※この作品はR-18です。

野良着の隊士・改編   作:いとめ

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幸せの証─※R18─

ある日、斗和が庭で洗濯していると、一羽の鴉が飛んで来た。

 

「実弥、呼ンデル、来イ」

 

鴉はそう言うと、黙って待っている。

斗和は、どうしようと下唇を噛む。

 

一週間前にも実弥の鴉が呼びに来たが、月のものの真っ最中だったので正直に文に書いて断った。

会う目的が肌を重ねるだけではないとはいえ、万が一の時に断るのが忍びなかった。

 

そして斗和には、もう一つの懸念がある。

確かに一週間経てば月のものは終わるが、任務で負った傷があちこちあるので見られたくないのだ。

今は手の甲に裂傷、左右の足に打撲の大きな青痣がある状態だ。

みっともないので、実弥に見られるのが嫌だった。

 

(また断ろうかな…でも…)

 

斗和は、断ろうかと思った。

だがこの先も確実に傷は増える。

いつかは見られるのだから、避けてはいられない。

 

「分かりました。実弥さんに今から行くと伝えて下さい」

 

鴉はそれを聞きすぐに飛び立った。

斗和は途中にしていた洗濯を、急いで終わらせる。

 

 

 

 

 

───────

──────

風柱邸に着くと、斗和はいつものように玄関を叩いた。

 

すると少しして実弥が出て来る。

この時間に鍛錬していないのは珍しい。

 

「あ、寝ていたんですね」

 

斗和は今から手合わせだなと思い、庭へ向かおうとした。

 

「待てェ!」

 

すると、ぐいっと首根っこを掴まれる。

 

「あれっ?手合わせじゃないんですか?」

 

「手合わせだァ!?それよりお前は、俺に一週間以上もお預け喰らわせてんの分かってんのかァ?」

 

「お預けって、あの…ちょっと…」

 

斗和は、半ば引き摺られるように奥の部屋に連れて行かれた。

そこは実弥の私室で、今起きたばかりの布団が敷いてあった。

 

部屋に入ったとたん、斗和は腕を引っ張られ座らされた。

すると後ろに回った実弥は、斗和の手拭いを取る。

結わえていた髪も解き、うなじに口唇を寄せてきた。

 

「ひゃっ!ちょっと、待って…」

 

斗和が後ろを向こうとすれば、そのままうなじを舐められ思わず仰け反る。

その間に実弥は羽織りを脱がせると、野良着隊服の簡易帯も解き腰まで滑り落ちた。

 

「待てねェ」

 

実弥はそう言い、背中に舌を這わせながら巻き付けていたサラシを解いていく。

 

斗和は性急すぎてついていけない。

半分程巻き付いたままのサラシを腕で押さえ振り向けば、実弥は目を見開いて斗和を見つめている。

 

「お願い待って。深呼吸させて…ふーっ…はぁ…」

 

斗和は一度目を瞑り深呼吸すると、再び振り返る。

 

「ごめんなさい、中断させてしまって…」

 

何も言わない実弥を見ると、口に手を当て顔を逸らしている。

その顔は赤く、斗和は実弥を怒らせたのかと焦った。

 

「あ、本当にごめんなさい!怒らせるつもりはなかったんです…」

 

慌てて完全に後ろを向いて謝るも、実弥は納得いっていないような顔をした。

それもそのはず。

実弥は斗和に怒ったのではなく、色香を含んだ扇情的な顔をするので衝撃を受けたのだ。

 

実弥はとたん、飢えた獣のような目つきになった。

情欲を色濃く放つ眼差しが、斗和を射抜く。

 

「実弥さん…?あの…」

 

実弥の今まで見たことのない顔に、斗和は取って喰われるのではと怖くなった。

少しだけ後ずさった瞬間、サラシは剥ぎ取られあっという間に布団に押し倒された。

 

