ルーデウスとエリスがお風呂場でプレイするお話。
エリスとの入浴。
誰かと一緒に入る決まりになっている我が家では、夫……いや、妻であるエリスと入ることも、珍しくはない。
だが、その日は少しだけ違っていたかもしれない。
夕食後、俺が風呂に入ろうとすると、「今日は私が一緒に入るわ!」 と言って、エリスがついてきた。
ちらりとエリスがシルフィにアイコンタクトし、微笑み返されていたので、今日はエリスの日で良いということなのだろう。
最近までシルフィと三人目を作ろうとしていたのもあり、エリスとは大分ご無沙汰だったな。
俺も愛され、じゃなくて愛してあげたいし、ちょっとスキンシップ多めでいきたいところだ。
勿論、襲われたり、殴られたりしない程度にね。
脱衣場でエリスを盗み見ると、前をタオルで隠しながら、カゴに脱いだ服を入れていた。
デュフフ、お尻が隠れていませんぞ……。あっ、見え……!
「なに見てんのよ!」
エリスはサッとタオルを身体に巻いて隠すと、顔を真っ赤にして睨みつけてきた。
いつの間にか夢中になっていたようだ。
「ごめん」
フン!と鼻を鳴らすと、エリスは風呂に入っていった。
二人並んで身体を洗う。
そして、他愛のない話をした。
子供たちのこと、シルフィとロキシーの二人と日中にしたこと、剣術を教えている生徒たちのこと……
話すエリスからは、日々充実しているのが感じられた。
良かった。
俺はちゃんとエリスを幸せにできているのか心配だったけど、やれているらしい。
二人も妻が居る俺に幻滅せず、選んでくれたんだ。感謝してもし切れない。
楽しそうに話すエリスの姿を見ていて、嬉しくなった。
あの墓に眠っている老人も、少しは満足してくれただろうか。
「エリス、背中を流そうか」
愛しさが湧いてきた俺は、エリスに声を掛けた。
「……変なところ触らないでよ」
「もちろんだとも」
エリスは髪をまとめてお団子にしていた。シルフィにやり方を学んだらしい。
うなじが見えて胸が少し高鳴った。
「背中、触るよ」
俺は垢擦り用のタオルでエリスの背中を流そうとする。
背中にはいくつか小さな傷跡があった。
触ると、しっかりと筋肉がついているのがわかった。
でもゴツゴツとした感触ではなく、しなやかで、触っていて気持ちがいい。
タオルで擦っていると、エリスがそこをお願いなどと指示をしてきた。
指示に従い、洗ってあげる。
「もう痒いところは無い?」
「大丈夫よ!」
エリスの背中を流し終えると、エリスが俺の背中も流そうか聞いてきた。
「ありがと、エリス。俺も頼むよ」
「わかったわ!」
エリスが俺の背中側に回る。
その後の行動は驚くべきものだった。
何か柔らかいものが背中に触れた。タオルってこんな感触だったっけ?
少し硬い感触もある気がする。
エリスの吐息を近くに感じて……まさか!
「ルーデウス、気持ちいい、かしら?」
エリスの声が少し震えている。
「気持ちいいけど……。ど、どうしたのエリス?」
「この前、シルフィがこうしてたって聞いて……」
あっ。……そんなこともありました。
シルフィの時も良かったけど、エリスのもまた……この柔らかさがたまらないな。
背中で起こっていることを想像すると、にわかに元気になってきたものがあった。
腰に巻いたタオルが持ち上がっている。
俺はなんだか恥ずかしくなって、エリスに見つからないよう手で隠した。
エリスは一心に、俺の背中を自前のスポンジで擦っている。
ハァハァと荒い吐息が聞こえる。
どうやらエリスも少し興奮しているらしい。
「か、痒いところはない、かしら?」
「大丈夫、です」
エリスが背中を流している間、俺は必死に股間のテントを隠していた。
「先に入るわね」
逃げるようにエリスが浴槽に入る。
俺は股間の膨らみを治めてから入ろうと思ったが、背中の感触が忘れられず、なかなか治まらない。
エリスに背を向けるようにして入ることにした。
浴槽に入ると、後ろからエリスに抱き着かれた。
「ルーデウス!どうしたのよ?」
「いや、何でもないんだ。ちょっと、ね?」
