※この作品はR-18です。

無職転生R-18二次SS集   作:カンピロバクター

4 / 12
書籍6巻まであるいはWEB版帰郷編まで読了推奨。アニメ範囲内のネタバレはありませんが、小説の描写をベースにしています。
エリスがエッチな夢を見て……という話です。


淫夢

 魔大陸へ転移してから早2年、ようやく中央大陸に辿り着いた私達は今、王竜王国という国のイーストポートという港町の宿に居る。

 私とルーデウス、ルイジェルドの三人でこれからの行動を話し合った。王竜王国から故郷のアスラ王国へ行くには3つのルートがあると、ルーデウスが説明した。私の疑問にも、彼はわかりやすく全て答えてくれた。ルーデウスはすごい人だ。

 

   ◆ ◆ ◆

 

 その日、難しい話を聞いたのと船旅の疲れもあってか、私はすぐに床に就いた。

 寝付くまでの間、船の上で船員から冷やかされたことを思い出す。 『王竜王国で結婚式』という言葉が頭から離れなかった。私とルーデウスが結婚……想像するだけで胸が高鳴り、頬が熱くなるのを感じる。

 私はやや幸せな心地で眠りに入っていった。

 

 ふと、目が覚めた。

 私の身体を誰かが触っているのを感じる。

 

 目を開く。

 視界には私の胸を触るルーデウスの姿があった。触るのに夢中でこちらには気付いていないようだ。

 遂にこの時が来たかと思った。ルーデウスはエッチな人だから、いつか手を出されるかもと思っていた。

 ぶん殴ってやろうかと思ったが、2年前にあの約束をした時の後悔を思い出す。

 私はあの時、突き飛ばして殴ってしまった。2度も彼を拒絶したくはない。

 ちょっとくらいなら、と寝たふりをした。

 

 彼の手が私の服越しに敏感なところに触れる。

 恥ずかしいけれど、不快じゃないことに気づいていた。寝る前にルーデウスとここで結ばれたら、なんて考えていたからかしら。

 

「んっ……!」

 

 直接彼の手が私の身体に触れたので、思わず声が出てしまった。

 ルーデウスが服の中に手を入れて私の身体をまさぐっている。彼の手は腹から胸へと移動し、遂に私の胸の一番敏感なところを刺激した。

 

「はぁっ……ん……ッ!」

 

 ルーデウスの手が私の胸をエッチな手つきでこねくり回す。彼の吐息が荒くなっているのを感じる。

 私の胸もドキドキが止まらない。下の方も切なく感じてきている。

 

 ルーデウスは私の胸を揉んだ後、私のボトムスに手を掛けた。

 このまま、なし崩しにそうなるのは嫌だ。

 私は寝たふりを止めることにした。

 

 目を開くと、ルーデウスと目が合った。

 ルーデウスが咄嗟に顔を覆う。

 私は彼のがら空きの胴体を、トンと軽く拳で突いた。彼は固まったまま動かない。

 しばらくそうした後、手を下ろすとルーデウスが聞いてきた。

 

「エリス?」

「何よ」

「僕を殴らないんですか?」

「殴ったわ」

「……我慢できなくて約束を破るところでした。もっと殴っていいんですよ」

 その時、私にある考えが浮かんだ。

「そうね。ふ、船の上で言ったこと、お、覚えてるわね?」

「はい。でもそれは冗談です。エリスもまだ早いと言ってたじゃないですか」

「や、約束……破ってもいいわ」

「へ?」

「その代わり、せ、責任!取ってもらうから……」

「駄目ですよ……約束は約束なんですから」

 私はルーデウスの顔を見つめた。彼は困惑した様子だったけれど、目つきがエッチだった。ルーデウスの頭を両手で掴んで引き寄せると、私はキスをした。彼は拒まなかった。

 

 キスの後、ルーデウスが私を押し倒した。

「ルーデウスはエッチね」

 私がそう言うと、

「エリスが可愛いもので」

 彼がそう言ってくれた。

 

 遂に彼と一つになれるのだと思うと嬉しかった。

 ルーデウスが私の服を脱がし、私の中に入ろうとするその時――。

 

 ぱちりと目が覚めた。

 

 上体を起こして辺りを見渡す。

 隣のベッドではルーデウスが眠っているのが見える。同じ部屋の片隅にはルイジェルドがいつもの姿勢で眠っている。

 どうやら、さっきのは夢だったらしい。ルイジェルドの姿も部屋に無かった気がする。

 

 ただ、火照りだけが身体に残っていた。パンツはぐしょぐしょに濡れている。洗濯係が私で良かったと安堵する。

 私は部屋から出ると、トイレに向かった。

 扉を閉めて鍵を掛けると、左手を服の中に入れ、右手の指を私の中に伸ばした。

 

 くちゅくちゅ……

 

 右手で中を弄るとエッチな水音がして、私の火照りを増幅させる。左手で夢の中のルーデウスの手つきを意識しながら自分の胸を揉んだ。

 

「はぁ……あっ……んッ!」

 

 自然と喘ぎ声が出る。

 ルーデウスのことを思い浮かべながら、右手で気持ち良いところを探って動かした。

 

「ハァ、ハァ……んッ!……あッ……!」

 

 ルーデウスの姿を思い浮かべるほど、両手の動きが自然と激しくなる。ぐちゅぐちゅという水音も私の興奮を掻き立てた。

 彼の物がほしい、そんな浅ましい欲望を両手に乗せて、ただひたすらに動かした。

 

 興奮と快感が最高潮に達したその時だった。

 

「んんんッ……!」

 

 何も考えられない。

 頭の中が真っ白になる。

 

「ハァ……ハァ……」

 

 荒く息をする。

 手を見ると私から出た物でぐしょ濡れになっている。

 まだ、火照りが収まらない。

 

 私はその後も何回か自分を慰めてから、部屋に戻った。

 

   ◆ ◆ ◆

   

「エリス、朝ですよ。起きてください」

 次の日、ルーデウスの声がして私は目を覚ました。

 身体を起こすと、彼と目が合う。脳裏に昨晩のことが蘇り、顔が熱くなる。

「ちょっエリス、まっ……!」

 あまりに恥ずかしくて、思わず彼を殴ってしまった。

 

 その日は一日中、ルーデウスを正視することができなかった。

 

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