※この作品はR-18です。

R18 才能の権化が才能を無駄遣いしていることを嘆くのは間違っているだろうか   作:柔らかいもち

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 ……いやね? ベル君のメインヒロインのリューさん、アイズ、春姫を取っちゃったし、もう開き直ってやろうかなって。ジークのCVのイメージはベル君と一緒だし。ソードでアートなオンラインのCVを考えたらエイナさんとくっついてもいいし!

 時系列としては壁上関連が始まる前かな。

 新刊でローリエとニイナと性別不明のキザ小人族の新ヒロインが出たので、その分ヒロインをジークくんにもらいましょう。ベル君はポンコツエルフ2に慰めてもらいましょう。


エイナ

 迷宮都市の管理機関『ギルド』。オラリオの大まかなルールや運営方針を決めるギルドは冒険者や善神が運営する【ファミリア】に並ぶほどっこの都市になくてはならないものであり、厳しい試験と審査によって多くの志願者から厳選された職員は替えの利かない大切な人材であった。

 

 今回の話はそのギルド職員に降りかかった悲劇(きげき)、あるいは喜劇(ひげき)である。

 

 

 


 

 

 

「これは呪詛(カース)ですね」

「カ、呪詛(カース)ゥ? 嘘でしょ? 本を開いただけなんですよ!?」

 

【ディアンケヒト・ファミリア】の治療院にて都市最高の治療師(ヒーラー)、アミッドから告げられた内容にギルドの受付嬢ミィシャ・フロットはカウンター越しに食って掛かった。

 

「はぁ……はぁ……呪詛(カース)……呪い?」

 

 そんな彼女達の傍で椅子を使わせてもらっている人気ナンバーワン受付嬢のエイナは首を傾げた。彼女の呼吸はまるで激しい運動をしたかのように乱れ、緑玉の瞳は潤み頬は赤く染まっている。

 

 エイナがこのようなことになっているのはミィシャが適当に購入した本の中に開いた者へ呪詛(カース)をかける『魔導書(グリモア)』のようなもの……わかりやすく言えば【呪いの書】が紛れ込んでおり、それを読んでしまったからである。

 

 そしてそんな呪詛(カース)の効果は『異性も同性も関係なく口説きまくってしまう』というもの。時折市場に流れる愉快犯の神の眷属によって作成された『呪いの道具』が可愛く見える、生涯モテなかった女神とその眷属達の怨念が凝縮されたようだ、と【呪いの書】の中身を確認してモテなかった女達の頭おかしい想いをクソ真面目な顔で読み上げるに留まらず、分析まで行ったアミッドの心の強さにミィシャは戦慄した。

 

 ちなみに一度モテなかった女達の呪詛(カース)は発動している。口説いている間の記憶はしっかり残り、正気に戻ればできたてほやほやの黒歴史によって体力を消耗するためエイナは羞恥と疲労のダブルパンチでグロッキーだった。

 

「恐ろしい呪詛(カース)です……このまま放っておけば呪いは強くなってしまう。今はただの『発作』で済んでいますが呪いの進行が続けば……永遠に『誰でも彼でも口説き続ける』人生になります」

「そんなの絶対に嫌ですっ!! 何でもしますからなんとかしてください!!」

 

 熟練のナンパ師だろうが嫌がりそうな人生だ。普通の感性をしているエイナにとっては地獄のようなものだろう。しかも彼女はハーフとはいえエルフの血が流れているので寿命はヒューマンより長い。そして今は十九歳。呪詛(カース)なんて別に解呪しなくてもいいと言うには残りの人生が長すぎる。

 

 悲鳴じみたエイナの懇願にアミッドは真剣に頷く。

 

「無論、治療師(ヒーラー)の名に懸けて治療するつもりです。ただ……正攻法での解呪は難しい」

「どっ、どうしてですか?」

「この【呪いの書】から与えられるのは紛れもなく呪詛(カース)ですが、少なからず『加護』の面もあるようです」

「これが『加護』ですかぁ!? 誰が手に取るかもわからないのに与えていたらただの呪いでしょう!」

「いえ、本を調べてみたところ開いた者の『モテたい』『カレッピッピ欲しい』『ハイスペダーリンカモン!』という気持ちが強くなければ発動しないようです。どうやら奥手なモテない女性、通称喪女の背中を押してあげたいという気持ちが加護になっているようですね」