エリスが俺の肩越しに下を覗き込む。絶句したのを感じた。
「生理現象ってやつなんだ。ごめん」
「そんなに気持ち良かったの?」
「うん」
「ふぅん、そうなのね」
エリスはちょっと満足そうな声色だった。
今、俺はエリスに後ろから抱き抱えられるような恰好になっている。
なんだか、安心するな。
俺は後ろに居るエリスに体重を委ねた。
エリスはそんな俺を受け止めてくれた。
「エリス」
「なによ」
「昔、旅してた時にさ、こうして抱きしめてくれただろ? 今でも感謝してるんだ。その、こうしてると、とても安心するっていうか……」
水音がした。
エリスが俺の頭を胸に抱き寄せ、撫でてくれたのだ。
何が起こっても大丈夫と思えるくらい、安心感がある。
あの時より、エリスも俺も成長した。
頭の後ろからは幸せな感触がするし、俺の身体も大きくなった。
でも、胸に感じる温かさだけは変わらない。
「ふふっ」
エリスが微笑んだのがわかった。
彼女の手が俺を撫でる度に、風呂場に水音が響く。
俺はそれを聴きながら、ただ身を委ねていた。
心地良い。
ずっとこうしていたい気がする。
「ルーデウス」
「ん、どうしたんだい、ハニー?」
エリスが耳元で囁いた。
「好きよ」
やだ、どきどきしちゃう。ど、どうしましょ。
「俺も好きだよ、エリス」
俺は息を大きく吸って気を落ち着けると、何とか答えた。
エリスの方に顔を向けると、端正な顔が目の前にあった。
俺と目が合うと、エリスはキスしてきた。
お風呂にいるためなのかはわからないが、とても熱く感じられる口づけだった。
俺たちは、何度も貪り合うようにキスをする。
濃厚なキスとお風呂の熱気は、俺たちの理性をも溶かしてしまったのかもしれない。
もう止まらなかった。
エリスは俺の上半身を愛撫し始めた。
乳首をいじられると、気持ち良くて思わず声が出てしまう。
「んふふ……」
後ろからエリスの笑う声が聞こえる。
彼女の手が、俺の胸、腹と筋肉を一つ一つ確かめるように撫でていく。
とても大切な、自分の宝物を愛でるかのようだった。
快楽を覚えて俺が身をよじると、エリスは力強く俺を抱きしめ、押さえ込んだ。
腰回りを撫でていたエリスの手が、お湯に浸かっている俺のルード鋼へ伸びていく。
そして……触れた。
「あっ」
喘ぎ声が出てしまった。
エリスの手は俺の物の感触を確かめるように触っている。
息も荒くなってきているのがわかる。
俺のルード鋼もより硬度を増してきた。
「ルーデウス」
エリスが熱を帯びた目で見つめてきた。
何をしてほしいかなんてわかってる。
俺はエリスと向き合うと、浴槽にもたれ掛かった。
エリスは俺にまたがるようにして挿入する。
「ルーデウス!」
エリスが繰り返し、俺の名を呼ぶ。
腰を前後に振りながら、全力で甘えてくる。
いつもする時、エリスの下の口はキツく搾り取ろうとしてくるが、お湯の中ではマイルドに感じられた。
これはこれで良いと思えた。
互いの吐息と喘ぎ声がお風呂で反響し、更に俺たちの興奮を高めた。
エリスは俺にまたがってガンガン攻めてくる。
俺は浴槽の縁にもたれ掛かりながら、それに耐える。
締め付けがマイルドになっている為、いつもより長く耐えられそうだ。
エリスがキスをせがんできたので、俺もそれに応える。
じゅるじゅると貪るようなキスの音が風呂場に響き、耳まで貪られているような感覚になる。
俺の方からも腰を突き上げて攻める。
突き上げる度にエリスは喘ぎ、下の口もより一層咥え込もうとしてきた。
そのうちエリスは痙攣して脱力し、俺にもたれ掛かってきた。
イッてしまったらしい。
それに気づかないフリをして、更に突き上げる。
「ハァ……ハァ……ルーデウス、イッてる、イッてるから! 待ち、なさいよ」
「ごめんよ。でもエリスが可愛いから止まらなくて」
倒れ込んできたエリスの胸を愛撫する。
大きな乳房を揉みしだき、先端の突起を優しくいじる。
愛撫する度に膣内がヒクヒクとして、感じているのがわかった。
胸を触っていると、エリスはまた俺の唇を奪ってきた。
