※この作品はR-18です。

ベアトリクス・ブレーメの淫靡な夢   作:雄渾

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 これは、暁の方で連載してる『冥王来訪』の第107回から第110回にある「 一笑千金」の劇中の話です。
(ハーメルンには、二月以降掲載予定です)

イントロダクションが終わった後に、濡れ場を書く心算です。

後日、IF編でベア様、アイリス、兄ちゃんの義姉妹サンドイッチを書く予定です。


一笑千金(いっしょうせんきん)  18禁版 その1

 その日は、朝からアイリスディーナの見合いで、忙しかった。

一通り、来客である見合い相手との話が終わった後、落ち着いたユルゲンは茶の準備のために台所に向かった。

その背後より、駆けてきたマライから、

「ユルゲン君、お待ちになって」と、息も忙しげに、声を掛けられる。

咄嗟に、マライは、ユルゲンにふるいついた。

立ち込めるような甘い女の香りに、戸惑いを覚えながら、

「ど、どうかしました」

「ユルゲン君、どこか人気のない部屋でちょっと話したいの」

そう言って、手近のドアを開けて、空き部屋に滑り込む。

ユルゲンにとって運が良かったのか悪かったのか。そこは夫婦の寝室だった。

 

 マライは、ユルゲンの厚い胸板に自分の頭をくっつけて、項垂れてきた。

その際、男根をかすめる様にして、彼女の豊満な胸が触れる。

「ここなら誰も来ません。それで、話とは」

「同志ベルンハルト」

 マライはじっと瞳を澄まして、彼を見つめた。思いなしか、その眼底には涙があった。

ユルゲンも、胸をつかれて、思わず、

「はいっ」と、改まった。

「貴方は、大変な事をしてくれましたね」

「えっ?」

「私は、貴方を、常々、弟のように思っていました。

貴方もまた、よく部下のお世話をし、部隊の為に働き、衛士としても将校としても、恥かしくないお人として、様々な信頼をうけておられます……。

どうして今、私があなたを、見捨てる事ができまして」

「ど、どういうことです。仰っしゃる意味が分かりかねますが……」

「妹さんを木原という日本人に引き渡すなんって、本当は望んでいないのではありませんか」

「ええ。じゃあ、すっかりバレてたのか」

「私は、ハイム将軍から、今回の件を事細かに伺っております。

もし断れば、状況次第によっては、この国の存立にも影響しかねないかと……」

マライは、突然、彼の手をかたく握って、

「ですから、貴方が、どうしてそんな大胆な行動を敢(あ)えてなさったのか。

私にも、その心の中の気持ちが、全くわからない訳ではありません」

「す、すみません」

マライの本心からの言葉に何処か、ジンと来るものがあり、ユルゲンもまたそっと眦(まなじり)を指で拭いていた。

「なにを仰っしゃるんですの。貴方や妹さんを、あんな人物の為に生贄にしていいほどなら、ここへは来ません。

私は軍人としてでなく、一人の女として、日ごろの好(よし)みを捨てがたく、飛んでまいったのです」

「で、では、この俺をそれほどまでに」

「貴方のご温情には一方ならぬお世話になり、深い愛を確かめた仲です。

なんで、その間柄の貴方を、捨てられましょうか」

 

 いつの間にか、ユルゲンはマライの事を強く抱きすくめていた。

抱きしめた時の温かくて柔らかな体も、ユルゲンの理性を失わせるには十分だった。

やや荒っぽくマライの豊かな乳房を、もてあそぶ様にして、揉みしだく。

「あぁん、ああ……」

マライは、瞼を閉じて、首を後ろ向きにして喘ぐ。

 ユルゲンは両手で、マライの双丘を揉み上げた。

柔らかな感触が、彼の細く長い指を通じて脳に伝わる。

妻とは違い、若干(じゃっかん)小ぶりではあるが、柔らかで弾力性のある乳房(ちぶさ)。

内側から、もちもちと張り替えしてくる感じは、何とも言えぬ感覚で、熱い血がたぎってきたのだ。

 恍惚(こうこつ)した表情を浮かべるマライを伺った後、ふと我に返る。

大事な来客の接待をしているのに自分は何をしているのだろうか。

その様に考えながら、我武者羅(がむしゃら)に弄(もてあそ)ぶ。

 

