ゲーム内で結婚していて、2人とも王族
フェルスケイロ王国・騎士団長
竜人族(ドラゴイド)
シャイニングセイバー
キーの性別は女性です
ライトノベルと違います
リアデイルの住人からは、
銀翼の天使様
プレイヤーたちからは、
天使の皮を被った悪魔
雷精(ライセイ)ではなく、雷精(シンティラ)です
拠点管理者は、女性です
ハンドベル×2・赤
猫人族の名前は違います
マレールの宿屋
1泊=銅貨20枚
銅貨50枚=銀貨1枚
銀貨100枚=金貨1枚
金貨15枚=水晶貨1枚
武器
剣:冥界の王妃(プロセルピナ)
剣:封印の氷地獄(コキュートス)
剣:地獄の業火(インフェルノ)
雷の玉と風の玉はありません
フェルスケイロの王子殿下は登場しない
代わりに、お転婆お姫様が登場
第1王女・第2王女の名前も違います
「.........まいったなぁ..........」
別に
視界に納まる風景は抜けるような青い空にぽつぽつと浮かぶ白い雲。ほぼ快晴である。
そして視線を徐々に下げていくと
自分の生活していた22世紀という時代からは想定できない、
そんな光景の1部として存在している自分にも、つい乾いた笑いを
彼女が自らの置かれた
~~~プロローグ~~~
「おきゃくさ~ん、朝ですよ~」
ぱっと射し込んだ強い光と、
頭上にぼんやりと見えるのは、
「おねーちゃん、おきてくださ~い。ごはんのじかんですよ~」
私は、顔を声のする方へと向けると、そこに居たのは
「おはよーございまーす」
「あ~、あぁふ......。ぉはぉふぅ~?」
「えへへっ、おねーちゃん朝ですよ~」
朝日に照らされた上半身を
「朝日の射す......木造の、部屋?」
「どうしたの、おねーちゃん?」
ベッド脇の少女が、私の目の前で手を振って、大丈夫かの確認をしている。
「
「わたし、リット」
「
「びよういん?なにそれ。だいじょーぶ、おねーちゃん?それより、お母さんが、おきゃくさんを起こしてきてって、あさごはんが
かつて泣いてばかりだった幼少の頃、よく担当の看護師さんに貰った時のように。
「あ...ありがとう、ケーナおねーちゃん!」
「いいえ、どういたしまして、リットちゃん♪」
少女の前でしゃがみ、頭を軽く
私は、リットちゃんのあとを付いていく。
そこにいたのは先程のリットちゃんと、宿屋の
現在の酒場内には農民らしき男性が2名だけ座り、パンとスープで朝食を取っているところだった。
「ほらほらお嬢ちゃん、席に着いとくれ。スープが冷めちまう」
「あ、はい」
何処に座ったものかと
すぐに目の前にパンと木の皿によそわれたスープが並べられる。
さっき部屋へ来たリットちゃんが水の入った木のコップを置けば、朝食のセットが完成だ。ゲーム内世界にしては変だと思われる疑問点が幾つかあった。
ケーナは食事を取ってから考えてみることにする。
(そういえば、口で食事をするなんて
少々硬めのロールパンを
久しぶりに使う味覚は彼女の感想を素直に口に出させた。
「.........おいしい...........」
「おやおやお嬢ちゃん、嬉しいことを言ってくれるじゃないかい」
「そんな笑顔になるくらい美味しいだなんて、今までどんな
「え.......口から摂取するのは水と錠剤だけで。あとは
「テンテキ?なんだい、それは?」
「い.....いえ、今のは、気にしないで下さい」
「そうかい」
知らず知らずの内に顔が
今までの食事を思い起こせば、
事故に
それに、女将さんに
「まぁ......、進んで食べていたいなんてものじゃ、なかったですね.......」
「悲しいことを言うねぇ。食事が
「あ、はい。ありがとうございます」
肩をバシバシ叩かれた後、
(た....食べきれるかなぁ.......)
