ウソをつく日の女騎士、誰も信じてくれないホントを騙る 作:ナルキケーネ(ハーメルン支店)
「んぁっ――はぅううっ……♡」
『ありゃま、おっぱい触ってただけなのにすっごい濡れてんねぇ……そんなに乳首気持ちよかった?』
花びらに触れた指先に、とろみのある蜜が絡み付く。ふっくらと隆起した、美しさすら覚える無毛の肉丘を撫でて、スジが通る谷間をなぞると愛液が尾を引いた。
じっとりと汗ばんだ内ももの間から、煮詰まった雌のニオイが立ち込める。言い逃れができないほどに香る興奮が、私の羞恥心を熱いぐらいにくすぐった。
「ち、ちがっ……ぁっ♡あっ……♡ んにゃっ、は、ぁああっ……♡ やぁっ……あ、あそこっ……しゅりしゅり、しないでよぉっ……♡」
『ごめんなフレン、私そんなに頭良くないからさ……〝あそこ〟じゃわかんないよ。もっと具体的に教えてくれんか? ん?』
「っ……!? お、お前……さすがに悪趣味すぎるぞ……!? そんなの、言わなくてもっ……ふ、くぅんっ……んっ、ぐぅうううっ……!♡」
しゅにゅっ♡にゅるるっ♡ ちゅくちゅくっ♡にゅちゅっ♡にゅちゅうっ……♡
私の抵抗を快感で塗り潰すように、濡れた小陰唇が乱暴に擦られる。あそこのヒダをペロペロとめくられると、溢れた粘液が少しだけ飛び散った。
イタズラな手による尋問は、それだけでは飽き足らず……包皮の上からクリトリスをカリカリっ♡と引っ掻いた。
「くひゅっ、ぅうっ……!!♡ ふぅっ、ふぅっ……も、もぉ、やめてっ……あぁんっ……!♡」
『ふっはははは! クリ触られんの苦手すぎだろ! ほらほら、早く言わないとどんどん激しくしちゃうぞー? いいのかー?』
「う、うう~っ……!! そ、その…………お、おま×こ……触らないで…………っ……」
自分に屈服し、恥ずかしい言葉を口にしてしまった……そんな羞恥が、私の耳たぶまで赤く熱した。
「ほら、言ったよ……!? んぁっ、あっ……♡ 言ったから、そこ……もう弄るのやめてっ……はぁあっ……♡」
『よく言えました~♪ ご褒美にもっと弄ってあげるね!』
「やっぱりそうなるんっ――ぁぅうっ……!!♡ ほぉ、ぉっ……ふにゃぅうっ……!♡」
イヤな予感が的中した。『私ならそうするだろうな』を完璧な再現度で実行しやがるのがひたすら憎い。こいつは……私はただ、私に卑猥なことを言わせたかっただけなのだ。
秘部を弄る手は止まる気配がなく……愛液を吐き出す膣口をカリカリと引っ掻いて、中指の先端をそのナカに……つぷり……♡と侵入させてきた。
「ふぁああっ……!?♡ ひゃっ、あぁっ……な、なか……あぅうっ……!♡」
『うっわぁ、もう膣内までトロトロになってる……! フレンったら、ちょっと愛撫されただけでこんなに興奮しちゃって……けっこうM気質なんだね?』
「だ、誰だって触られたら感じるだろっ――はぅうっ……!♡ や、やめっ……抜き差し、しないでぇっ……!♡」
ちゅっぽっ♡ちゅぽっ♡ つぷっ♡にゅぷるんっ♡ にゅぽくぽっ♡くちゅぽぽっ♡
くっぽりと指を咥え込んだ私の膣口から、粘着質で卑猥な音が湧き出した。神経の内側まで滴るような、蜜が垂れ落ちる水音が身体を内側から温める。
私の指は、膣内のヒダのぷりぷりとした触感を楽しむように穴のナカをほじくり、指の腹で溝の隙間から愛液を掻き出して……濃厚になっていく蜜をさらに湧かせた。
