※この作品はR-18です。

ベアトリクス・ブレーメの淫靡な夢   作:雄渾

27 / 28
 この話はIFルートなので、12話の話とは別展開になってます。
基本、アイリスディーナは、どの話でも処女(ヴァージン)としてスタートするようになってます。
これは、連載中の本編でも変わりません。



幻夢(げんむ) その2 目覚(めざ)めた情火(じょうか)

 ベアトリクスは、一度女陰から手を放し、両手でマキシ丈のジャンパースカートの裾をまくり上げた。

しなやかな下半身がむき出しになる。

股間を包むパンティは、白を基調としたレースをあしらったものだった。

煽情的なものではないが、アイリスディーナらしい清楚な下着だった。

「あっ、は、恥ずかしい」

「可愛いわ、アイリスディーナ。凄く可愛い」

「いや、いやよ。やめて、ベアトリクス」

「嘘よ。本当は私に脱がしてほしいんでしょう」

 

 その時、部屋のドアが開いた。

ベアトリクスは、横目で入り口を見る。

黒いナイトガウン姿のユルゲンだった。

 ユルゲンがベットの傍に近づいてくる。

激しい息遣いで、肩に波を打たせながら、ぐったりとベットの端に腰を下ろした。

「ど、どうして、こんなことをしたんだ」

 彼女の計画では、アイリスディーナに深酒をさせる。

アイリスディーナを酔わせ、慰めた後、ユルゲンに引き合わせる手はずだった。

「それは、私たちの愛をより強固にするためよ」

 しかし、今となってはユルゲンとアイリスディーナを交わらせたくない。

そんな気持ちが自分の中に芽生えてきたことを、ベアトリクスは実感していた。 

「嫉妬によって、その憎悪を愛に変える。

他の女に走って、その女を抱くあなたを見て、嫉妬の炎が燃え上がる。

その時、私の心にあなたを取られたくないという感情が芽生える。

それが、新たな恋の始まりにもなる」 

 彼女は躊躇いもなく自分の中にある独占欲を明かした。

「えぇ!」

「何をためらっているの。アイリスディーナを抱いてあげて」

 そういって、ベアトリクスは部屋を去っていった。

今日は久しぶりに、朝まで泣きたい気分だった。

 

 ユルゲンはアイリスディーナのパンティに手をかけた。

彼女はびくりと身を引きつらせて、首を横に振った。

しかし瞳に浮かんだ光は、その先の何かを希望するかのようだった。

「あぁ……」

アイリスディーナの唇から、羞恥心とあきらめの混じったため息が漏れる。

「奇麗だよ。アイリスディーナ」

 最愛の妹が下半身をさらけ出して、ベットの上に横になっている。

袖のないワンピース状スカートは、裾がへそのあたりまでまくり上げられている。

なまじ赤裸になっていないため、むき出しになった秘密の園がひどく淫猥に感じられた。

 ユルゲンは、ナイトガウンと下着を脱ぎ去り、全裸になった。

彼の男根は、早くも硬く起立し始めていた。

わずか数時間前に、妻の体内に熱い精を放ったばかりなのに。

ユルゲンの逞しいものは、燃え上がるように熱くなっていた。

「今度は俺がするよ」

「はい」

 アイリスディーナは、素直に兄の言葉に返事した。

普段では考えられないような危険な会話が、二人の間で行われていたことに違和感を覚えなかった。

酒で、二人の距離が縮まったことも、関係あるのかもしれない。

 