胃の容量オーバーだと思ったが、自分が思っていたより空腹だったのを自覚し、ついついお代わりをする程食べ過ぎてしまった。
ケーナは食後の
確かこの村は白の国フェルステスと
それがこの
ゲームであってゲームと違う世界?自分が〝何処まで此処で生きていけるか?〟である。
まずはアイテムウィンドウを開き、手持ちのお金を確認し、ゼロが9桁表示されたそこから、ゲーム内通貨である20ギルを取り出してみる。
その銀貨20枚を使えるかどうか試す意味で、女将さんに提示してみた。
「あのー」
「ん?どうしたんだい?」
「しばらく泊まりたいので、これ使えますか?」
チャリチャリンと、両面に大きな花の
ゲームの時は数値のみの存在だったが、実際形にしてみると随分可愛いものだ。
「ちょっ、あんた!?」
これに予想外の反応を見せたのは女将さんとリットちゃんである。
リットちゃんは目を丸くしてコインの数を見つめていた。女将さんは1枚を恐る恐る取り確認して、
「普通に使えるけどね、お嬢ちゃん。こんな大金これ見よがしに広げるもんじゃないよ?」
「.......は?」
大金?これが?そんな馬鹿な。
女将さんによると4枚もあれば10泊もできるそうで、改めて金銭感覚を磨く必要があると痛感する。あと、女将さんが誠実な人で良かった。
「前はもっと
「賑わっていた頃というともう4代も前のことさ。フェルスケイロが建国されてからは随分
「..........ゑ?」
初めて聞く名称に思考が停止した。
まるで白と翠の国を足して2で割ったような
私をよそに、女将さんの語りは止まらない。
「200年も前は7つの国が何度も大戦を起こして、何処もかしこも大荒れだったって話なんだけどね。あまりの醜い争いに怒った神様が人々の中から指導者を選び出したというのさ。その人たちが苦労して国を3つに
食事を終えても残っていた農民からヤジが飛ぶ。
「当たり前の話を冒険者の嬢ちゃんに語るなよ!」
「やかましいっ!さっさと畑仕事に行ってきな!」
迫力ある怒鳴り声に追い立てられ、農民たちはこりゃたまらんと宿屋から即座に飛び出していった。
残った客はケーナだけだ。
今の会話から得られた情報を整理してみる。
7つの国というのは、昨日まで遊んでいたVRMMORPG・リアデイルの世界設定そのものじゃないか。
白、翠、赤、
かつて遊んだゲーム世界の200年後なんてどうやって生きていけばいいのか。一応、聞くだけ聞いてみるか。
「あ....あの、女将さん。お聞きしたいことが、あるのですが?」
「なんだい、お嬢ちゃん」
「シャイニングセイバーって名の
女将さんは驚き、リットちゃんは首を傾げていた。
「シャイニングセイバー様は、フェルスケイロ王国の騎士団長だよ」
「あの人、居てるのですね♪.......ぐすん」
「どうしたんだい、あんた?」
「いえ、
「だ....旦那だったのかい。騎士団長は王都だね」
「良かったぁ、王都かぁ。有難う御座います、女将さん♪」
「.....にしても騎士団長のお嫁さんかい。あと、昔のことを聞いてくるなんて、前に此処に来たことがあるのかい?」
「え?あー、えーと......」
まさか昨晩ログアウトしたのが
「エルフだろう、お嬢ちゃんは?」
「はぁ、まぁ、そうですね」
ケーナの現在の体は、ゲームをプレイしていた時点での
「そうですね、賑やかな頃に1度だけ......」
隠す理由もないので素直に答えるケーナに女将さんは
「そうかい、お嬢ちゃんは昔の村を知っているのかい。そんな昔からのお得意さんがまたこの宿屋に泊まってくれるなんて、感慨深いねぇ」
苦笑いで
「そうそう、アタシの名前はマレールだ。この子はリット。
「騎士団長になっているなら、慌てなくても大丈夫ですよ♪だから、お世話になります。私は桂....ケーナといいます」
姿勢を正し、改めて自己紹介と共に頭を下げる。
「堅苦しいことは言いっこなしだよ」
とマレールさんに背中を叩かれたことが、ちょっぴり嬉しかった。
場を
ステータスを開くと真っ先に表示される情報が
名称:ケーナ 1100レベル
種族:ハイエルフ
称号:スキルマスターNo.3
リアデイルというゲームでの限界の1000レベルに加え、特殊クエストによる限界突破レベルがプラス100。
この限界突破クエストというのが
ケーナたちでさえ所属ギルドの内外から参加者わ募集して挑み、何回も失敗している。最終的には4パーティ24人という
その後はこのクエストを通過した者がいるという噂も聞かないので、実質当時のメンバーがゲーム内の最強であろう。
ハイエルフ族のメリットは、自然がある所での戦闘行為や
デメリットは
ケーナは夫のシャイニングセイバーに頼んで集めてもらったりしていた。
全スキルマスター14人中、史上3人目に当たるため、ケーナの称号には『No.3』と付く。
この称号こそケーナが国に寄り付かず、こんな辺境でログインログアウトを繰り返した理由だ。
栄誉と称号と共に自動取得する4001個目のスキルが【スクロール作成】という。これが問題である。
そのせいで、1人のスキルマスターがノイローゼになり、ゲームから撤退してしまう。
他のプレイヤーが安易に
各自が望む拠点が与えられ、頂上までの到達目標を設定し、突破してきた者に難関クエストで得られる
私ケーナの拠点は、他のスキルマスターの拠点より、良心的だ。
広い迷いの森の中央にそびえ立つ銀色の塔。