「どう考えても道連れを作ろうと崖に向かって押してるじゃないですか!」

「えっ、うそー!? エイナもの凄くモテてるじゃん! ってことはつまり、彼氏とか恋人が欲しいって思ってるってこと!?」

「チュールさん、何か心当たりは?」

 

 心配そうな様子から一転してワクワクしている同僚に「そもそもミィシャがあの本を買ってきたせいだからね!」と言いたくなったが、真剣な眼差しで見つめてくるアミッドの圧に負けて思い当たることを話す。

 

 つい先日、仕事が終わって西のメインストリートを歩いていると担当している冒険者の中で一番気にかけているベルの名を耳にし、それが聞こえてきたのが薄暗い細道だったため、トラブルを引き寄せがちな彼が変な人に狙われている可能性を危惧し、もし変な人であれば近くの『豊穣の女主人』に助けを求めようと思いながら細道に乗り込んだ。

 

 できるだけ息と足音を抑えて進んだ先にいたのは二つの人影。一人は曲がり角の壁に隠れてよく見えなかったが、もう一人はいざとなったら頼ろうと思っていた酒場の看板娘。

 

 そこで耳にしたのは「ベルさんと付き合うから」「しばらくしたら子供も産まれるし」という信じられない言葉だった。その後の会話やどうやって帰宅したのかは記憶にないが、それだけは覚えている。

 

「ええー、弟君恋人いたの!? しかも子供まで!? わー……うわー……ねぇ、弟君に確認した?」

「確認できるわけないでしょ! あくまで私とベル君はアドバイザーと冒険者なんだし、既にちょっと踏み込み過ぎたりしてるし、プライベートなことまで口を挟めないよ。いや、仮に挟めたとしてもなんて言うの? 『避妊はしっかりしないと駄目』? 『デキ婚はあんまりいい印象を与えないよ』? 『ベル君も年頃の男の子だね』? どうやっても私が変態みたいになっちゃうよー! そもそもベル君から相談されたならともかく、私からこの件について話しかけて何か誤解してたらもうベル君とどんな顔して会えばいいかわからない! あと恋人どころか交際したこともない私が言っても説得力がない!!」

 

 顔を隠しながら髪を振り乱す彼氏いない歴イコール年齢なギルドナンバーワン受付嬢。その叫び声はミィシャが弄ることを躊躇ってしまうほど重かった。

 

 ――件の話していた二人はどうせ数日後に本当になるとわかっていたので気にしなかったが、実は酒場の看板娘のセリフからは『予定』という単語が抜けている。もしエイナがすぐにベルに尋ねていれば未来は変わったかもしれないが、それを知るのは天界の神々のみである――

 

「……そんなことがあったので、もしかしたら無意識に恋人がいたらベル君に相談してもらえたのかなー、って考えていたのかもしれません」

「なるほど……」

「エイナは本当に弟君のことを大事にしてるね。……あれ、さっきからアミッドさんは本を読んでますけどなんともないんですか?」

「特に何も。私はモテたいとも恋人が欲しいとも思ってないので。なのでミィシャさん、貴方にそのような願望があるならこの本に近付かないように」

「はーい」

 

 真顔でモテなくていい、恋人も欲しくない、むしろ仕事が恋人(幻聴)と言い切ったアミッド。ミィシャはここまで私欲を捨てないと最高の治療師(ヒーラー)になれないのかと戦慄した。

 

(おそらくもう恋人がいるので効かないだけだと思われますが……黙っておきましょう)

 

 小柄で顔が整っているが故に精緻な人形と称されることのあるアミッドはこんな呪詛(カース)に自分がかからないで良かった……と、カウンターで隠れて二人からは見えないお腹の膨らみを確かめながら話を続ける。

 

「とにかく。この呪詛(カース)を解くには【モテない女神とその眷属】の願いを成就させるしかないかと」

「女神達の願いを叶える、ですか?」

「彼女達がなんとしてもやり遂げたかったことを代わりに達成する……この本の表題の通りです。『真夏の浜辺で彼氏としたい6つのイチャイチャ』。これをチュールさんが実践するのです!」

