先日、嬉しいことがあった。
遂に念願の男の子を産むことができたのだ。名前はアルス。
私はずっとルーデウスとの間に子供が欲しかった。
産むなら男の子がいい。
そう思った。
なぜなら、ルーデウスには女の子しか居なかったからだ。
跡継ぎを産むのは妻の務めだし、そうすれば妻として、シルフィやロキシーにも追いつけると思った。
それに、剣術を教えるのなら男の子だろうという思いもあった。
お母様はお兄様達を本家に取り上げられてしまって悲しそうだったから、なおさら男の子を産んであげたかった。今頃、天国で喜んでくれているのかしら。
アルスはルーデウスに似て女性の胸が好きな子だ。
泣いていても女性が抱くと泣き止むし、私の胸を一生懸命に吸っている姿は寝室でのルーデウスを思い出す。将来はエッチな人になるのかもしれない。
ルーデウスはシルフィに二人目を産んでもらう為に励んでいる。最近あまり抱いてもらっていない。
出産したらこっちの方はあまり興味が無くなるなんて聞くけれど、私は別にそうではない。
浅ましいとは思うけれど、これはグレイラットの血のせいなのかもしれない。
それでも、順番は守らないといけないと理解はしているし、今はアルスの面倒を見るので充実している。
更に大きくなってしまって、お乳が出るようになってしまった私の胸を見せるのも恥ずかしい。しばらくご無沙汰でも我慢しよう。
そう思っていたある日のことだった。
◆ ◆ ◆
私が居間でアルスにお乳をやっていると、ルーデウスがやって来た。何だか鼻息が荒い。
「エリス、ちょっといいかな?」
「何よ」
ルーデウスが私の胸の方をチラチラと見ている。目つきがとてもエッチだ。
「今日はエリスとしたいんだ。今晩、寝室に来てくれないか?」
「ルーデウスがそんなに言うなら構わないけど、シルフィとロキシーには聞いたの?」
「うん。今日はエリスの番でいいって。だからさ、お願いできるかな?」
ルーデウスのエッチな目線が少し不快だったけれど、夫を満足させるのも妻の務めと思い、答えた。
「わかったわ!」
「ありがとう、エリス」
ルーデウスは礼を言うとアルスの様子を少し見てから、立ち去っていった。
いつもは私の方から寝室に行くから、こんなに求められるのは新鮮に感じる。
「んふふ……」
さっきの不快な視線も忘れ、思わず笑みがこぼれてしまった。
ほどなくして居間にシルフィとロキシーが来た。
シルフィが何だか申し訳なさそうに言う。
「今日のルディ、甘えさせてあげてね。ボクとロキシーの出産後もおかしかったんだ」
先ほどの様子がおかしかったルーデウスの姿を思い出す。何を考えているのか理解はできないが、甘えたいのなら甘えさせてあげようと思った。
「わ、わかったわ!」
「ルディを頼みますね」
ロキシーも苦笑しつつ言うと、立ち去って行った。
何か引っかかるものを感じたけれど、アルスが泣き出したのであやしているうちに忘れてしまった。
◆ ◆ ◆
その日の夜。
寝室の扉を開けるとルーデウスが既にベッドに腰かけて待っていた。服も既に脱いでいる。
私はルーデウスの隣に座る。ルーデウスの息が荒い。どうしてこんなに興奮しているのだろうか。
いつもなら私の方から甘えたくて襲ってしまうのだけれど、今日はルーデウスの気迫に押されて手が出せなかった。
ルーデウスが突然、私の胸に顔を埋めてきた。
「ひゃあっ!何するのよ!」
私は驚いて思わず声を上げてしまった。
「ごめん、今日は何だか甘えたい気分なんだ」
ルーデウスが私の胸に顔を埋めたまま言う。彼の吐息と体温を感じてくすぐったい。
昼間のシルフィの言葉を思い出す。
