※この作品はR-18です。

サブヒロインが弱み握られてエッチする展開いいよね   作:アルベド族

7 / 10
ちょっと色々詰め込みすぎたかも。
本作のメインはエロなのにちょっと少ないかも。
かもかーな♪ かもかもかな。


堀北退学√before 試験

 

 6月、海野はCクラスの王である龍園と対峙していた。ちなみに海野は単身だが、龍園は石崎、アルベルト、伊吹の3人を引き連れてはいる。

 

 場所は監視カメラの無い校舎裏、先日須藤が小宮と近藤に呼び出され、暴力事件(未遂)が起きた場所である。

 

 龍園がその気になれば、暴力に訴え出ることも可能なホームグラウンドの様なこんな場所に彼を呼び出すなんて命知らずの馬鹿だけである。

 

「で、何の件だ? つまらねぇ話なら……」

「校舎裏での密会って、ちょっとドキドキしない? な、なんか悪いことしてる気分? みたいな」

「チッ……」

 

 もじもじと挙動不審な海野に龍園は軽く苛立った。そんな龍園の様子を見た伊吹は(あーあ、ご愁傷様)と思いつつ、この後起きる展開を予想し合掌した。

 

 見たところ海野の身長は165センチ程度、格闘技に秀でている様子でも無い、そんな彼を4対1でリンチし再起不能にさせる。龍園は平気な顔してそのくらいはやる男である。伊吹は目の前の彼に多少の同情をした。

 

「あ、用件なんだけどCとDで同盟組まない?」

 

 あっけらかんと笑顔で語る彼は無邪気そのものだった。何を言うかと思ったら……、と伊吹は呆れた。

 

 良い子ちゃんBクラスの一之瀬ならともかく、傲慢不遜で他のクラスを潰すことしか考えてないような、暴君の王ここに極まれりな龍園がそんな提案乗る筈がないだろう、成績は良いらしいがどうやら海野はただのアホらしい。と伊吹は思ったのだが。

 

「……成程な」

「うん、そういうこと」

「契約書はあるんだろうな? よこせ」

「もっちろん持って来たよーんっ、はい、ごさ……ご査収くださいませ? うーん敬語がわからない」

 

「「えっ」」

 

 ……いやどういうこと? 石崎と伊吹の声が重なる。

 

 今の短いやりとりで何でCとDが同盟を組む流れになるのか、彼等は全く分からなかった。ちなみにアルベルトは不動のまま直立していた。そんな彼等を無視し、龍園は渡された契約書を読んだ。

 

「見たところ問題はなさそうだな、ククッ自分の立場がよく分かってるじゃねぇか」

「ふっふっふ、僕は可愛いだけじゃなくて暗躍も出来ちゃうからねっ」

「とっとと提出しに行くぞ、こんな蒸し暑い場所一秒だっていたくねぇ」

「じゃ、皆にバレるまで僕と龍園君……というかCとDは敵対関係ってことでよろ~」

「当然だな、AとBに余計な情報与えてやる必要もねぇ」

 

「えっ、ちょ、同盟組むの!?」

 

 たまらずに伊吹は問いを投げた。つい最近までは「Aクラスの前にBとDを潰す」とか言ってたCクラスのリーダーの突然の方針転換を疑問に思うのも当然と言えば当然だった。

 

「ま、そういうことだから伊吹ちゃんこれからは仲良くしてね」

「後で説明はしてやる」

 

 話についていけない彼等を置いてけぼりに、この日龍園と海野は手を結んだのである。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 夏休み、サバイバル試験が始まった。

 

 Dクラスは開始早々篠原と池がトイレの件で揉めたが、「簡易トイレ!? いやいやいや! 仮設トイレは絶対必要! 僕簡易トイレだったら本気で泣く!」っと海野が泣きながら駄々をこねた。まるで幼稚園児である。

 

「えーおっほん、司法による裁定を下します。仮設トイレは購入に決まりました」

 

 白いつけ髭を付け、どこからか木槌を取りだした海野はそう宣言した。女子達は喜んだ。

 

「で、でもよぉ海野、そうは言っても20ポイントだぜ?」

「お願い! このバカンスが終わったら僕インターハイで頑張るから! 20ポイントなんてすぐ取り返すから!」

「う、うーん……」  

 

 池も、そして幸村も彼には強く言えなかった。正直Dクラスの現状のCPは海野の力によるものが大きいと、彼等も内心気付いてはいるのだ。

 

 功績から考えれば海野の発言力はもっと強くてもいいものであるが、彼は普段の行いによって良くも悪くもカリスマは全く無いので、しぶしぶといった様子で池達は折れた。

 

 

 

「ところで、海野ってほんとにバスケすげーの? 実はよく知らねーんだけど」

「……それマジで言ってんのか?」

「えっ」

 

 森林を移動中、池はバスケ部の須藤にこっそりと聞いてみたが、返って来たのは信じられないものを見たような須藤の表情だった。

 