「服を脱いでくれ、アイリス。

折角のブラウスとスカートが皴になってしまう」

「この服、どう思いますか」

「すごい素敵だよ。お前に似合っている」

「本当に……」

「ああ、このまま抱きしめたいくらいだ。

今日のお前の姿を見て、ドキドキ胸が鳴っている」

「だって、兄さんにこのジャンパースカートを見てほしかったから」

「でも、いいから脱いでくれ。お前の裸も見てみたいから」

「兄さんがそうおっしゃるのなら」

 アイリスディーナは、薄いピンク色に頬を染めて、ジャンパースカートを脱ぎ始めた。

着ていたブラウスも脱ぐと、その下からレースのブラジャーが見えてきた。

全裸の上にブラジャーだけという姿が、何とも言えないほどなまめしかった。

 アイリスディーナは、両胸の乳房の間に手を回すとブラジャーの前ホックを開ける。

ブラジャーがたわみ、双丘がこぼれる様にして、露わになった。

奇麗な砲弾型の乳房だった。

 ユルゲンは、裸身に見入る前から勃起していた。

アイリスディーナは、そのことをしっかりと目に焼き付けていた。

 

 それまでじっとしていたユルゲンが、急に両膝の間に入り込んで、亀裂に触れた。

すでに男の変化した肉体を見たおかげで、女の中心は厖大な潤いに満ち満ちていた。

珊瑚で彫刻したような潤沢で、生気のある花弁も、その奥にある秘園も、すべて敏感になっていた。

 双丘に取りつき、股間に手を伸ばしたユルゲンは驚いた。

服を脱がしてから大して経っていないのに、陰裂とその周辺がしっとりと濡れていることを。

「あっ……ああぁぁぁん」

アイリスディーナは、ピクっんと腰が跳ね上がり、官能の声を上げた。

「痛かった?」

「ううん」

 優しい兄の問いかけに、正直に答えたかった。

だが、ただ否定するばかりだった。

気持ちいいと正直に言えない自分が腹立たしかった。

 またベアトリクスによって、邪魔されるような事態が起きてはしょうがない。

心の中では、ユルゲンに抱かれる準備はできていた。

 アイリスディーナは、全身で兄を欲しがっていることに驚いていた。

躊躇っている兄が、なんとも恨めしい。

 

 ユルゲンは体を平たくして、陰裂に顔を近づけた。

既に女陰の奥からでた津液は、内股を濡らして、臀部にまで到達していた。

そんなものを見ると、アイリスディーナの純潔や処女性に疑問を感じた。

 俺に抱かれたいのは、何かのきっかけを作りたいからなのか。

それともこの貞操の呪縛から逃れ、見知らぬ世界へ飛び込みたいからなのか。

 津々と地下泉の湧く渚(なぎさ)を、指と舌で交互にねぶる。

アイリスディーナは、昏絶のせつなさを上げて、足の付け根を大きく開いていった。

自らの意志に関係なく、自然とそうなってしまったようだった。

「ああぁ……いい、いいの……」

鳴き声ともよがり声ともとれぬような声を上げ、本音を漏らす。

 ユルゲン自身、余りにも色鮮やかで淫らな秘園に魂を奪われていた。

挿入したいという気持ちも強かったが、苦痛を与えたくなかったので、むしゃぶりくらう勢いで快楽を与えた。

 アイリスディーナが苛立ちを覚えるほどに丹念に愛撫をつづけたのはそういう理由だった。

アイリスディーナは、柳腰をくねらせ、熱い息をあらく吐いた。

彼女は、深くまつげを閉じたまま、白い喉を伸ばし、後ろへ悶えて、もたれかかる。

「アイリスディーナ、嫌ならやめてもいいんだぞ。正直に言ってよ」

「違う、違います」

「何が」

「わからない。どう、どうしたらいいか、わからないんです」

アイリスディーナの肌は、そのまさぐりに絶えきれず、全身を痙攣させた。

「ごめんなさい、兄さん。……わたし、ああぁぁ……」

 一種の恐怖と甘い淫水のしたたりが、グッショリと、陰毛まで濡らしている。

その時、ユルゲンはアイリスディーナが愛撫だけで絶頂したことを理解した。

 しばらく静寂が戻ると、ユルゲンは強烈な眠気に襲われた。

ある種の緊張感から、解放されたためであろうか。

或いは、深酒が全身を回ったためであろうか。

 

 