『うぉお……! 私の膣内さぁ、普通に触ってるだけでヒダヒダがちゅう~っ♡て吸い付いてくるのマジでエロいんよな……ここにチンチン突っ込んだら、どんぐらい気持ちいいんだろうね?』
「し、知るワケないだろっ、そんなのぉっ……!!♡ はひっ、ふぃっ……はぁあっ……♡ ひぃっ……んん~っ……!!♡」
『親衛隊のみんな呼んで、ちょっと試してもらうか? みんな喜んでパコパコして…………いや、ちょっと不安だな……くっころルスタリオのタグ、マジで流行らんしな……なんでだ……? 私、けっこうエロく見られる要素多いハズなんだけどな……』
わかる、としか言えないぐらい共感することを考えながらも、愛撫の手は止まらなかった。
心の内側までまさぐりながら、女体の一番大切なトコロを好き勝手に蹂躙して、内外から弄ぶ。
……こんなにも狂った攻め手、私以外には実現できないだろう。
『まぁ、こっちに来てからはエッチなんてご無沙汰してるもんな。私が代わりに、そのクチ寂しさを埋めてやるからな!』
「そんなん要らない気遣いだからっ、あっ♡ばかっ♡ゆ、指増やすなっ……ぁああっ……!♡」
中指を咥えて閉じていた膣穴に、さらに薬指が捻じ込まれていく。割り開かれた女の扉は、為す術もなく肉棒を受け入れてしまい……異物がぴったりと膣粘膜に密着した。
膣内はエロ漫画みたいに敏感ではないはずなのに、産道を擦られるだけで鼻息が漏れるほどの快感が染み込んでくる。指一本では感じていなかった圧迫感が、内側を触られていることを強く実感させてきた。
うう……そうだ……この感覚は……その……私が、よく知っている感覚で……。
『気持ちいいかー? フレンがムラムラした夜、指でスるときはいっつもこれだもんね。膣内にも、指にも……気持ちいいのがしっとり馴染む……ね、わかるっしょ?』
「い、言わなくていいって、そんなことっ……はっ、あっ……♡ ふゃ、ああっ……♡」
中指と薬指……合わせて動かすことに特化している組み合わせ。女の子が快感を求めたら、手は自然とこの形に落ち着く……と思う。
細すぎないちょうどいい太さで、気持ちいいところを探りやすいし……無理をすれば、バラバラに動かして触手みたいにナカを弄ることもできるし……。
……というか……この手マンっ……ちょっと、ヤバい……!
「ふぅっ……ふぅっ……♡ はふっ、ぅうんっ……くぅうっ……♡」
『あれ? フレン、いつものオナニーより興奮してる?』
「っ……!? は、ぁっ……そ、そんなこと……っ……♡」
……心臓が掴まれたように、ギクリと身体が硬直したはずなのに……私の手指は、その緊張を揉みほぐすようにおっぱいと秘部を弄り続けていた。
私の身体が、意思に反して自慰を〝させられている〟感覚は、不気味さすらも覚える異常だった。他人に無理矢理触られているような嫌悪感はないのに、自分の全てを見透かされているかのような……不気味で、恐ろしさを覚えるほどに〝良すぎる〟快感が全身を包んでいる。
この異質な性感による過剰な興奮は、快楽に膝まで浸かり始めた私ですらも自覚できるほどに温まっている……相手が私自身なのだから、この明らかな差異を見抜かれるのも当たり前なのかもしれないが。
「んは、ぁっ……♡ っていうかっ、い、そんなにたくさんオナニーなんてしてっ……ぁ♡あっ♡してなっ、あぁんっ……♡」
『嘘ついたらダメでしょ、フレン? 両親と先生にも【嘘ついちゃダメ】って、ちゃんと教わったよね?』
