※この作品はR-18です。

ギリギリアウト   作:霧里

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思いの他乱暴だった

はぁ…はぁ…

 

それはどっちの吐息だったんだろう、興奮した二人の吐息が重なっている

彼のズボンから引き抜いた私の手

そこには、べったりと彼の吐き出した精液がまとわりつく

 

白い自分の指先よりも、なお白濁した彼の精液

 

立ち上ってくる匂いと、それが滑り落ちていくこそばゆさ

 

興奮のせいか、それともただの疲労か

それを見ているだけで、頭が惚けたみたいに理性が溶ける

「まあ、いいかな」そんな興味が背中をおして、私は自分の指先を

彼の精液の滴る指を、ぺろりと舐め取っていた

 

「ぅぇ…なんか、へんな味がするね…?」

 

舐め取って、冗談めかして笑って見せる

それが彼の性癖に沿うかは分からない。けれど、それが精一杯に彼を誘惑した結果でもある

 

「へ、あっ! きゃっ…!?」

 

結果としては、大成功だったんだろう

 

気づけば私は、彼と立ち位置を変わるように壁に背中を押し付けられていて

興奮した彼は、私を求めてその唇を奪いに来る

 

自分から始めたこと、私から誘ったこと

 

覚悟がなかったわけじゃない、キスだけで、指だけで済むなんて思ってもなかったけど

反射的に抵抗しようとした手が、壁に押し付けられてしまう

無理矢理に唇を奪われて、侵入してきた彼の舌が口内を舐め回していく

 

どこにそんな知識があったんだろう?

 

それとも、それが本能ってやつなのか

 

普段、大人しそうに見えた彼が、乱暴に私を求めてくる

唇を、口内を、舌を、唾液を啜られて、注がれて、息苦しさも構わずに口を犯された

 

「んんぅっ、ぅぁっ、やっ、あもう…くんっ、あっ…まっ…」

 

弱々しい抵抗の声なんて聞いちゃくれなかった

何かを忘れるような必死さで求められ

それが自分の望んだことだと分かると急に身体から力が抜けていく

 

私の抵抗が弱くなるのを見るや、彼の手は私の胸に添えられていた

 

キスをされながら、二つの膨らみに手が触れる

 

あんまり自信がなくて、それが隠れるような服を選んでいたものの

触れた彼の指先が、沈んでいくのを感じると少しだけ、肩の荷が降りたような気がした

 

優しく、なんて望むべくもなく

 

興奮した彼は思うままに、私の胸を犯していく

指で潰し、力任せに揉み上げて、その興奮が嫌でも伝わってくる

 

「ぃっ…あっ、まって、あもう、くん…もっと、ゆっくりぃ…」

 

分かっていても声は出る。声は出ても身体は動く

痛さの中に交じる興奮は快感を含んでいた

「はぁ…はぁ…っ」と、熱くなる自分の吐息に、叶いもしない願いを乗せると

無理矢理に犯されている自分を見つけてしまう

 

それがなんだかくすぐったい

 

乱暴に胸を揉みしだかれていると、次第にシャツがずれ始める

快感ともつかないもどかしさに肩が竦むと、広がった胸元からおっぱいが見えてしまう

 

「やだっ…みない、で」

 

一瞬止まった彼の乱暴な愛撫

けれど、瞳の色は情欲に染まったまま、晒された私の胸を見下ろしていた

 

見ないでと、口にしつつも胸に突き刺さる彼の視線がもどかしい

触れて欲しいと、胸の奥、頭のどこで、それは囁き、誘うように身体が揺れてしまう

 

見られて恥ずかしいはずなのに、触れられて痛いはずなのに

 

直接触れた彼の指先は熱く

 

自分のものとはまるで違う、太さと硬さに妙な興奮が混ざり込む

それが、男の子に触れられている自覚せいか、犯されている実感のせいかは分からない

確かに感じた興奮が乱暴に、性感へと変わっていくのを感じていた

 

直接胸に触られる感触。邪魔とばかりに捲られるブラジャー

 

胸元で丸まるそれを避けるように彼の顔が近づいてくると

その唇が、既に固くなっていた私の乳首にキスをした

 

「ひゃっ!?」

 

得もいわれぬ感触

 