「海野のペネトレイトのキレと速さは化け物染みててよ、マンツーDFじゃ絶対あいつが抜くから相手は基本ゾーンのダブルチームにはなるだろ? そしたらマークが外れた一人にあいつは必ずパス通すんだよ。スリーも成功率7割近いし、スタミナも半端ねぇ、ちっこいからスティールの数も多いし、ハッキリ言って日本の高校生の中じゃ1、2を争うPGだぜ」

「よ、よくわかんねぇけど凄そうだな……」

 

 饒舌に語る須藤の姿を珍しく思いながら、池は最後の一言だけを聞いて、海野の凄さをある程度理解した。周りで聞き耳を立てていた他の男子達も、もしかしたらあのマスコットみたいなピンク髪僕っ子は凄い奴なのではと評価を上げていた。

 

 

 

「今回は私がリーダーを務めます。勿論Dクラスの為に尽力するつもりよ。基本的には私の方針に従って貰うつもりなので、どうぞよろしく」

 

 拠点決めの後、堀北はDクラスの面々にそう宣言した。遂に始まったクラス別対抗試験、彼女の気合いは十分だったが、クラスメイトは嫌そうに顔を歪めるものがほとんどだった。

 

「……えーっと、リーダーって櫛田ちゃんとか平田とか、最悪海野とかじゃ駄目なの?」

「ちょ、僕って最悪!? 僕最悪なの!? うわーんっ」

 

 ショックを受ける海野は置いておいて、手を挙げた山内の質問はDクラスの総意に近かった。

 

 堀北はまぁ優秀なのだろうが、自分にも他人にも厳しい性格なのは皆知っていた。そんな女を上に据えたら、色々な意味でキツい7日間になることは確定である。生ぬるい環境で一学期を過ごしてきた彼等にとってそれは耐えがたいのだ。

 

「わ、私がリーダーなんて出来ないよっ、堀北さんの方が適任だと思う!」

「勿論出来る限りサポートはさせて貰うけど、皆を率いるのは彼女の方が適任だと僕も思う」

「最悪僕……、僕って最悪……」

 

 櫛田と平田にそう言われてしまえば、他の生徒達にはどうする事も出来ない。自分がリーダーになるくらいなら、と皆は堀北がトップに立つことを諦めた。

 

「質問は以上かしら? サバイバル試験のDクラスの目標は一位、勝ちに行くわよ」

 

 こうして堀北主導のDクラスの試験は始まった。

 

 

 

 試験三日目。

 

 毎日毎日命令口調で指示する堀北にDクラスの面々は不満たらたらだったが、平田櫛田海野のフォローによりなんとか暴動は起きずに済んでいた。

 

 キャンプ経験豊富な池と、田舎暮らしの長い海野のおかげで食料問題も解決されたことでなんとか皆もサバイバル生活に慣れてきていた。

 

 男子も女子も最低限の協力はしつつ、大きな事件もなく時間は過ぎ去っていった。ポイントもそこまで消費していないのでDクラスは順風満帆と言っていい状態にあった。ちなみに高円寺もリタイヤはしていない。クラスの為にまともに働いてもいないが。

 

 

 

「ちょっと、佐倉さん。貴方は午後から山内君と食料探索に割り振ったわよね。早く行きなさい」

「え、え……っと……」

「何? 不満があるならハッキリ言って貰わないと分からないわ」

 

 女子テント前、佐倉は堀北に詰められていた。佐倉は男子が苦手で、特に山内はその最たるものだった。彼とペアでの行動なんて本心では嫌でしょうがないのだが、内気な彼女はそれを声に出して言えないまま、時間が来てしまったのだ。

 

 堀北も別に佐倉をいじめたい訳では無い。口調はキツいが、何か理由があるなら口に出して貰わないことにはしょうがないのだ。

 

 佐倉が俯いて下を向き始めた時、助け船は飛んできた。

 

「あー、じゃぁ愛里とは僕が行くよ、ほら愛里っ」

「……海野君、ここは女子のベースキャンプよ、何で貴方がここに居るのかしら」

「軽井沢ちゃん達から許可は貰ってるよー」

「……はぁ、まぁいいわ」

 

 颯爽と現れた彼は佐倉の手を引いてその場を去った。

 

 ちなみに彼と食料探索に行く予定だった綾小路は急に相棒が山内に変更になって少し残念に思った。

 

 

 

「あ、ありがとう明日兎君……、私まだ山内君も少し怖くて……変わらなきゃって、思ってはいるんだけど……」

「いいっていいって、僕もちょうど愛里に話があったし!」

「……もしかして、アッチの方ですか?」

「お恥ずかしながら、僕、早くも限界……。今日の深夜こっそり抜け出して来て貰っていい?」

 

 もじもじと言い辛そうに言う海野、勿論佐倉の返答はイエスである。ただ……。

 