「いつの話してんだっ、ぁああっ……!!♡ も、もぉ、いいからっ……指、止めてよぉっ……!♡」
『んー……そう言うフレンがいつも以上に気持ちよさそうだし、もっと激しくしてみよっかな!』
有言実行するように、体内で蠢いていた指の動きが荒々しいものに変わっていく。蜜が絡んだ肉ヒダの森を掻き分け、指の付け根まで入り込んだ指先が深いトコロをグリグリと刺激し始めた。
にゅっぽっ♡じゅぽっ♡ くぽっ♡くぽっ♡ にゅる♡ちゅくるっ♡ つぷっ♡くぷぷっ♡ぐじゅぶぅっ♡
耳を塞ぎたくなるほどにはしたない音を立てながら、肉束が抽挿を繰り返す。引っ掛かる関節がグリグリと陰唇を押す衝撃が、鈍い快感となって内部まで響く……その膣内では、蛇のように鎌首をもたげた指がぬかるんだ膣壁をこねるように拡張し、粘膜を擦り上げるように這い回っていた。
引っ掻くというよりも、ズロズロと粘膜を押し込みながら撫でるような、深くて的確なストロークが……ぷぴぷぴっ♡と恥ずかしい音まで漏らし始める。跳ねた愛液が手の平まで濡らし、秘部を弄る手に淫靡な輝きをまとわせた。
「んっ……んぅうっ……♡ ふっ……♡ふうっ……♡ んぐきゅっ……♡く、ふうぅんっ……♡」
『喘ぎ声が甘くて、あっつい感じになってんねぇ。おま×こチュポチュポされんの、そんなに気持ちいいんか?』
「お、おっさんみたいなこと言うなっ……! 私、はっ……はぁっ……はぅううっ……♡ そ、そんなっ……ぁっ♡セクハラにっ――あっ♡ああっ……♡わふぅんっ……♡」
『誰がおっさんだ! そんなこと言うんなら、もう容赦しないからな! このっ……メス犬みたいに喘ぎやがって! もっと下品に鳴いちゃえ!』
ちゅっく♡ちゅっく♡ にゅくりゅっ♡にゅるるっ♡ ちゅりゅっ♡にゅちゅうっ♡
膣全体を撫でほぐしていた肉棒の束が、指先を鉤状に曲げて――にゅちゅうっ♡とヒダの深くに食い込ませた。
細めの陰茎を思わせるそれは、膣内の上部にピッタリと張りつき、クリトリスの裏側に位置するざらついた部分……Gスポットを的確に捉える。そこを、指の腹でしゅりしゅり♡と擦るように愛撫を始めた。
「つっ、ぁっ♡ぁっ♡あっ♡ん、ぁああっ……!!♡ ふぎっ、ぃいっ……♡ そ、そこっ……ぉおおっ……!!♡」
『ふふふ……オナってるうちにさぁ、ここの感度がずいぶん良くなっちゃったよね。AVみたいにガシガシするより、こうやって……テュロテュロするのが一番イイんだよな』
慣れた手つきで、ちゅぷちゅぷっ♡と二本の指で蜜壺を掻き混ぜる。ゆるみ始めた膣口のかすかにできる隙間から、とろりと煮詰まった恥ずかしい水あめが垂れて、お尻を熱く濡らしていく。
私の……というか、女体の弱点を執拗に責めるピストンを繰り返した指は止まる気配がない。私が身体を捩って悶えても、ぢゅろろろっ♡にゅぶるるっ♡と容赦なく粘膜を波打たせた。
「ふぐぎゅっ♡んふっ♡ふんっ♡ふむぅっ……♡ んっ、ぅううっ……!!♡ はふぅっ、ふむぅうっ……!♡」
にゅりにゅりっ♡と膣内に突っ込んだ指が、狭い愛液のプールでバタ足をする。トントンとGスポットを刺激したと思えば、引っ掛けるようにカリカリと刺激した。
お尻の穴がキュッと締まって、身体の芯まで染み込んでこようとする快感を堰き止める……が、その抵抗も虚しく、ビリビリと響くような刺激は奔流となって、私の脆弱な我慢を押し潰す。