「本気で言ってるんですか!?」

「大真面目です! これしか方法はありません! 私は呪いを滅ぼすためなら鬼(オウガ)にもなる覚悟があります!」

「無茶言わないでください! それに私はこっ、恋人もいませんし!」

「本物でなくとも構いません。真夏の浜辺でイチャイチャしたという体験が重要なのです」

「イチャイチャって言わないでくださいぃ……」

 

 必死の抵抗を続けるエイナであったが、この呪いの進行の速度がわからないため解呪は早い方がいいこと、このままでは本当に取り返しがつかなくなると真顔のアミッドとニヤけたミィシャにこんこんと説明され、トドメに「何でもしますと口にしましたよね?」と言われて抵抗をやめた。

 

 だが、このイチャイチャする場所、決行する時間はトントン拍子に決まったのだが、恋人役選びで問題が発生する。

 

「相手は妥協せずに選んでください。後から変更なんてできないと思いますし、本気でやらないと意味がないので。全く異性として好きではない相手とこのようなことをしても苦痛なだけです」

 

 本に書いてあった6つのイチャイチャは『彼氏と波打ち際で追いかけっこ』『カッコいい男の子にナンパされたい』『一本のストローでトロピカルジュースを飲みながらイチャイチャトーク』『カッコいい男の子から私だけが選ばれたい』『恋人と同じベッドで一晩過ごす』『夕日の見えるビーチでキス』。

 

 キスも未経験で未通女(おぼこ)なエイナでもわかるイチャイチャの内容は非モテを拗らせていた。どのくらい拗らせているかというと本物のカップルでもなければやりたくない、というかやりたいとか言い出したら別れることを考えるレベル。

 

 特に最後の二つ。他の四つは偽りの恋人でも互いに死にたくなる羞恥を覚えながらならできたかもしれない。でもこの二つは駄目だ。娼婦でもないのにできるわけがない。

 

 それにこんなアホな真似をしたいと思う者がどれだけいるだろう。エイナの担当冒険者や同僚を思い返してみても付き合ってくれそうな人は……いるにはいるが、真面目に取り合ってくれる人はいない。エイナ自身も頼まれたらふざけた冗談だと断る自信がある。ベルだったらダメージも少ない上に了承してくれそうだが、気まずくて除外した。

 

「チュールさん、誰に頼むか決まりましたか?」

「すみません……好き嫌い以前にこんな憤死してしまいそうな生き恥を重ねる行為に付き合ってくれそうな人がいません」

 

 でしょうね。そう即答しなかったのはアミッドのせめてもの優しさだった。だがしかし、治療のためなら何でもするのもアミッドであった。ニヤケ面で友人から浮いた話の一つでも聞き出していじってやろうとしていたミィシャが笑っていられる状況じゃないと理解して泣きそうになったところで最後の手段を提案する。

 

「チュールさん、この呪詛(カース)の解呪に適した人を私は知っています。その人を紹介しましょうか?」

「……失礼ですが凄い変な人ではないですよね?」

「一部が突き抜けて変わっていますが、それ以外はまともです。この『真夏の浜辺で彼氏としたい6つのイチャイチャ』をする上でどこまで本気でやれるかという問題も彼の力を借りれば解決しますし、容姿も大多数に受け入れられる程度に整ってます。どうしますか?」

 

 アミッドの提案にとても不安を感じるも自分に頼れる人が思い当たらないのも事実。女は度胸――と心の中で唱えながらエイナは頷いた。それを見たアミッドが治療院の奥に消えて数分後、彼女と一緒に現れたのは――!

 

「おっ、ノーブラの受付嬢とリヴェリアが気にかけてる受付嬢じゃないか」

 

 受付嬢にしょっちゅうセクハラやナンパをする男、ジーク・グレイマンだった。

 

 

 


 

 

 

 諸々の準備をして、関係者全員が水着に着替えたメレンにて……解呪は進んだ。驚くほど進んだ。悲しくなるくらい進んだ。

 

 ジークと目を合わせた瞬間にミィシャと一緒に猛反対し、それでも押し通したアミッドに疲労で頭がおかしくなったのかと心配したエイナだが、今ではアミッドの言ってたことが本当だったとわかる。確かにジークの『催眠魔法(イチャイチャ)』はこの呪詛(カース)の解呪に有効だった。エイナが羞恥心に負けて嫌がったりしなければもっと早く終わっていたとわかるほどに。

