ウソをつく日の女騎士、誰も信じてくれないホントを騙る 作:ナルキケーネ(ハーメルン支店)
私の手は、ヘッドボードの棚に置いていたティッシュで股を濡らす小水を雑に拭き、ゴミ箱に放り投げて……見事に外しやがった。お前……後で掃除しろよ……絶対だぞ……。
おしっこの汚染被害を拡大させた罪深い女騎士は『……まいっか!』と気楽に言いのけて、放尿後の絶望的な解放感に浸っていた私に意識を向ける。
『やー、まさかおもらしするとは……ま、ちょっと予定とズレちゃったけど、これはこれでいいか!』
「はぁ……はぁ……これの、何がいいんだよ……! もぉ~っ……後片付け、どうすんだよこれ……!?」
『それは文字通り、後に考えればいい話じゃんか。今は他にさ、どうにかしてあげないといけないことがあるからね』
「は……? なに言って……う、ぁっ……!?」
『おっと……フレンはね、余計なことを気にしなくていいんだよ――今はたっぷり辱めを受けてくれな、おもらしフレンちゃん!』
唐突に、私の脚が天井を蹴るように振り上げられ……ぱっかりと開かれた。ノーパンで愛液がてらつく股の向こうに、照明の優しい光が覗いている……その美しさは、まるで山の向こうに見える太陽みたいだったのが本当にムカついた。
これが本当のチキュウってか――やかましいわバカタレ!! っていうか、今そんなこと考えてる余裕が……!
「ふぎゅうっ……ぐぅうう……! い、息が……苦しい……!」
それは、AVとかエロ漫画でたまに見る……女の子に強い羞恥と屈辱を味わわせる体勢――まんぐり返しと呼ばれている、秘部をおっぴろげにする格好だった。
実際に自分でヤることになると、見た目のエロさとかよりも……この、体勢のキツさに意識がいく……! 女優さんってマジですごいな……こんなんであんあん演技するの無理だろ……!
これはあれだ……! 昔、鉄棒で逆上がりを練習していたときにビビッて途中で止まったときのような……あのどうしようもない、敗北感がある息苦しさに襲われる。
『こういう辱め要素が強いプレイと体位ってさ、ホントは観客がいた方が盛り上がるんだけど……さすがにそれは洒落にならんし、我慢してくれよな』
「お、お前が勝手にヤらせてるだけだろうが……! くっそ、私が望んでるみたいな言い方しやがって…………は、ぎゃうんっ!」
私の文句を押し潰すように、身体がさらにひん曲がって……ベッドに、Vの字に開いた爪先がついてしまった。まるで海老みたいに背が曲がり、内臓が圧迫されて……首も呼吸も格段に苦しさが増していく。
丸出しの胸が重力で流れて、鎖骨側まで垂れ広がってきた……巨乳の意外な弊害を実感してしまった……。
『うっわ……! フレンのまんぐり返しエロっ……! おま×こがイッたばっかりでヒクヒクしてるのも、お尻の穴まで丸見えだ! おっぱいもイイね!』
「う、うう……! い、言うなよ、そんなの……!」
彼女が私をどういう視点で見ているのかはわからないけれど……自分がとんでもなく恥ずかしい格好をしているのはよくわかっていた。
漏らした小水で濡れた股が、スースーと風に撫でられてくすぐったい。ベッドの上でパンツを穿いていない違和感が、よくわからない緊張感と身震いを誘発する。
(……だ、誰かに見られたら……私、ヘンタイみたいに思われちゃうよな……。こんな……おっぴろげにして……あぅ……)
ヴァギナが顔よりも高い位置で強調されることもそうだけど……何よりも……お尻に空気が触れているのが恥ずかしかった。
なんだろうな……病院でさ、胃カメラを入れるために鼻の穴を弄られたり、異臭がしないかを確かめるために汗ばんだ腋を綿球でこすられて嗅がれたりしたときみたいな、性的じゃない恥ずかしさみたいなのがあってさ……わからんかなー……。
っていうかさぁ、アレなんだよ……陰唇とは違う意味で〝壁が薄い〟っていうか……敏感というか……。こうやって、ライトに照らされるだけで、なんか……くすぐったいっていうか……。
『……おっ? フレン、お尻の穴がそんなに恥ずかしいんか?』
「っ……!? いやっ、なんっ……なんで……えっ……はっ、えっ……? そんなこと、あるわけなくないか……!?」
図星すぎる指摘に、私の心の弱いところがギュッとつままれた。
まだ収まりきっていなかった鼓動が、爆発的に脈拍を加速させて……先ほどまで感じる余裕がなかった、快感の甘い疼痛が……じゅんっ……♡と股間を走り抜ける。
『いや、めっちゃキュンキュン~っ♡ってしてっから……えっ?自分で気づいてないの!? そんなに恥ずかしいヒクヒクを晒してるのに!? マジで!?ヤバくない!?』
「えっ……? え、えっ……? あ、の……ち、ちが…………うぁあああっ……!」
……違うんだ……! さ、さっきからお尻がちょっとくすぐったい感じがしていたせいで、そのむず痒さを取るために……いや、まあお尻を動かした意識だけはあったけれど……! そんなに、露骨だったのか……?