たまらない確かな快感が私の背筋を駆け抜けていく

一瞬真っ白になった頭と、お腹の奥を打つような衝撃が私の視界を明滅させていた

 

「あっ!? だめっ、あもう、くんっ。そんな、つよっ…ち、くび。ん、ぅぁっ、ひゃぁぁっ!」

 

上ずった嬌声に羞恥心が混ざり込み、それを抑えようとしてでも無理で

思いの外、自分が彼の乱暴な愛撫で昂ぶってしまっていた事を自覚する

 

シャツの伸びた襟首に、ささやかな胸の膨らみが持ち上げられる

 

まるで縛られたように肩口を寄せられて

閉じた脇に胸が持ち上げられると、いつもより自分のおっぱいが大きく見えた

 

「あっ! やだぁ…アモウくんっ。ふわぁぁっ…」

 

声が出てしまう、力が抜けていく

 

壁に押し付けられた身体が背中からずり落ちそうになり

彼の太ももに支えられる形で、何とかその場に立っている状態だった

 

けど、それも長くは続かない

 

むしろ、よりひどくなる

 

ズボンの上、下着越しとは言え、足の間に入り込んだ彼の太もも

事実それは、今の私の身体を支える唯一の支点で

力の抜けていく足の代わりに、ぐいぐいと割れ目を押し上げてくる

 

乳首をいじめられる度に身体が跳ねる

 

甘い痺れが全身を震わせて、不意に動いた腰が、彼の太ももに割れ目を擦り付けさせた

ゾクリとする。それはお腹の奥から伝わって、全身に目眩を広げていく

 

べったりと、生暖かい感触が割れ目に塗り拡げられる

 

愛液…

 

一度自覚したそれは、すぐにも下着から染み出して

彼の太ももに割れ目を押し上げられると、溢れた愛液が太ももを伝って流れていった

 

「ふわっ、あっ、やぁぁっ。あ、あもうくんっ、あもうくん、はぁ、はぁ…」

 

興奮が快感を促していく

 

彼の手に潰されるおっぱい。固くなった乳首を虐められ

愛液の溢れる割れ目から、快感が全身に広がっていった

 

煩いくらいの鼓動の音、熱くなる自分の吐息

彼の名前を呼ぶ度に昂ぶっていく自分の変態性

 

気持ちいいと素直に思う

 

乱暴にされて感じてしまっている自分の姿を

何処か遠くで見つめながらも、気持ちよさに流される自分に抗えない

 

彼の身体に縋り付く

 

抱きしめるように両手を回し、浮かせた身体を太ももの上へと移していく

強くなる乳首の刺激。擦り上げられる割れ目の感触

 

愛おしくてたまらない、気持ちよくってしょうがない

 

このままどこかにいってしまいそう

 

そんな予感が直ぐにも迫ってくると、怖いもの見たさに私はそれに手を伸ばす

 

「はぁっ、んっ、はぁぁ。あ、もうくんっ、わたし…もうっ…やっあっ…」

 

呼吸が詰まる。嬌声さえも飲み込むほどの快感が全身に満ちていく

一瞬、身体が軽くなった。何もかもがどうでもいいと、自分が真っ白になった気さえする

そして、急に襲ってくる快感に全身が染め上げられると、私は声を上げて彼にしがみついていた

 

「あ、あっ…っ。い、あぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ぐるぐると目が回る

 

初めての絶頂に訳も分からず、声を上げ、身体を反らし

割れ目に広がる違和感が私を青ざめさせていた

 

滲んで、滴り、下着に、ズボンに広がっていく染み

それは股間から溢れ、太もも汚して、靴下にまで浸透していった

 

「あ、あ…。やだ、なんで…とま、って」

 

恥ずかしいなんてものじゃない

 

気持ちよくって、我慢するのも忘れて、私はそのまま開放感に流される

羞恥心とは裏腹に濡れていく股間

布地が吸いきれなかった分が、ぽたりぽたりと床に溢れて落ちていく

 

「あ、や、ちがうの…。アモウくん、私…」

「良いんだよ、シオン。大丈夫だ、笑ったりなんかしない」

 

俺のために頑張ってくれたんだから

そう言って抱きしめてくれる手は力強く

少しだけ、以前の彼に触れられた気がして、私は素直に彼に身体を預けた

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