 

 一つ目の『彼氏と波打ち際で追いかけっこ』では『催眠魔法』でこの行為を『魔法』の効果が途切れても楽しめるように心と身体に刷り込んだ。おかげで通りすがりの冒険者が嫉妬で襲い掛かるほどの追いかけっこができたし、庇われた時は少しだけ胸がきゅんとした。

 

 二つ目の『カッコいい男の子にナンパされたい』。普段より沢山の鼓動を刻む心臓に「これは催眠のせいだから!」と言い聞かせるエイナだったがあっさり解呪。ドヤ顔をするジーク。それが悔しくて『魔法』なしならナンパなんてできないでしょ、と言い放った結果、ジークは冒険者依頼(クエスト)でメレンに来ていたレフィーヤとアイズを持ち帰ってきた。何故か胸がもやっとした

 

 三つ目の『一本のストローでトロピカルジュースを飲みながらイチャイチャトーク』。口説きまくる呪詛(カース)が発動するまでジークを叱っていたレフィーヤとじっと見ていたアイズを加えてのイチャイチャ。トークと言ってもあまり話題がなく、遅々として進まない解呪に他人事だからと好き放題言ってくる外野に思わずお手本を見せてほしいと頼んだエイナ。

 

 その頼みを了承したアミッドがジークと『一本のストローでトロピカルジュースを飲みながらイチャイチャトーク』をしてみせたのだが、

 

「あ、あの……どうして膝の上に座らせるのですか?」

「こっちの方が『ラブラブ』が出るだろ? それに初めてを思い出して興奮する」

「大きい声で言わないでくださいっ。今はジュースを飲んでトークです……お先にどうぞ」

「どれどれ……初めて飲むけど美味いな。アミッドも飲むといい」

「ええ、いただきま――んむぅ!? んっ、ふぅ……はぁ、はぁ……いきなり何をするのです!?」

「口移しの方がイチャイチャしてないか? それに、うん、アミッドの唇の方が甘いね」

「なっ、なな、何を――ひゃあん!」

「水着で良かった。脱がせやすいし……濡れても問題ない」

 

 アミッドのお手本は小一時間ほど続いた。水着がずれて露になった秘部から溢れる白濁液で陶器のような両脚を汚しながら幸せそうな顔で息をするのに精一杯なアミッドが参考になったか尋ねてきたが、あれはもうイチャイチャトークではなくピロートークである。

 

 鼻血を出して倒れたミィシャを介抱したり、真っ赤になったレフィーヤが詠唱しながらジークを追いかけまわしてしばらく姿を消したりするハプニングがあったものの、アミッドの手本()を見せられたら『一本のストローでトロピカルジュースを飲みながらイチャイチャトーク』のなんて容易いことか。こうして三つ目の解呪は終わった。エイナは湿り気を覚え始めている秘部の感覚を誤魔化すように太腿を擦り合わせた。

 

 問題は四つ目の解呪の後に起きた。『カッコいい男の子から私だけが選ばれたい』の条件を達成するために行ったジークの奪い合い。レフィーヤとアミッドは解呪のために仕方なくと言い張っていたが、同じ女であるエイナにはあれが本気であるとわかった。そもそも本気でなければ呪詛(カース)は解けない。

 

 そのせいだろうか。そんな彼女達ではなく自分が選ばれ、歯が浮くような甘い言葉を囁かれた途端、

 

(ほしい)

 

 頭の中で声が響く。それは『呪詛(カース)』で呼び覚まされた無意識の自分。

 

(本当はイケメンがほしいんでしょ……? イチャイチャしたいんでしょ……? 気持ちいいことしたいんでしょ……?)

(ち、ちがっ)

(こうなったら力づくであなたを屈服させてあげる)

 

 ――二度目のもしの話になるが、ベルが相手であればエイナは【呪いの書】の力に負けなかっただろう。冒険者になりたての頃から面倒を見ていたベルに対する感覚は弟に対するものに近く、『呪詛(カース)』を解呪するためのイチャイチャをこなしても羞恥ばかり覚え、高鳴っている心臓も『呪詛(カース)』のせいだと言い聞かせられただろう。彼には一途に想っている人がいるからと我慢できただろう。

 

 だがジークを相手にしたことによって話は変わった。『呪詛(カース)』に加え『催眠魔法』によってジークに対して抱かされた恋愛感情、アミッドによって見せられた性行為の実態と気持ち良さ、アイズやレフィーヤのような同性の目からも魅力的な美少女を差し置いて選ばれた女の仄暗い喜び。これらがエイナから『呪詛(カース)』によって生まれた無意識の自分に抵抗する意思を奪い去る。

 

 その結果――

 

(なっ、何やってるの私ぃ~!?)