「わ、私も明日兎君と正直その……したいんですけど、でも外ではちょっと……」

「安心して! 流石にこんな森の中じゃしないから! 僕虫苦手だし」

「……そうですか、……ほっ」

 

 佐倉、安心。彼との性交渉はいつでもOKな彼女だが流石に深夜の森林で行う勇気は無かった。

 

 そんな感じで場所と時間を決めつつ、二人は仲良く食料探索に勤しんだ。

 

 

 

 時間はあっと言う間に経ち深夜。こっそり女子のベースキャンプから抜けだした佐倉は指定されていた浜辺で彼と落ち合った。

 

「愛里ー!」

「わっ……!」

 

 佐倉の胸に飛び込んできた彼は赤のジャージ姿の彼女を抱きしめた。すりすりと胸に顔を埋めるその光景は仲の良い姉妹にも見える。

 

「Cクラスの龍園君から専用テント借りてるから、そこ行こう?」

「……Cクラス?」

 

 佐倉ははてなマークを浮かべる。詳しくは知らないが噂ではCクラスは初日に全員リタイヤしたとか聞いたような……。

 

 だが彼女はまさにDクラス生徒特有の、疑問を疑問のまま放置するタイプの人間だったので、そこまで考えて思考を停止した。何で彼がCクラスの人間からテントを借りれるのかどうかなんて些細なことである。

 

 二人はCクラスが拠点としていた浜辺近くのテントに入った。ちなみに初日龍園が「鈴音、俺と遊びたかったら専用テントに来いよ」的なセクハラを言っていた如何わしいこと専用のテントである。

 

「あ……思ったより広いですね」

「うん、10万PPもとられたからね」

「え、10万PPも!? 明日兎君大丈夫……?」

「愛里とえっちする為ならこのくらいなんでもないよっ! もう辛抱たまらん!」

「きゃっ……♡」

 

 抑えが全く出来ない欲望ダダ漏れの彼は佐倉を押し倒した。三日間も率先してDクラスの為に尽力していたので、色んな意味で溜まってるのだ。

 

「ちゅっちゅ……愛里ぃ……」

「ん……♡ はぁ……はぁ……、んちゅ……♡」

 

 お互いに目を瞑り、唇を合わせ舌を絡ませ合うと、二人のスイッチが完全に切り替わる。青春の学園生活は欲望塗れの爛れた生活へと一変する。

 

「んっ……♡ はぁ……♡ あ、明日兎君……、ジャージと下着脱いでいい?」

「……えっ? ああうん、もう脱ぐ?」

「うん……、私すぐ濡れちゃうから……下着汚したくなくて……ごめんね?」

「全然謝ることないよっ!」

 

 そう言った彼女は着ているジャージを脱いだ後、上下お揃いのピンクの下着も脱ぎ始めた。きちんとテントの端の方に畳んで置いているのが彼女らしい。彼の方は自分のを脱いだ後はぽいぽいとその辺に雑に投げた。性格が出るなぁ。

 

 生まれたままの姿になった男女二人は正面から向き合う。無人島なのもあって、今夜の二人はアダムとイブの気分である。

 

「愛里の身体、何度見ても凄い綺麗だよ……、下も触るね?」

「は、はい……、ちゅっ……♡ んっ……♡ あしゅと君っ……ちゅう……♡ んむっ……♡」

 

 キスをしながら、彼の手は彼女の股間へと伸びていく。彼女の陰毛を少し撫でた後はぐちゅぐちゅと、既に濡れている女性器を存分に弄り始めた。

 

「ちゅ……はぁ……、すごいよ、愛里のえっちな汁いっぱい出てくる。どんどんドスケベが加速していくね愛里の身体」

「むちゅっ……むちゅ……♡ あぁっ……♡ そこはぁっ……♡ はぁんっ……♡」 

「む~~っ、早くえっちしたいぃ……もういいかなぁ……、早く、早く愛里とパコりたいよぉ……」

「あひぃ……♡ わ、わらひもっ……あっあっ♡ 早く明日兎君と、繋がりたいです……もう我慢出来ないですぅ……」

 

 どうやら欲望の制御が出来なかったのは彼だけでは無く、佐倉もだったらしい。毎日のようにセックスしてたのに、試験突入で急にぱったりと出来なくなってしまったのだ。いつもとは違う無人島でということもあり彼等の興奮は最大限に高まっていた。

 

 佐倉は彼のビンビンに勃起している肉棒を見て、理性のブレーキがどんどん壊れていった。早くシたい、またいつもみたくあの明日兎君のたくましいおちんぽ挿れられて……ドロドロのグッチョグッチョな獣交尾がシたい、と彼同様に髪の色がピンクな彼女は脳内もピンクに染まっていた。

 

「そんな風に男を誘って……、全くしょうがないドスケベの化身めぇ……これは僕がしっかり身体に分からせないとね」

「ぁあっ……♡ 明日兎君……」

 

 彼は佐倉を下に仰向けで寝かせたあと、彼女の太ももを持ってパカッと開かせ、既にぐっしょりな彼女の股間部に自身の息子をピトっとあてがった。左手は添えるだけである。

 

「はぁはぁはぁ愛里、いくよ……生でしちゃうよ、いいよね……いいよね……」

「あぁ……、も、モロちんちん……おっけーでしゅ……♡」

 

 顔を真っ赤にしながら、慣れてないふざけた事を言った佐倉を見て、彼の理性は完全に消え失せた。ここからはオスの本能のみが彼を突き動かすのだ。

 

 ずぷぷぷっ……! 