ルーデウスはシーローンから戻って来た時、泣いていた。
ロキシーからも事情を聞いている。辛いことがあったから甘えたい気分なのかもしれない。
「……仕方ないわね」
そう言って私は彼の頭を撫でる。
そうしているうちに、ある感情が湧き上がってきた。
可愛い。
ルーデウスのことをそう思った。母になったからなのかもしれない。
「おっぱい揉んでいい?」
胸の間からルーデウスが顔を見上げて聞いてきた。エッチな目線だ。
甘えさせてあげたい気分だったので、好きにさせてあげることにした。
ただ、気になるところがあったので聞いておく。
「……構わないわ。でも今の私、お乳が出るわよ。シーツが汚れてしまうわ」
「アイシャには既に言ってあるから大丈夫だよ」
「わかったわ」
寝間着を脱ぐ。ルーデウスがエッチな目線で私の胸を見つめる。
私は恥ずかしくなって思わず腕で隠した。
「そんなにジロジロ見ないでよ!恥ずかしいわ」
「ごめん。綺麗だったから思わず……」
大きくなって気にしていた胸を、「綺麗」と言われて思わず胸に熱いものを感じる。
ルーデウスが優しく私の手を退けると、両胸を掴んで揉みしだいた。
寝室でなければすぐに殴りたくなるほど、エッチな手つきだ。
ルーデウスが胸を揉みながら、私に口づけをしてきた。私もそれに応える。
繰り返し刺激を受けて、胸からこみ上げるものを感じた。
ぴゅっ
母乳が乳首から噴出し、ルーデウスの身体にかかった。
「ルーデウス?」
心配する私を余所に、ルーデウスは構わず私の胸を揉み続ける。手つきはもっといやらしくなって、私の胸を搾っているかのよう。顔で母乳を受けて満足気な表情をしている。
ぺろりと顔についた母乳を舐めると彼は言った。
「うーん、コクがあって美味しい。元気な子が育ちそうだ」
以前、私はルーデウスのことをちょっとエッチな人とニナに言った。次に会った時にはすごくエッチな人と説明しなければならないかもしれない。
母乳塗れになっているルーデウスを見て、私も変な気分になってくる。
はむっ
ルーデウスは私の前に移動すると、乳首に吸い付いた。
「んッ……!」
突然の刺激に思わず拳を振り上げそうになったけれど、一生懸命に私の胸を吸っている様子を見ると殴る気も起きなくなった。
――まるでアルスみたいね。
アルスがルーデウスに似ているのだと、私とて理解はしている。
その時は何となく、そう思ったのだ。
ルーデウスの吸い方がどんどんエッチになってきた。
「じゅるっ……ちゅぱ……ちゅる……」
私の胸を揉みしだきながら、乳首を舌で刺激し、噴き出した母乳をごくごくと飲んでいる。
右胸を堪能したら、次は左、そして両胸を寄せて両方の乳首を一度に味わう。
あまりにエッチな光景に私の気分も盛り上がり、少しずつ感じてきていた。
「はぁ……はぁ……あ……んッ……」
ルーデウスに胸をいじり続けられて、思わず声が漏れてしまう。
私の奥が切なくなってくる。
この頃ご無沙汰だったし、もう我慢できなくなってきてしまった。
ルーデウスだけが私の胸をいじっているのもずるい。そう思った。
ルーデウスの肩を掴む。
「ハ、ハニー、どうしたんだい、ちょっと落ち着こう?」
困惑するルーデウスの顔を見て、可愛いと思う。いじめたくなってしまう。
「ルーデウスの身体がすっかり汚れてしまったわ。綺麗にしてあげるわね!」
そう私は言うと、彼をベッドに押し倒した。
起き上がろうとする彼の肩を掴み、ベッドに押さえつける。
ぺろぺろ
彼の身体を舐めてあげる。
舐めるとぴくぴくっと痙攣した。感じちゃって可愛い、そう思うと興奮してくる。