 

 五つ目の『恋人と同じベッドで一晩過ごす』を達成するために入った宿の二人部屋。その中心に設置されていたダブルサイズの寝台(ベッド)に横たわったジークの下半身に覆いかぶさるように奉仕する自分の身体を止めることができないエイナは心の中で真っ赤になっていた。

 

 メレンで解呪するために全員が水着姿になっていた故、お互いが生まれたままの姿になるのに手間も時間もかかることはなく……エイナは海パンを脱いだ途端に露になった剛直に生唾を飲みながら、普段はギルドの制服(スーツ)に隠された胸で挟み込んだ。

 

 ハーフといえどエルフにしてはかなり大きい自身の乳房をエイナは両手を使い、寄せるようにしながら上下に揺らす。柔らかく生温かい乳肉がむにむにと形を変えて陰茎を優しく押し潰し、砂浜での色んな暑さ(イチャイチャ)でかいた汗でしっとりした肌がカリ首を擦り上げる。慣れてきたのか徐々に擦り付けるのが速くなり、豊かな双丘はジークの下腹部にぶつかって音を立てながら弾み回った。

 

 更にエイナは胸に挟まれて大きさと硬さを増した陰茎の先端を咥えこんだ。パイズリをしている間に口内に溜まった唾液を塗すように亀頭を舐めまわし、下品に口を窄めながら吸い上げる。軽く頭を振ると薄い唇がカリ首に引っかかって刺激を生み、その拍子に零れた涎が胸に伝い肌の感触を別のものに変化させる。

 

「じゅるる、じゅぇぶ……ぷちゅ、ちゅうううっ……!!」

 

 要領を掴んだのか口淫のペースは上がり、エイナは貪るようにしゃぶりつく。

 

 ギルドで人気の受付嬢が晒す堕ちてしまったような淫らな姿も性的興奮を高める材料にしかならず……エイナの口の中で先走り汁を漏らしていたジークの分身は精を解き放つ。

 

「んぐぶっ、んむむぅ~!(苦いっ……生臭い! なのにどうして……私の顔は笑ってるのよぉ~!)」 

 

 脈動とともに吐き出される精液。凄まじい量により口から溢れ、粘度も高くて舐めることも憚られるそれを、エイナは厭らしく微笑みながら胃袋へ流し込んでいく。残り汁も胸の圧力や吸い付きによって飲み干して陰茎を放した彼女の舌先から白濁液が滴り、空に白い線を引いた。

 

 そしてエイナは身体にかかった精液を拭う振りすら見せず寝台(ベッド)に腹這いになり、白桃のような尻をジークに見せつけるように突き上げる。そこから尻の割れ目を指で広げ、ひくひくと疼く菊座と濡れそぼったピンク色の秘部を晒す。

 

 まるで、というか正に男を誘うような恰好をしたエイナにジークはニヤリと笑った。安産型の臀部を鷲掴みにしながらまだいきり立ったままの陰茎を秘部に擦りつけてクチュクチュと水音を響かせる。

 

「リヴェリアに気にかけられていると聞いていたから生真面目で堅物かと思っていたが……大分むっつりだったらしいなぁ」

「ふ……んぁっ。ほ、本当はエッチなことに興味あったのっ。でも、周りからのイメージがあるしリヴェリア様やお母さんを心配させられなかったからぁ……! (いやぁあああああ!? 何言ってるのよ私の口はぁ!?)」

「そうかそうか。じゃあ思う存分性の快楽を知るといいさ」

 

 ジークは唇を舐めながら擦り付けるだけだった陰茎の先を秘部にしっかりとあてがい、ゆっくりと自分とエイナの腰の隙間を縮め始めた。自慰もせずに湿っていた膣道は抵抗するどころか進んで男の性器を受け入れ、純潔だったことを証明する膜も溶けるように容易く破られてしまい、簡単に最奥に招き入れてしまう。