 

「……愛里のおふざけ可愛過ぎるだろっっ!!」

「お゛ぉっ……♡♡♡ ふ……太いぃっ……♡♡♡」

「あぁ……やっとえっち出来たぁ……4日ぶりぃ……、はぁっ……はぁっ……!」

 

 ゆっくりゆっくり身体を慣らすような正常位でのスローセックスが始まる。久々のセックスでいきなりのハイペースは彼女の身体に負担がかかる。まずは性器同士の再会を祝うように、お互いの身体を味わうような、ぬっこぬっこと緩やかなピストン運動が行われる。

 

「ひぃんっ……♡ あっあっあっ……♡ あっあぁっ……♡」

「愛里のおまんこ気持ちぃ~~っ……! 僕だけの特注グラドルセフレ穴でパコるの最高だよぉ~……!」

「あ゛ぁっ……♡ これですぅ゛……♡ これが欲しかったんですっ……♡ 明日兎君のっ……♡ 明日兎君のほぉ゛っ……♡」

「これじゃ分かんないよ! ほら愛里教えた通りに言って! 下品に言えっ愛里!」

「お゛っお゛っ……♡ おちんぽっ……♡ 大好きな明日兎君のぉっ……♡ あ゛っあっ……♡ おちんぽハメて欲しかったんですっ……♡」

「嬉しいよっ愛里っ……はぁはぁっ……どんどんっ……僕のちんちん依存症になれっなっちゃえっ! ほらほらっ!」

「お゛っほぉっ……!? 駄目ぇっ! おっおっ……そこぉっ……♡ そこ良過ぎますっ……♡ そこそこぉ゛っ……♡♡♡」

 

 どちゅんっ♡ どちゅんどちゅんっ♡ 興奮と共に挿送のピストン速度はどんどん上がって行く。専用テントの中からはひたすらに肉の混じり合うような淫らな音と嬌声が響き渡る。

 

 真夏の空の下で笑顔を配りながらクラスで一生懸命働いていた海野も、堀北を恐れて俯いていた佐倉もここには居ない。ここに存在するのは、ただ肉欲に染まった二匹の浅ましい獣である。二匹はひたすらお互いの身体を求め、本能のままに混じり合った。

 

 彼等の世界は今、目の前のパートナーだけだった。永遠に続けばいいような二人だけの最高の時間、しかしその終わりはやって来る。

 

「イギますっ……♡ 私もうっ……♡ 深いのがっ……あぁあっ……♡」

「ぼ、僕も……も……射精るっ……、キスハメでイこっ……! 愛里っ……ん~~っ」

「んっむっ♡♡♡ んっ~~っっ♡♡♡ ん゛んんっ~~♡♡♡」

 

 先に絶頂を迎えたのは佐倉だった。彼女の肢体は意思とは無関係にビクンビクンと痙攣する。耐えきれないとばかりに、彼女の両足は彼の腰に絡みつく。だいしゅきホールドである。

 

 深めの絶頂、彼女の膣内はぎゅっぎゅと伸縮し、限界間近の彼の膨張した肉棒を圧迫した。

 

「ぷは……うっ、締めつけ凄っ……射精るっっ……!」

「お゛ぉ゛……♡♡♡ あぁ~~……♡♡♡」

「うっっ……!」

 

 びゅっどぴゅっびゅるびゅるびゅるっ……! 

 

 火山の噴火をイメージするような、マグマのようにドロドロとした熱い精子が彼女の膣に勢いよく流し込まれる。

 

 彼によって幾度も味わった生中出し、下腹部から伝わるその熱が、佐倉の脳内を快楽と幸福で埋め尽くす。

 

「ふぅふぅ……、あ~~……一発目ぇ……」

「はひ……♡ はひぃ……♡」

「あ~~っ、この、ちんちんが溶ける感じ……何度味わっても最高だよぉ……」

 

 どくっどくっどくっ……。長い射精が終わる。極上のメスへの一度目の種付けが完了し、彼は口元から涎が垂れるくらいうっとりとした恍惚の表情で性の悦びを享受していた。幸せぇ……。

 