指オナなんて、今みたいに、つまらないぐらいに単調な動きを繰り返すだけなのに。この原始的で面白みのない往復が、どうしようもなく頭を麻痺らせる。
粘膜の凹凸を味わうように触られ、押し込まれながら撫でられているうちに……いつの間にか、腰がガクガクと跳ねてしまうほどの快感が、私の脳内に大量の麻薬蜜をぶっかけていた。
「ぁっ……あふぅ……♡ はーっ……はーっ……♡ あう、ぅうんっ……ぁっ……あぁっ……♡」
『へへへ……おま×こ、めっちゃビクビクなってきたね。そろそろイきそう?』
「っ……ぅううっ……♡ き、聞かなくても、わかってるクセに……はひゅぅっ……ぅんっ……♡」
10分近くGスポットのマッサージを繰り返されて、私の身体は完全にデキあがっていた。子宮がキュンキュンと疼いて、呼吸が苦しくなって、思考が霞んでいく……泡だった愛液には、白く濁った本気汁が混ざり始めていた。
少しずつ、頭が、理性がおかしくなっていくのがわかる。今膣内に突っ込まれているのが誰かのペニスだと感じて、他人とのエッチに没頭しているような感覚に陥っていた。
「……あっ……あっ……♡ やば、ぁっ……これ、も、ぉっ……イっ……イくっ……♡」
コリコリと弱いトコロを刺激する性感に、心が押し上げられていく。そのまま、天に昇っていくような浮遊感が全身を包んで――。
『……ふー、疲れた……ちょっと休憩しよーっと』
「んぁっ、あっ……ぁっ……? は、ぁっ……ちょ、っと……!」
『いやー、手マンって意外と疲れるな~……んぁ? どうしたの、フレン? 何かあった?』
「っ……!? 何も、なくなっちゃった……っていうか……いや、べつに……その……」
じっくりと、確かに育っていた絶頂感が遠のいていく。その後ろ髪を引っ張るように、ねっとりと濡れた指先は、Gスポットをトントンと叩いたり、優しく撫でたり……弱めに、切なく刺激するだけだった。
それも気持ちいいのは間違いないけれど……その微弱な性感では、しぼんでいく快感が再燃してくれない。
……一言で表すなら……とにかく、もどかしい……! 手足が自由なら、全部の指をバラバラに暴れさせているぐらいに……!
「はぁっ……はぁっ……んぁ……♡ ね、ねぇ……手、もっと……強くても……大丈夫なんだけど……?」
『え? いや~、まあ、フレンは最初イヤそうにしてたしさ。ちょっと優しさを見せてあげようと思ってたんだけど……なに? もっと激しく指チ×ポをズボズボしたいの?』
「ちんっ……~っ……!? い、いや、そんな……こと…………ぁっ♡ ばか、ぁっ……急に、激しくっ……ぅうんっ……♡」
『ふっはっはっは!どっちだよ! まったく、フレンはわがままだなぁ……』
私に呆れながら、私の手指は再び本格的な愛撫を始める。口では強がりながらも、腰がビクつき、下品な量の愛液が漏れるほどの刺激は……正直、心身が待望していた。
「ふっ……♡ふっ……♡ ふきゅっ……ぁっ♡あっ……♡ イイっ……またっ……キ、てっ……ぁあっ……♡」
既に絶頂に近づいていた分、私が渇望していたモノの香りは比較的すぐに舞い戻ってきた。
一度は逃してしまった、天から下りた綱が視界に揺れる。一度目よりも、今の方が絶頂に期待している。輝かしいのに、甘ったるく感じる光の糸が、胸を搔きむしるほどの切なさを与えてきた。
早く……もう少し……あと、ちょっと……!