到達目標は塔の最上階まで辿り着けば達成される。但し到達するまでリアル24時間掛かる。
高さに似合わない長い階段。プレイヤーが侵入した直後に階段全体がドリルのように回転を始める。
途中で歩みを止めたら即スタート地点の森の外まで戻されるだけ。
所有者はキーワードで拠点最奥まで行ける直通の鍵になる指輪もあるため、行き来には困らない。
後でその拠点に行くとして、現在のメイン装備は高レベルのハイエルフの女性にしか装備できない妖精王のローブ。おそらく装備できるのはゲーム内でもケーナだけだっただろう。
膝までのホットパンツと肉厚のブーツ。両方とも幾つかのステータス上昇が付加される自信作。
左腕にはコマンドで展開する弓付きのアームガード。矢はMPを消費して生成される魔法矢を使用。
右側のみ羽根飾りの付いたカチューシャ。外部からの攻撃に対してオートで不可視障壁が展開される。MPは消費するが。
耳にイヤリング状の
武器はアイテム欄の1番上に表示される雷撃の短剣。ちょっとでもダメージを受けようものなら対象に麻痺効果を及ぼす最高クラスの短剣と、2番目にある武器の
「自分のことながらはっきり言ってチート過ぎる......あ!」
ふとケーナは、自身のサポートAIの存在をすっかり忘れていたことに気付いた。
病室のベッドに接続された〝彼女〟は、ベッドの背もたれの上下から時には緊急時のナースコールまで自発的に行動してくれる
ゲーム内でもコマンドの補助をしてくれたり、ログを細部にわたって記録してくれたりと、
検査の時間や、寝ている間の見舞い客の有無なども知らせてくれたりしていた。
ゲーム仲間よりも長い付き合いでパートナーとも言える存在に、
「.......キーちゃん、いる?」
『ハイ、ココニ。ケーナ』
『緊急ノ案件ガ2件アリマス』
「そうなんだ、何があったの?」
『1件目、
「そう、なんだ。.......ありがとう」
両方とも此処がゲームの世界であってゲームの世界と違うという事実からは予想できたことだ。
問題なのが
リアデイルというVRMMOが今日明日にでもサービスが終了するだなんて、噂でも聞いたことがない。
思い出せる限りの最後の記憶を
叔父と従姉妹がお見舞いに来たとサポートAIから知らせがあり、1度そこでログアウトはした
お見舞いに来た2人と少し
そこから起床となるまでに何かあって今に至るということだろう。
「ん~.......。キーちゃん
『ハイ、1件ダケアリマス。ケーナ』
「あったのっ!?」
『ケーナガ就寝後ニ、2秒間ノ電力カット。
「電力カット?」
『80パーセントノ確率デ停電ダト推測シマス』
「あ....停電ね。......停電ッ!?」
あきらかに重要な異常事態である。
恐らく確実な原因だと推測したケーナは、導き出された結論に目の前が真っ暗になった。
『ケーナ?』
それは自分でも分かっていたし、医者にも注意されていた。
なんらかの外的原因、落雷とかによって電力が
その2秒間は、私にとっては、本当に命取り。
だから、
ーーーつまりは各務 桂菜という肉体の死である。
~~~その夜~~~
「ハッ!?」
思いの外ショッキングな事実に意識を飛ばしていたケーナは、目の前に広がった風景がオレンジ色に染まるほど時間が経過しているのに気付いた。
約半日を過ごしてしまったことに
同じような事実に直面すれば誰でも打ちひしがれるだろうに、強制的に自分を納得させ、なかったこととして記憶の
建物にはガラス窓などがないため、
1度閉めた鎧戸を半開きにさせてオレンジ色の夕日を取り入れる。改めて部屋割りを見渡して壁に掛かる備品のランタンに目を留めた。
「
サバイバルの訓練を受けたわけでもなく野宿をしたこともないケーナは、部屋に備え付けのランタンの灯し方など知るはずもないので。
目標をランタンへ固定し、脳内から
【
「発動」
このライトの魔法を使って、戦闘をさぼって全身を7色に光り輝かせる
『我を
『うわっ眩しっ!』
『後光が、後光が射しているよ!』
『阿呆は
『そだね』
『『『置いて行くなっ!!』』』
当時の会話を昨日のことのように思い出す。
「ッ!?」
恐る恐る扉の隙間から部屋を覗き込んでいたのは宿屋の娘のリットちゃんである。
「どうしたの、リットちゃん?」
「あ......あの、これ、へいき?」
予想外の
「ああ、これ?ただの明かりだから爆発したり人に害があったりしたりしないよ。大丈夫」
そこまで言われてゆっくりと入って来た少女は、それでも壁にぴったり張り付いたまま前へ出ようとしない。
「リットちゃんは魔法を見るのは初めて?」
答えは小さくコクリと
宿泊客の部屋に備え付けてあるランタンに火を
「.....あ、リットちゃんのお仕事を邪魔しちゃったかな?」
「ううん、こっちの方がずっとあかるい。おねーちゃんすごい」
「そ...そうなんだ。このくらいで喜んでもらえるなんて、私も嬉しいな」
顔を見合わせて笑い合う。
リットちゃんの笑顔にひきつった頬が目立ったりもしていたが、指摘するのは
夫のシャイニングセイバーはフェルスケイロ公国の騎士団長をしているから、他のプレイヤーも何人かは、この世界に居てるかも。
「あのねあのね。夕ごはんって言いにきたの」
「あ、引き留めちゃってごめんね」
「だいじょうぶ、お客さんはおねーちゃんだけだから」
宿屋の娘としてその発言はどうなのよ?