 絶頂した二人は抱きしめ合いながらお互いの顔を見た。紅潮し情欲に染まった瞳、まだまだ交尾し足りないという気持ちを互いに感じ取る。

 

「明日兎……君、私……もう駄目かもしれないです……気持ち良過ぎて……幸せ過ぎて……怖いんです……♡ きっともうこれがないと私……♡」

「ふふ、愛里はまだセックス覚えたばっかだからね、大丈夫大丈夫、回数重ねて段々慣れてきたらもっと気持ち良くなってもあんま気になんなくなるよ! だからもっと僕といっぱいえっちしようね!」

「そ、そういうものなんでしょうか……ほんとに?」

「僕、嘘はつかないよ! あんまり! ……ちゅ!」

「んちゅ……♡ ふふ……、じゃぁ……もう一回シたいです♡」

「うんっっ! 次はワンちゃん交尾で愛里をブチ犯すからね!」

「……えぇっ!?」

 

 どうやら今夜も激しい夜になりそうである。体力に自信の無い佐倉は少し心配になった。

 

 

 

「ほら愛里のおまんこ精子欲しいってどんどん締めつけてるよっ! 全く卑しい雌犬グラドルだよ! ファンの皆に謝罪会見してっ!」

「んちゅっ♡ ごめんなしゃいっ……♡ 私ぃ大好きな彼にちんぽハメられて幸せになっちゃうっ、あっあっ♡ セックス大好きアイドルですみましぇん♡♡♡」

「はぁっはぁっ……でも僕そんな愛里が好きっ! 大好き大好き大好きぃっ……!」

「あっはぁ♡ 私もぉ……♡ 明日兎君が好きっ大好き大好き大好きぃっ……♡♡♡」

「愛里ぃっ……僕の子身籠れぇっ……!」

「ん゛ぁ゛ぁぁ~~~っっっ♡♡♡」

 

 どぴゅっどぷどぷどぷっ♡♡♡

 

 その後も彼等は専用テントの中で盛り合った。試験の疲れもあっていつもより回数はこなせなかったし、ベッドよりは固い地面は不快だった筈なのに、不思議な事に満足度はいつもより上であった。学校から切り離された非日常な環境がもたらした影響かもしれない。

 

「ほら愛里、ちんちんお掃除して綺麗にして……」

「はむっ……♡ んむっ……♡ んっんんっ♡♡♡ ちんぽっ……♡ 明日兎君のちんぽっ♡♡♡」

「あぁ……上手だよぉ……くぅっ……」

 

 そんな感じで散々楽しんだ二人は裸で仲良く寝つつ、試験三日目の夜は更けていった。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 誰にも知られないところで海野がそんな日々を送りつつ、特に事件も起きずに油断していた試験五日目の朝。Dクラスに激震が走る。

 

 男子ベースキャンプと女子ベースキャンプの境でのんきにラジオ体操をしていた海野に女子のリーダー格の一人である軽井沢は小走りで駆け寄った。

 

「あれ軽井沢ちゃんどうしたのそんな血相変えて、蛇でも出た? 平田君呼ぶ?」

「……堀北さん……キーカードどっかに落として失くしたって……」

「ズコーッ!」

「ちょ、明日兎君!」

 

 

 

 朝の点呼前、集まったDクラスの面々は険しい顔をしていた。それも当然である。サバイバル試験のDクラスのポイントは現在物資調達で減った60ポイントのみである。スポットで追加される約20ポイントも含めれば最終日には260ポイント以上のCPを得ることが可能だった。

 

 毎月2万6千円相当の金が懐に入る。それはDクラスにとっては大金であり、その為ならばと皆はこの5日間のストレスにも耐えてこられたのだ。

 

 しかし、紛失したキーカードを他のクラスに拾われて、リーダー当て権利を使われたらそれだけで-50ポイント、仮にABCの3クラスに当てられたら-150であり、おまけにスポットの追加点数も入らなくなるのだから最悪である。その責任は誰にあるか、一人しかいない。

 

「ふざけやがって……」「リーダーならちゃんと管理しろよな」「もしかして堀北さん他のクラスにキーカード売ったとか……」「え、それ最悪じゃね」「はーっ、マジありえねぇ、だから俺は最初からあいつがリーダーなんて嫌だったんだよ」「つーか失くすとかあるか普通?」

 

 不満や愚痴や文句がそこかしこから悪意となって飛び交う、その標的は一人、Dクラスの無能な指揮官こと堀北である。

 

 当の本人は、今まで見たことのない様な苦い表情をしていた。いくつかの要因が今の彼女の心も体も蝕んでいるのだ。

 

 

 

「はい、えー第3回、Dクラスのサバイバル試験方針会議を始めます。出席者は僕と平田君と櫛田ちゃんと堀北ちゃんです。男女2ペアで合コンみたいだね、なーんて、わーぱちぱちぱち」

「「「…………」」」

 