実弥は性急に口付けし、舌を入れ何度も角度を変えて貪る。

 

「んっ、…」

 

斗和は呼吸もままならずにいると、口唇が離れた。

実弥は露わになった斗和の乳房をまじまじと見る。

そして一瞬だけ斗和に目を遣り、勢いよくその先端に吸い付いた。

 

「あんっ…!」

 

実弥は両の手で乳房をやわやわと揉みしだき、先端を舌で転がし指で摘む。

指の腹でゆっくりと乳輪をなぞり、執拗に弄る。

 

「あぁんっ、やっ…あぁっ…」

 

斗和は瞬く間に力が抜け、ふわっとした眠気も出てきた。

不思議な感覚に陥る。

乳房を夢中で貪る実弥の頭を、斗和はぼんやりと見つめた。

そっと手を伸ばし白銀髪の頭を撫でると、柔らかな髪が手のひらをくすぐる。

 

(ふわふわする…気持ちいい…)

 

すると先端から口を放した実弥は、斗和の頰を撫でる。

 

「斗和、俺以外にあんな顔すんじゃねェぞォ…その顔もだァ」

 

「あんな顔って?私、変な顔していた…?実弥さん、嫌だった?」

 

斗和は、やはり実弥を怒らせたのかと不安になる。

窺うように実弥を見ると、少し顔が赤い。

 

「っ…だから、あんまエロい顔すんじゃねェって言ってんだァ!」

 

(エロい顔!?私そんな顔していたの?自分じゃ分からないのにどうしたら…)

 

「そんなこと言われても…私、よく分からない。だけど実弥さんは好きな人だから…その、そういう顔になっちゃうんじゃないですか…?」

 

どんどん声が小さくなり、尻すぼみになる。

斗和は、自分でもかなり恥ずかしいこと言っていることに気付く。

実弥はそんな斗和を愛しく想い、フッと笑う。

 

「あんまりエロいと俺がもたねェからなァ…お預け喰らってたし覚悟しとけェ」

 

実弥はそう言うなり、斗和を情欲的に見つめる。

手が絡み合うと同時に、二人は口付けた。

斗和の首筋に実弥の舌が這い、双丘に両の手が置かれゆっくりと同時に撫で回す。

 

実弥はそのまま体を起こし、斗和に跨がったまま触っていた胸を更に揉みしだいた。

斗和は、実弥が敏感な先端に触れないようにしているのを感じ取る。

もっと触れて欲しくなり、物欲しそうに実弥を見つめる。

はしたないとは思っても、止められない。

 

すると実弥は満足そうに目を細め、ついに先端を触り始める。

親指で擦り弾き押し、満遍なくなく捏ねくり回す。

快感が斗和の体を駆け巡る。

 

「んっ…はぁ、あ…」

 

あまりの気持ちよさにおかしくなりそうだった。

斗和はその時、いつかしようとしていたあることを思い出す。

 

「あっんっ、あっ…おねが…い、今日は、お礼させて…?んっ、」

 

実弥は何だろうと思い、乳房への愛撫を中断した。

斗和は両の腕を引かれ、上半身を起こされる。

そのまま実弥の傷だらけの胸に抱き着くと、意を決した。

 

「…私が入院中、警備区域の巡回を請け負ってくれたのは実弥さんでしょう?」

 

「…あァ」

 

「私ずっと知らなくて、お礼もしないまま今日まで…一ヶ月以上も迷惑をかけてしまってごめんなさい。本当にありがとう」

 

「んなもん大したことねェ」

 

実弥はそれより、早く続きをしたくてしょうがない。

 

「お礼をさせて欲しいの。上手くできるか分からないけど、実弥さんを気持ち良くさせてあげられたらって…。私、いつもあなたにしてもらってばかりだから、少しは役に立ちたい。お願い…」

 

斗和は懇願するように、そっと実弥の中心に手を伸ばす。

 

「ッ、」

 

