※この作品はR-18です。

バルバトス家の風来坊   作:ボルメテウスさん

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眷属内での好敵手

「むっ」

 

 その日、ミカヅキは雪山から帰ってきた。

 

 そのまま、駒王町にある自宅に来ていたミカヅキだが、そこにジト目で見つめる少女に首を傾げる。

 

「ミラ、久し振り」

 

 ミカヅキの目の前に立っていたのは1人の少女だった。

 

 赤髪のショートカットの少女であり、黒い制服を思わせる衣装を身に纏っている女性はミラだった。

 

「あなた、私を眷属にしたのに、なんで移動は自力なのよ」

 

 そう言いながら、ミラはミカヅキを睨みながら言う。

 

 そのワープ能力は目視範囲ならば、どこまで移動できる。

 

 しかし、ミカヅキはそのワープ能力を使用するのは、面倒な仕事を行う時の移動や戦闘時の時だけであり、それ以外はミラが一緒にいても、その能力は使わせない。

 

「もう聞き慣れているけど、改めて、聞くわ。

 

 なんで、私の能力を使わないの」

 

「だって、旅は歩いた方が面白いじゃないか」

 

 そうミカヅキの言葉を聞くと、ミラは呆れたようにため息をつく。

 

 ミカヅキも一応、人間ではあるが、悪魔である以上、この世界の常識とは少し違う部分がある。

 

 そのため、ミラとしても、ミカヅキの能力についてあまり強く言えない部分もあるのだ。

 

「まぁ、こちらとしては、それはそれで面白いけどね」

 

 そう言いながら、ミラはミカヅキを見つめる。

 

 その目は狩人を思わせるような鋭い視線で、まるで獲物を狙う猛禽類のような雰囲気を放っていた。

 

「あなたの眷属になったのも、あなたがどんな表情になるのか楽しみだからね」

 

 ミラにとって、ミカヅキはこれまで会った事のない悪魔だった。

 

 どの悪魔も、ミラの持つワープ能力を目当てに来ている奴らばかりであり、そんな存在を絶望させるのが、ミラの楽しみだった。

 

 しかし、ミカヅキがミラを眷属にした理由は

 

「面白そうだったから」

 

 その一言だった。

 

 ミカヅキの眷属の大半はそれである。

 

 そして、ミカヅキが面白いと思った理由としては、自分とは違う戦い方で、どこまで戦えるのか。

 

 そんな理由を聞いた時、ミラも同意していた。

 

 互いに互いを好敵手を思うようになっていたからだ。

 

 だからこそ、ミラにとっても、ミカヅキは興味深い相手になっていた。

 

「それで、今回の雪山で、どんな目にあったか聞きたいわ」

 

 そう言って、ミラは自分の膝の上に座らせていたミカヅキに問いかける。

 

「なぜ、俺をここに座らせる」

 

「主を自分の膝の上で支配するのは、面白そうだからよ」

 

 ミカヅキはミラの言葉を聞きながら、呆れたながらも、ミラらしいと思いながら、今まであった出来事を話し始める。

 

 その話を聞きながら、ミラはゆっくりと耳を傾ける。

登場するヒロインは

  • ロイガン・ベルフェゴール
  • キスショット
  • 妖精騎士ガウェイン
  • アルトリア・ペンドラゴン
  • ブラダマンテ
  • ナイチンゲール
  • 長尾景虎
  • マシュ・キリエライト
  • ニキチッチ
  • 巴御前
  • 玉藻の前
  • ミラ
  • ウィズ
  • 2B
  • クレア・ヴィクトリアス
  • カリオストロ
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