 テント内の空気が重かった。朝からDクラスの生徒の堀北への不満爆発は相当なものだった。堀北以外のここに居る三人で必死に宥めたが、焼け石に水である。

 

「で、堀北ちゃんキーカードはどっか落としたの?」

「そんな訳無いでしょう。迂闊だったわね……朝起きたら紛失していたわ。……これはおそらくDクラス女生徒の誰かが裏切ったということ」

「成程、朝そんな事言ったら犯人探しの疑心暗鬼でDクラスめちゃくちゃになるもんね。だから落として無くなったことにしたわけか」

「そういう事情なら、僕は今からでも本当の事を言った方がいいと思う。確かに言い辛いけど、堀北さんだけに責任を負わせて皆で責めるのは間違っているよ」

「他クラスにリーダーがバレたという結果が変わらない以上、私への気遣いは必要無いわ。それに……確かにこれは私のミスよ。油断……したわね」

「…………」

 

 お通夜のような雰囲気の中、櫛田は一人必死に笑いを堪えていた。何を隠そう、深夜に堀北のキーカードを盗みだした犯人、それは彼女だった。

 

 彼女にも罪悪感はあるのでDクラスの皆に申し訳ない気持ちも多少あった。しかし、ここで堀北がリーダーとして結果を出してDクラスに認められるような、そんな展開を彼女は許容出来なかった。

 

 故に櫛田は単身の裏切りを実行に移した。盗んだキーカードは深夜にCクラスの龍園と密会し渡した。彼の事だから手心を加えるということも無いだろう。

 

 それにしても朝は傑作だった。溜まっていた不満が爆発し、Dクラスの皆の悪意が波となって堀北に襲いかかる様子はまさしく修羅場。思いだすだけでも笑えてくるのに、現在進行形で堀北が顔を曇らせながら悲痛な顔をしている。や、ヤバい……まだ笑うな……しかし……。

 

「まーこうなった以上しょうがないかー、リーダー交代! こっからは僕が引き継ぐよ」

「ど、どういうことだい海野君?」

「Dクラスのリーダーが堀北ちゃんだってバレちゃった以上、変更しないと一クラスあたり-50ポイントだからね。堀北ちゃんには明日のギリギリでリタイアして貰おう!」

「……どういうことかしら? 海野君」

「え!? もしかして僕説明下手!?」

 

 その後の海野の説明を聞いて櫛田は感心した。リタイアによるリーダー変更、これならDクラスの被害は最小限で済み、他のクラスとの差も縮まる可能性すらある。

 

 しかもDクラスのヘイトを集めた堀北は逃げるようにリタイアとなるのだ。無論理由の説明はDクラスに周知されることとなるだろうが、それでも彼女の失態でリタイア分の-30、更に本来入る予定だったスポット分の20ポイント程度は消え去るのだ。試験が終わった後も堀北への風当たりは間違いなく強くなるだろうし、もう彼女のクラス内権力は地に堕ちるだろう。

 

 考えうる限り最高の形、少しばかりの罪悪感で胸を痛ませなくて済むと櫛田は破顔した。

 

「凄いよ海野君! それなら堀北さんのリタイア分含めてもえーっと、210ポイントも残るってことだねっ」

「うん! しいてデメリットを言えばギリギリまでリーダー変更する訳にもいかないから、堀北ちゃんは今日と明日のあと二日辛い状態で過ごしてもらうことになるけど……」

「……仕方ないわ。Dクラスが勝つためだもの、受け入れるしか……無いみたいね」

 

 堀北のその言葉には悔しさがにじみ出ていた。誰よりも懸命にリーダーを務めた自分が途中リタイア、策という名の助け船を出したのはよりにもよって海野。最悪だ。最悪の気分である。

 

 ともあれ、彼女はその策を受け入れるしかない。大局が分からない程、彼女は愚かでは無い。

 

 

 

「えーという訳で、新しくリーダーを務めることになった海野明日兎です。可愛さでは誰にも負けませんどうぞよろしく」

「「「……最悪だ」」」

「こらー! いい加減僕も泣くぞー!」

「……本当に大丈夫かよ海野で……せめて平田に……」

「まま、大船に乗ったつもりで僕にどーんと任せとけって! 僕の策は108まであるぞよ!」

「不安過ぎる……」

 

 こうして後の残り約二日間、海野は一時的にリーダーとなり分裂寸前のDクラスを導いた。ちなみにキーカードのリーダーは信頼出来る親友の綾小路に頼んだ。見えない裏切り者(櫛田)への対策である。綾小路は任せてくれと親指を立てた。

 

 海野の言う通りリタイアするまでの二日間は堀北にとっては辛いものとなった。Dクラスの生徒達はこれ見よがしに新リーダーの海野と堀北を比較して彼を持ち上げ、彼女を非難した。

 

 元々の体調が悪いこともあり、精神的に摩耗した状態で六日目の夜、彼女はリタイアした。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 試験六日目深夜。

