ルーデウスとエリスがベガリット大陸でサキュバスに遭遇して……という話。
その日は、事務所から帰る足取りが重かった。
ベガリット大陸への出張をオルステッドから命じられたからだ。
ある村が水不足に悩んでいるので、雨を降らしてため池を満たすようにというものだ。その村から将来生まれる戦士が大事なので、今滅びては困るらしい。
任務自体は難しいものではないが、俺はベガリット大陸にあまり良い思い出が無い。それが表情に出ていたのか、オルステッドは俺に無理強いはせず、自分で行こうとした。俺の為に僅かとは言え、彼の貴重な魔力を使わせる訳にはいかない。気遣いを断り、任務を受けることにしたのだ。
家に帰るとベガリットに出張することを家族に告げた。
シルフィとロキシーは俺を心配した。ロキシーはあの迷宮で一緒に居たし、シルフィも左手を失った俺の姿を見ている。
約一名、違う反応を見せた者が居た。赤い髪の女、エリスだ。
「ルーデウスは私が守るから大丈夫よ!」
どうやらついて来るつもりらしい。過去に叱られたからか、楽しみなどとは言わないが、目が輝いている。結婚して10年以上経つが、この歳になっても冒険が好きなのは変わらないな。
エリスなら旅慣れているし、魔物にも遅れは取らないだろう。居てくれると安心できそうだ。
俺は彼女を連れて行くことに決めた。
「頼りにしてるよ、エリス」
「わかったわ!準備してくるわね」
言うが早いか、自室へ向かって行った。
「無事で帰ってきてね」
「ルディ、エリスが居るので大丈夫だと思いますが、必ず帰ってきてください。それがわたしたちへの最大のお土産です」
「はい、必ず帰ってきます」
俺は左右それぞれの腕で、シルフィ、ロキシーの二人を抱き締めた。必ず帰ってこようと決意する。
その後、エリスにベガリット大陸での旅の注意点と魔物の情報について教えた。
翌朝、俺たちはベガリット大陸へと旅立った。
◆ ◆ ◆
転移魔方陣を使い、ベガリット大陸に再び降り立った。
前に行った時と違い、目的地に近い位置の物を使うことができた。オルステッド様様だな。
エリスには肌を露出させないようにコートを羽織らせ、水分補給を心がけさせた。出発前、エリスはなぜ暑いのに体を覆うのかと不満そうだったが、実際に日差しの強さを体感すると納得していた。俺は闘気の守りが無いので、魔術を使い気温を下げつつ歩いた。
目的地は1日でたどり着ける距離ではなかったので、ヴェロキラプトルのような二足歩行のトカゲを倒して食料を確保すると、シェルターを作り野営をすることにした。
◆ ◆ ◆
野営中、見張りをしていると甘い匂いが漂ってきた。
エリスかと思って振り返ると、女の姿……いや、天敵の姿があった。その姿から目を離せなくなり、何も考えられなくなる。女の姿をしたそれは股を広げた。甘い匂いが更に広がる。誘われて近づこうとした時だった。
「ガアアアァァァァ!」
叫びと共に赤い影が躍り出て、一刀のもとに天敵を斬り伏せた。
エリスだった。
「ルーデウス!あれが言ってたサキュバスね、もうやっつけたわ!」
エリスは剣の血を払って鞘に納めると、フン! と鼻を鳴らしていつものポーズをした。
サキュバスの臭いのせいだろうか、彼女がいつにも増して美人に見える。あの豊かな胸を触りたい、腰を撫で回したい……スケベしたい。一物も大樹の如く育っている。
何とか理性を振り絞ってお礼を言う。
「エリス……ありがとう、助けてくれて」
「嫌な臭いがして起きたのよ。そうしたらルーデウスがふらふらしてて……ルーデウス?」
話している間もエリスの胸から目を離せなかった。これはまずい。今の俺には目に毒だ。
触りたい。
揉みたい。
気が付けばエリスの胸をその手に掴んでいた。
――エリスの肩がぶれた。
◆ ◆ ◆
目が覚めると豊かな二つの丘の向こうにエリスの端正な顔があった。心配そうな表情で俺を見ている。どうやらシェルターの中で膝枕されているらしい。頭を撫でてくれている。
