その後は早く家に帰れるように、部屋の掃除をしたりとにかく体を動かした。
斗和は、不調を感じる箇所もなかった。
機能回復訓練は明日から取り掛かれそうだと思った。
斗和は、後でしのぶに申し出ることにした。
そして夕刻前までに無一郎、続いて義勇が見舞いに来た。
無一郎は斗和が目覚めて一日も経っていないのに、かなり動き回っていたことに驚いた。
「任務と警備、本当にありがとうございます。早く復帰できるよう努力しますね」
「それは構わないけど…本当に昨日まで三週間も眠り続けてた人?随分と元気そうだね。今すぐ退院してもいいんじゃない?」
無一郎は斗和に呆れたような目を向ける。
その後はすぐに帰った。
義勇は、野菜の礼と見舞いの品だと言い新しい手拭いを数枚寄越した。
手拭いの絵柄が野菜だった。
「あ!この絵は野菜ですね。これが牛蒡で、これは大根、これは人参かな?」
「そうだ。蓬萊と言えば野菜だからな」
義勇の中で斗和は、野菜の印象しかないのであった。
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夕刻になり、斗和は台所でアオイに配膳の手伝いを申し出た。
だが患者にやらせるわけにはいかないと断られる。
それでも早く退院したいから動きたいと伝えれば、渋々やらせてくれたのだった。
各部屋に斗和が持って行くと、療養中の隊士達は驚いた。
なぜなら斗和は、ひょっとこの面を着けていたからだ。
寝間着に羽織に白いひょっとこの面姿で現れれば、誰しも驚くだろう。
「皆さん夕餉ですよ。食べられそうにない人は言って下さいね」
「わ!ひょっとこ?」
「誰だよあれ…刀鍛冶の里の人か?」
「あの羽織、見たことあるんだけど…」
「え、もしかして蓬萊さんじゃないか?」
「炎柱と任務してここにいるって噂の?」
「すいません、蓬萊さんですか?」
次々投げかけられる質問に、斗和は「そうです」と笑い返した。
斗和は就寝前の回診で、しのぶに機能回復訓練をしたいと申し出る。
「そうですね。日常生活に支障もないようですし、傷もかなり癒えてますからいいでしょう」
「ありがとうございます!」
「………」
笑顔になる斗和を見て、しのぶは何か言いたそうだ。
だが、諦めたように口を噤む。
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☆本文が1000文字以上でないと不可なのを忘れていました。結構困りますがどうにもできないので、ここで雑談でもしようと思います。
この物語は2020年10月末あたりから書き始めて、一度は完結しました。ですが出来に納得できず、リメイクすることにしたんです。結果、このように再度投稿しています。