漏れ出たのは何処か納得がいっていない所があると分かる声色。
田中はそれを人選に不満があったのか、と予想したが、しかしそれは的外れであった。
「いいえ寧ろ
「と、言いますと」
「内弟子とは霊力の親和性を元に決められる物だと聞いています。しかしこの候補者方はそれとは別の基準で決められた様に見えます。察するに、私の事を慮って下さったのではないですか?」
「それは……」
シャルロットの言葉を理解するには、まず日本の退魔師たちの間における内弟子という制度について説明せねばならない。
内弟子――それは読んで字の如く、自らの内側に入れる程に距離の近い弟子の事である。
ひとつ屋根の下、寝食を共にしながら付きっきりで過ごし、教え学ぶ師弟。
その選定は、シャルロットが述べた通り、霊力の親和性を元に決められる。
親和性――即ち相性。
霊力と言う力には相性が存在するのである。
相性の良い者同士が協力すれば1+1が100にも1000にもなる得る程で、特に効果的なのが育成面である。
霊力の親和性が高く、実力に差のある2人が近い距離で過ごした場合、実力の低い側が高い側に引っ張られて、非常に成長しやすくなるのである。
その成長の上昇率は極めて高く、稀代の教え上手が1年教えるより、親和性の高い教え下手が1ヵ月指導する方が効果が高い、とまで言われる程だ。
ただ1つ問題点を挙げるとするのなら、当たり前の話だが霊力の親和性のみを重視して決めた弟子は、必ずしも師匠側の要望に沿う人物では無いという事だ。
性格、年齢の不一致は勿論の事。
最悪、男女が極めて近い距離で過ごさなければならない場合すら出て来る。
だからこそ、内弟子を育ててこその1人前と言う話なのであろう。
そしてならばこそ、シャルロットに渡された候補者のリストは可笑しかった。
100人以上いる候補者の全てが女性。そしてその誰もが才気に溢れていると言うのだから、余りに作為が透けて見えて笑うより他に無い。
無論、本当に彼女らがシャルロットと霊力の親和性が高い相手であると言う可能性が無い訳では無いが、貰った資料には一番大事な筈の親和性のデータだけが抜け落ちている上に、田中の沈黙が答えだろう。
「今まで私がこの二ホンで幸せに過ごせてきたのは、タナカさんを始め、皆様方の親切があったからこそです。しかし、いいえだからこそ、これからは出来得る限り二ホンの皆さまに合わせたやり方をして行きたいのです。ゴウに入ってはゴウに従えと言った言葉に嘘は有りません」
「シャルロットさん……」
シャルロットは
心の表側の理由は、本当の意味での故郷で、落ち着くからだからだが、奥底の理由は自ら後ろ盾を投げ捨て異国に行くことで性的な目に遭いやすくなるためである。
しかしながらその裏側の欲望は、やはり積み上げ過ぎた勝利によって空回りしていた。
端的に言って日本側としては万が一にでもシャルロットにへそを曲げられて、
よって彼女は極めて忖度――ぶっちゃけ贔屓を受けていた。
今回の内弟子の提案を見れば分かるように、本来であればエロイベントに繋がったかもしれない、面倒な慣習や風習などは全スルー。
へへっ、シャルロットさん。これで何時までも日本に居てくれやすよね!?と言う揉み手が透けて見えるよう。
転生前のシャルロットであれば、これらの贔屓を、へへっ。すいやせんねぇ!!と有難く受け取った事だろう。
しかし、今は違う。
如何に心の奥底の変態願望に突き動かされた結果だとは言え、過ごしてきた歳月・積み上げた努力・取って来た行動は嘘を吐かない。
今のシャルロットは最早、嘗てのどこにでもいる平凡人間では無い。
(自分自身ですら気が付けていない心の奥底の度し難いド変態願望を除けば)他者に優しく自分に厳しく、思いやりと、責任感と、協調性と、決断力に溢れ、しかし奢らず謙虚で日々精進を怠らない美少女と言う、完全無欠のハイパーヒロインである。
そんなシャルロットが何時までも自分に対する贔屓を良しとする訳も無かった。
「ですので良ければ霊力の親和性の高い候補を挙げて下さい。他の方々と同じく、そこより選びたいと思います」
「……分かりました。そこまで仰るのなら」
或いはシャルロットならばそう言うのかも知れないと予想していたのだろう。
田中が今度は10枚ほどの紙の束を出す。
それこそが、シャルロットと霊力の相性がとても良い相手であった。
「――むっ。これは」
「…………」
本当の候補者たち。
シャルロットの元男の魂が関係しているのか、心に秘めた願望が関係しているのかは分からないが、今度は先程とは打って変わって男が多かった。
男12人に対し、女1人。
「分かりました。ではこの方に致します。先日お会いした『独覚』の方の1人ですね」
「その子は、」
シャルロットが選んだのは、ただでさえ良くない候補生の中で最も悪いと言える相手だった。
最近、霊力に目覚めたばかりの高校生。
無節制ででっぷりと太った体。汚い身だしなみ。人を不快にするオドオドとした暗い性格。
凡そ全ての要素がまるでシャルロットに釣り合っていない相手。
そもそも、20年近く女として過ごしてきたとはいえ、未だ男性と友情ならともかく、愛情を育む気は一切無いと
しかしながら……
「この方との親和性がずば抜けて高いです。普通であれば間違いなくこの方のみが内弟子候補となるでしょう。であればそれに従うのみです」
「分かりました……。その様に手配しておきます」
「よろしくお願いします」
吐いた唾を飲む気が無い以上、実質的に選択の余地は無かったのである。
こうして最強可憐TS金髪爆乳美少女転生者、シャルロット=リリーホワイトは、性欲とデカチンだけが取り柄のキモブタ陰キャを内弟子にして、ひとつ屋根の下で生活することになったのである。
(まあ、少し不安はありますが敵と戦う訳でも無し、少し気をつければそれで済む話でしょう。この方だからという訳でなく、私が男とどうにかなる訳がありませんしね、ふふっ)
この時シャルロットは、シャルロット=リリーホワイトとして産まれてから初めて油断した。
今まで培って来た経験があれば、殆ど素人同然の年下の男の子1人と過ごした所でどうにかなる訳が無いだろうと。
それは本来、油断とも言えない、完全に正しい予測だ。
シャルロットの能力をを持ってすれば、本来絶対にどうにもされない。
しかしシャルロットは知らない。
まさか自分の肉体と魂が、エロい事を前にするとあらゆる耐性が激弱になる、犯され待ちドマゾドスケベクソ雑魚ナメクジだなんてっっ――!!