1人で葛藤しているとリットちゃんに手を引かれていた。
彼女は半開きになっていた
そしてケーナの手を引いて
朝と違い部屋にまで階下のざわめきが小さく聞こえて来ていた。
宿に客がいることすら珍しいのだろう。
ケーナは村人たちの注目を集めながら
「騒がしくて済まないねえ。特に害になる連中でもないし、気にしないでやっとくれ」
「酷いぜ、
「そうだそうだ。売り上げに
「気をつけな嬢ちゃん。こう見えてコイツは若い頃に村1番の
最後の発言者にはマレールさんから
「温かいうちに食べちまいな。父さんの料理は最高だよ」
「あ...はい。いただきます。.....あれ?」
マレールさんを若くして細身にしたような容姿の女性に
朝はみかけなかったなぁと、ケーナの顔に疑問が出ていたのだろう。彼女もそれを見越していたのか苦笑いで自己紹介を始めた。
「あたしはルイネ。この宿屋の長女さ。もう結婚していて、夕食時だけ手伝いに来てるんだよ。アンタが珍しい長期宿泊客かい?」
「はい、ケーナといいます。
「おいおい、客が従業員に対して使う言葉じゃないねぇ。どこのお嬢様よ?」
丁寧な言葉遣いって程、綺麗な喋り方らしくしていないつもりだったケーナ。
彼女が人間だった頃はお嬢様と言われる階級にはいたはずなのだが、両親がなくなってからは作法は
ゲームの頃の人付き合いのせいで、性格が緩くなり、
助けの手は女将のマレールさんから差し伸べられる。
「こーらルイネ、お得意様を困らせるんじゃないよ。折角の料理が冷めちまうだろ。無駄口叩いてる暇があるなら酒の1つでも運びな」
「はいはい、ちょっとくらい良いじゃないのさ。まったく
ぶつくさ言いながらウェイトレス業務に戻るルイネの背中を見送ったケーナは、カウンターの中のマレールさんを心配そうに見上げた。
強い口調で娘を叱るようだったマレールさんは、怒った様子もなく楽しそうにケーナに目をやった。
「ん?あの
「はい、
朝のスープに少量の肉と野菜を継ぎ足して更に深い味わいになったものと、小皿のサラダが並んだメニューだった。朝と同じく
ケーナの隣にはルイネさんが座っていて親しい友人のような会話をしていた。
注文が落ち着くからか、このくらいの時間になるとルイネはウェイトレス業務からは解放されるようだ。
最後の片づけまではほぼ暇な時間らしい。
「ふーん。ケーナは200年前にも
「あの時はここも国境の交易路で、馬車だらけ、人だらけ、
逆に内心大慌てなのはケーナの方だった。唐突に200年前のことを聞かせて欲しいとせがまれたからである。
いきなりつい先日までの世界観を語れと言われても周囲の光景なんて1度見ただけの写真のような感覚で捉えていたので、多少の嘘や推測も交えつつ口にするには罪悪感が伴うが、それでも、良いのか?今は、
「じゃあ、ひい
「う~ん.....、人間にしては、綺麗な女性は見た記憶は、あることはある」
「やっぱり。ただの噂じゃなかったんだね♪」
「マレールさんにルイネさんとリットちゃんが可愛いのが、何よりの証拠じゃないかな?」
「そ.....そうかな?」
ルイネさんは、喜んでいるので、これはこれで、良かったのだろう。
「そもそもケーナはこんな
「あー、えーと、そのー。探し人が王都に居てることはマレールさんから聞いたから、
「探し人って、シャイニングセイバー様?」
「そうだよ♪うちの夫」
「その話を、母さんから聞いて私もびっくりしたんだから。探し人はいいとして、さがしものって?」
サポートAIのキーちゃんの
すなわち迷子を通り越して世界の遭難者だが、フェルスケイロ公国の騎士団長をしているので、まだ、大丈夫かな♪
「何を捜してるんだい?よければ力になるよ」
「ん~、えっと、森に囲まれた銀色の塔なんだけれど?」
「「ッ!!?」」
聞かれたので正直に答えてしまったケーナの一言に、年長者のマレールさんと長女のルイネさんが絶句した。
その表情には
「あ....あんな恐ろしい所に何しに行くつもりだい?」
「や....止めておきなよっ!あんな得体の知れない所に行くのは!」
声の震えが彼女たちのその場所に対する
しかしながらその畏怖を向けられているのは、銀色の塔の
彼女の頭上にはその恐れられている意味が分からず、疑問符が大量に浮かんでいた。
(え?え?200年もほったらかしにしていたらドラゴンでも住み着いたとか?)