 ユルゲンは、マライの全身から立ち昇る、成熟した女の香りに酔いしれると、スラックスの中にある男根を、即座に起立させた。

マライは、ユルゲンの太腿に手を伸ばすと、股間を撫でまわすようにして、隆起した陽物を察すると、

「あら、やだ。もうぅ……」と、ユルゲンの耳元で囁く。

「こんなに硬くなって」

「も、申し訳ありません」

ユルゲンは耳まで真っ赤に顔を染めながら、返した。

「何も謝らなくとも……私も、そういうの、嫌いじゃなくてよ」

ユルゲンの股間に手を置いたまま、言い募る。

「君も、お姉さんの私に好きなだけ悪戯(いたづら)しても良いのよ。でもこんな来客中じゃそうもいかないわね」

ユルゲンの胸は、誘うような言葉を受けて、いやがおうにも昂った。

「それなら、ヤウクにでも任せておけばいいさ。

こんな気持ちに俺をさせたんだ。慰めてくれるんだろうな。ええ」

「あら、大胆な事を言うじゃない。大事な客をもてなす主人の癖して」

ユルゲンは、ボタンが千切れんばかりの勢いで、折り襟の上着とワイシャツを脱ぎ捨てた。

 

 半裸のマライとユルゲンが、寝所で愛に耽っている時、部屋の外で聞き耳をたてる者があった。

ユルゲンの副官、ヤウクで、彼等が部屋から出て来るのをじっと待っていたのだ。

 すると、その時である。

どこかから、匂う様な可憐な声が、ヤウクの耳をかすめた

声音(こわね)には気のせいか聞き覚えがあった。

 ヤウクが振り返ると立っていた人物は、ユルゲンの新妻、ベアトリクス。

朝より気分のすぐれぬ彼女は、外出先から、急ぎ帰宅し、早めに休もうとしたところであった。

偶然、ユルゲンたちが寝所への出入りする様を、目にしてしまう。

 青白い顔をしたベアトリクスは、困惑するヤウクに対して、薄い笑いを浮かべる。

「ユルゲン、どんな顔するかしら。

女狐(めぎつね)にたぶらかされて、部屋に入るまでの一部始終、私なんかに見られてたって知ったら」

ベアトリクスの笑顔には、邪悪な趣があった。

「お、落ち着いて、く、下さい。奥様」

思わず身震いするヤウクに、怒りに燃えた眼差しを見せつけながら、

「私の狐退治を手伝ってくださらない」と、意味ありげな笑いを浮かべた。

 

 

 

 ベアトリクスの指示を受けたヤウクは、勢いよくドアを開け放つ。

咄嗟の出来事に困惑し、半裸で抱き合うユルゲンとマライの元に、急ぎ駆けよる。

「君に相談がある」と、マライが身支度を直すより早く、ワイシャツと上着を持って、半裸のユルゲンを連れて行ってしまった。

白い肌をさらしたまま、一人、夫婦の寝室に残され、呆然とするマライ。

「よろしくて」

呆然とするマライに、呼びかける声がした。

彼女に声を掛けた人物は、ユルゲンの新妻、ベアトリクス。

マライは、予想外の事態に咄嗟に、逃げることも出来ず、半裸の上半身を両腕で覆った。

「飼い犬に手を噛まれるとは、この事ね。

まったく主人の護衛を任された途端に、こんな結果になるなんて」

マライの顔を見るなり、ベアトリクスは、怒りをぶちまけた。

「本当に……」

事情をしっかりと呑み込めないまま、ベアトリクスの勢いに気圧(けお)されたマライは、恐れおののき、平謝りに謝る。

「申し訳ありません」

一部始終を知られた事を悟り、色を失うマライの前に立ち、ベアトリクスは、両腕を豊満な胸の前で組む。

青白い顔色に、乾いた笑みを浮かべ、

「お話し聞かせて下さらないかしら」と、話しかけ、マライの右手を引いて、別室へいざなった。

 




 読者の皆様へ。 

済みません。
月一連載もくそ忙しくて厳しいので、掲載が遅くなってしまったことをご容赦ください。
なかなか、この後の展開が書けぬもので、中途半端な対応になってしまいました。

今後の展開に関するアンケートを実施しますので、宜しかったらお答えください。

「一笑千金」でのやって欲しい事

  • 三人で話し合わないか
  • この女狐、許さない
  • 本番無しで、愛撫のみの生殺し
  • どうして、エレクチオンしないのよ
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