 

 エイナが見たことがある男性器の実物は幼少期の父のもののみ。記憶の中にあるそれより大きなものが自分の膣内に入って来る感覚は筆舌に尽くしがたく、「緊張して身体に力を入れてると痛い」という聞きかじりの知識から息を震わせながら力を抜こうとしていたのに、特に痛いと感じることもなく繋がってしまったことに逆に驚いてしまった。

 

 想像と異なる処女喪失に自分の垂れ下がる胸の間より破瓜の血が流れる結合部を眺めていたエイナだが、子宮口に亀頭をグリグリと押し付けられる感触に「ふぁっ」と思わずといった風な声を漏らしながら顔を跳ね上げる。軽く達してしまったことを彼女は知らない。

 

 そこから始まったのは最初に抱いた拍子抜けみたいな感想がなくなるセックスだった。

 

 小さな絶頂を迎えてじんわりと身体に広がる脱力感と裏腹に、まだ味わっていない男の子種を求める膣内の奥が広がり、ひくひくと蠢く淫肉が陰茎にまとわりつき、膣口は逃がさないとばかりに根元を締め上げる。

 

 もちろんジークに遠慮などない。欲しいならくれてやると言わんばかりに膣口の締め付けに抗いながら腰を引き、広くなって入れやすくなった膣奥を抉るように腰を前に出す。そんな挿入を何度も繰り返す。僅かな接触も惜しむように子宮口の粘膜は叩き付けられる亀頭に吸い付いた。

 

 腰を打ち付ける度に震える尻もジークの射精感を高めた。力を込めれば際限なく沈んでいくように柔らかく、それを押し返すようなハリもある。鷲掴みにするのをやめて軽く叩くと膣の締まり具合が変化した。

 

「ああっ、いっ、いうっ、ふううう……! あ゛あ゛っ、お゛っっ!?」

 

 剛直が身体の奥を貫き、腰を揺すって蜜をかき出すごとに我慢できなくなる喘ぎ声。声を出さないように意識しても膣道のザラザラした部分をねちっこく攻められるだけで無駄になり、終いには子宮に叩き付ける衝撃に涙を滲ませながら野太い声を漏らすだけになる。

 

「そろそろイキそうだ……お前は中と外、どっちに出してほしい?」

「~~~そ、とに出すなんて萎えちゃうでしょっ。遠慮なくいっぱい、中に出してぇ!」

「それじゃあ遠慮なくっ」

 

 一際強く挿入される陰茎。押し込まれた陰茎の先端をもう離さないとばかりに加え込む子宮口に、雄の本能剥き出しの欲望が注ぎ込まれる。

 

「ひぎぃっ、んああ゛あ゛あ゛っっ……!? あつぃ……いやぁ……もれちゃう……」

 

 子宮の中に広がる火傷しそうな熱を帯びた子種。両親がこれをしたことで自分が誕生したと知ってるのにエルフの血が否定の言葉を口ずさむ。射精を終えたジークが陰茎を引き抜くと蓋が取れたように白濁液が噴き出し、チョロチョロと漏れ出した透明な汁と混ざってエイナの腹部に流れベットに滴り落ちた。

 

 ――その一部始終を【呪いの書】片手に眺めていたアミッドとミィシャはというと。

 

「いや……ちょ……えぇぇ……! エイナが……『学区』でも清純で生真面目な委員長みたいだったエイナが……」

「ふむ、どうやら一晩過ごさないと解呪されないようですね。ジークさんなら『恩恵』のおかげで聴覚も上がってるので小声で伝えましょう」

「今の見て無表情!? ……あれ、なんかアミッドさんの足元にシミが……」

「どうかしましたか?」

「うぇ!? いや、そのぉ……アミッドさんのお腹なんですけど……」

 

 ミィシャが見つめるのは太ったと言われてしまえばそれまでだが、先程の情事を見た後では別の理由を考えざるを得ない膨らみがあるパレオの巻かれたアミッドの白い腹。

 

 アミッドは一言。

 

「ご想像にお任せします」

 

 そう言って再びセックスを始めた部屋の観察に戻った。

 