ポピュラーなモンスターの代表格なドラゴンだが、リアデイルというVRMMO内には
しかしそういった心配は次のルイネの言葉で
「冒険者から聞いたんだけど、あそこには恐ろしい『
「......私は、悪魔じゃないですよぉ~~~!」
私の返答に、マレールさんとルイネさんが驚いた。
「「あ....あんたが、天使の皮をかぶ.....」」
「モンスター退治の様子を見ていた冒険者たちが、広めたんでしょ。町や街の住人からは『
マレールさんとルイネさんが、慌てて謝る。
「ご...ごめんよ、ケーナ」
「私たちは、村の外に出ないから、冒険者の話を
「ま...まぁ、それは仕方がないので、先ほどの銀色の塔なんですけれど、聞いたことは?」
「確かに、ケーナが言う、塔なら、あんたの部屋から
「有難う御座います♪」
部屋の扉に鍵を掛け、することもないので就寝しようとする。
ライトを付けたままのランタンに新たに
「どうせ朝になる前には消えてるもんね」
装備品も寝る時には要らないと思ったが、
マレールさんに聞いたところ、お風呂なんてものは贅沢品に当たるというので自身に汚れを落とす効果の【清浄】を掛けて眠りについた。
「いやゼナのアニキ。相手は冒険者っつー話ッスよね。忍び込むなんてそりゃムチャですよ」
「ばっかテメェ、あんなお嬢ちゃんが凄腕なワケねーだろ。俺たちにはいいカモだぜ」
その2人は村でもチンピラとかこそ泥とか言われ、後ろ指を差されるゼナとライルというはみ出し者であった。
狙うは昼間に
彼女の見た目は新米冒険者とも言えそうな小娘、しかし中身は、過去の時代で言うところの超越者。
近所の
しかし、子分のライルは
勿論背後には何もなく、真っ逆さまに落下してドスンと痛い音が静寂に響く。
背中を強打すれば息が止まって呼吸も困難となる。アニキの疑問に答えられ余裕もない。
「何をやってんだオメェは、.....って、なんだこりゃあ?」
月明かりの中、部屋から飛び出す闇は異様な光景となって外へ伸びる。
ケーナの装備には色々と能力付与や特殊効果の掛かりまくった
その中の1つ、右腕にある
元々は離席状態時の備えに作られていて、通称「対痴漢用」と名付けられていた。
それが今回の賊を敵と認識し、即時自動召喚(術者の最大Lv×召喚Lv×10パーセント)の330レベルという
部屋の中に乗り込もうとしたゼナを余波で感電させ、悲鳴を上げて落下した彼を追って外へひらりと下り立つ。
下でようやっと痛みの取れたライルの前に
その後に続いたのが熊より一回り大きいスパーク状態の獅子だ。2人共泡を食って痛む体に
雷獅子は2人の後を村中追い掛け回し、村から出た所で追うのを
雷獅子は開け放たれたままだった鎧戸を前足で器用に閉め、部屋の中央でお座りをした。
無論、夜中にそんなことがあったとは全く知らないケーナは、翌朝に鎧戸の隙間から差し込む朝日で
事件は四六時中
「わあ、良い天気」
鎧戸を開けて緑の匂いのする外気を部屋に取り入れたケーナは、初めて見る日の出直後の大自然が
幼い頃家族で登った山の情景を思い出してちょっと涙ぐんだりして。
飽きずに美しい風景を延々と眺めていたが、その視界の端に光を反射する物があると気付いた。彼女は視線を右へ向けて【
「......あった。マレールさんから聞いた通り♪」
視界の右の山脈の
「今日はアレが目標かな?」
くすりと微笑んだケーナは、扉を叩くノックの音に窓から離れて鍵を外す。
「本当にそんな軽装で大丈夫なのかい?あんたの塔だけど、心配なんだよ」
「これでもそこそこの腕は持っていますので、ご心配なく」
「本当だね!怪我をしないようにね♪」
「は....はい」
宿屋の前で、村の外に出ようとするケーナの身を案じたマレールさんとの押し問答が続いていた。
助けの手は意外なところから差し伸べられた。
「じゃあおねーちゃん、これだけでも持っていって!」
「え、リットちゃん?大丈夫だよ。私はアイテムボックスを持っているから....」
私がリットちゃんからの
「ご....ごめんなさい。
「エヘヘヘ、どういたしまして。気をつけてね、おねーちゃん」
「いいかいケーナ。旦那に気合いを入れて夕食を作ってもらうからね。それまでには帰っておいで」
「分かりました、マレールさん」
元気に手を振って行ったケーナを村の出入り口まで見送った親子は、街道から彼女が見えなくなった時点で
「
途中何度も空耳にしてはオカシイ程の
おそらくこれが自然な形でのハイエルフの能力で、
それはそれで1部の
念のため、周囲に誰もいないのを確認してから【守護者の指輪】を高く
このキーワードは、スキルマスター全員で頭をつき合わせて考案した全指輪共通の呪文であるからだ。
【
唱えたケーナの周囲に銀色の輝きが舞う。
光の
筒の上空で残りの帯が
各守護者の指輪ごとに展開するエフェクトは違う。
「毎度のことながら、いちいちエフェクトが無駄に凝り過ぎだってーの......」
