※この作品はR-18です。

ベアトリクス・ブレーメの淫靡な夢   作:雄渾

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今回の話から分岐点に入ります。
アンケート内容を反映した近親相姦ルートです。

無論、何もなかった世界線も書こうと思ってます。
(掲載は後日になります)




分岐点 アイリスディーナ・ベルンハルト
分岐点 その1


 数日ぶりにパンコウ区にあるベルンハルト邸を訪ねたベアトリクス。

もう日は暮れており、辺りは暗くなり始めている。

室内は薄暗く、物静かな様子だ。

玄関の鍵はしまってはいたが、人の気配はする。

合鍵で静かにドアを開けると、忍び込む様に中に入った。

 義妹(いもうと)とはあれ以来まったく口をきいていない。

口を利くどころか、まともに目を合わせられなかったのだ。

そんな自身を義妹(いもうと)がどう思っていようか、ベアトリクスには知る由もなかった。

 思い悩むより、夫に相談したほうが早かろう。そう思ってユルゲンの部屋を訪ねた。

最初は自宅を訪ねるつもりはなかった。市街地にある第一戦車軍団の司令部を訪ねてそこから自宅に呼び寄せるつもりだった。

ユルゲンはそこで主席幕僚をしている。

参謀本部(ポツダム)に出向いた際には夫に迷惑をかけた事もあるから、冷静に考えて、流石にそれは控えた。

 

ユルゲンの自室には前に立ち、ドアノブに手をかける。

薄明りの付いた部屋から、雌猫(めすねこ)の鳴くような声が聞こえて来る。

「ああぁ……」

僅かな隙間から、コッソリと覗く。そこで、衝撃的な光景を目にしてしまう。

 椅子に腰かけたアイリスディーナの胸を、両手で揉みしだくユルゲン。

ドアとは逆の位置に立つユルゲンはベアトリクスの存在に全く気が付かなかった様子で、立っている。

胸ポケットの無い軍用ワイシャツ*1姿で、黒い伸縮生地(エラスティック)のズボン釣り*2を掛け、折れ目(プレス)の入った灰色のウールズボンに短靴。

乳白色のカーディガンにパールホワイトのブラウスを着たアイリスディーナの胸を、素手で力強く揉みしだく。

「はうぅぅっ……!」

ドアの隙間より聞こえたのは、アイリスディーナの嬌声(きょうせい)。

ベアトリクスは呆然とその様を見入ってしまう。

恍惚(こうこつ)した表情を浮かべるアイリスディーナを伺った後、ふと我に返る。

滂沱の涙に暮(く)れながら、足早にその場を後にした。

 

 ユルゲンは両手で、アイリスディーナの双丘を揉み上げた。

柔らかな感触が、彼の細く長い指を通じて脳に伝わる。

妻とは違う、柔らかだが若干筋肉質で弾力性のある乳房(ちぶさ)。

内側から張り替えしてくる感じはベアトリクスと同じだが、何とも言えぬ感覚。

これが、背徳感なのであろうか。

その様に考えながら、我武者羅(がむしゃら)に弄(もてあそ)ぶ。

 アイリスディーナは、身体から力が抜けた様子で、抵抗する素振りすら見せない。

「あぁぁっん」

妹の口から漏れる淫靡な聲(こえ)。

その刹那、肉体の奥底から湧いて来る、性の昂(たか)ぶりを感じる。

「アイリス、素敵だよ。アイリス」

アイリスディーナへの込み上げて来る想い。

抑えきれぬ欲望を両腕から、彼女の双丘に力強くぶつける。

ユルゲンはその膨らみを、やや強く揉み上げた。

「ああっ……、ふぁぁ……」

アイリスディーナの桜色をした唇から、可愛らしい喘ぎ声が漏れる。

己が性感を震わせ、どす黒い欲望を覆い隠していた理性を剥ぎ取るような可憐な聲(こえ)。

耳介を擽(くすぐ)る様な甘く美しい喘ぎであった。

 指先で柔らかな感触を堪能(たんのう)する様に、ゆっくりと揉みしごくことにした。

「ああぁ、ううぅん!」

アイリスディーナは、身体を震わせると首を反らし、眉間(みけん)を寄せた。

上気した顔からは、普段の清楚なアイリスディーナとは思えない表情。

汗が一つ一つ粒になって出ていく様を、じっとユルゲンは見詰める。

艶やかな色気を醸(かも)し出している。

 ユルゲンは右手を乳房から離すと、彼女の頬を触れる。

アイリスディーナの顎(あご)に手を移し、此方の方に振り向かせる。

 無防備に瞼を閉じて、長い睫毛(まつげ)を震わせる。

桜色をした唇を少し開き、微かな喘ぎ声を漏らしているアイリスディーナの表情。

より一層、庇護欲(ひごよく)が煽(あお)られる小猫を思わせる。

背筋を震わせるほどの、可憐な魅力(みりょく)を、ユルゲンは全身を通じて感じていた。

アイリスディーナの唇から漏れた吐息が、ユルゲンの鼻腔を擽(くすぐ)る。

彼女の吐息は、まるでグレープフルーツの様な甘く瑞々(みずみず)しい香りを思わせた。

 ユルゲンは静かに顔を近づけると、アイリスディーナの唇に自身の唇を重ねた。

ベアトリクスの時とは違い、不思議と緊張感は無かった。

あの時は、脳天から電撃が走り、眩暈(めまい)さえ覚えるほどであったのに。

 舌を差し出すと、アイリスディーナは無言で唇を開く。

初めてフレンチ・キスをしたにしては、思ったよりぎこちなさは無い。そう思える。

口の中に入れた舌を突き合うと、アイリスディーナの舌に絡める様に、舌を動かす。

ただそれだけの事で、目眩(めくるめ)く耽美(たんび)な世界へ引きずり込まれていくような気がした。

 アイリスディーナが口付けをしてくれている。あの可憐(かれん)な妹のアイリスディーナが。

そう思うだけで、数日前に、妻ベアトリクスと猥(みだ)らに交わった事など、消し飛ばしてしまうかのようであった。

 もっとも、あの熱い情交があったからこそ、今大胆に振舞えるのではないのか。

ベアトリクスと淫靡(いんび)な一夜は、ユルゲンの中にある何かを変えた。

自信が芽生え、自分が求めるものが何であるか、ハッキリと道筋の様な物が見えて来た。

あの一夜を過ごさねば、今頃は混乱の中に在って、こうして抱き寄せる事さえ出来なかったかもしれない。

 やはりあの時ベアトリクスを抱いたのは己の中に自信を付けさせたのではないか。

ユルゲンはそう確信すると、アイリスディーナのカーディガンに手を掛ける。

すると、アイリスディーナの左手に右手首を掴まれた。

「体を清めてからにしませんか、兄さん。汗を掻(か)きましたから……」

ふと、ユルゲンは笑みを浮かべる。

「それもそうだな。この際だ、俺も入ろう」

そう告げた後、ユルゲンは力強くアイリスディーナを抱きしめた。

*1:
東ドイツ軍の制服用ワイシャツは夏季勤務服以外、ポケットが無く下着扱い。帝政時代からの伝統

*2:
現在のドイツ連邦軍でも野戦服、勤務服問わずズボンはズボン釣で釣る




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