硬いものに当たり、実弥がびくりと震えたのが分かる。

 

「…いいのかァ?」

 

「うん。上手くできるか分からないけど、してあげたいの…」

 

抱き着くのをやめ頷けば、実弥は後ろ手を着き下半身を投げ出した。

斗和は履いたままだった野良着隊服を下穿きごと脱ぎ、中途半端に開かれた足の間に入る。

 

そして実弥の隊服の革帯に手を掛け外し、膨張している中央に恐る恐る触れる。

ピクッと動いたそこから、実弥が自ら取り出した。

 

(え…こんなに大きいの…?)

 

斗和は思わず息を呑む。

目の前のそそり勃つ大きなそれは、思った以上の衝撃だ。

これが何度か自分の中に入ったことに驚く。

覚束ない手付きでそれを包み込み、斗和は意を決して目を瞑り先端を口に含んだ。

 

実弥は僅かに身動いだ。

斗和は恥ずかしくて目を開けられず、瞑ったまま実弥の中心を口と舌と手で扱う。

実弥を気持ち良くさせたいという想いで、斗和は大きな男根を咥え扱く。

 

「…っ、ふ…」

 

少し早くしてみようかと、斗和は一旦根元近くまで咥え舌を動かした。

 

「っ…クッ…」

 

少しだけ声が漏れた。

実弥は果たして快感なのか、全く分からない。

すると、口の中でビクビク痙攣し生暖かいものが口内に広がった。

 

「んっ…!」

 

出せと懐紙を渡され、斗和は吐き出した。

実弥から口をゆすいで来いと言われたので、脱いであった羽織りに素早く袖を通し台所へ向かった。

 

 

口をゆすぎついでに水も飲むと、斗和は再び部屋に戻る。

 

襖を開ければ、目の前に立っていた実弥に腕を引かれ抱き締められた。

 

「すげェよかった、ありがとなァ…」

 

耳元で小さく礼を言われ、斗和は安堵と共に嬉しくなる。

 

よかったと思っていると、実弥は斗和の着ていた羽織を脱がせた。

そして再び布団に横たえる。

今度は実弥が斗和の股に顔を埋める。

 

「ひゃ、っあん!」

 

実弥を受け入れる場所とその上の蕾への愛撫に、斗和は蕩けるのではと思ったくらいだ。

指で掻き回され何も考えられなくなった斗和は、一度震え体から力が抜けた。

 

果ててしまうと、とたん恥ずかしさが込み上げてくる。

実弥が手の甲で口を拭う姿は色気があり、斗和は胸がキュッと鳴く。

 

 

お前が欲しいと言われ、更にキュンと腹の下が疼き幸福に満ちる。

すぐに侵入してきた実弥の昂りは太く熱い。

まだ僅かな痛みはあるも、それはすんなりと斗和の奥まで入った。

一分の隙もなく埋め込まれた男根は、斗和の内部に包み込まれる。

 

律動が始まり、斗和は実弥と一つになれて嬉しさが言葉になる。

 

「あっん、あ…っ!うれ、しい…」

 

「俺もっ…だ…斗和」

 

とたん動きが激しくなり、斗和はなすがまま揺さぶられる。

 

「やっ、あぁっ、はげしっ…」

 

痛みは既に消え、湧き上がる快感だけが支配する。

斗和は実弥の腕に掴まり、激しい動きを受け止めた。

 

実弥は奥を何度も激しく突いた後引き抜き、斗和の腹の上に精を放った。

 

 

 

 

◇

二度目の情事が終わると、実弥は斗和の太股の外側の痣を撫で言った。

 

「でけェ青あざだなァ…こっちは尻の下かよォ。変なとこに痣作りやがってェ」

 

斗和はたった今後ろから突かれ、そのままうつ伏せになっていた。

見られた足の痣を隠そうと起き上がる。

そして羽織で胸元を隠し、隊服を着ようとサラシを掴む。

すると実弥は、無防備になった後ろから腰や背中を撫でた。

 