 ――その後、エイナの『呪詛(カース)』は解呪された。しかし解呪の後遺症によって一見は清純だが、特定の人間にはそうではなくなるようになってしまい……しばらく後、エイナは一年ほどギルドを休んだ。その理由(産休)を知る数少ない一人であるミィシャだが、普段の彼女からは信じられないほど硬く口を結んだという――

 

 

 


 

 

 

 ギルド職員は冒険者のように時間不定の職業ではない。同じ男の子供を産んだ女性達が手伝いを申し出てくれたものの、我が子のお世話を全部他人任せにすることは生来の性格からできなかったエイナ。一年以上の休暇を経て復職した彼女は、【フレイヤ・ファミリア】の『満たす煤者達(アンドフリームニル)』に匹敵する激務であると噂の『豊饒の女主人』へ治安調査の一環で働きに来ていた――のだが。

 

「はひっ、ひぐぅ、ゔああ゛っ……こ、こんなことをして、ただで済むと思って――」

「はいはい、文句言ってたら終わらないから掃除しようね」

「ひぎゅううううぅ!? だっ、だかりゃいって、んっ、るのに……ぃあぁ!」

 

 店内で窓を拭くエイナの後ろから艶声が聞こえる。そこには金(・)髪(・)のエルフがいた。痴態どころか末代までの恥確定の格好を晒して。『豊饒の女主人』の二番目の看板娘のような彼女のことをエイナはよく知っている。

 

 リュー・リオン。エイナ同様やむにやまれぬ事情でジークのハーレムに加わってしまった被害者! 一緒に心を擦り減らしながら【恋の夜宴(ラブ・サバト)】解決に協力した仲間! あの頭おかしいバレンタインでリヴェリアに苦労させたことを愚痴り合う同胞!

 

 彼女はあの頭おかしいバレンタインの三、四か月後に出産してすぐに姿を消し、しばらくしてから戻ってきたのだがその時に髪の気が薄緑色から美しい金色になっていたのだ。

 

 ……身体の方も大分変わっていたが。昔は男装したらそこらの男より遥かにモテるスラッと体型だったのに、今は男が目を奪われる凹凸のしっかりしたスタイルになっている。出産のせいか腹回りが大きくなっていたようだが、それ以上に情事の際に散々弄ばれた胸と尻の成長が著しい。流石に看板娘程ではないが、アホの猫人(キャットピープル)に迫る程度には。

 

 そんなリューは店内のモップ掛けをしている。可愛らしい若草色の制服を肩まではだけさせられ、エプロンを寄せて胸の谷間に挟み込むような形にして下着(ブラジャー)を抜き取られたことで露になった悩ましく豊かな双丘から搾り取られるミルクをワックス代わりにしながら。

 

『豊饒の女主人』の店員であるリューもエイナ同様自由に休日を決められない。にも関わらずしばらく無断欠勤したリューは怒られた。そして今日、罰として昼間の喫茶店を休みにする代わりに夜の酒場になるまでに清掃と仕込みを命じられた。証拠も残してないのにリューが休んだ原因と断定されたジークも巻き込んで。エイナはそれを聞いて手伝いを申し出たのである。

 

 太陽も出ていない早朝から始めたおかげで昼前に台所の仕込みは終わった。問題は掃除を始める時である。掃除道具を準備している段階でモップや雑巾はすぐ見つけられたのに、掃除用の石鹸がないことに気付いて買いに行こうかとエルフとハーフの二人が話していたらジークがこんなことを言いだしたのだ。

 

「まだバレンタインの時の魔道具(マジックアイテム)の影響残ってるだろ? 母乳をワックス代わりにしようぜ」

 

 ……あのバレンタインが関わると知能指数が低下するような気がする。エイナは遠い目をしながら窓を拭く。エイナやリューが抵抗すればいいのに受け入れた時点で彼女達は快楽漬け(調教済み)になっているのだが。

 

「母乳の出が悪くなってきたな……ヤるか」

「ひっ!? 待ってください、もう私は数え切れないくらい潮吹きも絶頂もさせられてるんです! そんなので母にゅ……ミ、ミルクを出させてもすぐに出なくなる! 証拠に貴方に犯される間隔は短くなってる。夜のことも考えたらハーフエルフのほうを」

「はいずぶー」

「――あぁぁぁぁ……。もうやらぁ……もうイキたくないぃ……」

 