そのまま腰を動かし、攻めてくる。
俺も負けじと突き上げ、胸を揉みしだく。
「じゅる、ちゅぱ……じゅる……しゅきよ、るーでうす」
うわ言の様に愛を囁きながら、ひたすら俺を貪るエリス。
俺は満たされた心地でそれを受け入れていた。
エリスの熱情に浮かされているのか、お湯に浸かっているせいなのか、わからなくなっていた。
それから、夢中になって絡み合っていた。
俺たち二人の吐息と喘ぎ声、腰を動かす度に立つ水音だけが、お風呂場に反響していた。
俺が「好きだよ」と言い、愛情を込めて突き上げると、
エリスは力が抜けてしまい、あっと喘ぎ声を漏らして感じていた。
そうやってエリスを、何度も絶頂に導いていった。
いつも愛してくれるお礼をしないとね。
何度かイクと力が入らなくなってきたようで、エリスは俺と手を繋ごうとした。俺からも手を繋ぎ返す。
そのままエリスと俺は一つになって、腰を振り続けていく。
しばらくそうしていると、俺も限界を感じてきた。
何だか頭もふらふらする。
そろそろフィニッシュを考えるべきだろう。
浴槽に立ち、エリスには縁へ手を着いてもらう。
「いくよ、エリス」
そう俺が声を掛けると、エリスは少し恥ずかしそうに、
「早くしなさいよ」 と答えた。
お湯から繋がってる部分が出たためか、締め付けが強くなった。
きゅうきゅうと搾り取ろうとしてくる。
エリスの引き締まった腰に手を回し、パンパンと前後運動する。
彼女の気持ちいい所はわかっているので、刺激するように動かした。
「ルーデウス、あっ!駄目……よ」
「エリス、イッた?」
「……別に、イッてないわ」
膣内がビクビクと痙攣していたので、イッたのはバレバレなのだが、黙っておくことにした。
イッた直後にこそ妻たちへは愛を伝え、全力で攻めるべきだと経験上理解している俺は、突くの止めない。
「あっあっあっ、ルーデウス! やめなさいよ!」
「嫌だ」
「もう……!んっ……!」
嫌ならすぐにぶん殴るエリスだ。本気でやめてほしいなんて思っていないのは明白だった。
俺の興奮も最高潮に達しつつあった。
「エリス、子供ができたらいけないから、浴槽の外に出すよ」
「あ、ん……わ、わかったわ!」
腰のストロークを早めると何かがこみ上げてくる感覚がきた。
それが絶頂に達する寸前、エリスから俺の物を引き抜き、洗い場に上がる。
手で扱いて、精を――解放した。
「はぁ、はぁ、ふぅ……」
息を整えると、水魔術で綺麗に流していく。
少し身体を流してから出ようとしたところ、頭がふらつき、転びそうになった。
エリスに腕を掴まれ、何とか踏み止まる。
「ルーデウス、しっかりしなさいよ」
「エリス、のぼせちゃったみたいだから、肩貸してくれないかな?」
「仕方ないわね」
エリスに肩を貸してもらいながら、お風呂場を出た。
お風呂場を出ると、もう暗くなっていた。
他の家族はもう寝ているようだ。
寝室に行き、水差しから杯に水を入れて飲み、湯冷ましした。
その間、ぐったりした俺を、エリスは胸枕してくれた。
「エリスも飲む?」
「いただくわ」
飲みかけの水を後ろのエリスに渡す。
エリスはごくりと一息に飲み干すと、「美味しいわね!」 と言って杯を返した。
「俺が魔術で作った水だからね。味には自信があるんだ」
「昔、ルーデウスが旅の間に飲ませてくれたのも、美味しかったわね」
「そいつはどうも。お代わりしてもいいからね」
「わかったわ」
湯冷まししていると、今度はぶるっと身体が震えた。
北方大地の空気は冷たいから、すぐに冷えるな。
エリスはそんな俺に気づいたのか、後ろから抱きしめると、耳元で囁いた。
「ねぇ、ルーデウス。何だか寒くなってきたわ」
「そうだね。湯冷まし、し過ぎたかな」
俺の身体をエリスはまさぐる。
「温かいわね」
「うん。……また、するの?」
「そうよ。まだ足りないもの」
湯冷まししても、エリスの熱は冷めていなかったらしい。
まだ、その日の夜は始まったばかりのようだ。
俺はお風呂場でのお返しに、たっぷりと愛でられてしまうのだった。