「はっ……ぐぅっ……いったぁ、腰がずーんと痛むじゃない……」
伸びるようにして寝ていた、理由は言わずもがな……アルマのヤツ気付いてたでしょ……?
ワザと言わなかったわね……確認取ってない私も私だったけど。
マッドミュータント共とのセックスは本当に命がけ、私でも何度死を覚悟したことか。
実際に助けられず見捨てられて息絶えて……ミュータントの仲間入りって人も居るには居たらしい。
おっそろしい話だけど、私ももっと気をつけておかないと。
アルマが居るからって油断してたのかも……
「……ノンキに眠りこけてくれちゃって、アンタもアンタでそうとうヤられてるみたいね」
隣から体重が掛かっているのはもうこう言う目覚めなら……五分五分って感じ。
我が親友にしてエロ大好きウーマン、アルマ……鼻提灯膨らましながらすよすよ寝息を立ててくれちゃって。
まぁ胸やら太ももの惨状を見るとそうとうこっぴどくやられてる。
まったく……コイツは私よりも無理が利くとは言ってももうちょっと自分を大事にしなさいよね。
「アンタに何かあったら泣き散らすわよ……まったく……」
つんつんと頬を突くとコレがまぁ柔らかいのなんの。
サラサラしてるのにどうしてこうツンツンとたっちゃうのかしらね?
魔力とかの影響かしら……外はもう静か……嵐はもう収まったと思って良いかしら。
まぁそこそこの時間を浪費させられたし、腹拵えをしてさっさと出ましょう。
この大陸の中心部、アトムシティに……
「ん……んんー……あっ、おはよっしゃーろぉ゙っっ……いったぁい、なんで叩くのさぁ!!」
「分ってて黙ってたでしょ、助けてくれたんでしょうけど、かなりキツかったんだからその仕返し」
「ぶーぶー……聞かなかったのが悪いんだから」
「はいはい……そういう事にしておいてあげるわ、今日はコイツをご飯にするわよ」
「……あっ!それ南の方でとれる触手肉!!魔力も染み渡っててすっごく美味しいヤツ……それの加工品だね」
ま、叩いて痛み分けってことで……出発前にご機嫌に行けるようにってことで取っておきのを放出。
この大陸南方は触手の群生地で一度足を踏み入れると2-3ヶ月は出れないのが確定してる過酷な地。
そこで採れる触手は食用出来るし嗜好品としても貴重価値が高い。
魔力も多く含みミュータント達の中では高級食材、アルマ含む魔法を使える面々からも同じ……
あとは……卵や幼体などであればそのまま、エッチの道具ね。
私も半分騙されて何度か出産ショーとかさせられたし……よっぽど良かったのかマーキング貰ってるのよね。
マーキングされたのはアルマもだけど……おかげで南に近づくとエラい事になる……
ま、それが数ヶ月単位でっていう理由、ひっきりなしに甘えられるから暇が無いのよ。
……おかげで株分けというか、切り分けても良い場所を快くわけて貰える。
触手にとっては爪とか髪の毛程度みたいなのよね……それで喜ばれるなら儲けものって。
「調理法は……アンタは生のままでも良いかもしれないけど」
「んー、ボク今日はシャーロットのミルクで煮込んだりしたのが……だめ?」
……ちょっと後ろ向きになってるわね。
こういう時に我を通さないのはコイツらしくない、何か弱ることがあったかしら?
「……しょうが無いわね」
あまり好きな調理法じゃない、私の母乳体質は本当は……治したいと思ってる部類。
まぁ魔素溢れるこの世界で魔力を取り込んで変異しないだけマシなんだけど……
胸にメチャクチャ行って規格外の大きさにっていうのはもう勘弁して欲しいのよね……
商品とか交渉で使うのだって……本当は不本意……不本意よ?