『……あのさ……おしり、いじってあげようか……? 私、そっちの趣味はないんだけど……フレンがヤりたいなら、遠慮なくぶっ壊してあげても……』
「いい!いいです!遠慮します!! そんなんいらないからっ……! もう放っておいてくれ……! あとナチュラルに怖いこと言うのやめろ……!! なんで壊すこと前提にしてんだ……!!」
顔から火が出るほどに……いや、もう出火しているレベルで恥ずかしかった……。無意識に隠そうとして、手足が動かなくて……お股だけが、キュッと物欲しそうに締まったのが身体を通して伝わってくる。
不安な肌を撫でる風が、あまりにも意地悪すぎる……この部屋には自分しか居ないはずなのに、誰かに見られているような気がしてしまう。まるで、背筋や肌の表面を撫でられているかのような、ねっとりとした気配が絡みついてくる。
そんな、妙にソワソワとしてしまう状況まで追い込まれているのに……私の手は、真っ赤になった顔や股間を隠そうとしてくれない。
それどころか、また私の秘部を撫ではじめて……くちゅうっ……♡と蜜壺のナカを蹂躙し始めた。
「ふ、ぁっ……ぁあああっ……♡ ま、まだヤんの……!?いい加減にっ……もう、オナるの飽きて……はっ♡はぁっ……♡あっ♡く、ぅうんっ……♡」
『ふふふん♪ そう言いつつも、さっきより興奮してんじゃない? おま×こが指にちゅうちゅう~♡って吸い付いてるよ? 私の手はチ×ポじゃないぞ?』
「うっ……くぅうう~っ……!♡ もぉ、黙っててよぉっ……はぁっ♡ん、ぅうっ……♡」
指の動きは、さっきと同じはずだった……自分の手で自慰をしていることに変わりはないのに、私の心が味わう屈服感は段違いだった。
窮屈に縮こまった身体が呼吸を拒んで、頭に上った血が濁って快感を留まらせる。沸々と煮える快熱をぐるぐると掻き混ぜて……私の意識を、マグマのように融かしていく。
ぶっとい性器や手、拳を無理に突っ込むような凌辱はされていない。自分の優しさで、自分の悲しさを慰めるように……一番、イイところばっかりを擦ってくる。それが逆に恐ろしいほどの快感と、どうしようもない屈辱を与えてくる。
他人やモンスターにレイプされるような『無理矢理な感じ』が一切ないのに、自分でコントロールできない性感のリズムを生んできて――的確に、私の弱点をしつこく愛撫してくるのだ。
(これ、ズルいっ……ズルい、ズルいよぉおっ……!!♡ まるで……私が、自分から欲しがっちゃってるみたいに……あっ♡ばかっ♡だめっ……♡ぁあああっ……♡)
ちゅりっ♡ちゅりっ♡ にゅっちゅ♡にゅっちゅ♡ ぐちゅぐちゅぅっ♡
指がざらついた部分を執拗に責めてきて、私の腰が肉を震わせるように痙攣した。膣から溢れた愛液が飛び散って、私の身体を汚していく。
自分でも『こんなに興奮しているのか』と思ってしまうほどに……指を美味しそうに咥える花びらは、潤いに満ちていた。
「はぁっ……はん、ぁああああっ……♡ やばい……やばい……♡ これ、Gスポット……あ♡あっ……♡すっご、ぉっ……♡ きもちぃ……気持ちいいよぉ……♡」
『ふふふ、せやろ? 自分に素直になれて偉いぞ、フレン!』
「んぁっ……!?♡ い、いや、ちがう……違うって……♡ 今のは、口が……にゃ♡はっ♡ひゃうぅうっ……♡」
『ふっはっはっはっ!! なんだこの手マン、おもろ……! 止め時わかんな……!』
こんな恥ずかしい格好をさせられて……自分の内側まで全てを見透かされ、攻略され、掌握されている。私は騎士として力づくで他者に屈服させられるより、女としてよっぽど効果的に辱められていた。
