※この作品はR-18です。

野良着の隊士・改編   作:いとめ

125 / 190
想い─斗和─

※斗和視点

 

 

 

 

 

煉獄さんを見送った後、私は部屋に戻らず厠へ向かった。

 

手洗い場の鏡に顔を写し、見つめる。

左頰の真横の変色した古傷、真新しい左目横の縦の傷。

少しだけ交差するそれは、女の顔を醜くする材料だ。

 

煉獄さんはとても格好よくて輝いていて、心を熱く燃やしてくれる素晴らしい人だ。

心から尊敬している。

彼を微力ながらも救うことができて、本当に嬉しい。

 

その煉獄さんが私を好きというのは、本当に信じられなかった。

夢のような話しで、だからこそ私は違う。

 

こんな醜い傷のある私は、煉獄さんに相応しくない。

 

 

いや違う

 

 

相応しいとかそんなことではない。

この世界で煉獄さんに会う前の私なら、きっと嬉しくて舞い上がった。

 

だけど…自分の本当の気持ちに気付いた。

ずっと気付かないふりをしていた。

気付いたとしてもどうするつもりもない。

後戻りはできなくても、前に進まなければいいだけだ。

 

そもそも存在しなかった私が、誰かとどうこうなろうなんて微塵も思っていない。

私は当初の目的を果たせればそれでよかった。

 

 

それに私はおそらく…

 

 

とにかく目的は果たした。

 

 

だからこれでいい。

 

 

これでいいんだ。

 

 

 

 

 

 

──────────────────

☆またもや1000文字にならず、雑談することにします。このリメイクは全編加筆修正し、更に一人称だったのを三人称に変更しています。この話しのように、一人称の場合もあります。番外編を含めると全部で200話近くになりました。

 

そして実は、特別編として煉獄さんと結ばれる【煉獄分岐】も新たに書いています。それはpixivで更新しているんですが、途中から枝分かれするような形なんです。ハーメルンでは掲載しませんが、もし興味があればpixivで読んでいただければ嬉しいです。

 

また、こちらハーメルンの投稿を通じて知り合った書き手の【愛しのえりまき】さんとコラボしています。内容は野良着の世界に、えりまきさんの物語【ほのぼの鬼殺隊生活】の主人公(男)が入って来て人々を救済していくというものです。ちょっとしたきっかけからコラボの話しになりました。因みに私は一文字も書いていません。あちらが原案と書くのを全てこなしています。

私としては、自分の物語を他の方に書いて貰うのは夢だったんですよ。なので念願が叶いとても嬉しく幸せです。

タイトルは【野良着の世界にほのぼのを】です。こちらもpixivで連載中ですので、興味のある方は是非拝読いただけたらと思います。【ほのぼの鬼殺隊生活】は読み応え抜群で、戦闘や日常全て完成度の高い物語です。私はハマって2巡しました。めちゃくちゃお勧めです。

 

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