「……私をこんなにして」

アイリスディーナの手が、最初は恐る恐る男根を触れた。

「だからよ。もう兄さんていう人は」

その声とともに、力強く握られた。

「あっ、痛」

「これが欲しい、欲しいんです。わかっているくせに。ええもう、私をじらして」

まるで切羽詰まったような悲痛な声だった。

「離さない、離さない。もうどんなになっても」

ユルゲンは起き上がると、彼女の脚の間に割り込んで身構えた。

「いいのか」

「もう、もう。こんなに体が火照ってしまって、苦しいです」

 アイリスディーナは、大胆にユルゲンを見上げた。

それを官能の合図と見たように、ユルゲンはそっと彼女の体を持ち扱かった。

すっかり濡れた花弁に貪欲な自己をあてがって、静かに押した。

 陰裂が堅い陽物で、左右に押し開けられるも、処女膜につっかえたように止まった。

アイリスディーナの顔は苦悶に満ちていたが、その目はユルゲンを見上げていて、瞬き一つしなかった。

ユルゲンはためらっていた。

「兄さん、私をどうにでもして下さい」

 アイリスディーナのしなやかな四肢は、決して離すまいというようにしっかりとユルゲンに絡みついた。

ユルゲンは時間をかけてしっかりと押し込んだ。

 そこからが大変だった。

硬く立ちはだかった処女膜に侵入を妨害されて、思うように進まなかった。

かまわず押し込むと、アイリスディーナの表情が歪み、食いしばった唇の端から苦痛の声が漏れだしてきた。

 ユルゲンはアイリスディーナが完全な処女であることを理解した。

男の喜びに包まれながら、獰猛な征服欲をあらわにした。

 ぐずぐすしていれば、無残に挿入前に射精してしまう。

着実に力を込めて、挿入した。

「あああぁ……痛っ……あああ!」

 喚きたいような激痛がアイリスディーナの女陰を襲った。

だが、アイリスディーナは必死に耐えた。

気張ったユルゲンの表情が、今までに見たことのないほど陶酔に満ちていたからである。

 悲鳴が上がった瞬間、立ちはだかっていた処女膜の存在がなくなった。

男根は奥深くまで進み、埋まっていった。

 アイリスディーナは、両腿(もも)の内側に、何か生暖かいものが流れていくのが分かった。

ユルゲンは、アイリスディーナの眦にあふれる涙を見た。

「大丈夫か……」

「嬉しいんです」

「どうして……」

「私も、一人の女になれたのですから」

 感極まったユルゲンには、この時が限界だった。

「ああ、アイリスディーナ。愛してる、愛してる」

 そう口走りながら、ユルゲンは腰を勢い良く振った。

その動きは、アイリスディーナにさらなる痛みをもたらした。

 だが、だんだんとそれも感じなくなってきていた。

なぜならば、大好きだった兄と結ばれた喜びの方が、大きかったからだ。

肉体面の苦痛よりも、たった一人この世界で血のつながった兄と結ばれた喜びがはるかに上回っていたからだ。

 立て続けに漏らす兄の睦言を聞きながら、夢中で抱きしめる。

ひときわ大きく唸ったユルゲンが、その男根から精をほとばしらせた瞬間、アイリスディーナは女となった喜びに包まれていた。

「好き、好き、大好き」

 あとは何を言っていたのすら覚えていない。

兄の逞しい体を受け止めながら、アイリスディーナはただ涙を流しているばかりであった。




 前回の話書いて、翌日なのですが、今回は左手の薬指を怪我しました。
3Pを書くたびに怪我するってなんだよ。
 次回は、ご要望の多かった「花嫁アイリスディーナ」のIFストーリーの予定です。
IF編の話書くにあたって、アイリスディーナの結婚相手になる人を誰か募集します。

アイリスディーナ花嫁IFルートでの旦那さんに関して(必ずしも肉体関係を結ぶとは限りません)

  • テオドール・エーベルバッハ
  • ヨアヒム・バルク
  • クラウス・ハルトウィック
  • ハインツ・アクスマン
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。