 

 海野と龍園の二人は砂浜で密会していた。実質サバイバル試験は今日が最終日、お互い色々確認事項があったからだ。

 

「Aクラスのリーダーは? はい、せーので……」

「「戸塚弥彦」」

「よし」

「ククッ……」

「じゃ次Bね。龍園君分かった?」

「金田をスパイとして送り込んだが……現状候補は絞り切れてねぇ」

「僕は白波千尋ちゃんで書くけど……、まぁそこは任せるよ」

「どうやって突きとめた?」

「Bクラスには梅干しがいるのだ!」

「……寝ぼけてんのか」

「酢っぱいってことだよ! もーノリが悪いなー! 龍園君ほんとに高校一年生? 年齢誤魔化して無い?」

「鏡見てから言いやがれ」

「グサッッ……!」

 

 龍園がDクラスと組んだのには主に二つの理由がある。

 

 一つ目、現状Aクラスに比べCとDのCPが低すぎたからだ。只でさえクラスの40人の質で言えばAクラスがトップなのに一学期が終了してなおダブルスコア以上離されている現状、特別試験でAを叩き潰すにはCクラス一つの矛だけでは足りない。坂柳が表に出てくる前に他のクラスと一時的に組んで集中攻撃するのは極めて合理的な策だった。

 

 二つ目、龍園はDクラスを心底雑魚だと捉え、ハッキリ言って敵として見ていなかったし、そしてその認識は正しかった。

 

 CとDのCP差はそこまで離れていないが、それは海野個人の力による結果論である。事実として、Dクラス内で本気でAクラスを目指している奴は堀北と、せいぜい幸村くらいのものであった。Dクラスの生徒の大半はAクラスに上がりたいが為に努力している訳では無く、ただPPが欲しくて努力をしているだけなのだ。

 

 仮に5月時点でDクラスのCPが0であったなら、気を引き締め団結したDクラスは成長し、将来的には脅威となったかもしれない。だが他クラスの龍園から見て、現状のDクラスは勝負の土俵にも立てていなかった。生ぬるく、弛緩した空気が常にクラスに満ちており、生徒の大半は内心では、CPに関しては自分以外の誰かがなんとかしてくれると思っているのである。

 

 そしてなんとかしてくれる誰か筆頭の海野、彼は正直なところ誰よりもクラス対抗に興味が無い人間であり、そのことは本人も龍園も理解していた。というより、彼は本質的に誰かを蹴落としたりとか、絶対に一番になるとか、そういうの含めて他者と争う事が苦手だった。

 

 そこそこPPが入って、皆楽しく、皆仲良く、平和に毎日過ごせていたら別に彼に文句は無いのである。頑張ってDクラスがAに上がれたらそりゃ嬉しいけど、まぁ駄目なら駄目で別に困ることも無い、それが海野という男の考え方であった。

 

 博愛主義とも言えるその考えは、龍園からすれば負け犬と同じ思考、そんな男がトップに立つ雑魚クラスなんてその気になればいつでも潰せる。それが彼の見解であり、利害が一致した二人はいくつかの協定を契約書で交わし、同盟を組んだのである。

 

「お前は入る高校間違えたみてぇだな」

「そんなことないよ、美人の先生、仲良いクラスメイト、好きな子も親友も出来たし、僕毎日楽しい!」

「そうかよ。興味はねぇ」

「ところでさー、Dクラスのキーカード盗って行ったの誰? どうせ龍園君のとこでしょ持ってったの、言っとくけどリーダーは変更したよ」

「櫛田桔梗だ。どちらにせよ契約がある以上Dクラスのリーダー指名はしねぇがな」

「あ、なーんだ! 櫛田ちゃんか! うん、櫛田ちゃんならきっと理由があったんだろうし、僕、見て見ぬふり!」

「……忠告しといてやるよ。お前は好きになる女の趣味が悪ぃな」

「え!? 何故急に恋バナ!? 龍園君はどんな女の子が好み!?」

「気が強ぇ女、屈服させがいがある。鈴音は結構気に入ってるぜ?」

「ドのつくSの人だ……」

 

 そんなやりとりもあり、ドキドキワクワクのサバイバル試験は次の日幕を下ろした。

 

 以下結果の内訳。

 

 Aクラス 1004+120 合計1124CP

 内訳:坂柳不在により残270ポイント

 Bクラスリーダー当て成功+50

 Dクラスリーダー当て失敗-50

 B、C、Dからリーダーを当てられ-150

 

 Bクラス 745+100  合計845CP

 内訳:物資購入により残250ポイント

 Aクラスリーダー当て成功+50

 Dクラスリーダー当て失敗-50

 A、C、Dからリーダーを当てられ-150

 

 Cクラス 492+100  合計592CP

 内訳:物資購入により残0ポイント

 A、Bクラスリーダー当て成功+100

 

