※この作品はR-18です。

ギリギリアウト   作:霧里

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17話の後、エロゲならこの辺でエロシーン入るなって
ムラムラして書いた。ファンの方ごめんなさい

二次創作にありがちな奴と
設定の矛盾、解釈違い等もまとめてごめんなさい


素直に喜べない

 

もう会えないと、そう思っていたのに

心のなかで何度もお別れを言って、さよならって振り切るようにして

 

けれど、その再開は突然に

 

喜ぶ暇も無いままに、戦って、戦って、最後に彼が人を殺す姿を見た

 

私にだって覚悟はあった…気はする

けれど実際にその瞬間を見つめた途端に、足元は簡単に揺らいでしまった

よっぽど信じられなかったんだろう

彼が、アモウくんが人を殺したことが、私にはとてもショックだったんだ

 

前向きで、明るくて、何より優しい人

街の人達のために、軍人さんたちを懲らしめた話は今でも心に残っている

その話に触れると、恥ずかしそうに はにかむ 彼の顔が好きだった

 

なのに…

 

戦いの最中、ゴーストと一緒に死んだと思っていた

再開できて嬉しかった。あの柔らかい笑顔を期待していた

 

けど、久しぶりにあった彼の顔は

 

俯いて、悲しそうで、何よりよそよそしい

はじめましてって、そんな言葉に身構えそうになるくらいには別人だった

 

8ヶ月…

 

アモウくんと分かれたその間に、何があったのかなんて分からない

彼は語らず、ミスズさんもそれに関してははぐらかすばっかり

 

無理に聞き出そうにも、二人っきりのチャンスは彼の方から逃げていくし

捕まえたって、私からそれを聞き出す勇気も持てはしなかった

 

「ねぇ、ナユタ。ガイからなにか…」

「だめだな。頭の中を直接覗けと言われてしまったよ…」

「それは…うん。だめ、だね」

「ああ、お手上げだよ…」

 

出来ない

 

いくら彼らがAIだからって、ううん、AIだからこそ余計に出来てしまうから

彼らの友情を終わらせてしまう様な事だけはしちゃいけないと、私も思う

 

心配と不安を重ねるごとに、心に募っていく不満

 

どうして何も言ってくれないの? 私はこんなに心配してるのにって

気を抜けば、そんな八つ当たりの言葉が、ふと頭に浮かんでくる

 

「嫌な子だなぁ…私」

 

ガシンと二人、アメインの整備をしているアモウくんを盗み見る

きっと男の同士なら、もっとなにか話たりするんじゃないかって思ってはみたものの

私の勝手な期待は、私の勝手な落胆にかわっただけ

 

2つ3つ…

 

本当に取り留めのないことを話してそれっきり

まあ、ガシンくんもそんな口数が多い方でもないし

アモウくんが口を開かなければこうもなるだろう

 

だから、それが少しだけ悔しかった

 

何も聞かないガシンくんを見て、アモウくんの表情が少しだけ軽くなったように見えたから

 

結局、何も聞かない、いつも通りに接してあげるのが彼の為になる

そうだとしても、私にはそれが出来なかった

いつも通りになんて笑えない、だってアモウくんが笑っていないから

 

私にはそれが出来ない

 

慰めたい、励ましたい、何よりいつもみたいに笑いかけて欲しい

これは私のわがままだ

そうと零せば「そんなのアモウが悪い」って、ナユタは私に味方してくれるけど

 

 

また一人…

 

人目を避けるようにして、アモウくんが建物に入っていく

 

追いかけようか、でも…

 

足が竦む。追いかけたって、余計に彼を傷つけるだけだったら?

もし、でも、だって…。ぐるぐると巡る葛藤に、私が動けないでいると

踏みしめるような足音。横を通り過ぎていくガシンくんの顔、私の方に向けた視線

 

「まって…わたしも」

 

その覚悟に手を引かれる形で、私もアモウくんを追いかけた

 

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