頭上の曼陀羅の中央に黒い空間が開き、魔法陣ごと回転しながら徐々にケーナに迫ってくる。
円筒形のヴェールもろとも飲み込まれたケーナが一瞬の暗闇を抜けて立っていた場所は、
大きな
ゴゴゴギリギリと、やたらと酷い
その
「なんでこう内部は質素っぽいんだろう?オプスのデザインって時々シンプルを通り越しているよね......」
背後で開いた扉が再び閉じていく。
閉じきった後に残るのは、部屋があったことすら感じさせぬ継ぎ目もない石壁であった。右へ行くと
この塔は全高200メートルもあるが、内部の階段は人が登り始めると回転して無限に増え続ける。
制限時間分回転したところで停まり、来訪者を最上階へと
飛行魔法でも登って来られぬように、最上階以外には魔法無効化の術式が刻まれている。階段自体に刻まれている術式は、歩みを止めた者を塔の外へ容赦なく転移させてしまうトラップだ。
これがスキルマスターたるケーナの担当する銀の塔である。
試練は24時間休みなく動き続けて最上階へ着けばクリアとなる。達成できなければ敷地外へ放り出されて最初からやり直しとあう仕様だ。
左へ向かうと来訪者を迎える大広間。
ケーナが足を運ぶと青空が大部分を占めるバロック建築風のベランダが広がる。天井の存在しない舞台のような造りになっている。
不細工な太陽が
壁画として刻まれているはずの眼がギョロリと動き、ケーナの動きを目で追った。
『オウオウオウ!久し振りじゃねーかゴシュジンシマァ。200年も
「......はー。なんて口の悪い
『これはこれは、ごめんあそばせ。ご主人様♪』
ゲームでの拠点を管理する守護者は、とっと事務的な受け答えしかしない。
「私が留守中に試練を抜けてきた者はいた?」
『いらっしゃいません。ここ数100年
ケーナは、この管理者は、動けないのにと、思っていると。
『忘れるところでした。60年前にスカルゴ様が来られました。ご主人様と連絡が取りたいという話で、
「あーまー、ちょっと手が離せなくてね!」
留守中に来訪者が来た場合、指輪を通して
ケーナがふらふらと外わ出歩けるのもこの機能があればこそだ。
『......聞イテマス?』
「え...えっと、スカルゴよね?ちょっと、待ってね。スカルゴ、スカルゴ、......アーーー!」
『ご主人様!大丈夫デスカ?』
「忙しくて、忘れていたよ。テヘッ♪」
『テヘッ、デハ、有リマセンヨ。ご主人様』
運営側の正式名はNPC補填要員募集。
プレイヤー側の認識は里子システム。
初期デザイナーの〝NPCの名前を考えるのが面倒になった〟というとんでもない要求が運営に通った前代未聞の案件だ。
プレイヤーの保有するサブキャラクターをNPCとして採用しようという募集である。
リアデイルでは課金1口に2人までキャラクターが作成できるようになっていた。
「儂の妹は108式まであるぞ」と言う者から、「全部俺の嫁」と宣言する者、「
ケーナの提供したサブキャラクターは全部で3人。課金2口分だ。
その際に設定した
スカルゴというのは回復系魔法を習得させまくった神職系だ。教会へ貰われていったはずのエルフ男性。三兄弟の
次に
末っ子は養子という設定のカータツ。ドワーフで
ゲーム内設定ではエルフは500年、ドワーフは300年の寿命があるはずなので、3人ともまだ
床の窪みに指輪を重ね合わせて90度回転させると、カチッと音がして大人がすっぽりと収められそうな
各拠点に必ず備え付けられている大容量の倉庫だ。
『ご主人様。ひょっとしてアイテムを取りに来ただけで御座いますか?』
「う~ん、それもあるけど、
『スカルゴ様が色々と
「あー、その話なら、この塔の近くにある村で聞いたよ」
ケーナはアイテム整理をし、作業が終わった頃には太陽が
壁画の守護者へ歩み寄り、壁に手を付けて
マレールさんたちとの約束もあるので、今日中の村への帰還は
『ご主人様、頼みがあるのですが?』
「ん?
『どうも他の守護者な塔のことなのですが、機能を停止しているみたいなので、時間がある時にでも、確認してください』
「.....あ、
守護者の塔同士で通信できる手段もあるが、
「しばらくは
『分かりました、先ほどの件宜しくお願いします。ご主人様』
舞台の中央で守護者に合図を送ると、ケーナの足元に青白い五芒星が現れて眩しい光を放つ。
再び周囲を確認した時、そこは銀の塔を見上げる位置にある森の外だった。
「んー、しまった.....。転移目標にする物でも置いて来れば良かったなあ」
少なくとも出掛ける前に掛けた【距離測定】魔法によると、直線距離で40メートル以上も村とは離れている。
普通に歩いたとしても宿屋の夕飯に間に合うかだうか、少し不安はある。
「ヘェ......ゼェ、ハァー.....ヒー......」
思案に思案を重ねてケーナが選んだ手段は、結局走ることだった。
それはそれでまあ魔法特化フルスペックハイエルフの腕の見せ所。