「あっ……は、ぁああっ……♡ イ、く……イっ…………んっ、うっ………………!!」
……天まで手が届くと思った、一番イイところで――また手指が止まった。
「はっ……ぁっ……ああああっ……! ねえっ、ちょっとぉ……!! 今の……なんでっ……!?」
『……なんで……って? 逆に聞くけど、フレンはなんでそんなに必死になってるのかな~?』
……その嘲笑めいた声で、全てを察してしまった。
苛立ちすら覚えるほどに、絶妙すぎるタイミングだった。遠くでチラチラと甘美に揺れる天光は、悶えて手を伸ばし続ける私を嗤うように……また、離れていく。
疑いようもないだろう……この女は、自分自身の極限を把握して、わざと絶頂させなかったのだ。羞恥ではなく、荒ぶる感情が私の心と顔を真っ赤にさせる。
ふうふうと鼻息を荒げて苦言を呈しても、私の手指は知らん顔で手淫を続ける。それから、何度も……何度も、私は絶頂を眼前にしながら、同じ回数の空振りを繰り返す。
「あっ――ん゛ぅううううっ……!! ねぇえええっ、ちょっと……ホントに、ふざけんなぁあっ……!!♡」
『すげー、すごんでも全然怖くねー。もう喉まで性欲でトロトロになってんだな……ふふっ……このスケベ~っ♪』
彼女は他人事みたいに私の身体を分析して、指の抽挿をゆるやかに続けた。糸を引いて垂れる愛蜜はどんどん溢れて、白いシーツに大きいシミを作っていた。
本当のギリギリを攻めるような、自分だからこそできる寸止めを繰り返されて……私の頭は、これまでにないほどボーッとしていた。
気持ちいいのが終わらない。『気持ちよかった』にいつまでも変わってくれない。それが、何よりもつらくて、切なくて……胸の中に押し込めた悲痛と混ざり合う。
『……ん……やっと、兆しが見えたかな……?』
私ではない私の独り言が、耳を通り抜けていく。それを気に留めることすら、今の私には難しかった。
また、もどかしい時間だけのが始まる……そう思ったとき、痛いぐらいに勃起した乳首を強めにつままれ、引っ張られて……つきん、と疼痛が走り、頭が少しだけクリアにさせられた。
『あのさ……フレンのお願い、これから【どちらかひとつだけ】聞いてあげる』
「……え……?」
『【イかせて】でも【イきたくない】でもいいよ。でも、その後は私の好きなようにヤらせてもらうから……どっちがマシなのか、ちゃんと考えてね』
「ど、どういう意味っ――んぁっ♡くぁ、ぅうっ……にゅぅうっ……!!♡」
もう一人の私はそう言って、Gスポットをほじくるようにカリコリと強くへこませた。新しい刺激に、私の身体が過敏に反応し……疼く子宮に、キュンとした切望が響いた。
目の前にニンジンをぶら下げられた馬のように口がゆるむ。涎を垂らして、舌をトロリと出して、必死に天上を求めて下品に腰を振り……また遠のいたエクスタシーに、泣きそうになりながら歯噛みをして、また最初からやり直し。
『よく考えろ』と言われても、それを実行に移せるほどの理性はなかったし、体内を駆け巡る電流に邪魔される。快感に慣れた頃に、これが〝お仕置き〟でもあることをGスポットを撫でられて思い出させられるのだ。
それから何分経っても、何十分経っても……私はイけなかった。イくことを許されなかった。
無限に終わらない寸止め地獄がリセットされるたびに、スパンが短くなっていくのも腹立たしい。もどかしくて、イライラして、胴体を暴れさせてベッドに背中を叩きつけても、まるで意味がなかった。
じゅくじゅくと熟れて大量の粘液を垂らしていた果実が疼痛に苛まれ――私は、何かを諦めたように脱力して、快感が生む痙攣だけを享受する。
イきそこねた。またイけなかった。あとちょっと。あとちょっとが、目の前にあるのに、果てしなく遠い。
何度目かは、もうわからない……愛撫を再開して、1分足らずで絶頂付近まで辿り着くほど、発情しきった肉壺を掻き混ぜているときに――。
「はぁーっ……はぁーっ……♡ も、もぉ、無理ぃ……っ……! イかせてっ……苦しいよ……切ないよぉ……!」