ルーデウスは諦めたように力を抜いた。
私は彼の全身を舐めて綺麗にする。その度に彼はビクビクと反応し、喘ぎ声を上げた。
ルーデウスの乳首をいじると、彼は「あっ」と声を上げた。
私の乳首を散々吸ってくれたお返しをしなきゃ、そう思った。
じゅる……ちゅぱ……
ルーデウスの乳首を吸い、舌で舐める。
「あッ!あッ!気持ちいいよ、エリス……」
彼が悶えている様子を見て、私の奥もじっとりと濡れてきているのを感じる。
彼の物を触ると、びくんと動いた。
すっかり硬くなっている。
早くルーデウスがほしい。そう思った私はルーデウスに言う。
「ルーデウス、もう我慢できないの。入れるわね?」
「はい」
ルーデウスの物を掴むと私の中に迎え入れる。ルーデウスの逞しくて硬い感触を中で感じる。
私は馬乗りになった状態で腰を上下させた。
「あッ!あッ!あッ!あッ……!いいよ、もっと!」
ルーデウスが喘ぐ。
私はもっとルーデウスを感じたくて、腰をグラインドさせた。
「んッ……!はぁ……!ん……」
ルーデウスの物が私の気持ち良い所を刺激すると思わず声が漏れてしまう。
彼も気持ち良さそうな顔をして喘いでいる。
「ひゃんッ!」
恥ずかしい声が出てしまった。
ルーデウスが腰を突き上げて反撃してきたのだ。
彼を睨みつけると、取り繕うような笑顔をしている。
私はベッドに手を着いて彼に覆いかぶさるような体勢になった。
悪戯をする子にはお仕置きが必要ね。
「覚悟はいいわね?ルーデウス!」
「はい」
打ち付けるように腰を動かす。
ルーデウスとの一体感を覚えながら、ひたすらに腰を振る。
「あッ!あッ!あッ!あッ!エリス!エリス!」
うわ言のように私の名前を呼ぶルーデウスに愛しさが高まる。
彼の悶える顔を見て、私も更に興奮する。
「ハァ……ハァ……!好きよ、ルーデウス!」
ルーデウスが犯されながらも、私の胸を掴み、揉みしだく。
興奮している為か、とても気持ち良く感じる。
いつもなら手首を掴んで押さえつけるところだけど、甘える彼が可愛くてそのままにした。
ぴゅっぴゅっと彼の顔と上半身に母乳がかかる。
母乳塗れになっているルーデウスを見て、私の物で染め上げている感覚が生まれる。
私も今日はちょっとおかしいのかもしれない。
興奮してきた私はより速く腰を振り、ルーデウスを責めた。
「エリス!エリス!あッ!あッ!イっちゃう!」
ルーデウスが限界を迎えたみたいだ。
私もそんなルーデウスを見て、興奮は最高潮に達していた。
「ハァ……!ハァ……!ルーデウス!来て!」
ルーデウスの物からどくどくと熱い精が放たれた。
私はそれを中で感じる。私の頭の中も興奮と快感でいっぱいになっている。
絶頂するルーデウスが私の胸を縋るように掴むと、母乳が噴き出して彼の顔に掛かった。
彼は恍惚としながら、口元についた母乳を舐めている。
落ち着いてから見渡すと、私達の身体とベッドは母乳塗れになっていた。
ルーデウスもそれに気付いたらしい。
「ちょっと掃除をしてから、お風呂に入ろうか」
「……そうね」
変態としか言えない行為の跡を見て、恥ずかしくなりながらも同意した。
◆ ◆ ◆
後日、グレイラット家定例会議にて、私はシルフィとロキシーにこの日のことについて話した。
「ボクの時もルディはすごくてね……まるで赤ちゃんみたいにおっぱいを飲んで……」
「わたしのおっぱいを飲んだ時、ルディは甘くて美味しいと言っていましたね」
あの日の二人の意味深な態度を私は理解した。
「ルディってまるで大きな子供みたいだね」
シルフィが発言すると、私もロキシーも頷き、笑い合うのだった。