この世界の印象は一言で言えば、どの世界よりも最悪だった。
それは人類が絶望的な状況になっている訳ではなく、戦争も他の世界よりは少ない。
だが、差別は他の世界よりもかなり酷い。
マナという、人類が進化の果てに得たとされる魔法に似た技術であり、マナをあつかえることが「普通の人間」の絶対条件である。
そんな普通の人間ではなく、マナの力を持たず、他者のマナの力も無効化する人間を指す蔑称がノーマと言われている。
遺伝子操作前の旧人類の因子を持つ突然変異種で、女性にしか発生しない。常に一定数のノーマが生まれ続ける。
日々検疫官がその存在を取り締まっており、大多数は幼少時に社会から隔離される。ノーマと判明した者はノーマ管理法に基づき認定番号を与えられて拘束され、アルゼナルへ送られて名前を取り上げられる。
その存在は一般に知られることがなくアルゼナルで軍務に使役される。
そういう意味では、本当に俺はこの世界は最悪である。
「そういう意味では、俺は特殊なノーマかもしれないな」
実施に、俺はノーマではあるが、男である。
「というよりも、なんで普通に出入りしているのよ。
ここって、結構監視も厳しいのに」
そう言いながら、俺に話しかけているのは、アンジュ。
この世界で最初に出会った女性であり、なにかと俺との衝突が多い人物でもあった。
初めに出てきた時は、この世界で言う所のドラゴンに良く似た形態であるリンク・ガイアダイナレックスアーマーという事で、ドラゴンとアンジュ達の両方に襲われた。
だが、なんとか困難を乗り越えた後、俺はアンジュ達がいるアルゼナルに潜入して、色々な情報を集める過程で彼女と交流する事になった。
その中で、彼女となんとか協力関係を築く事が出来た。
そして、現在俺はその協力者でもあるアンジュと一緒に行動している。
「まぁ、そこは気にしない方が良いぞ」
「気にしない方がって……」
そう言いながら、アンジュは何とも言えない表情を浮かべる。
「そもそも、あんたって本当に人間?」
「酷くない?」
「あんな化け物を操って、何を今更」
「それはリンク・ガイアの事か?」
「他に何があるの?パラメイルとは違うようだけど」
「一応な」
俺は少しだけ考える素振りを見せながら答える。
「まぁ良いけど。
それに」
「んっ」
そうしていると、俺の方を見ると、頬を赤くしていた。
「その」
「まぁ、とりあえず、防音になっているから」
俺はそのままアンジュと共に、誰も近づかない部屋に入る。
それと共に俺は舌をまさぐり入れて、アンジュの口内を舐め回した。
アンジュの舌が絡みついてくる。派手な音を立てて、ヌルヌルと巻きつけ合った。
彩香の側から、俺の口から温かな唾液が流れ落とす。
アンジュは喉を鳴らして呑み下した。
唇の隙間からは、泡立ったつばが垂れこぼれた。
「んぅ……んんっ!」
アンジュが声にならない喘ぎをあげる。
その艶やかな吐息に、俺も興奮して、もっと深くキスをした。
互いの粘膜がこすれ合い、刺激し合う感覚に酔う。
「ふぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
長いディープキスを終え、互いに呼吸を整える。
「本当にあんたは」
アンジュとこのような関係になっているのは、この閉鎖環境にも大きな影響がある。
アルゼナルではノーマに対する扱いは酷く、娯楽もほとんどない。
それによって、ストレスが溜まり、女性同士で行為を行う事も多い。
だからこそ、時折侵入する俺は、彼女からしたら、数少ない娯楽。
見つける事は難しいが、それでも見つかる時は見つかってしまう。
そして、アンジュとは何度も身体を重ねていた。
「ねぇ、今日も」
「ああ」
俺はアンジュに覆いかぶさり、再び彼女の口に吸い付く。舌で歯茎の裏をなぞると、アンジュの肩が小さく震えた。
俺の股間に手が伸びてきて、服越しに撫でてくる。
その動きはいつもより荒々しく、性急な感じだった。
「もうこんなにして……変態」
そう言って笑うアンジュの顔はどこか嬉しそうだ。
「お前だってだろ?」
そう言いながら、俺はゆっくりと彼女のズボンを脱がす。
剥き出しになっている秘部に、そのままゆっくりと俺は舌を伸ばす。
「ひゃうん」
軽く触れただけでアンジュの声が上がる。
既に濡れているそこを丹念に舐めてやる。
するとすぐに、アンジュの腰が大きく跳ね上がった。
「ああっ、そんな、いきなり……」
「気持ちいいんだろ」
口で呼吸できない分、鼻から荒い息が漏れる。
アンジュの恥毛をそよがせた。
俺の視界には、アンジュの黄金のようなを通してしか、細いお腹も、その向こうのふたつの膨らみも見えない。