あとは道々掛け直しながら爆走してきたのである。
森の中の移動だったため、木々のサポートがあり平地に比べて移動しやすかった。
だが走るのに慣れていなかったのもあって、村近辺に辿り着く頃にはお空がオレンジ色になっていた。
歩くのはとまかく、今まで寝たきりだったケーナが走るという感覚を思いだすのに少々手間取った。
何もない所で転ぶこと数回。自分の片足で片足を引っ掛けること何回か。
足元を凝視していて前方不注意で枝や幹にぶつかりそうにもなった。未遂で終わったのは木々が警告してくれたからである。
今現在ケーナとして動いているこの肉体の運動スペックである。
ステータス上は問題ないのだろう。しかし全キャラクター中最弱のスペックでは、森の中とはいえ全力疾走は相当応えた。
途中に数回程は休んで疲労を回復させながら来たのである。
リットちゃんに貸してもらった
「は?え?どこ!?」
『街道ノ方デス。ケーナ』
自分が襲われたのかと思って、思わず、珍妙な格好で構えたケーナにキーが棒読みで警告する。
ハッとなって自らの格好に羞恥するも、誰かが襲われているかもしれないと慌てて駆け出した。
林を突っ切ったケーナの前に広がった光景は、街道にへたり込んでいる猟師。昨夜、マレールさんに余計なことを言ったせいでお盆の洗礼を受けた村人である。
その人に襲い掛かろうと両前足を振り上げていた熊。
熊は熊でも全高4メートルくらいで、耳の後ろから
ゲーム時代では初心者には辛いが、中級者にはザコ扱いされるホーンベアーという魔物だ。
ホーンベアーは新たに横合いから現れたケーナを見るや
戦闘態勢に意識を切り替えたケーナが持つ
本人の意識外で自動起動した【威圧】(敵の回避を大幅に下げる)によって、【眼光】(敵の行動を遅くする)と【強者の微笑み】(敵の防御を22パーセントの確率で無効化する)によって、哀れなホーンベアーは逃亡の道も閉ざされていた。
ケーナは「村人のピンチを救わなければ」くらいにしか考えてはいなかった。
助走をつけたまま
「ちぇいやー!!」
「ゴアッ!?」
叩き込んだ瞬間【
筋力最低値を誇る種族だとしてもレベルの後押しもあり威力は凶悪だ。
ホーンベアーの巨体をくの字にへし折り、地面と平行に軽々と撥ね飛ばした。
撥ね飛ばされた熊は街道沿いの森の中へきりもみしながら突っ込む。
バキバキバキと木々を
猟師は勿論、蹴り飛ばしたケーナすらも脂汗を流して固まった。しばし静寂が辺りを覆いつくす。
真っ先に再起動したケーナは猟師に駆け寄った。
「大丈夫ですかっ!怪我とかありませんか?」
「あ......ああ。嬢ちゃん.....、凄い...んだな.....?」
「あ....ああ、ええーと.....。ええ!私に掛かれば熊の10匹や20匹、敵ではありませんよ、はっはっは!」
本当に敵にもならないので
「ありがとう嬢ちゃん。あやうく命を落とすところだったよ。何か礼ができればいいんだが、
「礼なんてそんな。困っている人がいたら助けるのが当たり前じゃないですか?」
「あ....ああ。じゃあ、そうだな.....」
「じゃあ礼の代わりに、私の名前はケーナといいます。嬢ちゃんではなくて
「ああ、そうか、そうだな。俺の名前はロットルだ。改めてありがとうケーナちゃん」
「はい、ご無事でよかったです」
飛び蹴りが決まった瞬間、敵の
「どうしましょう、あの熊?」
たしか公式
村では良いご馳走になるのではと思い、ケーナは森の中へ足を踏み入れた。角や毛皮も加工すればそれなりの武器防具の材料になったた思いつつ。
それをロットルさんが慌てて追う。
「待て待て、生きてたらどうするんだ?森の中で戦うなんて死にに行くようなもんだぞ」
「大丈夫ですよ、死んでますから。ちょっと待っていて下さいね?」
ケーナは銀貨にライトの魔法を掛け、森の奥に踏み込む。
直線状に数本の
角を掴んで試しに持ち上げてみたが、意外にも軽かったためそのまま引きずって街道まで戻る。
その
村に着いた時にはとっぷりと日が暮れていて、心配そうなリットちゃんが帰って来たケーナに泣き付いたり、ホーンベアーを見て悲鳴を上げたりもしたが、ドデカイ獲物に村人のテンションは鰻上りである。
村長さんの「これも森の恵みと思い、今夜は宴会としよう」の一声で、歓声を上げた村人たちは動き始めた。
村中から既婚未婚問わず女性が集まってホーンベアーを解体していく。
男衆は宿屋からテーブルや椅子を運び出し、村の中央広場に大きな焚き火を作り出す。
ケーナは宿屋の扉は人数に対応した形だと思っていたが、こういった場合に便利な意味もあったんだなと目から
私は先に、宿屋の自分の部屋へ行き、
「
『ソレデ、ソノ2振リノ剣ノ名前ハ?』
「ふふふ、神鉄と蒼玉の剣は
『正義ノ執行者ノ武器ガ地獄トハ、本当ニ恐ロシイ』
「本当ね♪」
武器生成を終えると、宴会が行われている中央広場へ向かう。
数人しかいない子供たちは、焚き火の周りに万が一の防火用