 Dクラス 330+310  合計640CP

 内訳:物資購入により残240ポイント

 堀北リタイアにより-30

 A、Bクラスリーダー当て成功+100

 

 

 ◇◇◇

 

 

 時間は進む。

 

 優雅な船旅から一転、突然始まった新たな特別試験、通称干支試験は終了した。

 

 なんのことは無い。海野と龍園が裏で組んでいる以上、優待者の法則が導き出されるのはCとDの2クラスの情報共有後すぐであったし、その後の行動も迅速であった。

 

 高円寺が猿グループを即座に終わらせるという予定外の事はあったが、そこは二人での調整が行われた。

 

 全クラスに一斉に送信された結果発表のメールを見て、葛城と一之瀬は無人島試験からの違和感の正体をようやく理解した。

 

「やっぱりそういうことか……」

 

 一之瀬がため息交じりに呟く。事態は最悪である。

 

 葛城クラス 1124-150 合計976CP

 一之瀬クラス 845-150  合計695CP

 龍園クラス 592+150  合計742CP

 堀北クラス 640+150  合計790CP

 

 この結果を見れば、どんな間抜けでもようやく気付く。いつからかは知らないが元Dクラスと元Cクラスは組んでいたのだということを。

 

 干支試験を終え、不良品だらけの堀北クラスは誰もかれもが成長が見られないままBクラスへと昇格し、反対に一之瀬率いる元BクラスはDクラスへと堕ちた。

 

 漁夫の利を得続けた龍園クラスは士気の高さを維持したまま、Cクラスへと舞い戻った。 

 

 

 

「私の……せいだ、私がもっと早く気付けていれば……」

「一之瀬さん……」

 

 ふがいない結果に対し、一之瀬は自らを責めた。そんな彼女に寄り添うのは花の髪飾りが可愛らしい短めの髪の女性徒、元Bクラスの白波である。

 

「一之瀬さんのせいじゃないです……、一之瀬さんはこんなにクラスの為に頑張ってくれてるじゃないですか……。だから、もう自分を責めないで下さい……」

「ち、千尋ちゃん……ありがとう、うん、凹んでばかりもいられないよね! ごめんね心配かけて……」

「謝らないでください……」

 

 ぎゅっと抱きしめる白波に安心感を覚える一之瀬は、目の前の友達の、その瞳の奥に眠る怪しげな光にはついぞ気付くことは出来なかった。

 

 ちゃんちゃん。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 おまけ

 

「くっ……海野……キツいぞ……こんな狭いのか」

「あぁ~~、清隆のが、清隆のが僕の穴に入ってくりゅっ……! の、脳みそかき回されりゅ~~!」

「海野、力抜け……奥まで入れ辛い!」

「駄目ぇ、僕敏感だから、つい力入っちゃう~~!」

 

 試験も終え、仲の良い男子二人は海野の部屋にいた。相思相愛の二人、何も起きないはずが無く。

 

「よし、右の耳は全部終わった。次は左だ」

「はぁはぁ……、清隆耳かき上手!」

「手先は器用なんだ。続き始めるぞ」

「うん! お願い!」

 

 綾小路は幸せな時間を満喫していた。船上試験がとっとと終わったので、最近は海野と仲良く遊べる時間が多い。映画も見に行ったしプリクラもとったしプールもいったしサウナもいったしゲームセンターもいった。この船は大体何でもあるからここに二人で住みたいくらいである。

 

 海野を自身の膝の上に乗せ、綾小路は木の棒状耳かきで彼の左耳を掃除していた。一瞬のミスとて許されない。海野の聴覚の未来は今自分が握っているのである。無表情だが彼は今大手術を行うドクターのように神経を集中させて耳掃除を行っていた。

 

 借りてきた猫のように幸せそうな海野を見て、綾小路は思った。名前を呼ぶのは今しかない。もう海野は俺の事を完全に信頼している。いけっいくんだ綾小路清隆っ! あ、あす……あす……あす……。

 

 しかし、ここは船上である、思考の海にダイブした綾小路の一瞬の油断は命取りだった。その時……悪戯な津波さんのせいで船は少し揺れた。

 

「あっ」

「ぴぎゃ!?」

「す、すまん海野大丈夫か!?」

「清隆の馬鹿ーっ!! 穴に棒を入れるのがヘタクソー! 血が出たじゃんかうわーん医務室ーっ!!」

「ま、待ってくれ海野──!!」

 

 泣きながら走り去る海野に、綾小路は必死に手を伸ばした。しかし、無常にもその手は届かない。

 

 彼はこの日、本当に大事なものをその手で摑み取ることは出来なかったのだ……。

 

「俺はたった一人の親友を傷つけた……どうしようもない男だ……」

 

 BAD END5 素朴な疑問なんだが俺は今窮地なのか?




なっげええ。よう実って説明文多くなるし大変なんだなぁ(他人事)
気になったのでアンケ有
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