わずかに、顎のラインだけがかすんで見えた。
それほど深く、アンジュの股間にかぶりつき、舌でえぐりあげる。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
アンジュの太ももの筋肉が小刻みに痙攣しているのが分かる。
俺の頭を掴んでいる指先に力が込められる。
同時に、俺の頭を押さえつけて離そうとしない。
アンジュの愛液が溢れ出す。
それを音を立てながら吸ってやると、アンジュの脚がピンと伸びた。
「だめぇ! イクッ、イッちゃう!」
俺の頭に爪が食い込む。
だが、構わずに責め続けた。
アンジュの喘ぎが大きくなるにつれて、その声も大きくなっていく。
やがてアンジュが絶頂に達した。
「あぁぁぁぁぁぁっ!」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
アンジュがぐったりとしてベッドの上に横たわる。
「大丈夫か?」
「はぁ……はぁ……はぁ……、誰のせいでこうなってると思ってんの?」
「俺のせい?」
「他に誰がいんの?」
そう言いながら、アンジュは俺の首筋に腕を回すと、そのまま抱き寄せてきた。
「んっ」
「ちゅっ」そのまま、俺達は舌を絡め合う。
アンジュの唾液を吸い上げる度に、頭がクラクラしてくる。
そのまま、アンジュの胸元に手を伸ばして揉むと、彼女は小さく震えた。
アンジュの乳房が形を変える。その先端にある乳首を摘まんでやった。
「ひゃん」
アンジュの身体が弓なりになる。
「んぅ、ふぅん」
その声に興奮した俺は、アンジュの下半身へと手を伸ばす。
そこはもう、洪水のように濡れていた。
「凄いな、もうこんなになってる」
その言葉にアンジュが恥ずかしそうに顔を背けた。
俺は、そのままアンジュの下着の中へ手を滑り込ませた。
アンジュの膣内に指を入れると、熱く湿った肉が俺の指に絡みついてくる。
指を折り曲げてやると、アンジュは甘い声で鳴いた。
その反応を楽しむように、何度も繰り返してやる。
さらに激しく動かしてやるたびに、アンジュの腰が浮いては沈む。
その度に、ベッドがきしみを上げた。
アンジュの割れ目からは大量の蜜があふれ出して、シーツに大きな染みを作っている。
アンジュは、目を閉じ、切なげな表情を浮かべていた。
俺は、自分のモノを取り出した。
それは既に、硬く勃起していた。
アンジュのパンツを脱がせ、濡れそぼった秘所にあてがう。「入れるぞ」
「うん」
ゆっくりと挿入していく。
「あぁ……」
アンジュの口から吐息が漏れる。
ゆっくりと根元まで入れたところで動きを止める。
「痛いか?」
「ちょっとだけ……でも平気」
「分かった」
俺は、ゆっくりと抽送を始めた。
最初は浅く、そして徐々に深く。
奥に当たるたび、アンジュの体が跳ね上がる。
それと同時に、結合部からは水音が響いてくる。
腰を動かすペースを上げていくうちに、アンジュの声も大きくなった。
俺は、アンジュの腰を掴み、強く打ち付ける。
その瞬間、アンジュの体が大きく仰け反り、中が強く締まった。
俺は腰を掴みながら、さらに突き続ける。
アンジュの喘ぎ声が止まらない。
それと共に肉棒に絡んでくると膣肉の感触は、俺をさらに求めるように締め付けを強くする。
「あっあっ、気持ち良いっんっ、もっとっもっとぉ!!」
「アンジュ!」俺は、腰の動きを速め、アンジュの子宮口に亀頭を擦りつける。
アンジュの膣内は痙攣しっぱなしだ。
俺の背中に回された手に力が入る。
アンジュの瞳から涙が零れ落ちる。
それは絶頂が近い事が分かる。
俺も限界が近かった。
「イクっ! イクっ! イッちゃう!! あああああ!!!」
「うううううう」
俺がアンジュの中に精を解き放つと同時に、アンジュもまた体を震わせて果てた。
肉棒が彼女の胎内で暴れさせ、制限なく、射精していく。
蓄えられた全ての精液を吐き出すように
、長い時間、脈動が続いた後、ようやく収まってきた。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
荒くなった呼吸を整えていると、アンジュが俺の顔を見つめてきた。
「どうした?」
「別に。
ただ、あんたみたいな変わった人間が、この世界にいるとはねって」
「うぅん」
本当は別の世界から来たとは言えないからな。
ただ、俺との出会いで、アンジュは少しずつ変わってきているような気がする。
「なによ」
「別に」
俺の視線に気になって、アンジュは少し冷めた目で俺を見る。
だが、気にする事なく俺は、アンジュの唇を奪い、舌を絡ませる。
すると、彼女はおずおずと応えるように舌を動かしていく。