――とうとう屈した。快感に。焦らしに。そして、自分自身に……負けてしまった。
「……イ、かせて……だめ、もうだめっ……♡ はぁっ……あぁあっ……♡ 我慢、できない……っ♡……イかせて、よぉっ……!!♡」
『……いいの? 後でもっとつらい目に遭ったら後悔するんじゃない?』
「いいっ……イイ、からぁっ……♡ イきたい……イきたいっ……もう、イきたいっ……んぐ、ぅううっ……♡ 後のこととか、考えられないからっ……ぁあああっ……!!♡」
脳が快感に浸かって、胎内が疼痛に満ちる。もう、絶頂の瞬間以外のことを考える余裕すらない。
快感を大量に注がれた私の心は飽和して、ポッキリと――あっけなく折れてしまった。鼻水と涙でめちゃくちゃになった顔には、騎士の誇りも、女としての尊厳も残っていないだろう。
魔物に囚われた同僚の女騎士を助けたときに見た、精液や唾液、消化液にまみれた彼女たちの発情顔……あの、堕ちた表情と大差ない顔を晒していたに違いない。
そんな情けない私を見下ろしているだろう彼女は、とても平坦な声で『わかった』と答えた。
まるで、その選択と未来がわかっていたかのように。何を考えているかわからない左手指は、ごりゅごりゅっ♡と散々弄ってきた弱点を転がした。
「うひゅっ!?♡ にゅあっ♡あっ♡きゃっ、ひぁあああああっ!?♡」
慣れ始めた性感――焦らすための刺激とは、何もかもが違っていた。擦るのではなく、揉みほぐすように……にゅく♡にゅくるっ♡と、溜まっていた快感の濁流を押し流す。
クリトリスと繋がっている神経を直接撫でるように、ビリビリとした衝撃が股間全体に走り抜けていった。
「んぅっ、ぉっ、にゅぉおっ……!!♡ ほひゅ、ぅっ……ふぎゅっ……ぅみゅううっ……!!♡」
にゅちゅぽっ♡ちゅっく♡ちゅっく♡ぐっ♡ぬちゅううっ♡ にゅりっ♡じゅりじゅりっ♡ぬにゅじゅるるっ♡
遠慮も制限もなくなった手淫が、秘肉から蜜を掻き出すように激しく動き回る。喉の奥から、獣のような鳴き声を絞り出されてしまった。
「これっ……これぇっ……♡ すっご、ぉっ……やばいっ、気持ちいいっ……♡ ひゃ、わっ……♡あっ、んっ♡あぁあああっ……!!♡」
ずっと、ずっと……こんな性感が欲しかった。焦らされて擦り減っていた心に、快感がベタベタと下品に塗りたくられて、満たされて、溢れてしまいそうになった。
『うわ、フレンってばもうイきそうになってるじゃん……ま、私にしてはよく耐えた方だ、うん。そんじゃ、派手にイっちゃえっ♪』
ぐちゅうっ♡と指が突き込まれ、曲げられた指の関節で膣口から熱い蜜風が漏れ出た。そのまま、ぐりぐりと粘膜を抉られて……奥歯が痛いほどに噛み締められる。
今まで経験がないほどに大きすぎる絶頂の気配に、恐怖を覚えるほどの身震いが止まらない。それでも、なけなしの理性が表面張力で保っていられたのは、ほんの数瞬だけだった。
「あっ♡く、は、あっ……♡ イくっ、イっ……く、ぅっ――んぁあああああああっ!!♡」
ガリゴリと粘膜を擦り上げる、工具のような手の動きに……私は、あっけなく絶頂に押し上げられた。
脳髄がとろけるほどの快感が奔流となって、身体の奥底から髪の毛の先まで押し寄せる。背骨が折れるかと思うほど、激しい衝動がはじけた。
ガクガクと下品に腰を振って、ぎゅううっ♡とおま×こが締まって……押し出された愛液がぴゅっ♡とベッド上のあちこちに飛び散っていく。
「あぐ、ぅううっ……♡ ん、ぐっ……ぅうっ……♡ ぜ、えっ……はひぃっ……ひぃっ……♡ ふぅううっ……♡」
『また盛大にイき散らかしたねー。そんなに気持ちよかった?』
「う、るさい……んっ♡ぅうっ……♡ ぁあー……♡ はぐぅ……♡ふぅっ……ふぎゅうっ……♡」
エクスタシーの余韻がじんわりと、尾を引きながら全身に広がって強い陶酔感に浸される。
四肢を奪われ、乳房の付け根に溜まった汗をぬぐうこともできない私は……お腹を踏み潰されたカエルのように、苦しそうな呼吸を繰り返すことしかできなかった。