「行く前に言ってた、サキュバスの臭いのせいなのよね? 殴って悪かったわ」
エリスが謝ってきたが、言葉が頭に入らない。まだ臭いの影響が残っているのか、俺の物が丸太の様になっている。痛いくらいだ。解毒魔術を使わなければ……
解毒魔術を唱えようとしたが、その前にある考えが頭をもたげてきた。
――エリスは俺の妻だから、我慢する必要も無いんじゃないか。
――スケベしたい。
――スケベしたい。
「エリスはカッコいい美人さんだね」
「なによ、突然……」
赤くなって動揺するエリス、可愛いな。思ったことを口にする。
「恥ずかしがる姿も可愛いよ」
いつもなら恥ずかしくて言えないようなことも言える。臭いの影響なのだろう。エリスは耳まで真っ赤にして聞いてきた。
「可愛いの?」
「うん。もっと恥ずかしいことをして可愛い顔をいっぱい見たいな」
そう言って転がり、彼女の股間に顔を埋める。汗臭いけれど、安心するエリスの匂いが鼻腔内に広がる。
「きゃあ!なによ、もう……」
エリスは頭を掴んで俺を引き起こす。そして顔を見つめて聞いてきた。
「……したいのね?」
「うん」
お互いに上着を脱ぎ、インナー姿になる。様子の違う俺に戸惑っているのか、エリスの顔が赤い。
俺はエリスにキスをした。貪るように舌を絡め合う。キスをしながら、彼女の胸を揉みしだく。
「じゅるっ、ちゅぱ……ちゅる……」
シェルターの中にお互いの唾液を啜り合う音が反響する。
エリスの口から舌を抜くと、唾液が糸を引いた。
俺達は息を荒げながら、見つめ合う。俺はある一点を凝視していた。
――おっぱい。
それで頭がいっぱいになっていた。正直に言うと、目が覚めてからずっとその状態だ。
「エリス、おっぱい触りたい」
「ルーデウス、目線がとてもエッチよ。そんなに触りたいなら、仕方ないわね……」
エリスは顔を真っ赤にしながら、シャツをたくし上げた。豊乳がまろび出る。
俺は居てもたまらず、それにむしゃぶりついた。片方の乳首を口に含み、舌で舐めまわす。もう片方は鷲掴みにして、揉みしだいた。
「ちょっと、ルーデウス……!んっ……!」
エリスの胸も長年の開発により感度が上がっているようだ。昔だったら殴られていたかもしれない。
俺は谷間に顔を埋めたり、交互に乳首を吸ったり、乳首を弾いたり、甘噛みしたり……夢中になって豊かな実りを味わっていた。ここは砂漠の中のオアシスだ。
「ハァ…ハァ…ルーデウス、私も我慢できなくなってきたわ」
しばらく愛撫していたら、スイッチが入ってしまったのか、エリスは俺の肩を掴んで押し倒した。ああ、私、めちゃくちゃにされちゃうのね……
彼女は俺のシャツをたくし上げると、顔を近づけた。
エリスが舌を出し、それが俺の乳首に触れる。その瞬間、電撃のように快感が全身を突き抜けた。
「ああっ!」
舐められる度に思わず大きな声が出て、身体をくねらせてしまう。その度にエリスが肩を掴んで俺を押さえつけた。まるで獣を調教するかのようだ。俺が落ち着くと、また愛撫を再開する。それを繰り返した。
サキュバスの臭いは俺の感度にも影響しているらしい。
「ふふっ……ねぇ、ルーデウス、気持ちいいかしら?」
「はい」
「そろそろ挿れるわね」
「はい」
エリスが俺のベルトを外し、ズボンを下すと、ギチギチに硬くなった一物を掴んだ。頭の中を快感が突き抜ける。暴発させないようにするので精一杯だ。彼女は慣れた手つきで
「あんっ……いつもより硬いわ、ルーデウス」
驚いたのだろうか、エリスが感想を言ってくる。
エリスの中にすっぽりと俺の物が収まった後、彼女は腰を動かしはじめた。まずは感触を楽しむようにゆっくりと動かし始める。
俺も彼女の中の感触をいつもより強く感じていた。動く度に強烈な快感が走る。
「あっ……あっ、あんっ、あ……」
動く度にエリスの中が収縮し、搾り取ろうとしてくる。俺もそれに耐えながら彼女を突き上げた。
「あんっ! あんっ! ああっ! あんっ……」