途中でロットルさんが近寄ってきて、ホーンベアーの素材はどうするのかと聞かれた。
「え、私は要りませんので村の人たちで使ってください」
「いやいや。仕留めたのはケーナちゃんだろう?毛皮に角に牙に爪もあるよ」
毛皮は防寒着や敷物になり、牙は釘代わりに、爪はそのまま
ケーナは少し考えてから、角だけ貰うことにした。
ただ単に初心者用の槍でも作ろうかと思っただけである。残りの素材は村の中で配分するようだ。
ケーナが主役だからと言われ、何もさせてもらえず見学に徹していると用意が
「ほら、ケーナちゃん」
「えーと、はい?」
意味が分からずキョロキョロと村人を見渡す。その
見かねたマレールさんが説明をしてくれた。
「主役はアンタなんだから、何か号令をかけとくれ」
なるほど、乾杯の
実際に彼女は音頭を取ったことなどなく、テレビや小説の知識でしかないが。
少し考えてから「出会いに!」と言ってジョッキを
串に刺されたホーンベアーの肉を中心に、女衆の手掛けた料理がテーブルに並ぶ。
誰かは延々と料理を作り続けるのかと思いきや、ある程度料理が出揃ったらそこで終わりのようだ。
後は料理を終えた女性も交じって、飲んで食べて歌って踊るようだ。
最初な用意した分の料理やお酒がなくなったらお開きになるものらしい。
ケーナは最初は手渡された果実酒をちょっとずつ飲んでいた。
状態異常に対する耐性がひと通り揃っているので、酔うことはほとんどない。
だが、この場ではそれが失礼に当たると気付いた彼女は、一時的に耐性を切ることにした。
お陰で果実酒をちょっと口にした程度だというのに、ケーナの感覚は地に足がついていないくらいにふおんふおんである。
お酒に酔いやすいとか、エルフの王族という設定のハイエルフ的にはどうなのだろうか。誰もその状態のケーナに注意ましないし突っ込みもしない。
料理が少なくなるにつれ、村人の感心はケーナの方へ移っていく。
当然猟師のロットルさんからはケーナの武勇伝が
更に村人たちが褒め称えたところ、照れ隠しに手に持っていたジョッキを思いっきり傾けてしまう。
今までちょっとのお酒だふおんふおんだったケーナの意識は、
ふにゃりと笑った顔の状態でひっくり返ったケーナに、村人たちは唖然とした。
「ケーナってば酒に弱かったんだねえ」
「無理してたとかじゃないよな?」
「成人はしてるようだったが....。それともまだ早かったか?」
「早いことないよ。だってケーナの
村人たちが驚いた。
「あ....あの、シャイニングセイバー様....だと?」
「まっさかー。女将、ケーナの嬢ちゃんに担がれていないかぁ?」
「わたしだって、始めはそう思っていたさ。ケーナの真剣な目を見て、本当なんだって思ったんだよ」
「お....女将。ケーナ様を気を付けて部屋まで運んでやりな」
「そうだね」
私は夢の中、あの後、私はどのようにして、自分の部屋に帰ったのか、覚えていない。
主役が潰れてしまえば宴会も当然お開きだ。
微笑ましい気分のまま、村人たちは後片付けを始める。
~~~紹介~~~
性別:女性
ゲーム[リアデイル]
名前:ケーナ
種族:ハイエルフの姫
称号:スキルマスターNo.3
メイン武器:
武器:
火炎の玉(火の玉・
アンチラ
名前:キー
職業:自立型AIサポートメイド
ケーナとシャイニングセイバーにしか見えない
ハンドベル・赤
名前:アニマ
性別:女性
続柄:トルスの姉
種族:
名前:トルス
性別:女性
続柄:アニマの妹
種族:
性別:男性
ゲーム[リアデイル]
名前:シャイニングセイバー
種族:
武器:
ダーク
アビス
武器:
アクア
ブリザード
武器:
ファイヤ
バーニング
スキル
名前:
種族:
称号:スキルマスターNo.9
~~~フェルスケイロ王国・王都~~~
長兄:スカルゴ
性別:男性
種族:エルフ
呼び方
ケーナ:母上殿
シャイニングセイバー:父上殿
マイマイ:マイマイ
カータツ:カータツ
長女:マイマイ
性別:女性
種族:エルフ
呼び方
ケーナ:お母様
シャイニングセイバー:お父様
スカルゴ:兄さん
カータツ:カータツ
性別:男性
種族:ドワーフ
呼び方
ケーナ:お袋
シャイニングセイバー:親父
スカルゴ:兄貴
マイマイ:姉貴
フェルスケイロ王国・第1王女
名前:ルミエール
火属性魔法・風属性魔法・光属性魔法
呼び方
ケーナ:お義母様
フェルスケイロ王国・第2王女
名前:ノワール
水属性魔法・雷属性魔法・闇属性魔法
呼び方
ケーナ:お姉さま
ロンティ:ねえ様
ロンティ
呼び方
ケーナ:お姉様
ノワール:お嬢様
~~~ヘルシュペル~~~
騎士団・
名前:ケイリナ
性別:女性
種族:エルフ
続柄:マイマイの子供・双子の姉
騎士団・団長
名前:シロ
性別:女性
種族:
騎士団・副官
名前:サーミャ
性別:女性
種族:
名前:ケイリック
性別:男性
種族:エルフ
続柄:マイマイの子供・双子の弟