「ん…」

 

「勝手に着るなァ。覚悟しとけって忘れたのかよォ…」

 

実弥が髪を掻き分けうなじや肩に唇を這わすと、斗和はぞくぞくと体が震える。

 

「だっ、て…」

 

羽織を取られ、隠すものがなくなった斗和の乳房に後ろから手が回る。

 

「あんっ…もう…」

 

背後から耳朶を舐める実弥は、斗和の肩やうなじに何度も唇を這わせた。

しばらく肌を重ねておらず、今日の実弥は止まりそうにない。

 

(今果てたばかりなのに、もう…?)

 

「今度は斗和が跨がれェ…ほら」

 

そう言うと実弥は自分が布団に寝転び、その上に斗和を誘導する。

 

「ええっ!?そんな、どうやって…」

 

「跨がって手ェ添えていいとこに宛がえ」

 

「っ…もう…」

 

実弥はずけずけと具体的に言い、斗和の反応を楽しんでいた。

 

(自分で挿れるなんて、恥ずかしすぎる…だけど…)

 

斗和は意を決し、実弥に跨がり昂りに手を添えると、そっと腰を落とす。

 

「あっ…!」

 

先端が当たりグッと入ったのが分かる。

実弥は斗和の腰に手を添えた。

すると下へと押し込んで行く。

 

「んあっ!や、だめ…待って、」

 

斗和が抵抗するのを無視し、実弥は更に下へと腰を強く掴む。

 

「そのまま腰落とせェ…っ、そうだァ…」

 

斗和は逃れられず、言われるがまま上半身を落としていくしかない。

太い杭に貫かれていき、斗和は喉元を晒しビクビク震える。

 

「はぁんっ…やあぁっ…あ、」

 

下から見上げる実弥は、あまりに官能的な斗和の姿に、中心が一回り膨張した気がした。

 

「あ、あ、あぁんっ、」

 

実弥の昂りがみるみる斗和の中に収まり、ついに根元まで全て入りきった。

 

「あ…実弥さん…ここ、すごいのっ…」

 

腹の圧迫感は苦しいが、斗和は嬉しさが込み上げる。

先端が子宮口に当たっているのを感じ取る。

 

(ああここに、私の中に実弥さんがいる…)

 

斗和はそっと下腹部に手を添えた。

 

「動けるかァ?手、俺に掴まれェ」

 

少しだけ上半身を起こした実弥は、斗和の手を取る。

斗和は分からないままに、腰を上下に動かしていく。

 

「は、あっんんっ…」

 

動きと合わせて、自らの乳房が揺れるのが目に入る。

斗和はそれを恥ずかしく思う。

 

(すごく恥ずかしい…)

 

すると、じっと見ている実弥と目が合った。

 

満足そうな顔をしていた。

だが、果たして本当にそうなのかは分からない。

 

「あっ、んっ、うまく、できているか…私っ分からなっ…」

 

すると実弥は完全に起き上がり、そのまま今度は斗和を下にする。

体を横向きにし、右足を上に持ち上げた。

 

「きゃあっ!っあ…あぁっ、…んぁ…」

 

とたん、今までにない奥を抉られるような感覚が、激しい快感となり斗和の全身を襲う。

子宮の入口に向け、実弥の猛った大きな先端が幾度も激しく突き乱れる。

 

「あぁっやぁっ、お、くっ、んっあたって…あっあぁっ!…お、ねがっあぁん…もう、むりぃ…」

 

斗和は幾度も最奥を打ち付けられ、あまりの刺激的な快感に息を吸い込む暇もない。

 

「いやあっ…」

 

(あぁ…気がおかしくなりそう…)

 

「さ、ねみっ…」

 

「斗和…!?オイ斗和っ…!」

 

斗和はそのまま意識を飛ばした。

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