……けど、アルマが弱ってる時のワガママにっていうなら話は別。
「ホント?良いの?」
「自分でおねだりしたんでしょうが……ほら、搾るの手伝いなさい……ついでにアトムシティで売るから瓶詰めも」
なんだかんだ、私はコイツにはとことん甘いのよね……自覚してるけど、直す気にはならないのよね。
ま、なんて事はなく。快感鈍化させて搾って料理して……満腹になったら外にでて……進路をアトムシティ方面へ向ける。
思わぬ道草を食ったけど……間に合う範囲だし良いでしょ。
外の状況は見立て通りで青い空が見えている……遠くではあの青白い光を放つ雲が見えるから離れて行ってるのは確認できる。
「徒歩で何時間だっけ?」
「んー……この近辺からだと5時間歩き続けよ」
「ほうほう……ほうそれくらいは我慢出来そう」
アルマの我慢は歩く事へなのか……エッチへの我慢なのか……両方でしょうけど、後者の方が強そう。
道のりはここまで来たら早々何か起こるわけでも無いでしょ。
流石にこの近辺で騙くらかそうなんてするミュータントが居たらアトムシティの連中が黙ってないし……
「流石にもう遅れが出たらマズイラインだから話が通じないミュータントが潜んでたら教えてよ?」
「はいはーい」
「なるだけ私も気を立てておくから」
頼り切りなのはいけない、アルマは頼られるのを至上としてる節はあるけど……
さてさて……もうちょっとの旅、気合い入れていきましょ。
アトムシティ……核戦争、魔素の流入……それらにより生れたミュータント達の自治領であり……大災害後最大の都市である。
比率として2/3程が放射線由来のミュータントであるからアトムシティなどと言われている。
核戦争がなければ生れなかった……大破壊の後に生れた新人類達の核とも言える街……そのダブルミーニングとも言われる。
嘗て栄華を誇った人類は地下に潜り……新たに栄えた民が地上を闊歩する……皮肉な事だ。
地上を闊歩出来る者=ミュータントと言って差し支えない……シャーロット、アルマの両名もほぼミュータントとみられている。
アトムシティに入り込む事に必要なことはいくつかの質疑応答に明瞭に答えられること。
そして……アトムシティ内部で暴力騒ぎを起こさないことへの契約。
魔法的な契約による強制力はよほど魔法に精通した者でなければ抗う事は出来ない。
そんな事出来る人間であればそもそも……アトムシティで騒ぎを起こす=壊滅もあり得る。
なのでそもそも頑張れば鎮圧出来るヤツしか効果が無いと言えば効果が無い。
ミュータントでも理性が残っているヤツはさほど脅威とは言い難い。
あくまで……ヒトの形から大きく離れたりはしていない、大きさも四肢というものも……
「はい、以上で審査は完了です。あとは……持ち物検査に進んでください」
「お勤めご苦労様です、後で露店を開いていると思いますので是非寄って下さいね」
「あいよ」
外界と接する門に立つのは外なる物の祝福として魔素を受け、順応したミュータント。
あくまでもなり損ないであり、上位者とはならず……理性も溶けず、見た目こそ悍ましいタコ頭だが人類と認定は出来る範疇。
狂気耐性も非常に高く、魔素に順応した身体はタフで攻撃転用も可能。
シャーロットも素手であれば単独で制圧可能という。スペックを誇る……故に門番を任されている。
到着し、そんな手続きを終えたシャーロットとアルマは無事入場許可が下りる。
だがもう一つ……余計な物やおっかない物を申請無しに持ち込もうとしてないかの検査もある。
その担当官は……非常に好色な者でシャーロットの行く末というのはほぼ決まった様な物であった。
リュックの中身は全部見せ終えた……あとは……はぁ、毎度のことだけど無実証明の為……
アルマも揃ってだけどこの肥満質なゴブリンに徹底的に検査されるのよね……
衣服を剥がされるのは勿論のこと……胸に何か仕込んでないかって執拗に揉み回されるの。
ポケットは無いし編み込む物なんて無いのに……とは思うけど。
ここで下手に嫌がって拒絶すると突っ返されるのよね……
「ぁぁんっ♥何もないのにぃ♥しつよーだね、キミぃ……♥」
フンフンと鼻息荒くしながら今はアルマの持ち物検査中……ドレスを脱がせて……
すっぽんぽんにさせた後執拗に胸を揉み回して確認してる……これ、私もそうらしいんだけど……
魔力が詰まってる胸の中は魔法の投影機で中を見ることが出来ないらしいの。
機械に投影しづらいっていうのは他に膣もそうらしいけど、魔力はそこまで籠もらないしじっくり見られるだけでお終い。
むにぃぃ……むにぃぃ……ぎゅー……ばるんっ♥
「おぉ゙ッッ♥お゙ぉぉ……い゙ぃっっ♥♥♥あはぁあぁっっ♥♥」
まぁ、アルマはまだ良いわよ、そのゴブリンの頭程度だから調べるっていうのもそこまで掛からないから。
問題は私の方……あのゴブリンの身体、丸めたら案外入りそうなくらいには大きいんだから……
何分コースかしらねぇ……はぁ、気が重いわ……
しっかりこっちも更新かけないとね……と思いながらまた3ヶ月
次回はアルマ視点、検査後からの行動になるかと思います。
ほんのーりとお待ちください