 夜の仕事のために破いたらいけない脚衣(タイツ)を脱がされ、黄緑色のショーツを下ろされ、秘部を剛直で刺し貫かれたリューはポロポロと涙を零す。もう一歩間違えれば苦痛と変わりない快楽を与えられ、空色の瞳は蕩けて焦点が合わなくなり、顎を落として舌を垂らしながら空気を求める。引き換えに彼女の胸の先端からぽたぽたと滴るだけだった白い液体は勢いを取り戻す。

 

 とても申し訳ないと思うがエイナは助けない。『恩恵』持ちのリューと違ってエイナは一般人。体力も疲労回復速度もリューの方が圧倒的に上であるため、夜の仕事を考えればリューがずっと相手にしてくれるのがいいのだ。故にエイナは願う、できる限りジークの相手をして私が掃除を進める時間を稼いでほしいと。

 

 何故なら――。

 

「あっ、リュー気絶した。とりあえず寝かせといて、と……じゃあエイナ、やろっか」

 

 彼女が気絶したらこの絶倫野郎の相手を自分がしないといけなくなるのである。

 

 おおよそエルフがしてはいけないアへ顔を晒して意識を失ったリュー。ぴくぴく震える彼女の膣から零れ落ちた白濁液の塊が床を汚す。それを見てもエイナは笑わない。何故ならエイナが気絶している間にリューは三回は気絶させられる上に、今から犯される自分も床を汚すことになるので。

 

「あっ……」

 

 リューと同じような恰好で剥き出しになっていた胸に男のごつごつした手が添えられる。そっと乳首に這わせられた指の感触に震えたエイナは拭き掃除に使っていた雑巾を落としてしまうが、それを拾おうとしなかった。

 

 だって――ジークはエイナの胸で窓を拭くのだから!

 

「ひゃああ……これ、変な感じぃ……」

 

 胸を窓に押し付けることで出した母乳に触れる面積を増やしてから胸を動かす。ひんやりとした窓に皮膚が引っ掛かったり、乳首が擦れたりするごとにエイナを未知の感覚が襲う。

 

 それだけでなく店の外を歩く人に見られてしまうかもしれない背徳感、ジークの口に含まれて甘噛みされたり舌でなぞられるちょこんとした耳、付いた母乳を肌に擦り込むように揉まれる胸や指先で転がされる乳首もエイナの背筋を震わせる。

 

 しばらく掃除は続いたが、エイナも母乳が出なくなり、そして――

 

 

 

「いらっしゃいませー!」

 

 店員の客を迎える声が『豊饒の女主人』に響き渡る。テキパキと動き回る店員の中にリューとエイナの姿もあった。

 

 掃除はギリギリ間に合った。ただし本当にギリギリであったため二人に着替える余裕はなく、リューが持っていた【万能者(ペルセウス)】印の『匂い消し』で淫臭だけ誤魔化して働いていた。

 

 彼女達の制服の中は母乳でべっとり、脚衣(タイツ)と下着(ショーツ)も度重なる情事で出た精液と愛液によってずぶ濡れになり、滲み出た汁がスカートの中で足を伝い、ブーツの中をぐちゃぐちゃにしてゆく。散々中出しをされて膨れたお腹や下着(ブラジャー)を取られて浮き出た胸の先端はエプロンのおかげで辛うじて隠れていた。

 

 彼女達が大変だったのはそれだけではない。乳首が服で擦れる度に漏れそうになる声、動くたびに感じる湿った感触、ドロドロの股から滴る情事の痕……おまけに店のどこかに目を向ければ掃除という名の交尾を思い出す。どれもこれもが恥ずかしくて、常に彼女達の耳は真っ赤になっていた。

 

 仕事が終わって着替えの時間に入った時がもっとも危うかったことは言うまでもなく……『豊穣』と名の付く店で避妊もせずヤりまくった結果も言うまでもない。

 




 リリの境遇を考えるとリリに手を出しても不思議じゃないんだよねぇ。昔やったアンケートもヒロイン盗っていいって結果だったし。リリをゲットすればあるキャラの後日譚の妄想が進んだし。ロリキャラの道が開ける気もするし。
 ずっとほっぽってた転スラ18禁も書きたくなってきたし、書きたいエロいのが多くて大変だぜ。
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