指を引き抜いて膣口をパクパクと喘がせて、陰核の先端をくるくると撫でたかと思えば、また膣口に指を差し込み……にゅちゅっ♡にゅちゅっ♡ちゅこちゅこっ♡と、Gスポットに指を引っ掛けるような激しい刺激を繰り返した。
「んきっ♡ひっ♡ふひっ……ぃんっ……♡ んぁっ……あっ♡あっ♡そこっ……そこぉっ……♡ だめっ……ホントに、ダメっ……んぁあああっ……!♡」
『わかるよー。このツブツブしたところを、頭の中真っ白にして、夢中になって指とか棒でくちゅくちゅしてさ……これ、めっちゃイイよな!』
にゅちゅぽっ♡ちゅぽっ♡ くっぱっ、ぐくぱっ……にゅぢゅぷうっ……♡
遠慮も容赦もない指遣いが、私のナカを泡立てるように掻き回す。ヒダの隙間を引っ掻いて、ぐぽぐぽっ♡と耳を覆いたくなるほどに恥ずかしい音を立てさせて……私の心身を蹂躙した。
「はっ……あっ……あ、ぁっ……♡ ヤバいっ、ヤバいって……あ、ぁあああっ……♡ ふにゃ、にゃ……ぁああっ……♡」
『ふふふ……♪ そろそろ頭がドロドロに融けてきたんじゃない? 難しいことも……面倒くさいことも、考えなくていいんだぞ?』
興奮が最高潮に達し、天上の煌めきが見え始めた頃には……私の声なき声が、水の向こう側から聞こえる音のようにくぐもった音になっていた。
もう勝手にお尻の穴も動いていたし、陰唇は自分の膣をいじめる指を愛おしげについばんでしまっていた。
「ふーっ……♡ ふぅっ……く、ぅううっ……♡ んっ……ぁっ……♡ おま×こ、しゅごっ……ぉほっ……♡ イく、イくっ……♡ イく、ふゅ……ぅんっ……♡」
『あーあー、自分から淫語言い始めちゃったねー、かわいいねー♪ いい恥じらいと理性の捨て方だよー、えらいねー♪』
自分が何を口走っているのかすらわからなくなって。思考が霞んで、頭がボーっとして……もう、何も考えられなくなって……。
「あっ♡あっ……♡は、ぁああっ……!!♡ クるっ……イイの、めっちゃキてっ……あっ、あっ――ふゃああああああああっ……!!♡」
息が詰まって、窮屈に縮こまっていた我慢が――頭の中で弾けて……大空に放り出されたかのような、強烈な浮遊感に包まれる。
星が散っている、真っ白な空が見える。宙を飛ぶ船に揺られているみたいな、凄まじい解放感に酔い痴れる。
普段の生活で強要される我慢がアホらしくなるほどに、ただひたすらに気持ちがよくて。ずっと、このままで居たいと思えるほどの多幸感が、激しすぎた秘部の痙攣をじゅんわりとした甘い余韻に変えていく。
『おー……。また、派手にイッたねぇ……すっげぇ、タコみたいにま×こが指に吸い付いてくる……! フレン、えっろ……!』
「く、ぁっ――あぁああああっ……♡ はぁっ……あ、ぅうっ……んっ、あっ……♡ なん、かっ……でっ……あっ――はぁっ……♡」
そんな悦びに満ちた膣が、キュンっ♡と締まって……上向いた噴射口がヒクつき、透明な粘液がぴゅしゅっ♡っと溢れ出た。
額から鼻筋にかけて、小指サイズの水鉄砲に撃たれたような恥汁が降り掛かる。
ネバネバとした濃いめのおつゆは、おしっこのような臭みはなかったけれど……汗みたいに、女の子の強い香りが残っていた。
今のが、AVとかでよく見る潮吹きなのか……それとも、「女の子も射精をする」って聞いたことがあるけど、それなのか……。
知識もないし、そんなことを考えたい気分じゃないし……全然わからない。わかりたいとも思わなかった。
「はーっ……♡ は、ぁあああああっ……♡ ふゅ……にゅぅ……んっ……♡ ん、ぅううっ……♡ ぅっ、けほっ……は、ぁっ……♡」
それぐらい、今の絶頂が……この、満ちた潮がざーっと引いていくような脱力感が……私の身体から余分な鎖をほどいてくれたようで……。
……ただ、もう……心があそこみたいにユルユルになって……気持ちよかっただけだった……。