突き上げるとエリスが喘ぐ。俺がエリスへ向けて手を伸ばすと、エリスも手を伸ばし、俺の手を握った。
自然とストロークが激しくなる。俺もエリスもひたすら腰を動かし、互いの感触を楽しむ。エリスの揺れ動く胸が俺の興奮を加速する。
耐えられなくなってきた。
「エリス、俺、もうイキそうだ」
「ルーデウス! 私もよ、一緒にイキましょ! 」
ぱんぱんと腰を打ち付ける音、互いの喘ぎ声と吐息がシェルターの中に響く。
その激しさが増し、最高潮になった。
「あんっ!あんっ……んんッ! 」
エリスがビクビク痙攣し、膣内を収縮させる。俺もたまらず、精を解き放った。
「あっ! あっ!あっ! ああっ! はぁ、はぁ……」
強烈な快感が俺の全身を支配する。
もっとしたい。
もっとこの快感を味わいたい。
エリスの中から俺の物が引き抜かれた。彼女が使用済みの
俺の物はまだ屹立したままだ。エリスが興味津々に見つめている。
「萎えないわね……まだしたいの? 」
「はい」
俺が恍惚としながら答えると、エリスがニマニマとしながら言った。
「わかったわ! 」
エリスは新しい
エリスは俺の手を地面に押さえつけると、杭を打つかの如く腰を上下させ始めた。あまりの気持ち良さに身体を捩ってしまう。俺が暴れるとエリスは痛いくらいに手を握り、大人しくさせる。私はあなたの物です……。カレが私の目を見つめながら聞いてきた。
「はぁっ……はぁ……ねぇ、ルーデウス。あなたは私の物よね? 」
「はい」
「サキュバスなんかにはあげないわ」
「はい……」
「あなたが誰の物か、たっぷり教えてあげる!」
もうサキュバスなんかに誘惑されないくらい、私をめちゃくちゃにしちゃうのかしら……。
エリスの腰の動きが速くなる。目の前でぶるんぶるんと揺れるたわわな果実に目が奪われていると、エリスが身を乗り出して舌を出してきた。俺も舌を出し、絡め合う。
キスをしながらも、エリスは腰を動かし俺の物を蹂躙し続けている。サキュバスの臭いの影響を受けた、今の俺に耐えられるものではない。
「じゅる……ちゅぱ……ぷはっ、またイキそうだよ、エリス」
「ハァ、ハァ……いいわ、イキなさい! 」
「ああっ……イクッ!!! はぁ、はぁ……」
俺の物がまた精を吐き出す。エリスがまだイッてないのにイッてしまった……。申し訳の無さに顔面が熱くなるのを感じる。
「俺だけイってしまってごめん、エリス」
「気持ち良かったのよね? 」
「はい……」
エリスが
「ふふっ……仕方ないわね。ルーデウスが落ち着くまでしてあげるわ! 」
「ありがとう、エリス」
エリスが再び俺に跨った。それから何度も、俺の中の悪い物が抜けきるまで搾られた。
◆ ◆ ◆
翌朝、目が覚めると目の前にエリスの端正な寝顔があった。腕枕されている。昨晩のことを思い出し、顔面が熱くなる。サキュバスの臭いの影響とは言え、記憶はあるのだ。
ヤリ過ぎて腰と下半身が痛い。治癒魔術を唱えると、痛みは引いた。シェルター内を見渡すと、脱ぎ散らかした上着と散乱した大量の使用済み
使用済み
「エリス、おはよう」
「ルーデウス、おはよう。もう大丈夫なのよね? 」
エリスが俺の顔を覗き込む。サキュバスの臭いが無くとも、ドキドキしちゃうのであまり見ないでほしい。
「もう大丈夫だよ。昨日の夜は……その、ありがとう」
「ルーデウスの妻として当然のことをしただけなんだから、気にしないでいいわ! 」
「……悪いんだけどさ、またサキュバスが来たら、守ってくれないかな? あれはどうも……俺の天敵らしいんだ」
「わかったわ! 」
俺たちは任務の為に再び旅立った。そこから先の道中は特に問題も無く、目的地に着くことができた。魔術で雨を降らせて任務を達成し、帰路に就く。
あれから天敵にも何度か遭遇し、襲撃を受けたが、その尽くをエリスが斬り伏せた。
砂漠の旅にも慣れてきて、確かな足取りで歩くエリスの背中を眺めて思う。どこへ行こうと、エリスと一緒なら必ず無事に帰って来られるだろう、と。